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NetVault 12.2 - リファレンス・ガイド

前書き はじめに コマンドライン・ユーティリティの使用
クライアント固有ユーティリティ デバイス固有ユーティリティ メディア固有ユーティリティ ジョブ固有ユーティリティ ログ固有ユーティリティ その他のユーティリティ
nvreportユーティリティの使用

リストア・セレクション・セット

-client <クライアント>

データのバックアップ元のNetVault Backupクライアントの名前を指定します。

-plugin <プラグイン名>

バックアップに使用したプラグインの名前を指定します。NetVault WebUIに表示されるプラグイン名を指定する必要があります。

例:-plugin “File System”

-saveset <ID>

リストアするセーブセットのIDを指定します。

このオプションは、特定のセーブセットをリストアする場合に使用します。代わりに‑titleオプションを使用すると、バックアップの最新のセーブセットからデータをリストアできます。

-title <タイトル>

リストアするバックアップの名前を指定します。

セーブセット名にタグ(バックアップ・タイプ識別子)が含まれる場合、そのタグがジョブ名(「-」で区切られています)に含まれることを確認します。

例:ジョブ名が「Test Backup」であり、タグまたはバックアップ・タイプ識別子が「VSS Full」である場合、次のように指定します。

-title “Test Backup - VSS FULL”

ジョブに複数のセーブセットが存在する場合は、最新のセーブセットが使用されます。特定のセーブセットからデータをリストアするには、-savesetオプションを使用します。

-timestamp <HH:MM DD MMM YYYY>

リストアするセーブセットのタイムスタンプを指定します。このオプションを-titleオプションと組み合わせて使用すると、セーブセットIDを指定せずにリストア・セレクション・セットを作成できます。

月名はMMM形式で指定します(たとえば、「January(1月)」は「Jan」になります)。これらの名前は英語で指定します。

例:-timestamp “19:25 21 Apr 2016”

-include <パス>

リストアするパスを指定します。ツリー内の選択したアイテムの下位の各ノードの名前を、NetVault WebUIに表示されるとおりに指定する必要があります。各ノードは、クライアント・オペレーティング・システムに応じて、"/"または"\"で区切る必要があります。

メモ: リストア・セレクション・セットに-include-renameの両オプションを使用する場合は、前者を最初に指定する必要があります。

-exclude <パス>

リストア時に除外するパスを指定します。このパスは、バックアップ時に含めるパス(includeパス)と同じように指定する必要があります。このオプションは、すでに包含対象として指定されているアイテムの下位に表示されているアイテムを除外するときのみ使用します。

-rename <パス> =<新しい名前またはパス>

リストア・アイテムの名前変更または移動を実行します。

名前変更と移動を組み合わせることもできますし、一方だけを単独で使用することもできます。場所を変更せずにアイテム名を変更する場合は、新しい名前のみを指定します。アイテムを移動する場合は、フル・パスを指定します。

データを別のパスに移動する場合は、コマンドを実行する前に、ターゲット・マシン上に移動先のパスが存在していることを確認します。

例:

-restoreoption <オプション=値>

ジョブの リストア・オプションを指定します。

このオプションを使用するには、設定するオプションの「タグID」が必要です。タグIDには、CLIが認識するバックアップ・オプション名か、NetVault Backupによってオプションに割り当てられている数値のいずれかを指定できます。これらの値はどちらも、nvsetmodify.cfgファイルの[プラグイン・オプション]セクションでグループ分けされています。

このオプションの指定時の形式は、以下のとおりです。

-restoreoption <Tag ID=value>

-restoretarget <クライアント>

ターゲット・クライアントの名前を指定します。

デフォルトでは、アイテムはバックアップ元と同じクライアントにリストアされます。別のクライアントへデータをリストアする場合は、選択したプラグインがそのクライアントにインストールされていることを確認します。

-info <パス=値[:値[:…]]>

セレクション・ツリー内のノードに結合されるプラグイン情報オブジェクトを指定します。値のタイプと順序は、プラグインによって異なります。詳細については、テクニカル・サポートにお問い合わせください。

次の例では、Plug-in for FileSystemを使用して、セーブセットID「320」からデータをリストアするリストア・セレクション・セット「restorebig」を作成しています。データは、クライアント「isp9039」からバックアップされたものです。このセットには、リストア対象としてディレクトリ「/a1」を除くボリューム全体が含まれます。また、ファイル「document」は「/usr/var」ディレクトリから「usr/tmp」ディレクトリに移動されます。最後に、[最新ファイルを上書き]リストア・オプションを有効にしています。
次の例では、-timestamp オプションを使用して、リストア・セレクション・セットを作成しています。

バックアップ・オプション・セット

-client <クライアント>

バックアップするNetVault Backupクライアントの名前を指定します。

-plugin <プラグイン名>

バックアップに使用するプラグインの名前を指定します。NetVault WebUIに表示されるプラグイン名を指定する必要があります。

例:-plugin “File System”

-backupoption <option=value>

ジョブのバックアップ・オプションを指定します。

このオプションを使用するには、設定するオプションの「タグID」が必要です。タグIDには、CLIが認識するバックアップ・オプション名か、NetVault Backupによってオプションに割り当てられている数値のいずれかを指定できます。これらの値はどちらも、nvsetmodify.cfgファイルの[プラグイン・オプション]セクションでグループ分けされています。

このオプションの指定時の形式は、以下のとおりです。

-backupoption <Tag ID>=<Value>

複数バックアップ・オプションを指定する方法:

-backupoption <Tag ID>=<Value> -backupoption <Tag ID>=<Value> ...

例:

-backupoption NTFSOPT_SHADOW_COPY=true -backupoption NTFSOPT_TYPEFULL=true -backupoption NTFSOPT_RESTARTABLE=true

-backupoptionspath
<パス>

バックアップ・オプション・パスを指定します。

このオプションは、プラグイン内のセレクション・パスに応じて、プラグインで異なるバックアップ・オプション・ページを指定できる場合にのみ適用されます。このオプションは、セレクション・パスから特定のバックアップ・オプション・ページを指定する場合に使用できます。

Plug-in for FileSystemを使用して増分バックアップを実行するバックアップ・オプション・セットを作成します。
Plug-in for FileSystemを使用してフル・バックアップを実行するバックアップ・オプション・セットを作成します。バックアップは再開可能として設定する必要があります。

スケジュール・セット

-schedule <値>

スケジュール・タイプを指定します。サポートされている値は次のとおりです。

-time <hh:mm>

ジョブの開始時刻を指定します。

-date <DD-MMM-YYYY>

スケジュールが有効になる日付を指定します。

-weekdays <ddd[,ddd[,…]]>

ジョブを実行する曜日を指定します。

例:-weekdays Mon, Tue, Wed, Thu, Fri

-weeks <n[,n[,…]]>

ジョブを実行する月の週を指定します。月の最後の週を指定するには、「L」を使用します。

例:–weeks 1, 3 L

-monthdays <n[,n[,…]]>

ジョブを実行する月の日を指定します。月の最後の日を指定するには、「L」を使用します。

例:–monthdays 7, 14, 21, L

-every <n-期間>

ジョブを実行する間隔を指定します。時間数、日数、週数、または月数で指定します。数値と期間を区切るには、ハイフン(-)を使用します。

例:-every 12-month

-trigger <トリガ>

トリガ設定されたジョブを実行するトリガの名前を指定します。

-priority <数値>

ジョブの優先度レベルを指定します。このオプションは、2つ以上のジョブを同時に実行するようスケジュールするとき、リソース割り当ての優先度付けに使用します。優先度レベルは、1(最高優先度)~100(最低優先度)の任意の値に設定できます。優先度レベル0を指定すると、ジョブをバックグラウンド・タスクとして実行するように設定されます。このオプションのデフォルト値は30です。

-retry <ブール値>

ジョブの最初の実行に失敗した後のジョブの再試行を有効または無効にします。ジョブの再試行を有効にするには、「TRUE」に設定します。このオプションのデフォルト値は「FALSE」に設定されています。

-retries <数値>

ジョブの最大再試行回数を指定します。1~10の任意の値に設定できます。このオプションは、-retryが「TRUE」に設定されている場合のみ有効です。このオプションのデフォルト値は1です。

-retrydelay <hh:mm>

再試行の間の遅延時間を指定します。0:00~23:59の任意の値に設定できます。このオプションは、-retryが「TRUE」に設定されている場合のみ有効です。デフォルトでは、-retryが「TRUE」に設定されており、このオプションが設定されていなければ、ジョブは即座に実行されるようスケジュールされます。

バックアップ・ターゲット・セット

-device <device>

ターゲット・デバイスまたはライブラリの名前を指定します。このオプションは、コマンド内で2回以上使用できます。このオプションのデフォルト値は「Any Device」です。

-librarydrivenumber <n>

ターゲット・ドライブを指定します。このオプションの前に-deviceオプションを指定する必要があります。-librarydrivenumberオプションを使用して、別々に使用できる各ドライブを指定します。

-anymedia

メディア・グループの関連付けに関係なく、任意のメディアを使用します。このオプションを指定しない場合は、グループに属するメディア・アイテムのみが使用されます。

-mid <MID>

指定したメディアIDを持つメディアを使用します。

-group <media group>

指定したメディア・グループに関連付けられたメディアを使用します。

-autolabel <value>

ブランクのメディアにラベルを付けます。使用できる値は、「TRUE」または「FALSE」です。このオプションのデフォルト値は「TRUE」に設定されています。

-reusemedia <value>

メディアの再利用について指定します。このオプションに使用できる値は、次のいずれかです。

never:メディアを再利用しません
any:任意のメディアを再利用します
group:グループに属する任意のメディア・アイテムを再利用します

-minimumspace <value>

バックアップに使用するために、メディア・アイテムで必要な最小限の空き領域を指定します。MB単位で指定します。

-protectmedia <value>

メディアを書き込み禁止にします。使用できる値は、「TRUE」または「FALSE」です。このオプションのデフォルト値は「FALSE」に設定されています。

-firstonmedia <value>

メディア上の最初のバックアップかどうかを管理します。使用できる値は、「TRUE」または「FALSE」です。このオプションのデフォルト値は「FALSE」に設定されています。

-localdrivesonly <value>

ローカルに接続されたデバイスのみ許可します。使用できる値は、「TRUE」または「FALSE」です。このオプションのデフォルト値は「FALSE」に設定されています。

-mediarequesttime
out <value>

メディア要求タイムアウトの設定を可能にします。使用できる値は、「TRUE」または「FALSE」です。このオプションのデフォルト値は「FALSE」に設定されています。

-mediarequesttime
outvalue <hh:mm>

メディア要求のタイムアウト間隔を指定します。0:05~23:59の任意の値に設定できます。このオプションは、-mediarequesttimeoutが「TRUE」に設定されている場合のみ有効です。

設定可能な最小タイムアウト間隔は5分です。00:05分未満の値を指定すると、エラーが表示されます。指定した値は、5分間隔で最も近い値に自動的に切り上げられます。たとえば、7分は10分に、22分は25分に、自動的に変更されます。

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