これらのパラメーターは、SharePlex sp_copプログラムによって使用されます。
このパラメーターは、sp_copが非アクティブである時間間隔を決定します。アイドル時間の目的は、マシンのリソースを節約することです。一般的に、sp_copはレプリケーションの中心的役割を担っているため、長い時間アイドル状態にすべきではありません。sp_copがオーバーヘッドアクティビティにCPU時間を使いすぎている場合、このパラメーターを使用してアイドル時間を増やすことができます。オーバーヘッドを減らすための推奨値は600秒です。
デフォルト: 60秒
有効な値の範囲: 任意の正の整数
有効になるタイミング: 即時
このパラメーターは、プロセスを停止または再起動する必要があるかどうかを判断するために、sp_copがサービステーブルをスキャンする最初の時間間隔を設定します。
SharePlexの実行が継続すると、各プロセスの履歴に応じてこの間隔が変わる可能性があります。
デフォルト: 300秒
有効な値の範囲: 任意の正の整数
有効になるタイミング: 即時
このパラメーターは、ターゲットマシンのTCP/IPウィンドウサイズを調整します。ソースマシンのSP_XPT_SO_SNDBUFパラメーターと連動して、ネットワークを介して送信されるパケットのサイズを確立します。SharePlexは、sp_copとExportプロセスの開始時、TCP/IPソケットが作成されるときに両方のパラメーターを参照します。
SharePlexがWANを通じてレプリケートされ、exportキューが常に滞留している場合は、両方のパラメーターを調整してみてください。SP_COP_SO_RCVBUFは、1024バイトの倍数で、SP_XPT_SO_SNDBUFの値以上に設定しなければなりません。パラメーターのサイズを設定するには、ソースマシンとターゲットマシンの間のping時間を決定し、両方のパラメーターに以下の式を使用します。
param_value / ping_time= 1秒あたりのバイト数
例えば、ping時間が200ミリ秒、2つのパラメーターの値が64Kの場合、SharePlexは、毎秒5個の64Kパケットを送信し、合計で毎秒320Kを送信することになります。
帯域幅の問題が確認されない限り、Questでは、両方のパラメー ターをデフォルト(システムの設定を使用する)のままにしておくことを推奨します。SP_COP_SO_RCVBUFを変更するには、これをターゲットシステム上で設定し、そのシステム上でsp_copを停止してから開始します。
それでも転送が遅い場合は、ターゲットシステムのSP_IMP_WCMT_MSGCNTパラメーターとSP_IMP_WCMT_TIMEOUTパラメーターを大きくしてください。SP_IMP_WCMT_MSGCNTを少なくとも10,000に設定します。
デフォルト: 0(デフォルトはオペレーティングシステムによって設定される)
有効な値の範囲: 1,024の倍数を使用したバイト単位の正の整数。最大値はオペレーティングシステムによって設定されます。
有効になるタイミング: SharePlexの再開時
このパラメーターは、SharePlex sp_copプロセス間のTCP/IP通信に使用するTCP/IPポート番号を設定します。相互にレプリケートするすべてのsp_copプロセスは、同じTCP/IPポート番号を使用する必要があります。SP_COP_TPORTのデフォルト設定は2100ですが、インストール時に別のポート番号を設定することもできます。インストール後は、set portコマンドを使用して、別のポート番号を設定することができます。それ以降、sp_copは新しいポート番号を使用します。
デフォルト: 2100
有効な値の範囲: 任意の正の整数
有効になるタイミング: SharePlexの再開時
このパラメーターは、SharePlex sp_copプロセス間の通信に使用するUDPポート番号を設定します。相互にレプリケートするすべてのsp_copプロセスは、同じUDPポート番号を使用する必要があります。SP_COP_UPORTのデフォルト設定は2100ですが、インストール時に別のポート番号を設定することもできます。インストール後は、set portコマンドを使用して、別のポート番号を設定することができます。それ以降、sp_copは新しいポート番号を使用します。
デフォルト: 2100
有効な値の範囲: 任意の正の整数
有効になるタイミング: SharePlexの再開時
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