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SharePlex 11.4 - RDS上のOracle向けのインストールおよび 設定ガイド

このガイドについて

このマニュアルでは、Amazon RDS Oracle データベースにSharePlexをインストールし、設定する手順を説明します。

その他のSharePlex関連ドキュメント

SharePlexドキュメント一式については、https://support.quest.com/shareplex/technical-documentsをご覧ください。

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概要と要件

Amazon RDSサービスでホストされているOracleデータベースに対するSharePlexのデプロイは、オンプレミスのOracleデータベースに対するSharePlexのデプロイとは若干異なります。一般的なオンプレミスのデータベース環境では、SharePlexの管理者が本番データベースシステムに直接SharePlexをインストールし、セットアップすることができます。しかし、RDS環境では、SharePlexを基盤となるオペレーティングシステムにインストールすることはできません。このオペレーティングシステムはAmazonによって完全に管理されています。

RDS上のOracleデータベースとの間でレプリケーションを実行するには、OracleデータベースのRDS展開の外部にあるサーバにSharePlexをインストールし、リモート接続を通じてRDSデータベースとやり取りするようSharePlexを設定します。SharePlexが展開されると、オンプレミスのソースからキャプチャしたり、ターゲットにポストしたりするときと同じように動作します。

要件とサポート

RDS環境でSharePlexを使用するときは、次のことについて理解してください。

SharePlex AMI

RDSデータベースとのレプリケーション用にサポートされている構成のうち1つを除くすべてにおいて、SharePlex AMIAmazon仮想マシンインスタンスを取得する必要があります。このインスタンスは、Amazon EC2上でホストされているAmazon Linux仮想マシンで、SharePlexがプリインストールされています。Oracleクライアントがイメージに含まれています。EC2アカウントからSharePlexインスタンスを起動し、ライセンスとデータベースへの接続を設定するいくつかのタスクを実行します。

  • 詳細については、SharePlex AMIインスタンスの構成を参照してください。

    RDSでサポートされているOracleバージョン

    RDSからのCaptureは、Oracleバージョン11g R2サポート対象の11g R2のバージョンは11.2.0.4.v11以降、12c R1サポート対象の12c R1のバージョンは12.1.0.2.v7以降、および19c EE & SE2でサポートされます。Postは、RDSおよびSharePlexでサポートされるすべてのOracleバージョンでサポートされています。

    RDSでサポートされているOracleの機能

    RDSでサポートされているOracle機能サポートは、デフォルトのオプショングループdefault:oracle-ee-12-1default:oracle-ee-11-2default:oracle-ee-19、およびdefault:oracle-se2-19に限定されています。

    サポートなし

    以下のSharePlexまたはOracleの機能は、RDS上のOracleデータベースではサポートされていません。

    • レプリケートされたデータの暗号化
    • レプリケートされたデータの圧縮
    • Oracle Spatialオブジェクトのレプリケーション

    SharePlex設定タスク

    このガイドでは、SharePlexをインストールし、RDS環境でOracleソースとターゲットへの接続をサポートする環境を設定した時点から説明します。レプリケーションを開始するには、まだ少し作業が必要です。データをレプリケートするためにSharePlexを設定するには、以下のガイドを参照してください。

    SharePlex管理ガイド: このガイドには、レプリケーションルールを含む設定ファイルの作成、レプリケーションの制御と監視、レプリケーションの有効化、およびその他の重要なタスクに関する説明が記載されています。

    SharePlexリファレンスガイド:このガイドには、SharePlexの各コマンドとパラメータの使用方法に関する詳細情報が記載されています。

  • SharePlex AMIインスタンスの設定

    これらの手順は、SharePlexインスタンスを作成するのに役立ちます。

    前提条件

    • Amazon Web ServicesAWSアカウントとAmazonが推奨するIdentity and Access Management Userを作成するか、SharePlexに使用する既存のアカウントのAWS資格情報を取得します。
    • SharePlexのライセンスキーをご用意ください。
    • SharePlex AMIには、SharePlexコマンドを発行したり、その他のレプリケーション関連の管理タスクを実行したりするユーザの着信接続用にポート22を開く着信SSHルールが必要です。ワンクリック起動方式では、既存の受信SSHルールを持つ事前定義されたセキュリティグループが提供され、1つまたは複数のIPアドレスにリンクできます。別のセキュリティグループを選択することもできます手動起動方式では、カスタムのセキュリティグループを作成することも、既存のグループを選択することもできます。起動を開始する前にカスタムのセキュリティグループを作成するには、Amazon AWSのドキュメントを参照してください。
    • SharePlexインスタンスへのSSHアクセスは、鍵ペアを使用した公開鍵認証によってのみ許可されます。鍵ペアの公開鍵はSharePlexインスタンスに埋め込まれ、秘密鍵はSharePlexユーザによってSharePlexに接続するコンピュータのファイルに保存されます。接続文字列でこのファイルを指定します。ワンクリック起動方式では、既存の鍵ペアを選択する必要があります。手動起動方式では、鍵ペアを作成するか、既存の鍵ペアを選択できます。鍵ペアを作成するには、Amazon AWSのドキュメントを参照してください。

    SharePlex AMIインスタンスの作成

    Amazon AWSでSharePlexを検索するには:

    1. AWSアカウントの資格情報を使ってAmazon Marketplaceにログオンします。
    2. 検索ボックスに「SharePlex」と入力します。
    3. 検索で返された「SharePlex for Database Replicationデータベースレプリケーション用SharePlex」リンクをクリックします。「SharePlex」ページが表示され、様なインフラオプションに基づいてコストを比較することができます。
    4. ページ上部の「Continue to Subscribe続行してサブスクライブ」をクリックします。
    5. 以下のいずれかの方法でSharePlexインスタンスを作成することができます。

      • ワンクリック起動: 限定的なカスタマイズオプションで、デフォルトのSharePlexインスタンスを起動します。インスタンスはデフォルトの名前で起動しますが、これは起動プロセスが完了した後で変更できます。
      • 手動起動: 名前の指定、鍵ペアやセキュリティグループの作成など、SharePlexインスタンスのカスタマイズオプションが追加で提供されます。

    SharePlex AMIインスタンスをワンクリックで作成するには:

    1. One-Clickワンクリック」を選択します。
    2. 次の設定を指定します。これらの機能に関する詳細情報が必要な場合は、Amazon RDSのヘルプを参照してください。

      Versionバージョン: 実行したいSharePlexのバージョンを選択します。

      Regionリージョン: SharePlexインスタンスをホストするAmazonリージョンを選択します。

      EC2 Instance TypeEC2インスタンスタイプ: SharePlexインスタンスの仮想マシン属性を選択します。

      VPC SettingsVPC設定: SharePlexインスタンスの仮想プライベート・クラウド・ネットワークとサブネットを選択するか、作成します。

      Security Groupセキュリティグループ: 既存のセキュリティグループを選択するか、「Create new based on seller settings販売者の設定に基づいて新規作成」を選択して、既存のSSHルールを独自のIPアドレスにカスタマイズします。注意: リストに表示されているAmazonが生成したデフォルトのセキュリティグループは、外部ネットワークを介した本番レプリケーションには十分なセキュリティを提供しません。

      Key Pair鍵ペア: SharePlexインスタンスにログオンする際に認証として使用する鍵ペアを選択します。注意: 選択した鍵ペアでSharePlexにログインするには、その鍵ペアの秘密鍵を含む.pemファイルを所有している必要があります。

    3. Launch with One Clickワンクリック起動」をクリックします。ソフトウェアのインスタンスがEC2にデプロイされたことが通知されます。EC2コンソールでこのインスタンスのステータスを確認し、必要に応じて名前を割り当てることができます。

    SharePlex AMIインスタンスを手動で作成するには:

    1. Manual Launch手動起動」を選択します。
    2. Launch起動」をクリックします。
    3. Versionバージョン」で、実行したいSharePlexバージョンを選択します。
    4. Launch起動」で、SharePlexインスタンスをホストするAmazonリージョンを見つけ、「Launch with EC2 ConsoleEC2コンソールで起動」をクリックします。
    5. 処理とストレージのニーズに合ったインスタンスタイプを選択し、「Next: Configure Instance Details次へ: インスタンスの詳細の設定」をクリックします。
    6. SharePlexインスタンスの操作に関連するオプションを選択します。

    7. Next: Add Storage次へ: ストレージの追加」をクリックします。
    8. デフォルトのストレージ設定を維持するかほとんどの場合、これで十分です、必要に応じて変更してください。
    9. Next: Add Tags次へ: タグの追加」をクリックします。
    10. Add Tagタグの追加」をクリックし、以下のように入力します。

      • Key columnキー列: ユーザ名、または検索やソートの基準となるその他の値を入力して、このSharePlexインスタンスを検索します。例: MyUserName
      • Value column値列: SharePlexインスタンス名を入力します。例: MySharePlexInstance
    11. Next: Configure Security Group次へ: セキュリティグループの設定」をクリックします。

    12. SharePlexの要件を満たすセキュリティグループを選択または作成します。ルールを作成するには、この説明書の「前提条件」を参照してください。

    13. Next: Review and Launch次へ: レビューと起動」をクリックします。
    14. インスタンスの仕様を確認し、必要であれば変更します。
    15. Launch起動」をクリックします。鍵ペアのダイアログが表示されます。鍵ペアをSharePlexインスタンスに関連付ける方法を指定します。

      • 鍵ペアが既に存在する場合は、「Choose an existing key pair既存の鍵ペアを選択を選択し、名前を選択します。
      • 新しい鍵ペアを指定するには、「Create new key pair新しい鍵ペアを作成」を選択し、鍵ペアファイルの名前を入力して、「Download Key Pair鍵ペアをダウンロード」をクリックします。秘密鍵が、.pemという拡張子の付いたファイルの形式でお使いのコンピュータにダウンロードされます。
    16. .pemファイルの権限を読み取り専用に変更します。これはAmazonによって指定されている要件です。ファイルを安全な場所に保管し、後でアクセスできるようにします。
    17. Launch Instanceインスタンスの起動」をクリックします。
    18. View Instanceインスタンスの表示」をクリックし、インスタンスの初期化が完了するまで待ちます。
    19. 割り当てられた名前タグでSharePlexインスタンスを選択し、「Status Checksステータス確認」列に「Checks Passed確認合格」ステータスが表示されるまで待ちます。

    SharePlexインスタンスにログイン

    1. お使いのシステムにSSHクライアントがない場合は、ダウンロードしてインストールしてください。
    2. SSHクライアントを実行します。
    3. 常にec2-userとしてSharePlex AMIインスタンスにログオンしてください。このユーザはSharePlex Administratorです。次のコマンドを入力します。

      ssh -i ~/.ssh/pem_file_name.pem ec2-user@IP_address/hostname

      ここで

      • pem_file_nameはダウンロードした.pemファイルの名前で、セキュリティ・キー・ペアのプライベートキーが含まれています。
      • IP_address/hostnameは、IPv4パブリックIPアドレスか、存在する場合はドメイン・ネーム・サーバ、または/etc/hostsファイルでこのIPアドレスにマッピングされているホスト名です。

    SharePlexインスタンスにライセンスキーの追加

    SharePlexインスタンスにライセンスキーを追加するには:

    1. SharePlexインスタンスにログオンします。
    2. Linuxのコマンドプロンプトで、次のコマンドを使用してSharePlexライセンス・キー・ユーティリティを実行します。

      /home/ec2-user/shareplex/proddir/install/splex_add_key

    3. ライセンスキーを追加/更新するプラットフォームを選択します。

      SharePlex License Utility
      1) Oracle
      2) File
      
      3) JMS
      4) Kafka
      5) SQL Server
      6) Postgres
      7) MySQL
      8) Snowflake
      9) Event Hubs
      10) All Platforms
      q) Quit License Utility
      Enter option:
    4. 上記のリストから適切な番号を入力してプラットフォームを選択します。

    5. Questから受け取ったキーを手動で入力します。キーの入力が終わったら、Enterを押します。

    6. q」と入力してユーティリティを終了します。

    オンプレミスソース、RDSターゲットのセットアップ

    SharePlexでは、ソースデータベースがオンプレミス、ターゲットがRDSデータベースの場合、SharePlexの以下の構成がサポートされています。

    • オンプレミスにインストールされているSharePlex
    • EC2クラウド上のSharePlex AMIインスタンス

    オンプレミスにインストールされているSharePlex

    このシナリオでは、オンプレミスで実行されているCaptureはbequeath接続を介してソースデータベースに接続し、PostプロセスはTNSを介してRDSデータベースに接続します。

    この構成をセットアップするには、以下のいずれかの方法でSharePlexをオンプレミスにインストールします。

    • 本番ソースサーバを使用して、SharePlexレプリケーションコンポーネントのすべてを実行できます。このセットアップでは、ソースターゲット両方のレプリケーションプロセスおよびそのキューが、1つのサーバ本番サーバにインストールされています。

      注意: 大量のトランザクションが発生する環境では、postキューにデータが蓄積され、複数のPostプロセスが存在すると、本番システムにとって許容できないオーバーヘッドが発生する可能性があります。その場合は、中間サーバを使う必要があります。

    • オンプレミス中間サーバを使用して、ImportコンポーネントとPostコンポーネントおよびpostキューを実行することができます。この方法では、ソースサーバからレプリケーションのオーバーヘッドのほとんどが除去されます。詳細については、『SharePlexインストールおよびセットアップガイド』の「Post to PaaS cloud from an intermediary server中間サーバからPaaSクラウドへのポスト」セクションを参照してください。

    注意: オンプレミスにインストールする場合のSharePlexシステム要件については、SharePlexリリースノートを参照してください。

    SharePlexのインストール

    ソースSharePlexをインストールしますPostプロセスに中間サーバを使用する場合は、中間サーバにもインストールします

    ソースにSharePlexをインストールするには:

    1. このインストール中にSharePlex管理者として指名されるユーザとしてシステムにログインします。このユーザがインストールファイルとバイナリの所有者となります。

    2. sp_copが実行中であればシャットダウンします。

      sp_ctrl> shutdown

    3. 書き込み権限のある一時ディレクトリにインストールファイルをコピーします。
    4. ファイルへの実行権限を与えます。

      #chmod 555installation_file

    5. .tpmファイルを実行します。クラスタでSharePlexをインストールする場合は、プライマリノード共有ディスクがマウントされているノードからインストーラを実行します。

      # ./installation_file

    6. 最初の画面に表示されている情報が、アップグレードするOracleのバージョンとプラットフォームに対応していることを確認します。

    7. 以下のプロンプトが表示されます。

      注意: これらは基本的なインストール方法です。オンプレミス展開のための完全なプレインストールおよびインストール手順については、SharePlexインストールおよびセットアップガイドを参照してください。

      プロンプト

      入力

      Installation typeインストールタイプ

      「<New Installation新規インストール>」を選択します。

      Product directory location (path)製品ディレクトリの場所パス

      SharePlexインストールディレクトリへのパスを入力します。指定したディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。ディレクトリが存在する場合は、空である必要があります。

      Variable data directory location変数データディレクトリの場所

      空のディレクトリを指定します。指定されたディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。

      重要! このディレクトリをSharePlex製品ディレクトリにインストールしないでください。

      SharePlex Admin groupSharePlex管理者グループ

      SharePlexバイナリを所有するSharePlex管理者ユーザが属するDBA-privilegedグループを入力します。SharePlex管理者のデフォルトグループがoinstallの場合、任意のオプションを選択し、このユーザがetc/groupファイルのoinstallの下にリストされていることを確認します。

      TCP/IP port for SharePlexSharePlexのTCP/IPポート

      SharePlex TCP/IP通信に使用するポート番号を入力します。デフォルトは2100です。

      License key (do you have?)ライセンスキーお持ちですか?

      Enterを押して、デフォルトの「Yはいを受け入れます。ライセンスをお持ちでない場合は、「Nいいえと入力します。

      Please specify platform for license key (select a number)ライセンスキーのプラットフォームを指定してください番号を選択してください:

      ライセンスキーをインストールするプラットフォームの以下のリストから適切な番号を選択してください。

      1) Oracle
      2) File
      
      3) JMS
      4) Kafka
      5) SQL Server
      6) Postgres
      7) MySQL
      8) Snowflake
      9) Event Hubs
      10) All Platforms

      注意: SharePlexの評価版をインストールするには、「All Platformsすべてのプラットフォーム」オプションを選択する必要があります。

      License keyライセンスキー

      Questから受け取ったライセンスキーを入力します。

    tnsnames.oraファイルの作成

    Tnsnames.oraファイルを作成するには:

    1. ソースまたは中間システム中間システムを使用している場合で、ターゲットRDSデータベースの接続情報を含むtnsnames.oraファイルを作成します。

      重要! TNSエイリアスにはダッシュ-を含めることはできません。

      次に示しているのはその一例です。

      target = 
        (DESCRIPTION =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = yourtarget.amazonaws.com) (PORT = 1521))
          (CONNECT_DATA =
            (SERVICE_NAME=orcl)
          )
        )
    Oracle Setupの実行

    Oracle Setupを実行するには:

    1. ソース上で、ソースデータベースに対してora_setupを実行します。Oracle Setupの実行方法については、「Oracleのデータベースセットアップページを参照してください。

      • 「Will SharePlex install be using a BEQUEATH connection?インストールはBEQUEATH接続を使用しますか?」に「YESはい」と回答します。
      • 「Are you setting up SharePlex for an RDS database?RDSデータベースにを設定しますか?」に「NOいいえ」と回答します。
      • 「Will the current setup for sid: SID be used as a source (including cases as source for failover or primary-primary setups)?現在のsid: SIDセットアップは、ソースとして使用されますかフェールオーバーやプライマリ-プライマリ・セットアップのソースとして使用する場合を含む?」に「YESはい」と回答します。
    2. ソースまたは中間中間を使用している場合で、ora_setupを、ターゲットデータベースに対して再度実行します。

      • 「Will SharePlex install be using a BEQUEATH connection?インストールにBEQUEATH接続を使用しますか?」に「NOいいえ」と回答します。
      • 「Are you setting up SharePlex for an RDS database?RDSデータベースにを設定していますか?」に「YESはい」と回答します。「YESはい」と回答すると、自動的にPostがTNS接続を使用するように構成され、RDSデータベースにSharePlexレプリケーションオブジェクトをインストールするために必要な権限を持つRDSプライマリユーザの入力を求められます。
      • 「Will the current setup for sid: SID be used as a source (including cases as source for failover or primary-primary setups)現在のsid: SIDは、ソースとして使用されますかフェールオーバーやプライマリ-プライマリ・セットアップのソースとして使用する場合を含む?」に、「NOいいえ」と回答します。
    設定ファイルでルーティングを設定する

    設定ファイルを作成する際には、ローカルホスト名SharePlexがインストールされている場所をルーティングマップに使い、Postがローカルで実行されるようにしてください。次に示しているのはその一例です。

    datasource:o.source

    splex.demo_src

    splex.demo_dest

    sphost@o.target

    EC2クラウド上のAMIインスタンスとしてのSharePlex

    このシナリオでは、SharePlexはEC2サービス上のAmazon Machine Imageインスタンスとして実行されます。CaptureはTNSを通してソースデータベースに接続し、PostプロセスはTNSを通してRDSデータベースに接続します。

    SharePlex AMIイメージの入手

    SharePlex AMIインスタンスを起動するには、「SharePlex AMIインスタンスの構成ページを参照してください。

    SharePlex AMIインスタンスにログオンする

    常にec2-userとしてSharePlex AMIインスタンスにログオンしてください。このユーザはSharePlex Administratorです。次のコマンドを入力します。

    ssh -i ~/.ssh/pem_file_name.pem ec2-user@IP_address/hostname

    ここで

    • pem_file_nameはダウンロードした.pemファイルの名前で、セキュリティ・キー・ペアのプライベートキーが含まれています。
    • IP_address/hostnameは、IPv4パブリックIPアドレスか、存在する場合はドメイン・ネーム・サーバ、または/etc/hostsファイルでこのIPアドレスにマッピングされているホスト名です。
    tnsnames.oraファイルの作成

    SharePlex AMIインスタンス上で、ソースデータベースとターゲットデータベースのエントリを持つtnsnames.oraファイルを作成します。

    重要!

    tnsnames.oraファイルは、以下のディレクトリに作成する必要があります。/usr/lib/oracle/11.2/client64/network/admin

    TNSエイリアスにはダッシュ-を含めることはできません。

    以下に例を示します。

    source =
      (DESCRIPTION =
        (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = yoursource.amazonaws.com) (PORT = 1521))
        (CONNECT_DATA =
          (SERVICE_NAME=orcl)
        )
      )
    target  =
      (DESCRIPTION =
        (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = yourtarget.amazonaws.com) (PORT = 1521))
        (CONNECT_DATA =
          (SERVICE_NAME=orcl)
        )
      )
    
    ora_setupの実行

    ora_setupを実行するには:

    1. SharePlex AMIインスタンスで、ソースデータベースに対してora_setupを実行します。 Oracle Setupの実行方法については、「Oracleのデータベースセットアップページを参照してください。

      • 「Will SharePlex install be using a BEQUEATH connection?インストールにBEQUEATH接続を使用しますか?」に「NOいいえ」と回答します。
      • 「Are you setting up SharePlex for an RDS database?RDSデータベースにを設定しますか?」に「NOいいえ」と回答します。
      • 「Will the current setup for sid: SID be used as a source (including cases as source for failover or primary-primary setups)?現在のsid: SIDセットアップは、ソースとして使用されますかフェールオーバーやプライマリ-プライマリ・セットアップのソースとして使用する場合を含む?」に「YESはい」と回答します。
    2. SharePlex AMIインスタンスで、ora_setupを、ターゲットデータベースに対して再度実行します。

      • 「Will SharePlex install be using a BEQUEATH connection?インストールにBEQUEATH接続を使用しますか?」に「NOいいえ」と回答します。
      • 「Are you setting up SharePlex for an RDS database?RDSデータベースにを設定していますか?」に「YESはい」と回答します。
      • 「Will the current setup for sid: SID be used as a source (including cases as source for failover or primary-primary setups)現在のsid: SIDは、ソースとして使用されますかフェールオーバーやプライマリ-プライマリ・セットアップのソースとして使用する場合を含む?」に、「NOいいえ」と回答します。
    リモートキャプチャの設定

    リモートキャプチャを設定するには:

    1. SharePlex AMIインスタンスで、sp_copを起動します。
    2. sp_ctrlを開始します。
    3. SP_OCT_OLOG_USE_OCIパラメータを1に設定すると、CaptureがREDOファイルから直接ではなく、OCIを介してREDOレコードを読み込めるようになります。

    注意: SP_OCT_OLOG_RDS_MINERパラメータの有効化はOracle 19c以降は推奨されなくなり、サポートされなくなりました。

    設定ファイルでルーティングを設定する

    SharePlex設定ファイルを作成する際、SharePlex AMIインスタンスのEC2ホスト名をルーティングマップに使用し、そのホスト上でPostが実行されるようにします。次に示しているのはその一例です。

    datasource:o.source

    splex.demo_src

    splex.demo_dest

    shareplex_ec2_host.amazonaws.com@o.target

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