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SharePlex 11.4 - リリースノート

基本システム要件

基本的なシステム要件

この章では、SharePlexの基本的なシステム要件について説明します。参照: ソースとターゲットのシステム要件とデータ型

システム

SharePlexをインストールする前に、システムでハードウェアとソフトウェアの最小要件が満たされていることを確認してください。

  • SharePlexのプロセスはすべて64ビットで、4 GBを超えることがあります。
  • プロセスあたりのメモリ所要量は256 MB以上です。SharePlexをどのように設定するかによっては、システム上に以下のプロセスが1つ以上存在する可能性があります。
    • Capture
    • Read
    • Export
    • Import
    • Post
  • システムおよびデータベースに関するその他の要件については、『SharePlexインストールガイド』に記載されている「Preinstallation Checklistインストール前チェックリスト」を参照してください。

通信プロトコル

SSL/TLS

TLS接続については、SharePlexはTLS1.2または1.3のみをサポートしています。

インターネットプロトコル

SharePlexはIPv4とIPv6のインターネットプロトコルをサポートしています。次の表は、SharePlexでIPv6が検証済みのオペレーティングシステムを示しています。

オペレーティングシステム

ソース

ターゲット

SharePlexバージョン

オンプレミス

クラウドサービス

Linux RHEL 7

Link-Local IPV6

Link-Local IPV6

11.0以上

Linux RHEL 8

Link-Local IPV6

Link-Local IPV6

11.0以上

Linux RHEL 9

Link-Local IPV6

Link-Local IPV6

11.4

HP UA

Link-Local IPV6

Link-Local IPV6

11.0以上

HP IA

Link-Local IPV6

Link-Local IPV6

11.0以上

SUN Sparc

Link-Local IPV6

Link-Local IPV6

11.0以上

SUN Solaris

Link-Local IPV6

Link-Local IPV6

11.0以上

AIX

Link-Local IPV6

Link-Local IPV6

11.0以上

バージョン間の相互運用性

SharePlexをインストールするシステムの構成に、まだ旧バージョンのSharePlexを使っているシステムが含まれている場合は、以下のガイドラインを参照してください。例えば、ターゲットではSharePlexをインストールまたはアップグレードするけれどもソースではまだSharePlex 9.4.x/1.xを使っている場合です。

Oracleデータベースをソースとして使用する場合に相互運用性のあるバージョン

以下のSharePlexバージョンは、Compare/Repair機能を含め、Oracleデータベースをソースとして使用する場合に相互運用可能です。

  • 9.4.x
  • 10.0.x
  • 10.1.x
  • 10.2

注意:

  • 拡張データ型およびTLS 1.3を使用する場合、ソースとして使用するSharePlex 10.2およびそれ以上のバージョンは、ターゲットとして使用する10.2より古いバージョンと相互運用できません。

  • Oracle 23Cをソースとして使用する場合、SharePlex 11.3またはそれ以降のバージョンが動作しているターゲット上で、高圧縮または中圧縮のSecureFiles LOBがサポートされます。

  • SharePlex 11.0および11.1でサポートされている機能バージョンの相互運用性を含むについては、「バージョン11.0、11.1、11.2、11.3、11.4と相互運用可能なSharePlexの機能」を参照してください。

上位バージョンから下位バージョンへのレプリケーションをサポートするには、ソースシステムのSP_SYS_TARGET_COMPATIBILITYパラメータを下位SharePlexバージョンに設定します。Captureが実行されている場合は、再起動します。

重要: SharePlexの上位バージョンから下位バージョンへのダウングレードはサポートされていません。

注意:

  • SP_SYS_TARGET_COMPATIBILITYパラメータの旧バージョンであるSP_OCT_TARGET_COMPATIBILITYは、バージョン9.0で廃止されました。ソースのSharePlexが現在ターゲット上の下位バージョンSharePlexにレプリケートしており、SP_OCT_TARGET_COMPATIBILITYが下位バージョンに設定されている場合、最新のバージョンにアップグレードした後もSharePlexはその値を使用し続けます。
  • 将来、ターゲットを最新のリリースにアップグレードする場合は、ソースシステム上でSP_OCT_TARGET_COMPATIBILITYのリセットを発行し、SharePlex環境から削除してください。その後、SharePlexでは新しいSP_SYS_TARGET_COMPATIBILITYパラメータの設定が使用されます。このパラメータのデフォルトは現在のバージョンです。

SP_OCT_TARGET_COMPATIBILITYをリセットするには:

  1. Captureを停止します。
    sp_ctrl> stop capture
  2. ソースシステム上のsp_ctrlで、以下のコマンドを実行します。
    sp_ctrl>reset param SP_OCT_TARGET_COMPATIBILITY

  3. Captureを再起動します。
    sp_ctrl>start capture

バージョン11.0、11.1、11.2、11.3、11.4と相互運用可能なSharePlexの機能

以下の表は、機能のリスト、SharePlexバージョンの互換性の詳細、サポートされるソースおよびターゲットデータベースを示します。

SharePlex機能 サポートされるソース サポートされるデータベース SharePlexソースバージョン SharePlexターゲットバージョン
単方向レプリケーションで、PostgreSQLのタイムスタンプデータ型をOracleの日付データ型にレプリケートする機能 PostgreSQL Oracle SharePlex 11.0以上 SharePlex 11.1以上
BDRサポートにより、PostgreSQLのタイムスタンプデータ型をOracleの日付データ型にレプリケートする機能 PostgreSQL OracleおよびPostgreSQL SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
ユーザが提供したLSNを使用してLSNで設定をアクティベーションする PostgreSQL* PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
SharePlex PostgreSQL - show_last_posted ユーティリティ - P2P PostgreSQL* PostgreSQL SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
CrunchyDataによる高可用性クラスタ環境のサポート PostgreSQL* PostgreSQL SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.0以上
PG2O-O2PG BDR - SharePlex提供のルーチン - !MostRecentRecord、!LeastRecentRecord、!UpdateUsingKeyOnly、!HostPriority、!UpdateUsingKeyOnly OracleおよびPostgreSQL OracleおよびPostgreSQL SharePlex 11.0以上 SharePlex 11.0以上
大文字と小文字を区別する列名 PostgreSQL Oracle SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
PostgreSQL Database as a Serviceソースとして PostgreSQL PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.0以上
トリガスクリプト PostgreSQL PostgreSQL SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
SharePlex PostgreSQL - config.sqlおよびbuild_config.sqlスクリプト PostgreSQL ターゲットに依存しない SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
BOOLEANデータ型の実装 PostgreSQL PostgreSQL、Oracle、Kafka、Snowflake SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
TIMEデータ型の実装 PostgreSQL PostgreSQL、Kafka、Snowflake SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
BYTEAデータ型の実装 PostgreSQL PostgreSQL、Kafka、Oracle SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
30文字を超える列名のサポート PostgreSQL、Oracle PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
Kafkaパーティションキーのサポート Oracle Kafka SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上
長いテーブル名 Oracle PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake SharePlex 11.0以上 SharePlex 11.1以上
物理レプリケーションに関するPostgreSQL圧縮アルゴリズム** PostgreSQL PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake SharePlex 11.0以上 SharePlex 11.0以上
論理レプリケーションに関するPostgreSQLの圧縮アルゴリズム** PostgreSQL PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake SharePlex 11.1以上 SharePlex 11.1以上

* これらの機能はPostgreSQLの物理レプリケーションでのみ利用可能で、PostgreSQL Database as a Serviceでは利用できません。

**PostgreSQL圧縮アルゴリズムの種類:

  • pglzは物理レプリケーションでサポートされており、その場合はCaptureが圧縮されたフォーマットのデータを受け取り解凍します。

  • pglzとlz4は論理レプリケーションでサポートされていますが、解凍は出力プラグインpgoutputで行われ、Captureは解凍された形式でデータを受け取ります。

ソースとターゲットのシステム要件とデータ型

この章では、さまざまなソースデータベースからデータをキャプチャし、サポートされているターゲットデータベースにレプリケートする際の要件を説明します。

サポートされているソースとターゲットの組み合わせ

次の表は、サポートされているソースデータベースとターゲットデータベースの組み合わせを示します。

ターゲットデータベース Oracleソース PostgreSQLソース PostgreSQL Database
as a Serviceソース
Oracle
PostgreSQL
SQL Server
JMS X X
Azure Event Hub X X
Hana X X
MySQL X X
Kafka
File Output X X
Snowflake
PostgreSQL Database as a Service

Oracleからレプリケートする際のシステム要件とサポート条件

この章では、Oracleデータベースからデータをキャプチャし、サポートされているターゲットデータベースにレプリケートする際の要件を説明します。

前提条件: 少なくとも最低レベルのサプリメンタルロギングが有効になっている必要があります。一部のSharePlex機能では、PK/UKサプリメンタルロギングを有効にする必要があります。

Oracleソースの基本

このセクションでは、Oracleデータベースからデータをキャプチャし、サポートされているターゲットデータベースにレプリケートする際の、ソースとしてのOracleデータベースの要件を説明します。

サポートされているオペレーティングシステム

サポートされているOracleデータベースからのキャプチャとOracleターゲットデータベースへのレプリケーションでは、以下のオペレーティングシステムがサポートされています。Oracleのcaptureでサポートされるソースデータベースとターゲットデータベースのリストについては、「サポートされているソースとターゲットの組み合わせ」を参照してください。

SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

注意: SharePlexは以下のオペレーティングシステムをサポートしています。ただし、バージョンがオラクル認定プラットフォームと一致しているものに限ります。例えば、Oracle19cはLinux 7以降をサポートしているので、Oracle19cを搭載したシステムへのSharePlexのインストールはLinux 7以降でのみサポートされています。

  • AIX 7.1、7.2、7.3

  • CentOS Linux 7.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • Oracle Solaris SPARC 11.4

  • Oracle Solaris x86 11.4

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Rocky Linux 8.x

リモートレプリケーションでサポートされているオペレーティングシステム:

リモートレプリケーションでは、上記のすべてのプラットフォームに加え、Windows Server 2016と2019がサポートされています。

重要! SharePlex 11.0以上のバージョンは、UnixおよびLinuxプラットフォームにのみインストールできます。

Windowsにインストール可能なSharePlexバージョンは、将来のバージョンでサポートされる予定です。Windows上で実行されるデータベースプラットフォームをお持ちのお客様は、Captureプロセスについて「Installation and Setup for Remote Captureリモートキャプチャにおけるインストールとセットアップ」セクションと「Run database setup for Oracle remote captureOracleリモートキャプチャにおけるデータベースセットアップの実行」セクションInstallation and Setup Guide for an Oracle SourceOracleソース向けのインストールおよび設定ガイド、およびPosterプロセスについて「Replicate to remote target systemリモート・ターゲット・システムへのレプリケーション」セクションSharePlex管理ガイドを参照してください。これらは、特定のプラットフォーム要件に対応するリモートレプリケーションのサポートについて説明しています。

サポートされているバージョン

SharePlexは、Oracle Base Database ServiceのOracle 12cR1、12cR2、18c、19c、21c、およびOracle 23cのStandard EditionとEnterprise Editionをサポートしています。

注意:
  • 特に指定がない限り、Oracle、RAC、ASMは同じバージョンでサポートされます。
  • SharePlexは、64ビット版のOracleデータベースのみをサポートしています。
  • 上記のOracleバージョンは、Oracleのサポート対象オペレーティングシステムとOracleのサポート対象クラウドプラットフォームに加え、Oracle Exadata Database Machine上で実行する場合にもサポートされます。
  • Amazon RDS for Oracle 12cR1サポート対象の12cR1バージョンは12.1.0.2.v7以降および19c。Amazon RDSでのOracle機能のサポートは、デフォルトのオプショングループdefault:oracle-ee-12-1、default:oracle-ee-19、default:oracle-se2-19に限定されています。

サポートされているクラウドプラットフォーム

Oracleクラウドインフラストラクチャ

  • Oracle Exadata Cloud ServiceExaCS
  • Oracle Exadata Cloud@CustomerExaCC1
  • Oracle Database Cloud ServiceDBCS2
  • Oracle ComputeIaaSVirtual Machineとベアメタル

Amazon Web Services

  • Amazon RDS for Oracle3
  • Amazon EC2IaaSVirtual Machine

Microsoft Azure: Azure Virtual MachineIaaS

サポートの条件
  1. Oracle Exadata Cloud@CustomerExaCC: Oracle Exadata Cloud@Customer上の問題は、再現を目的としてOracle Exadata Cloud Serviceに対してテストされます。

  2. Oracle Database Cloud ServiceDBCS: SharePlexは、DBCS EE-HP、DBCS EE-EP、およびExaCS/CCでのみ透過的データ暗号化TDE機能をサポートします。

  3. Amazon RDS for Oracle: バージョンの互換性については、「Oracleのソースとサポートされているターゲット」を参照してください。

Oracleソースの基本的なサポート条件

サポートされていないOracle機能

以下は、一般的に使用されているOracle機能のうち、SharePlexでレプリケートされず、このドキュメントに記載されていない機能のリストです。Oracle機能もSharePlexも継続的に変更・改良されるため、この除外リストを完全なものとみなすことはできません。サポート対象として本書に記載されていない機能は、SharePlexではレプリケートされないとお考えください。

オブジェクト/操作/機能 サポートなし
Oracle操作 REDOログに表示されない操作。これには、REDOログに記録されないDMLやDDLが含まれます。また、REDOログに結果を書き込まないPL/SQLパッケージも含まれます。例えば、dbms_shared_pool.keepおよび関連するパッケージです。

dbms_scheduler.create_job

このオブジェクトはサポートされていません。

Flashback

SharePlexはOracle Flashback Table機能をサポートしていません。SP_REPLICATE_ALL_DDLパラメーターが有効値は1の場合、SharePlexはフラッシュバックDDLを複製しようとすることがありますが、エラーが返されます。レプリケーション中のテーブルでFlashback Tableを実行するには、『SharePlex管理者ガイド』の以下の手順を使用して、この問題を回避してください。

  1. レプリケーションからのソースオブジェクトの削除
  2. フラッシュバックの実行
  3. アクティブな設定のオブジェクトの追加または変更
データ型に関する追加情報

オープンターゲットのデータ型のサポートに関する注意事項

  • SecureFile LOBSからOracle以外のデータベースへのレプリケーションは、ストレージ仕様にいずれかのレベルの圧縮、暗号化、および/または重複排除が含まれている場合を除き、サポートされています。
  • dbms_lobによって生成されたLOB操作のレプリケーションは、Oracle以外のターゲットへのレプリケーションではサポートされていません。

  • SharePlexは、デフォルトのデータ型にマッピングするのではなく、ターゲット列のデータ型に従ってレプリケートされたOracleデータをターゲットに適用します。DML操作のレプリケーションを成功させるには、対応するソース列とターゲット列に互換性のあるデータ型が含まれている必要があります。
  • ターゲットのデータ型の精度やサイズがレプリケートされるデータに対して十分でない場合、そのようなデータ型をSharePlexが適用するとき、ターゲットデータベースでデータが切り捨てられたり丸められたりすることがあります。

SharePlexでは、以下の拡張データ型については、Oracleからオープンターゲットへのデータのレプリケーションがサポートされていません。

  • VARCHAR24000-32767
  • NVARCHAR24000-16383
  • RAW2000-32767
Oracleからオープンターゲットへのレプリケーションでサポート対象/サポート対象外となるSharePlex機能

次の表は、Oracleからオープンターゲットへのレプリケーションで特定のSharePlex機能がサポートされるかどうかを示しています。

SharePlex機能 オープンターゲットでのサポート
reconcileコマンドターゲットのインスタンス化 すべて
compare/compare usingおよびrepair/repair usingコマンド サポートなし
copy/copy usingおよびappend/append usingコマンド サポートなし
ハッシュ水平分割レプリケーション すべて
列ベースの水平分割レプリケーション すべて
垂直分割レプリケーション すべて
列のマッピング すべて
キーの定義 すべて
スクリプトを使った設定の作成 サポートなし
名前付きキュー すべて
コミット削減Post Enhanced Performanceの機能 すべて
依存関係チェックPost Enhanced Performanceの機能 サポートなし
トランスフォーメーション サポートなし
コンフリクト解決

PostgreSQL*

ピアツーピアレプリケーション双方向 PostgreSQL*
統合レプリケーション多数から1つへ すべて
ブロードキャストレプリケーション1つから多数へ すべて
高可用性レプリケーションアクティブ/パッシブ双方向 PostgreSQL*
変更追跡ターゲットCDC サポートなし
データ暗号化 すべて
データ圧縮 すべて
SSH すべて
auth_hostsファイル すべて
監視スクリプト すべて
SNMP監視 すべて
エラー発生時のポストの続行SP_OPX_CONT_ON_ERR すべて
非同期エラー発生時の中断SP_OPX_OUT_OF_SYNC_SUSPEND すべて
キーの削減SP_OPX_REDUCED_KEY すべて
非同期状態のトランザクションの論理トランザクションロールバック サポートなし
HSM: sp_hsmユーティリティを使った外部ストレージへのOracleデータベース・ウォレット・キーの保存 すべて
OLTP圧縮データのレプリケーションに必要なシステム要件

この章では、OracleソースデータベースからOLTP圧縮データを取り込み、サポートされているターゲットデータベースにレプリケートする際の要件を説明します。

サポートされているオペレーティングシステム

サポート対象Oracleデータベースからのキャプチャとサポート対象ターゲットデータベースへのレプリケーションでは、以下のオペレーティングシステムがサポートされています。

SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

OLTPでは、SharePlexは以下のオペレーティングシステムのみをサポートしています。

  • AIX 7.1、7.2、7.3
  • Oracle Linux 7.xと8.x
  • RHEL 7.x、8.x、9.x
  • CentOS Linux 7.x
  • Oracle Solaris SPARC 11.4
  • CentOS Linux 7.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Rocky Linux 8.x

サポートされているOracleデータベースのバージョン

SharePlexは、OLTP圧縮データのレプリケーションに対してOracle 12cR1、12cR2、18c、19cのStandard EditionとEnterprise Editionをサポートしています。

DMLレプリケーションでサポートされるオブジェクトと操作

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからOracleターゲットまたはオープンターゲットにレプリケートできます。

注意: 異なる文字セットを持つターゲットへのレプリケーションは、制限付きでサポートされています。オープン・ターゲットデータベース、XMLファイル、JMSへのポストの場合、SharePlexはUNICODEとUS7ASCIIのみをターゲット上でサポートしていますが、ターゲットシステムにインストールされたOracleクライアントで変換を実行することができます。詳細については、『SharePlexインストールおよびセットアップガイド』の「Preinstallation Checklistインストール前チェックリスト」を参照してください。

テーブル

SharePlexはテーブルに対する以下のDML操作をサポートしています。

  • INSERT、UPDATE、DELETE、COMMIT、ROLLBACK
  • ダイレクトパスロードSQL*LoaderINSERTとFULL ROLLBACK

注意: DLOADの部分的ロールバックのレプリケーションはサポートされていません

ターゲットテーブルで、ソースOracleテーブルからレプリケートされる列データ型がサポートされている必要があります。

SharePlexは、DML操作で以下のテーブルデータ型をサポートしています。

サポートされているデータ型*

サポートの条件

通常のOracleテーブル

None

インデックステーブル

以下はSharePlexでサポートされません

  • LOBまたはVARRAY列を含むインデックステーブルとのレプリケーション
  • 非インデックステーブルからインデックステーブルへのレプリケーション
  • インデックステーブルのハッシュベースのSharePlex水平パーティショニング

パーティション分割されたテーブル

None

ビュー

None

マテリアライズドビュー

SharePlexは、マテリアライズドビューからマテリアライズドビューへのレプリケーションをサポートしません。SharePlexは、マテリアライズドビューの基礎となるテーブルを通常のターゲットテーブルにレプリケートできます。

以下のテーブルタイプはSharePlexでサポートされません。

  • ネストされたテーブルとのレプリケーション
  • クラスタテーブルとのレプリケーション

*SharePlexはどのテーブルタイプについても以下をサポートしません。

  • Identity列とのレプリケーション。
  • 「UPDATE WITH CASE」構文によって変更された行のレプリケーション。
  • LOB列とLONG列を除く、データサイズが319KBを超える行のレプリケーション
  • 外部テーブルまたは外部パーティションを持つテーブルのレプリケーション

シーケンス
  • Oracleシーケンスへのトランザクションの変更は、OracleからOracleへのみレプリケートできます。
  • シーケンスへのトランザクション変更をレプリケートするには、データベースレベルでプライマリキーとユニークキーのサプリメンタルロギングを有効にするか、sys.seq$テーブルでプライマリキーのサプリメンタルロギングを有効にする必要があります。
保護されたオブジェクトと圧縮されたオブジェクト

SharePlexは、次の表で説明するように、保護されたオブジェクトや圧縮されたオブジェクトに対するDML操作をサポートしています。詳細については、この表に続く「サポートの条件」を参照してください。

保護/圧縮されたオブジェクト 可能なレプリケート先:
Oracle難読化ツールキットによって暗号化されたテーブルのDML すべてのターゲットタイプ

透過的データ暗号化TDEを使用したテーブルのDML1

すべてのターゲットタイプ

Oracle Label SecurityOLSのDML2

すべてのターゲットタイプ

圧縮オブジェクトのDML: 基本、高度な行OLTP圧縮、HCC3

すべてのターゲットタイプ

圧縮オブジェクトの直接ロードDLOAD: 基本、高度な行OLTP圧縮、HCC3

すべてのターゲットタイプ
サポートの条件

1. サポートの条件 - TDE

  • SharePlexは、ソースとターゲットの両方で、テーブルスペースの暗号化と列の暗号化をサポートしています。

  • SharePlex copy/appendコマンドでは、TDEがサポートされていません。

  • TDEはRDS上のソースではサポートされていません。

  • SharePlexでは、AESとDES暗号化アルゴリズムのみをサポートしています。

2. サポートの条件 - OLS

デフォルトでは、SharePlexは、OLSOracle Label Securityで保護された行を処理することはできません。これは、DBA権限を付与されたユーザSharePlexなどには、これらの行にアクセスするための十分な権限がないためです。しかし、OLSSYSユーザから特権が与えられれば、SharePlexは、OLSをサポートできます。SharePlexは、以下のOLS設定でテスト済みです。

  • レプリケーション中、SharePlexユーザにオブジェクトに対するフル権限が付与された。
  • OLSセキュリティを持つテストテーブルが作成された。
  • データのレプリケーションには、INSERT、UPDATE、DELETE、ROLLBACK、TRUNCATEの各操作と、ALTER TABLEによる列の追加と削除が用いられた。

注意: OLSポリシー・データ・ラベル列が非表示として定義されている場合、SharePlexはその列のデータをレプリケートできません。

重要: Shareplexは、アクティブなレプリケーション中のテーブルに対するOLSポリシー設定の変更をサポートしていません。設定を有効にする前に、これらの設定をユーザが適用する必要があります。

3. サポートの条件 - 圧縮

HCC圧縮の場合: SharePlexは、クエリの低圧縮をサポートしていません。サポートされている圧縮のタイプは、クエリ高、アーカイブ低、アーカイブ高です。

高度な行OLTP圧縮の場合: 特定の条件下では、OracleはSharePlexがOLTP圧縮オブジェクトのDML操作をレプリケートするための十分な情報をREDOログに提供しません。OLTP圧縮オブジェクトのテストを行うことを推奨します。

OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート

SharePlexはデフォルトとオプションのDDLサポートを提供します。

注意: ALTER TABLE to ADD COLUMNおよびALTER TABLE to DROP COLUMNは、すべてのOracleターゲットおよびオープンターゲットへのレプリケーションについて、基本、高度な行OLTP圧縮、およびHCC圧縮されたOracleオブジェクトでサポートされています。

SharePlexは以下をサポートしません。

  • ANALYZE TABLEおよびANALYZE INDEX
  • レプリケーションでIOTにALTER TABLE ADD OVERFLOWするDDL
  • SharePlexデータベースユーザによって発行されたDDL操作
  • レプリケーションでIOTにALTER INDEXするDDL

SharePlexは、Oracleからオープンターゲットへのレプリケーションについて限定的なDDLサポートを提供します。関係するオブジェクトは、アクティブな設定ファイルに明示的に、あるいはワイルドカードを使ってリストされている必要があります。Oracleからクロスプラットフォームへのレプリケーションについては、オプションのDDLサポートはありません。

デフォルトのOracleからオープンターゲットへの設定は、以下のパラメータ設定で表されます。

SP_OCT_REPLICATE_DDL=3

追加情報については、この表に続く「表の注記」を参照してください。

サポートされているオブジェクト サポートされている操作
テーブルとIoT Truncate1
Alter table add column2
Alter table drop column
表の注記:
  • Oracle圧縮オブジェクトからオープンターゲットについては、TRUNCATE TABLEはサポートされていません。

  • レプリケートされるALTER TABLE ADD COLUMN DDLに対するOracleデータ型から対応するオープンターゲットデータ型へのデフォルトマッピングは、それぞれのターゲットの「Supported Data typeサポートされるデータ型」セクションに示されています。列を追加すると、デフォルトのデータ型で定義されます。このマッピングは、テーブルごとではなく構成全体に適用されます。

OracleからAzure Event Hubへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからAzure Event Hubへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

SharePlexはAzure Event Hubサービスにリモートレプリケートします。リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • CentOS Linux 7.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされるAzure Event Hubターゲット

サポートされているPlatform as a Serviceサービスとしてのプラットフォーム: Azure Event Hubs

サポートされるファイルタイプ

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLは、OracleソースからAzure Event Hubターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDDL操作を条件付きでサポートしています。DDLは、OracleソースからAzure Event Hubターゲットにレプリケートできます。詳細については、「OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート」を参照してください。

OracleからFile Outputへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからFile Outputへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

  • AIX 7.1、7.2、7.3

  • CentOS Linux 7.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • Oracle Solaris SPARC 11.4

  • Oracle Solaris x86 11.4

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Rocky Linux 8.x

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされるファイルタイプ

  • XMLファイル
  • SQLファイル
  • JSONファイル
XML形式対応のオープンターゲット

このマッピングは、XMLとしてメッセージを受信するすべてのターゲットに適用されます。

  • XMLフォーマットのファイル
  • JMS
  • Kafka
  • Azure/Kafka Event Hub
Oracle XML
BINARY_DOUBLE decimal
BINARY_FLOAT decimal
BLOB base64Binary
CHAR string
CLOB string
DATE dateTime
INTERVAL DAY TO SECOND dayTimeDuration
INTERVAL YEAR TO MONTH yearMonthDuration
LONG string
NCHAR string
NCLOB string
Number decimal
NVARCHAR2 string
RAW base64Binary
ROWID string
TIMESTAMP dateTime
TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE dateTimeStamp
TIMESTAMP WITH TIME ZONE dateTimeStamp
VARCHAR2 string
VARRAY Postでは、ソースのVARRAYデータ型が適切なXMLデータ型にマッピングされます。VARRAY内の特定のデータ型のみがサポートされます。サポートの条件を参照してください。
サポートの条件

XML出力にレプリケートする場合、VARRAYの以下のデータ型のみがSharePlexでサポートされます。

  • BINARY_FLOAT
  • VARCHAR2 (n)
  • BINARY_DOUBLE
  • Number
  • TIMESTAMPXML出力では、マイクロ秒を含まないDATEデータ型に変換されます
  • DATE
  • UDTこのリスト内のデータ型のいずれかを含む場合のみ

上記のサポートされるデータ型の追加サポート条件については、「サポートの条件」を参照してください。

JSON形式対応のオープンターゲット

このマッピングは、JSONとしてメッセージを受信するすべてのターゲットに適用されます。

  • XMLフォーマットのファイル
  • JMS
  • Kafka
  • Azure/Kafka Event Hub
Oracle JSON
BINARY_DOUBLE Number
BINARY_FLOAT Number
BLOB String containing base64 encoded data
CHAR String
CLOB String
DATE String containing date
INTERVAL DAY TO SECOND String containing interval
INTERVAL YEAR TO MONTH String containing interval
LONG String
NCHAR String
NCLOB String
Number Number
NVARCHAR2 String
RAW String containing hex encoded data
ROWID String
TIMESTAMP String containing timestamp
TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE String containing timestamp
TIMESTAMP WITH TIME ZONE String containing timestamp
VARCHAR2 String

サポートの条件: 上記のサポートされるデータ型のサポート条件については、「サポートの条件」を参照してください。

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからFile Outputターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDDL操作を条件付きでサポートしています。DDLはOracleソースからFile Outputターゲットにレプリケートできます。詳細については、「OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート」を参照してください。

OracleからHANAへのレプリケーション

SharePlex for Hanaは2022年2月1日より限定サポートとなります。SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからHANAへのレプリケーションをサポートしています。

サポート対象のHanaターゲット

SAP HANA 1.0 SPS 11

サポートされているデータ型

SharePlexでは、OracleからHanaへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています。

Oracle Hana
BINARY_DOUBLE DOUBLE
BINARY_FLOAT DOUBLE
BLOB BLOB
CHAR (n) CHAR (n)
CLOB CLOB
DATE TIMESTAMP
LONG CLOB
LONGRAW BLOB
NCHAR (n) NCHAR (n)
NCLOB NCLOB
Number DECIMAL
NUMBER (p,0:) DECIMAL (p,s)
NUMBER (p,s) DECIMAL
NVARCHAR2 (n) NVARCHAR (n)
RAW (n) VARBINARY (n)
TIMESTAMP (p) TIMESTAMP
VARCHAR2 (n) VARCHAR (n)

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからHanaターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDDL操作を条件付きでサポートしています。DDLはOracleソースからHanaターゲットにレプリケートできます。詳細については、「OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート」を参照してください。

OracleからJMSメッセージキューへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからJMSメッセージキューへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

SharePlexのネイティブインストールは、以下のオペレーティングシステムでサポートされています。

  • AIX 7.1および7.2

  • CentOS Linux 7.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • Oracle Solaris SPARC 11.4

  • Oracle Solaris x86 11.4

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Rocky Linux 8.x

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされているJMSメッセージキュー

  • JMS - Apache ActiveMQ 5.8および5.16.7
  • JMS - IBM MQ 8および9.3

サポートされるファイルタイプ

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからJMSメッセージ・キュー・ターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDDL操作を条件付きでサポートしています。DDLはOracleソースからJMSメッセージ・キュー・ターゲットにレプリケートできます。詳細については、「OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート」を参照してください。

OracleからKafkaへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからKafkaへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

  • CentOS Linux 7.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Rocky Linux 8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • CentOS Linux 7.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Rocky Linux 8.x

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされているKafkaターゲット

Apache Kafka 0.8.x、0.9.x、0.10.x、0.11.x、1.0.x、1.1.x、2.0.x、2.1.0、2.3.1、2.5.0、3.0、3.3、3.6.1

テストおよび再現済みのターゲット:

  • Apache Kafka

  • Confluent Kafka

注意: 独自のKafkaディストリビューションを提供したり、Kafkaに準拠したインターフェイスを提供したりしている別のベンダーを使いたい場合は、ご自由にお使いください。サポートの観点から、当社のサポートチームと開発チームは、SharePlexが受信したKafkaブローカーのエラーを共有します。また、データをキャプチャできるようSharePlex自体が正しく動作していること、SharePlexのターゲット設定フォーマットが正しいこと、SharePlexのPosterがサポート対象のKafkaバージョンに従ってポストしている、またはポストしようとしていることを確認します。Kafkaのサポートに関するSharePlexの問題があり、それらがApache Kafkaで再現できるか、間違いなくSharePlexに関連することが実証されている場合、私たちのチームは標準的なKafkaの問題として対処します。

対応フォーマット

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからKafkaターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDDL操作を条件付きでサポートしています。DDLはOracleソースからKafkaターゲットにレプリケートできます。詳細については、「OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート」を参照してください。

OracleからMySQLへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからMySQLへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

  • RHEL 7.xおよび8.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • RHEL 7.xおよび8.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているターゲットOS:

  • AIX 7.1、7.2、7.3

  • CentOS Linux 7.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • Oracle Solaris SPARC 11.4

  • Oracle Solaris x86 11.4

  • RHEL 7.x、8.x、9

  • Rocky Linux 8.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Windows Server 2016および2019

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされているターゲットバージョンとODBC要件

MySQL 5.5、5.6、5.7、8.0.26

ODBCドライバの要件:

  • ODBC 8.0.26 for Linux

  • ODBC 5.3.14

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Amazon Web Services

  • Amazon RDS for MySQL
  • Amazon Aurora

Microsoft Azure

  • Azure Virtual MachineIaaS
  • MySQL AzureデータベースPaaS

サポートされているデータ型

SharePlexは、OracleからMySQLへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています。

Oracle MySQL
BINARY_DOUBLE 1 DOUBLE
BINARY_FLOAT DOUBLE
BLOB LONGBLOB
CHAR (n) CHAR (n)
CLOB LONGTEXT
DATE DATETIME (0)
LONG LONGTEXT
LONGRAW LONGBLOB
Number DOUBLE
NUMBER (p,0:) NUMERIC (p,s)
NUMBER (p,s) DOUBLE
RAW (n) VARBINARY (n)
TIMESTAMP (7:9) 2 DATETIME (6)
TIMESTAMP (p) 2 DATETIME (p)
VARCHAR2 (n) VARCHAR (n)
サポートの条件
  1. OracleとMySQLではこのデータ型の扱いが異なるため、ソース行の値とターゲット行の値にはごくわずかな精度の差が生じる可能性があります。SQL*Plusや他のユーティリティからデータを表示したときに違いが見えるかもしれませんが、SharePlexでは、この違いを非同期の状態として報告することはありません。
  2. MySQLターゲットデータベースがバージョン5.6.4より前の場合、秒の小数部分は切り捨てられます。以前のバージョンでは、秒の小数部分がサポートされていませんでした。

上記のサポートされるデータ型の追加サポート条件については、「サポートの条件」を参照してください。

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからMySQLターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDDL操作を条件付きでサポートしています。DDLはOracleソースからMySQLターゲットにレプリケートできます。詳細については、「OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート」を参照してください。

OracleからOracleへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからOracleへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

  • AIX 7.1、7.2、7.3

  • CentOS Linux 7.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • Oracle Solaris SPARC 11.4

  • Oracle Solaris x86 11.4

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Rocky Linux 8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • AIX 7.1、7.2、7.3

  • CentOS Linux 7.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • Oracle Solaris SPARC 11.4

  • Oracle Solaris x86 11.4

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Rocky Linux 8.x

リモートレプリケーションでサポートされているターゲットOS:

リモートレプリケーションでは、上記のすべてのプラットフォームに加え、Windows Server 2016と2019がサポートされています。

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされているターゲットバージョン

SharePlexは、Oracle Base Database ServiceのOracle 12cR1、12cR2、18c、19c、21c、およびOracle 23cのStandard EditionとEnterprise Editionをサポートしています。

注意:
  • 特に指定がない限り、Oracle、RAC、ASMは同じバージョンでサポートされます。
  • SharePlexは、64ビット版のOracleデータベースのみをサポートしています。
  • 上記のOracleバージョンは、Oracleのサポート対象オペレーティングシステムとOracleのサポート対象クラウドプラットフォームに加え、Oracle Exadata Database Machine上で実行する場合にもサポートされます。
  • Amazon RDS for Oracle 12cR1サポート対象の12cR1バージョンは12.1.0.2.v7以降および19c。Amazon RDSでのOracle機能のサポートは、デフォルトのオプショングループdefault:oracle-ee-12-1、default:oracle-ee-19、default:oracle-se2-19に限定されています。

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Oracleクラウドインフラストラクチャ

  • Oracle Exadata Cloud ServiceExaCS
  • Oracle Exadata Cloud@CustomerExaCC1
  • Oracle Database Cloud ServiceDBCS2
  • Oracle ComputeIaaSVirtual Machineとベアメタル

Amazon Web Services

  • Amazon RDS for Oracle3
  • Amazon EC2IaaSVirtual Machine

Microsoft Azure

Azure Virtual MachineIaaS

サポートの条件
  1. Oracle Exadata Cloud@CustomerExaCC: Oracle Exadata Cloud@Customer上の問題は、再現を目的としてOracle Exadata Cloud Serviceに対してテストされます。

  2. Oracle Database Cloud ServiceDBCS: SharePlexは、DBCS EE-HP、DBCS EE-EP、およびExaCS/CCでのみ透過的データ暗号化TDE機能をサポートします。

  3. Amazon RDS for Oracle: バージョンの互換性については、「Oracleのソースとサポートされているターゲット」を参照してください。

サポートされているデータ型

SharePlexは、Oracleターゲットへのレプリケーションで以下のOracleデータ型をサポートしています。詳細は「サポートの条件」をご参照ください。

  • ANYDATA 1
  • B-FILE
  • BINARY DOUBLE 7
  • BINARY FLOAT 7
  • BLOB 2
  • CHAR
  • CLOB 2
  • DATE
  • INTERVAL
  • LONG RAW2
  • LONG 2
  • NCHAR
  • NCLOB 3
  • Number
  • NVARCHAR2 8
  • RAW 8
  • ROWID
  • SDO_GEOMETRY
  • TIMESTAMP
  • TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE
  • TIMESTAMP WITH TIME ZONE
  • UDTユーザ定義型5
  • UROWID
  • varchar
  • VARCHAR2 8
  • VARRAYコレクション
  • XMLTYPE 4

注意: SharePlexは、INVISIBLEとして定義された列をサポートしています。

サポートの条件

1. ANYDATA

  • ANYDATAのレプリケーションは、UDTが含まれている場合、またはストレージが圧縮付きのSecureFile LOBとして定義されている場合を除き、サポートされています。圧縮なしのSecureFile LOBはサポートされています。SharePlexでは、ANYDATAのうち以下のデータ型のみがサポートされています。

    • CHAR
    • DATE
    • Number
    • RAW
    • varchar
    • VARCHAR2 (n)
    • TIMESTAMP
  • ANYDATA型内のデータ型は、インライン列データ内である必要があります。Oracleでは、ANYDATA型がインラインの安全なファイルLOBとしてカプセル化されます。カプセル化されたデータがインラインLOBで許される長さより長い場合、そのデータはアウトラインLOBデータとして出現します。SharePlexは、カプセル化されたデータは常にインラインLOBとして出現するものとみなします。

2. LONGおよびLOBBLOB、CLOB

  • LOBやLONGを含むテーブルには、必ずプライマリキーかユニークキーが定義されています。テーブルにキーがない場合、SharePlexは、LONGまたはLOBを除くすべての列から独自のキーを作成します。Post WHERE句を満たす2つの行の唯一の違いがLOBかLONGかである場合、SharePlexでは、正しい行が更新されることが保証されません。
  • SharePlexは、以下のようにSecureFiles LOBをサポートしています。

    • ロギングを有効化する必要があります。
    • SharePlexは、非圧縮のSecureFiles LOBSおよび高圧縮または中圧縮のSecureFiles LOBSをサポートしていますZLIBまたはZSTD圧縮ライブラリを使用して圧縮
    • ストレージ仕様に暗号化や重複排除が含まれているSecureFiles LOBSはサポートされません。
  • SharePlexは、トランスフォーメーションやコンフリクト解決が実行される設定では、LONGとLONG_RAWデータ型をサポートしません。

3. NCLOB

ソースとターゲットの文字セットが異なる場合、Compare/RepairはNCLOBをサポートしません。

4. XMLTYPE

SharePlexは、CLOBおよびBINARYとして保存されているXMLTYPEのレプリケーションをサポートします。SharePlexでは、OBJECT RELATIONALまたはTRANSPORTABLE BINARYとして格納されたXMLTYPEのレプリケーションはサポートしません。加えて、以下が適用されます。

  • Oracle 23Cでは、XMLTYPE列ストレージタイプにSharePlexでサポートされているCLOBまたはBINARY XMLを指定してテーブルを作成または変更する必要があります。

  • ストレージが圧縮付きのSecureFile LOBとして定義されている場合、BINARYとして格納されたXMLTYPEはサポートされません。圧縮なしのSecureFile LOBはサポートされています。
  • Binary XMLTypeは、ソースとターゲットの文字セットが異なり、文字セット変換が必要な場合、Compare/Repairではサポートされません。
  • Compare/Repairでは、ソースとターゲットが異なるストレージ句を持つ場合、XMLTYPEの比較をサポートしません。Compare/Repairで比較/修復がサポートされるのは、ソースとターゲットが両方ともBINARYとして格納されているか、両方ともCLOBとして格納されている場合のみです。

5. ユーザ定義型

SharePlexは、SharePlexコンフリクト解決機能が実行される設定では、抽象データ型とVARRAYをサポートしていません。

注意: SharePlexは、基本データ型のUDTフィールドを持つテーブルのみをレプリケートします。複数のサブタイプが含まれる列の場合、レプリケーションは基本タイプのフィールドにのみ適用されます。

6. 全般

ターゲットデータ型の精度またはサイズが、レプリケートされるデータに対して十分に大きくない場合、適用時にデータベースによってデータが切り捨てられたり丸められたりすることがあります。

7. 拡張データ型

  • 拡張データ型はCopyコマンドではサポートされていません。
  • 拡張データ型はキー列ではサポートされていません。拡張データ型をサポートしていないキーには、以下のものがあります。
    • Oracleテーブルのプライマリキー
    • Oracleテーブルのユニークキー
  • 水平パーティショニングは、拡張データ型列を含むテーブルではサポートされていません。
  • ターゲットタイプがJMSメッセージキュー、File outputXML、JSON、SQL、Event Hubs、Kafkaの場合、SharePlexは拡張データ型のデータをレプリケートしません。

8. Copy/Appendコマンド

Oracle Database 23cでは、暗号化されたテーブルスペースではCopy/Appendコマンドはサポートされません。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexはデフォルトとオプションのDDLサポートを提供します。

注意: ALTER TABLE to ADD COLUMNおよびALTER TABLE to DROP COLUMNは、基本、高度な行OLTP圧縮、およびHCC圧縮OracleオブジェクトですべてのOracleおよびオープンターゲットへのレプリケーションに対してサポートされています。

SharePlexは以下をサポートしません。

  • ANALYZE TABLEおよびANALYZE INDEX
  • レプリケーションでIOTにALTER TABLE ADD OVERFLOWするDDL
  • SharePlexデータベースユーザによって発行されたDDL操作
  • レプリケーションでIOTにALTER INDEXするDDL
アクティブな設定ファイルにリストされたオブジェクトに対するDDL

SharePlexは、名前が設定ファイルに明示的に、またはワイルドカードによってリストされているオブジェクトに対して、デフォルトおよびオプションのDDLレプリケーションを提供します。詳細については、この表に続く「サポートの条件」を参照してください。

制御パラメータの詳細については、『SharePlexリファレンスガイド』を参照してください。

サポートされているオブジェクト サポートされているDDL操作

デフォルトで有効か?

制御パラメータ

テーブルとIoT

設定のアクティベーション時にソースに存在する場合

TRUNCATE

Alter to add、drop、modify columns

Alter to add、modify、drop、split、coalesce、move、truncate、exchange partitionまたはsubpartition1

Drop Table

はい

SP_OCT_REPLICATE_DDL=3

テーブルとIOT

設定のアクティベーション後にソースに追加された場合

Create

Create as Select2

はい

SP_OCT_AUTOADD_ENABLE=1

テーブル Alter Table Rename はい SP_OCT_DDL_UPDATE_CONFIG=1
索引

Create

Alter

Drop

はい

SP_OCT_AUTOADD_ENABLE=1

マテリアライズドビュー3

Create

Drop

×

SP_OCT_AUTOADD_ENABLE=1および

SP_OCT_AUTOADD_MVIEW=1および

SP_SYS_TARGET_COMPATIBILITY=8.6.2以上

シーケンス4

Create、Drop

×

SP_OCT_AUTOADD_ENABLE=1および

SP_OCT_AUTOADD_SEQ=1および

SP_SYS_TARGET_COMPATIBILITY=8.6.3以上

トリガ

Create、Drop

×

SP_OCT_REPLICATE_TRIGGER=1

シノニム

Create、Drop

×

SP_OCT_REPLICATE_SYNONYM=1
Grant5 Create、Drop

×

SP_OCT_REPLICATE_GRANT=1
サポートの条件
  1. ALTER TABLEには以下のサポート条件があります。
    • テーブル間のEXCHANGE PARTITIONなど、複数のテーブルが関係するALTER TABLE DDLでは、関係するすべてのテーブルがレプリケーションに含まれる必要があります。
    • パーティション/サブパーティションに対するALTER TABLEのデフォルトのDDLサポートは、ユーザ名が付いたインターバルパーティション/サブパーティションに適用されます。システム名が付いたシステムが生成したインターバルパーティション/サブパーティションでは、SharePlexは、ALTER TABLEによるシステム名パーティションのDROPとTRUNCATEのみをサポートしています。システム名パーティションのDROPとTRUNCATEのサポートを有効にするには、SP_OCT_TRUNC_PARTITION_BY_IDパラメータを1に設定し、ソースとターゲットの両方がSharePlexバージョン8.6.4以降に更新されていることを確認します。
      注意: この要件は以前のSharePlexリリースから変更され、Oracle 12.2以降を含め、Oracleのバージョンに関係なくパラメータの設定が必要になりました。
    • サブパーティションが空の場合、SharePlexはシステムで生成されたサブパーティションのTRUNCATEをサポートしません。このような場合、PostはエラーSP-OPO01002で停止します。このエラーを無視するようにPostを設定するには、Postを停止し、SP_OPO_CONT_ON_ERRパラメータを1に設定し、エラー番号SP-OPO01002をoramsglistファイルの先頭に追加します。このパラメータの詳細については、『SharePlexリファレンスガイド』を参照してください。
  1. CREATE TABLE AS SELECTについて、SharePlexは以下のデータ型をサポートしています: LONG、DATE、RAW、LONG RAW、ROWID、LONG VARCHAR、CHAR、CLOB、BLOB、CFILE、BFILE、TIMESTAMP、INTERVAL YEAR TO MONTH、INTERVAL DAY TO SECOND、VARCHAR2、NUMBER、ANYDATA。
  2. CREATE MATERIALIZED VIEWについては、以下が適用されます。

    • SharePlexはCREATE MATERIALIZED VIEWで以下のデータ型をサポートしています: LONG、DATE、RAW、LONG RAW、ROWID、UROWID、LONG VARCHAR、CHAR、CLOB、BLOB、CFILE、BFILE、TIMESTAMP、INTERVAL YEAR TO MONTH、INTERVAL DAY TO SECOND、VARCHAR2、NUMBER、ANYDATA。SharePlexはALTER MATERIALIZE VIEWをサポートしていません。
    • SharePlexはCREATE MATERIALIZED VIEWをCREATE TABLEに変換し、CREATE TABLEをターゲットに適用してから、ビューに入力するDMLをレプリケートします。SharePlexはMATERIALIZED VIEWをMATERIALIZED VIEWにレプリケートしません。
  3. シーケンスをレプリケートするには、データベースレベルでプライマリキーとユニークキーのサプリメンタルロギングを有効にするか、sys.seq$テーブルでプライマリキーのサプリメンタルロギングを有効にする必要があります。

  4. Amazon RDSは、DBAユーザがGRANTコマンドを発行することを制限しています。SharePlexはDBAユーザとして実行されるため、SharePlexはRDSデータベースとの間でGRANTをレプリケートできません。

アクティブな設定ファイルにリストされていないオブジェクトに対するDDL

SharePlexは、設定ファイルにリストされていないOracleオブジェクトに対して拡張DDLサポートを提供します。SharePlexはこれらのオブジェクトのDDLステートメントをレプリケートしますが、DMLレプリケーションによるオブジェクトの同期の維持は行いません。拡張DDLレプリケーションはオプションで、以下のパラメータ設定で有効になります。

SP_OCT_REPLICATE_ALL_DDL=1

注: 拡張DDLのレプリケーションは、テーブルやシーケンスだけでなく、プロシージャ、関数、ユーザ、ビューなど、レプリケーションには含まれないその他のオブジェクトも幅広くサポートしています。これらのオブジェクトの中には、レプリケーション対象の基礎となるオブジェクトが含まれることもあります。このように設定すると、レプリケーションの基礎となるオブジェクトだけでなく、レプリケーションに含まれないオブジェクトにも拡張DDLレプリケーションが適用されます。

追加情報については、この表に続く「表の注記」を参照してください。

サポートされているオブジェクト サポートされている操作
テーブルとIoT Create table
Create table as select
Alter table add column
Alter table drop column
Drop table
TRUNCATE
Comment on table
Comment on columns
Associate Statistics
Disassociate Statistics
クラスタ Create cluster
Crop cluster
シーケンス Create
Drop
Alter

パーティション/サブパーティション

Add
Split
Merge
Drop
Modify
Coalesce
Exchange
Move
Truncate
Rename
Set
索引 Create
Alter
Drop
ビュー Create
Alter
Drop
Comment on view
シノニム Create
Drop
ディレクトリ1 Create
Drop
ユーザ定義型 Create type
Alter type
Drop type
Create type body
Drop type body
ストアドプロシージャ Create
Alter
Drop
ストアドファンクション Create
Alter
Drop
パッケージ Create package
Create package body
Alter package
Alter package body
Drop package
Drop package body
ユーザ Create user
Alter user
Drop user
Grant1
Revoke
ロール Create role
Alter role
Drop role
Grant1
Revoke
表の注記:

Amazon RDSは、DBAユーザがAmazon RDSデータベースインスタンス上で特定のコマンドを発行することを制限しています。SharePlexはDBAユーザとして実行されるため、SharePlexはRDSデータベースとの間で以下のコマンドをレプリケートできません。

  • CREATEまたはDROP DIRECTORY
  • GRANT

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからOracleターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

OracleからPostgreSQLへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからPostgreSQLへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているターゲットOS:

リモートレプリケーションでは、上記のすべてのプラットフォームに加え、Windows Server 2016と2019がサポートされています。

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされているターゲットバージョンとODBC要件

PostgreSQL 9.4、9.5、9.6、10、13.4、13.6、14.1、15.x、16、Enterprise DatabaseEDB15.xおよび16

ODBCドライバの要件:

Community Edition用ODBCドライバ: postgresql13-odbc-13.02.0000、postgresql14-odbc-13.02.0000、postgresql15-odbc-16.00.0000、postgresql16-odbc-16.00.0000

Enterprise EditionEDB用ODBCドライバ: edb-odbc-13.02.0000、edb-odbc-16.00.0000.01

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Oracleクラウドインフラストラクチャ

Oracle ComputeIaaSVirtual Machineとベアメタル

Amazon Web Services

  • Amazon RDS for PostgreSQL
  • Amazon Aurora
  • Amazon EC2IaaSVirtual Machine

Microsoft Azure

  • Azure Virtual MachineIaaS
  • Azure DBaaS

Google Cloud Platform

Google Cloud SQL for PostgreSQL

サポートされているデータ型

SharePlexは、OracleからPostgreSQLへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています。

Oracle PostgreSQL*
BINARY_DOUBLE DOUBLE PRECISION
BINARY_FLOAT REAL
CHAR (n) CHAR (n)
CHAR (n CHAR) CHAR (n)
CLOB TEXT
DATE DATE
DATE TIMESTAMP (0)
LONG TEXT
NCHAR (n) CHAR (n)
NCLOB TEXT
Number NUMERIC
NUMBER (p,0:) NUMERIC (p,s)
NUMBER (p,s) NUMERIC
NVARCHAR2 (n) VARCHAR (n)
TIMESTAMP (7:9) TIMESTAMP (6)
TIMESTAMP (p) TIMESTAMP (p)
TIMESTAMP (7:9) WITH TIME ZONE TIMESTAMP (6) WITH TIME ZONE
TIMESTAMP (p) WITH TIME ZONE TIMESTAMP (p) WITH TIME ZONE
TIMESTAMP (7:9) WITH LOCAL TIME ZONE TIMESTAMP (6)
TIMESTAMP (p) WITH LOCAL TIME ZONE TIMESTAMP (p)
VARCHAR2 (n) VARCHAR (n)
VARCHAR2 (n CHAR) VARCHAR (n)
BLOB BYTEA

サポートの条件: 上記のサポートされるデータ型のサポート条件については、「サポートの条件」を参照してください。

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからPostgreSQLターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDDL操作を条件付きでサポートしています。DDLはOracleソースからPostgreSQLターゲットにレプリケートできます。詳細については、「OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート」を参照してください。

OracleからSnowflakeへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからSnowflakeへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているオペレーティングシステム

SharePlexはリモートからSnowflakeにレプリケートします。リモートレプリケーションでサポートされているソースOS

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

注意: SharePlex Snowflakeは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされているターゲットバージョンとODBC要件

Snowflake 6.31 Enterprise、Community Edition、Snowflake 8.1

ODBCドライバ要件: Snowflake 3.1.4以上

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Microsoft Azure

サポートされているデータ型

SharePlexは、OracleからSnowflakeへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています。

Oracle Snowflake
CLOB TEXT
Number INT、INTEGER、NUMBER
CHAR(n) VARCHAR(n)
CLOB VARCHAR(n)
NCHAR CHAR(n)
VARCHAR2(n) VARCHAR(n)
CLOB VARCHAR(n)
NCLOB TEXT
CLOB VARCHAR(n)
LONG TEXT
BLOB BINARY、VARBINARY
RAW(n) VARBINARY
LONGRAW VARBINARY
BINARY_FLOAT REAL
Number SMALLINT
Number BIGINT
Number NUMERIC、DECIMAL
DATE DATE
BINARY_DOUBLE DOUBLE PRECISION
TIMESTAMP TIMESTAMP
TIMESTAMP_TZ TIMESTAMP_TZ

注意: OracleバイナリからSnowflakeバイナリデータ型へのレプリケーションでは、バイナリ型に対するSnowflake DBのデフォルトの「HEX」形式が維持されます。ソースOracleDBのバイナリデータは「HEX」形式でのみ保存されるため、他の形式でのデータの整合性は保証されません。

サポートの条件
  • Char(n) データ型 - Oracle では、Char(n)は固定サイズのデータ型です。長さが「n」未満のcharデータを「char(n)」列に挿入すると、「n」個のメモリポジションを完全に満たすように残りのスロットn-長さがスペースでパディングされます。Snowflakeには同等の固定長文字データ型がなく、charデータはその長さまでしか保存できないため、Snowflakeではcharの保存にVARCHAR(n)を使用しています。ライブレプリケーションでは、char列のデータが正しくコピーされることが保証されます。しかし、OracleのChar(n)列に相当するデータを手動でSnowflakeに挿入する場合、ソースとターゲットの両方のDBでデータが同期されるように、パディングを行って「n」の長さを完全に満たす必要もあります。

  • Binaryデータ型とTextデータ型 - SnowflakeのBinaryデータ型とTextデータ型には8 MBのサイズ制限があるため、Oracleの高度なデータ型のレプリケーションは、同等のデータ型の最大8 MBのサイズ制限に合わせて制限されます。以下の表を参照してください。

Oracleデータ型 最大サイズ Snowflakeデータ型 最大サイズ
LONG 2 GB TEXT 8 MBのユニコード文字
CLOB 4 GB TEXT 8 MBのユニコード文字
LONGRAW 2 GB BINARYまたはVARBINARY 8 MB
BLOB 4 GB BINARYまたはVARBINARY 8 MB

上記のサポートされるデータ型の追加サポート条件については、「サポートの条件」を参照してください。

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからSnowflakeターゲットにレプリケートできます。

テーブル

SharePlexは、OracleソースからSnowflakeターゲットにデータをレプリケートする際に、テーブルに対する以下のDML操作をサポートしています。

  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで挿入

  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで更新

  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで削除

制限事項:

OracleからSnowflakeへデータをレプリケートする際、以下のDML操作に関する制限が確認されています。

  • DML操作時の遅さ

    • 単一の挿入: コミットやロールバックを頻繁に行うと、レプリケーションが遅くなることがあります。

    • 一括挿入: 高度なデータ型を使用した挿入[ターゲットとなるSnowflakeデータ型: TEXTおよびBINARY]では、プレーンテキストまたはバイナリのJSONおよびXMLを使用したデータのレプリケーションに大幅な速度低下が発生する可能性があります。

    • 単一の更新と削除: コミットとロールバックを頻繁に行うと、動作が遅くなることがあります。

詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、OracleソースからSnowflakeターゲットにデータをレプリケートする際にDDL操作とオブジェクトをサポートしていません。

OracleからSQL Serverへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、OracleからSQL Serverへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

SQL Serverデータベースでは、以下のオペレーティングシステムがサポートされています。SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビットバージョンのみをサポートしています。

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているターゲットOS:

リモートレプリケーションでは、上記のすべてのプラットフォームに加え、Windows Server 2016と2019がサポートされています。

サポートされているターゲットバージョンとODBC要件

SQL Server 2012、2014、2016、2017、2019、2022

注意: Windowsサーバ上でホストされているSQL Server 2012、2014、2016データベースは、Windows Server 2016以降と互換性があります。

ODBCドライバの要件: ODBC 17.10.1.1-1および18.3.2.1-1

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Amazon Web Services

Amazon EC2IaaSVirtual Machine

Microsoft Azure

  • Azure Virtual MachineIaaS
  • Azure SQL Database
  • Azure SQL Managed Instance

サポートされているデータ型

SharePlexは、OracleからSQL Serverへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています。

Oracle SQL Server
ANYDATA VARIENT
BINARY_DOUBLE FLOAT (53)
BINARY_FLOAT FLOAT (24)
BLOB VARBINARY (MAX)
CHAR (n) CHAR (n)
CHAR (n CHAR) CHAR (n)
CLOB VARCHAR (MAX)
DATE DATETIME2 (7)
LONG VARCHAR (MAX)
LONGRAW VARBINARY (MAX)
NCHAR (n) NCHAR (n)
NCLOB NVARCHAR (MAX)
Number FLOAT (53)
NUMBER (p,0:) NUMERIC (p,s)
NUMBER (p,0:)* DECIMAL
NUMBER (p,s) FLOAT (53)
NVARCHAR2 (n) NVARCHAR (n)
RAW (n) VARBINARY (n)
TIMESTAMP (8:9) DATETIME2 (7)
TIMESTAMP (p) DATETIME2 (p)
TIMESTAMP (8:9) WITH TIME ZONE DATETIMEOFFSET (7)
TIMESTAMP (p) WITH TIME ZONE DATETIMEOFFSET (p)
VARCHAR2 (n) VARCHAR (n)
VARCHAR2 (n CHAR) VARCHAR (n)

サポートの条件

NUMBER (P, 0) - DECIMAL: OracleソースでNumberデータ型の新しい列を追加すると、新しい列は Numericデータ型でSQL Serverターゲットにレプリケートされます。

上記のサポートされるデータ型の追加サポート条件については、「サポートの条件」を参照してください。

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはOracleソースからSQL Serverターゲットにレプリケートできます。詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルとシーケンスに対するDDL操作を条件付きでサポートしています。DDLはOracleソースからSQL Serverターゲットにレプリケートできます。詳細については、「OracleからオープンターゲットへのDDLのサポート」を参照してください。

PostgreSQLからレプリケートする際のシステム要件とサポート条件

この章では、PostgreSQLデータベースからデータをキャプチャし、サポートされているターゲットデータベースにレプリケートする際の要件を説明します。

PostgreSQLソースの基礎

このセクションでは、PostgreSQLデータベースからキャプチャし、サポートされているターゲットデータベースにレプリケートする際の、ソースとしてのPostgreSQLデータベースの要件について説明します。

サポートされているオペレーティングシステム

サポートされているPostgreSQLデータベースからのキャプチャと、サポートされているターゲットデータベースへのレプリケーションでは、以下のオペレーティングシステムがサポートされています。PostgreSQLのcaptureでサポートされているソースとターゲットデータベースのリストについては、「サポートされているソースとターゲットの組み合わせ」を参照してください。

SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

サポートされているバージョンとODBC要件

PostgreSQL 13.x、14.x、15.x、16、Enterprise DatabaseEDB15.xおよび16

ODBCドライバの要件:

Community Edition用ODBCドライバ: postgresql13-odbc-13.02.0000、postgresql14-odbc-13.02.0000、postgresql15-odbc-16.00.0000、postgresql16-odbc-16.00.0000

Enterprise EditionEDB用ODBCドライバ: edb-odbc-13.02.0000およびedb-odbc-16.00.0000.01

サポートされているクラウドプラットフォーム

Amazon Web Services:

Amazon EC2IaaSVirtual Machine

Microsoft Azure:

Azure Virtual MachineIaaS

Google Cloud Platform:

Google Cloud SQL for PostgreSQL

PostgreSQLソースの基本サポート条件

PostgreSQLからOracleおよびオープンターゲットへのレプリケーションでサポートされる/されないSharePlex 機能

以下の表は、PostgreSQLからOracleおよびオープンターゲットへのレプリケーションで、特定のSharePlex機能がサポートされるかどうかを示しています。

SharePlex機能 サポート対象
reconcileコマンドターゲットのインスタンス化 Oracle、PostgreSQL
compare/compare usingおよびrepair/repair usingコマンド サポートなし
copy/copy usingおよびappend/append usingコマンド サポートなし
ハッシュ水平分割レプリケーション PostgreSQL*
列ベースの水平分割レプリケーション PostgreSQL*
垂直分割レプリケーション PostgreSQL、Oracle
列のマッピング PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake
キーの定義 PostgreSQL、Oracle
スクリプトを使った設定の作成 サポートなし
名前付きキュー PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake
コミット削減Post Enhanced Performanceの機能 PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake
依存関係チェックPost Enhanced Performanceの機能 サポートなし
トランスフォーメーション サポートなし
コンフリクト解決

PostgreSQL、Oracle

ピアツーピアレプリケーション双方向 PostgreSQL、Oracle
統合レプリケーション多数から1つへ PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake
ブロードキャストレプリケーション1つから多数へ PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake
高可用性レプリケーションアクティブ/パッシブ双方向 サポートなし
変更追跡ターゲットCDC サポートなし
データ暗号化 サポートなし
データ圧縮 サポートなし
SSH PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake
auth_hostsファイル サポートなし
監視スクリプト サポートなし
SNMP監視 サポートなし
エラー発生時のポストの続行SP_OPX_CONT_ON_ERR PostgreSQL、SQL Server、Kafka、Snowflake
非同期エラー発生時の中断SP_OPX_OUT_OF_SYNC_SUSPEND PostgreSQL、SQL Server、Kafka、Snowflake
キーの削減SP_OPX_REDUCED_KEY PostgreSQL、SQL Server、Kafka、Snowflake
非同期状態のトランザクションの論理トランザクションロールバック サポートなし
キーのないテーブル* PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Snowflake

*制限事項: SharePlexレプリケーションで、重複データを含む非キー列を含むテーブルを使用する場合、レプリケーションまたはcompare・repair処理でデータの不整合が発生する可能性があります。

物理スロットと論理スロットの主な機能のサポートと非サポート

以下の表は、オンプレミス環境とPostgreSQL Database as a Service環境の物理スロットと論理スロットでサポートされるメトリックスとサポートされないメトリックスの情報を示しています。

注意: SharePlexは、pgoutputプラグインによる論理レプリケーションのみをサポートしています。

SharePlex機能 PostgreSQLオンプレミス/クラウドVM/EDBエンタープライズデータベース PGDB as a Service AWS- RDSおよびAurora、Azureフレキシブルサーバー
物理レプリケーション 論理レプリケーションpgoutputプラグイン 論理レプリケーションpgoutputプラグイン
LSNでのアクティベーション サポートあり サポートなし サポートなし
フェールオーバー型HAクラスタレプリケーション オンプレミスのPostgreSQLデータベースCrunchyDataに適用* サポートなし pg_failover_slots拡張を使用するAzureフレキシブルサーバのみに適用。AWS-RDS および Aurora ではサポートされていません。
水平および垂直パーティション サポートあり サポートあり サポートあり
ユーティリティとコマンド サポートあり サポートあり サポートあり
データベースレベルのテーブルパーティショニング サポートあり サポートあり サポートあり
双方向レプリケーション サポートあり サポートあり サポートあり
DDLのサポート サポートなし サポートなし サポートなし
CompareとRepair サポートなし サポートなし サポートなし
レプリケーションパフォーマンス ラグなし 最小限のラグ 最小限のラグ
PostgreSQL Copyコマンドを使用した挿入 サポートなし サポートなし サポートなし

* フェールオーバー型HAクラスタレプリケーション機能は PostgreSQL Enterprise Database (EDB) ではサポートされません。

PostgreSQLからKafkaへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、PostgreSQLからKafkaへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているオペレーティングシステム

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされているKafkaターゲット

Apache Kafka 0.8.x、0.9.x、0.10.x、0.11.x、1.0.x、1.1.x、2.0.x、2.1.0、2.3.1、2.5.0、3.0、3.3、3.6.1

テストおよび再現済みのターゲット:

  • Apache Kafka

  • Confluent Kafka

注意: 独自のKafkaディストリビューションを提供したり、Kafkaに準拠したインターフェイスを提供したりしている別のベンダーを使いたい場合は、ご自由にお使いください。サポートの観点から、当社のサポートチームと開発チームは、SharePlexが受信したKafkaブローカーのエラーを共有します。また、データをキャプチャできるようSharePlex自体が正しく動作していること、SharePlexのターゲット設定フォーマットが正しいこと、SharePlexのPosterがサポート対象のKafkaバージョンに従ってポストしている、またはポストしようとしていることを確認します。Kafkaのサポートに関するSharePlexの問題があり、それらがApache Kafkaで再現できるか、間違いなくSharePlexに関連することが実証されている場合、私たちのチームは標準的なKafkaの問題として対処します。

対応フォーマット

  • XML形式
  • JSON形式

サポートされるDML操作

SharePlexはテーブルに対するDML操作をサポートします。DMLをPostgreSQLソースからkafkaターゲットにレプリケートできます。

テーブル

SharePlexはテーブルに対する以下のDML操作をサポートしています。

  • 単一操作と一括操作 - 挿入
  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで更新
  • 単一操作と一括操作 - キーありで削除
  • ロールバック/セーブポイントによる上記操作

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

現在、SharePlexはPostgreSQLソースからKafkaターゲットにデータをレプリケートする際にDDL操作をサポートしていません。データレプリケーションのオブジェクトとしてはテーブルのみサポートしています。

PostgreSQLからOracleへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、PostgreSQLからOracleへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

PostgreSQL DatabaseからOracleデータベースへのレプリケーションでは、以下のオペレーティングシステムがサポートされています。SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

SharePlexのネイティブインストールは、以下のプラットフォームでサポートされています:

  • AIX 7.1、7.2、7.3

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • CentOS Linux 7.x

  • Oracle Solaris SPARC 11

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Rocky Linux 8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • AIX 7.1、7.2、7.3

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • CentOS Linux 7.x

  • Oracle Solaris SPARC 11

  • Rocky Linux 8.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

リモートレプリケーションでサポートされているターゲットOS:

リモートレプリケーションでは、上記のすべてのプラットフォームに加え、Windows Server 2016と2019がサポートされています。

サポートされているターゲットデータベースのバージョン

Oracle 19c

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Oracleクラウドインフラストラクチャ

  • Oracle Exadata Cloud ServiceExaCS
  • Oracle Exadata Cloud@CustomerExaCC
  • Oracle Database Cloud ServiceDBCS
  • Oracle ComputeIaaSVirtual Machineとベアメタル

Amazon Web Services

  • Amazon RDS for Oracle
  • Amazon EC2IaaSVirtual Machine

Microsoft Azure

Azure Virtual MachineIaaS

Google Cloud Platform

Google Cloud SQL for PostgreSQL

サポートされている文字セット

UTF 8

サポートされているデータ型

SharePlexは、PostgreSQLからOracleへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています。

PostgreSQL* Oracle
INT NUMBER / INT
REAL BINARY_FLOAT / NUMBER
SMALLINT Number
BIGINT Number
NUMERIC Number
DOUBLE PRECISION BINARY_DOUBLE / NUMBER
CHAR(1:2000) CHAR(n)
CHAR(2001:) CLOB
CHAR(1:1000) NCHAR(n)
VARCHAR(1:4000) VARCHAR2(n)
VARCHAR(4001:) CLOB
varchar CLOB
VARCHAR(1:2000) NVARCHAR2(n)
TEXT CLOB / NCLOB
DATE DATE
TIMESTAMP(0) DATE
TIMESTAMP(0) TIMESTAMP(0)
TIMESTAMP TIMESTAMP / TIMESTAMP [(fractional_seconds_precision)] WITH LOCAL TIME ZONE
TIMESTAMP WITH TIME ZONE TIMESTAMP WITH TIME ZONE
BOOLEAN CHAR (1)*
BYTEA BLOB

*注意: PostgreSQLの物理レプリケーションまたは論理レプリケーションの場合、ブール値はOracleターゲットのCHAR(1)列に1/0としてレプリケートされます。

SharePlexは、コンフリクト解決が設定されている場合、PostgreSQLからOracleへのレプリケーションで以下のPostgreSQLデータ型をサポートします。

  • varchar

  • SMALLINT

  • INT

  • BIGINT

  • NUMERIC

  • DATE

  • CHAR

  • TIMESTAMP(0)

  • TIMESTAMP

  • TIMESTAMP WITH THE TIME ZONE

  • TIME

  • TIME WITH TIME ZONE

  • BOOLEAN

サポートされるDML操作

SharePlexはテーブルに対するDML操作をサポートします。DMLをPostgreSQLソースからOracleターゲットにレプリケートできます。

テーブル

SharePlexはテーブルに対する以下のDML操作をサポートしています。

  • 単一操作と一括操作 - 挿入

  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで更新

  • 単一操作と一括操作 - キーありで削除

  • ロールバック/セーブポイントによる上記操作

ソースPostgreSQLテーブルからレプリケートされる列データ型がターゲットテーブルでサポートされている必要があります。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

現在、SharePlexはPostgreSQLソースからOracleターゲットにデータをレプリケートする際にDDL操作をサポートしていません。データレプリケーションのオブジェクトとしてはテーブルのみサポートしています。

PostgreSQLからPostgreSQLへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、PostgreSQLからPostgreSQLへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

SharePlexのネイティブインストールがサポートされているプラットフォーム:

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS:

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているターゲットOS:

  • AIX 7.1、7.2、7.3

  • CentOS Linux 7.x

  • HP-UX 11.31 Itanium

  • Oracle Linux 7.xと8.x

  • Oracle Solaris SPARC 11.4

  • Oracle Solaris x86 11.4

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • SuSE SLES 12.xおよび15.x

  • Windows Server 2016および2019

注意: SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

サポートされているターゲットバージョンとODBC要件

PostgreSQL 13.x、14.x、15.x、16、Enterprise DatabaseEDB15.x、16

ODBCドライバの要件:

Community Edition用ODBCドライバ: postgresql13-odbc-13.02.0000、postgresql14-odbc-13.02.0000、postgresql15-odbc-16.00.0000、postgresql16-odbc-16.00.0000

Enterprise EditionEDB用ODBCドライバ: edb-odbc-13.02.0000およびedb-odbc-16.00.0000.01

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Amazon Web Services:

  • Amazon EC2IaaSVirtual Machine

  • Amazon RDS for PostgreSQL

  • Amazon Aurora

Microsoft Azure:

  • Azure Virtual MachineIaaS

  • Azure DBaaS

Google Cloud Platform:

Google Cloud SQL for PostgreSQL

サポートされている文字セット

UTF 8

サポートされているデータ型

SharePlex PostgreSQLは、PostgreSQLからPostgreSQLへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています:

  • CHAR
  • varchar
  • TEXT
  • SMALLINT
  • INT
  • BIGINT
  • NUMERIC
  • REAL
  • DOUBLE PRECISION
  • DATE
  • TIMESTAMP (0)
  • TIMESTAMP
  • TIMESTAMP WITH TIME ZONE
  • BOOLEAN
  • BYTEA
  • TIME
  • TIME WITH TIME ZONE
  • JSON
  • JSONB

制限事項:

  • JSONおよびJSONBデータ型は、論理レプリケーションでのみサポートされます。

  • JSONおよびJSONBデータ型を持つ列は、ユニークキーを定義する際にはサポートされません。

  • JSONおよびJSONBデータ型は、水平分割データのレプリケーションではサポートされません。

  • VARCHAR > 2k、長さが指定されていないVARCHAR、TEXT、BYTEA、JSON、JSONBなどのデータ型を持つ列を含むテーブルで、キーが定義されておらず、基本データ型の列がキー以外の列で、複数の行にわたってデータが重複している場合、Repair処理中にデータの不整合が発生する可能性があります。

サポートされるDML操作

SharePlexはテーブルに対するDML操作をサポートします。DMLをPostgreSQLソースからPostgreSQLターゲットへレプリケートすることができます。

テーブル

SharePlexはテーブルに対する以下のDML操作をサポートしています。

  • 単一操作と一括操作 - 挿入
  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで更新
  • 単一操作と一括操作 - キーありで削除
  • ロールバック/セーブポイントによる上記操作

ソースPostgreSQLテーブルからレプリケートされる列データ型がターゲットテーブルでサポートされている必要があります。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

現在、SharePlexはPostgreSQLソースからPostgreSQLターゲットにデータをレプリケートする際にDDL操作をサポートしていません。データレプリケーションのオブジェクトとしてはテーブルのみサポートしています。

PostgreSQLからSnowflakeへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、PostgreSQLからSnowflakeへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているオペレーティングシステム

PostgreSQLデータベースからのキャプチャとSnowflakeターゲットデータベースへのレプリケーションでは、以下のオペレーティングシステムがサポートされています。SharePlex Snowflakeは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビット版のみをサポートしています。

SharePlexはリモートからSnowflakeにレプリケートします。以下のOSからのレプリケーションに対応しています。

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

サポートされているターゲットバージョンとODBC要件

Snowflake 6.31 Enterprise、コミュニティ版、Snowflake 8.1.0

ODBCライバの要件: Snowflake 3.1.4以上

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Microsoft Azure

サポートされているデータ型

SharePlexは、PostgreSQLからSnowflakeへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています。

PostgreSQL* Snowflake
TEXT TEXT
INT INT、INTEGER、NUMBER
CHAR(1:2000) VARCHAR(n)
CHAR(2001:) VARCHAR(n)
CHAR(n) CHAR(n)
VARCHAR(1:4000) VARCHAR(n)
VARCHAR(4001:) VARCHAR(n)
varchar VARCHAR(n)
REAL REAL
SMALLINT SMALLINT
BIGINT BIGINT
NUMERIC小数部分のない整数 NUMERIC、DECIMAL
NUMERIC小数 FLOAT
DATE DATE
DOUBLE PRECISION DOUBLE PRECISION
TIMESTAMP TIMESTAMP
TIMESTAMP_TZ TIMESTAMP_TZ
BOOLEAN BOOLEAN
TIME TIME
サポートの条件
  • Char(n)データ型 - PostgreSQLでは、Char(n)は固定サイズのデータ型です。長さが「n」未満のcharデータを「char(n)」列に挿入すると、「n」個のメモリポジションを完全に満たすように残りのスロットn-長さがスペースでパディングされます。Snowflakeには同等の固定長文字データ型がなく、charデータはその長さまでしか保存できないため、Snowflakeではcharの保存にVARCHAR(n)を使用しています。ライブレプリケーションでは、char列のデータが正しくコピーされることが保証されます。しかし、PostgreSQLのChar(n)列に相当するデータを手動でSnowflakeに挿入する場合、ソースとターゲットの両方のデータベースでデータが同期されるように、パディングを行って「n」の長さを完全に満たす必要もあります。

  • Textデータ型 - SnowflakeのTextデータ型には8 MBのサイズ制限があるため、PostgreSQLのTEXTデータ型のレプリケーションは同等のデータ型の最大8 MBのサイズ制限に合わせて制限されます。以下の表を参照してください。

PostgreSQLデータ型 最大サイズ Snowflakeデータ型 最大サイズ
TEXT 無制限 TEXT 8 MBのユニコード文字

DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

SharePlexは、テーブルに対するDML操作を条件付きでサポートしています。DMLはPostgreSQLソースからSnowflakeターゲットにレプリケートできます。

テーブル

SharePlexは、PostgreSQLソースからSnowflakeターゲットにデータをレプリケートする際に、テーブルに対する以下のDML操作をサポートしています。

  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで挿入

  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで更新

  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで削除

制限事項:

PostgreSQLからSnowflakeにデータをレプリケートする際に、DML操作について以下の制限が確認されています。

  • DML操作時の遅さ

    • 単一の挿入: コミットやロールバックを頻繁に行うと、レプリケーションが遅くなることがあります。

    • 一括挿入: 高度なデータ型を使用した挿入[ターゲットとなるSnowflakeデータ型: TEXTおよびBINARY]では、プレーンテキストまたはバイナリのJSONおよびXMLを使用したデータのレプリケーションに大幅な速度低下が発生する可能性があります。

    • 単一の更新と削除: コミットとロールバックを頻繁に行うと、動作が遅くなることがあります。

詳細については、「DMLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト」を参照してください。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

現在、SharePlexはPostgreSQLソースからSnowflakeターゲットにデータをレプリケートする際にDDL操作をサポートしていません。データレプリケーションのオブジェクトとしてはテーブルのみサポートしています。

PostgreSQLからSQL Serverへのレプリケーション

SharePlexは、以下の詳細に従って、PostgreSQLからSQL Serverへのレプリケーションをサポートしています。

サポートされているターゲットOS

SQL Serverデータベースでは、以下のオペレーティングシステムがサポートされています。SharePlexは、リストにあるオペレーティングシステムの64ビットバージョンのみをサポートしています。

ネイティブインストールでサポートされているオペレーティングシステム:

  • RHEL 7.xおよび8.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているソースOS

  • RHEL 7.x、8.x、9.x

  • Rocky Linux 8.x

  • Oracle Linux 7.xと8.x

リモートレプリケーションでサポートされているターゲットOS:

リモートレプリケーションでは、上記のすべてのプラットフォームに加え、Windows Server 2016と2019がサポートされています。

サポートされているターゲットバージョンとODBC要件

SQL Server 2012、2014、2016、2017、2019、2022

注意: Windowsサーバ上でホストされているSQL Server 2012、2014、2016データベースは、Windows Server 2016以降と互換性があります。

ODBCドライバの要件: ODBC 17.10.1.1-1および18.3.2.1-1

サポートされているターゲット・クラウド・プラットフォーム

Amazon Web Services

Amazon EC2IaaSVirtual Machine

Microsoft Azure

  • Azure Virtual MachineIaaS

  • Azure SQL Database

  • Azure SQL Managed Instance

Google Cloud Platform

Google Cloud SQL for PostgreSQL

サポートされているデータ型

SharePlexは、PostgreSQLからSQL Serverへのレプリケーションで以下のデータ型をサポートしています。

PostgreSQL* SQL Server
INT INT
REAL REAL
SMALLINT SMALLINT
BIGINT BIGINT
NUMERIC / DECIMAL NUMERIC / DECIMAL
DOUBLE PRECISION FLOAT
CHAR (1:8000) CHAR(n)
CHAR (8001:) VARCHAR (MAX)
CHAR (1:2000) NCHAR (n)
VARCHAR (1:8000) VARCHAR (n)
VARCHAR (8001:) VARCHAR (MAX)
VARCHAR(1:2000) NVARCHAR (n)
varchar VARCHAR (MAX) / TEXT
TEXT TEXT / NTEXT / VARCHAR(MAX)
DATE DATE
TIMESTAMP (p) DATETIME2 (p)
TIMESTAMP DATETIME2
TIMESTAMP WITH TIME ZONE DATETIMEOFFSET

サポートされるDML操作

SharePlexはテーブルに対するDML操作をサポートします。DMLをPostgreSQLソースからSQL Serverターゲットへレプリケートできます。

テーブル

SharePlexはテーブルに対する以下のDML操作をサポートしています。

  • 単一操作と一括操作 - 挿入
  • 単一操作と一括操作 - キーあり/なしで更新
  • 単一操作と一括操作 - キーありで削除
  • ロールバック/セーブポイントによる上記操作

ソースPostgreSQLテーブルからレプリケートされる列データ型がターゲットテーブルでサポートされている必要があります。

DDLレプリケーションでサポートされる操作とオブジェクト

現在、SharePlexは、PostgreSQLソースからSQL Serverターゲットにデータをレプリケートする際にDDL操作をサポートしていません。データレプリケーションのオブジェクトとしてはテーブルのみサポートしています。

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