レプリケーションをシャットダウンするには、shutdownコマンドを発行します。shutdownコマンドが完了すると、SharePlexはsp_ctrlを自動的にシャットダウンします。
基本的なshutdownコマンドは、sp_copとその他すべてのSharePlexプロセスを正常にシャットダウンすることで各プロセスの状態を保存し、ディスクへのチェックポイントを実行し、バッファされたデータを読み取り/リリースし、子プロセスをクリーンアップします。キュー内のデータは、権限を持つユーザがsp_copを再び開始したときに処理できるように、安全な場所に残されています。
shutdownコマンドに[force]オプションを指定すると、通常のシャットダウン手順が完了したか否かにかかわらず、SharePlexプロセスが直ちに終了します。sp_copを起動するとSharePlexは強制シャットダウンから回復しますが、レプリケーション処理は以前に保存したポイントから再開されるため、起動に若干時間がかかることがあります。
[force]オプションは、SharePlexを正常にシャットダウンしようとしたときに子プロセスが実行中だった場合にのみ使用します。ps -ef | grep sp_コマンドをコマンドシェルで実行すると、SharePlexプロセスがまだ実行中かどうかを検証できます。
重要: レプリケーションをシャットダウンしたときに、ユーザがアクティブな設定のオブジェクトの変更を続けた場合、SharePlexを再起動する前にOracleのREDOログがラップされる可能性があります。遅延が長く、アーカイブログを利用できなくなった場合は、データを再同期する必要があります。REDOログは、SharePlexがシャットダウンされる時間に合わせて十分な大きさと数にする必要があります。レプリケーション用のREDOログの適切なサイズ設定の詳細については、『SharePlexインストールおよびセットアップガイド』を参照してください。
サポート対象のソース: | Oracle |
サポート対象のターゲット: | すべて |
認証レベル: | 管理者(1) |
発行対象: | ソースまたはターゲットシステム |
関連コマンド: | startup |
基本コマンド | コマンドオプション | リモートオプション |
---|---|---|
shutdown |
[force] |
[ on host | on host:portnumber | on login/password@host | on login/password@host:portnumber ] |
コンポーネント | 説明 |
---|---|
force |
このオプションは、sp_copを含むすべてのレプリケーションプロセスを、キューからの読み取りやキューへの書き込みの終了の有無にかかわらず直ちにシャットダウンします。このオプションは、デフォルトのshutdownコマンドが失敗するか、グレースフルシャットダウンを待つことができない場合に使用します。 例: sp_ctrl(sysA)> shutdown force |
これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
on host |
リモートシステム(現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外)でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA |
on host:portnumber |
リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304 |
on login/password@host |
リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA |
on login/password@host:portnumber |
リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304 |
stopまたはabort [service]コマンドを使用して停止した後、またはflushコマンドを使用してPostを停止した後にレプリケーションプロセスを開始するには、startコマンドを使用します。
サポート対象のソース: | Oracle |
サポート対象のターゲット: | すべて |
認証レベル: | オペレーター(2)、Captureに必要な管理者(1) |
発行対象: | ソースまたはターゲットシステム |
関連コマンド: | stop |
基本コマンド | コマンドオプション | リモートオプション |
---|---|---|
start service |
[to host] [from host] [for datasource] [for datasource-datadest] [queue queuename] |
[ on host | on host:portnumber | on login/password@host | on login/password@host:portnumber ] |
コンポーネント | 説明 |
---|---|
service |
開始するSharePlexプロセス。有効な値:
例: sp_ctrl(sysA)> start export |
to host |
このオプションは、指定されたターゲットシステムのみに対してExportを開始します。 •toは構文の必須部分です。 •hostはターゲットシステムの名前です。 例: sp_ctrl(sysA)> start export to sysB この例では、sysAからsysBに対してExportが開始されます。 |
from host |
このオプションは、指定されたソースシステムからのみImportを開始します。
例: sp_ctrl(sysD)> start import from sysA この例では、sysAからsysDに対してImportが開始されます。 |
for datasource |
このオプションは、指定されたデータソースのCaptureまたはReadを開始します。
例: sp_ctrl(sysA)> start read for o.oraA この例では、sysA上でインスタンスoraAに対してReadが開始されます。 |
for datasource-datadest |
このオプションは、指定されたソースSID-ターゲットSIDデータストリームに対してのみPostを開始します。
例: sp_ctrl(sysC)> start post for o.oraA-r.mssA この例では、sysC上でインスタンスoraAに対してPostが開始され、SQL ServerデータベースmssAにレプリケートされます。 |
queue queuename |
このオプションは、指定された名前付きキューに関連付けられたExport、ImportまたはPostプロセスを開始します。 •queueは構文の必須部分です。 •queuenameは、設定ファイルに記載されているキューの名前です。 例: sp_ctrl(sysA)> start export queue QA この例では、名前付きexportキューQAを通じてsysA上でデータのExportが開始されます。 |
これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
on host |
リモートシステム(現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外)でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA |
on host:portnumber |
リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304 |
on login/password@host |
リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA |
on login/password@host:portnumber |
リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304 |
startupコマンドを使用して、すべてのプロセスを一度に開始します。sp_copをシャットダウンする前にstopコマンドで停止していなければ、すべてのプロセスが開始されます。
アクティブな設定がある場合、コマンドラインからsp_copを起動すると、通常はレプリケーションが自動的に開始されます。
サポート対象のソース: | Oracle |
サポート対象のターゲット: | すべて |
認証レベル: | 管理者(1) |
発行対象: | ソースまたはターゲットシステム |
関連コマンド: | shutdown |
基本コマンド | リモートオプション |
---|---|
startup |
[ on host | on host:portnumber | on login/password@host | on login/password@host:portnumber ] |
これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
on host |
リモートシステム(現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外)でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA |
on host:portnumber |
リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304 |
on login/password@host |
リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA |
on login/password@host:portnumber |
リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304 |
statusコマンドは、レプリケーションのステータスの概要を表示する、プロセスが実行されていることを確認する、またエラー、警告、通知をチェックするために使用します。詳細なステータスレポートが必要な場合は、lstatusコマンドを使用します。
ステータスディスプレイには以下が表示されます。
SharePlexは、SP_COP_IDLETIMEパラメーターで指定された間隔でステータス表示を更新します。
サポート対象のソース: | Oracle |
サポート対象のターゲット: | すべて |
認証レベル: | ビューアー(3) |
発行対象: | ソースまたはターゲットシステム |
関連コマンド: | lstatus、qstatus、show、show statusdb |
基本コマンド | リモートオプション |
---|---|
status |
[ on host | on host:portnumber | on login/password@host | on login/password@host:portnumber ] |
これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
on host |
リモートシステム(現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外)でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA |
on host:portnumber |
リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304 |
on login/password@host |
リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA |
on login/password@host:portnumber |
リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304 |
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