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NetVault 13.1.2 - インストール・ガイド

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NetVaultのインストール

NetVaultのインストール

インストールの概要

対話型または非対話型のインストール方式を使用してNetVaultをインストールできます。プッシュインストール方式を使用して、NetVault クライアントソフトウェアを複数の Windows ベースおよび Linux ベースのマシンに同時にインストールすることもできます。このセクションでは、NetVaultインストーラおよび使用可能なインストール方式の概要について説明します。

トピックは以下のとおりです。

NetVaultインストーラ

NetVault インストーラは単一のファイル(通常はアプリケーション)として提供されます。インストール・ファイルの名前は次のとおりです。

netvault-<RYYYYMMMDD>-vx.x.x.x-{Server|Client}-<プラットフォーム>

NetVaultでは、LinuxおよびWindowsベースのシステム向けに、個別のクライアント専用およびサーバー専用インストール・パッケージを提供しています。サーバーおよびクライアント・パッケージの両方で、HybridおよびPure 64-bitバージョンを利用できます。

Mac OS Xでは、インストーラはディスク・イメージ(.dmg)ファイルとしてパッケージ化されます。Mac OS Xのインストール・ファイルの名前は次のとおりです。
netvault-<RYYYYMMMDD>-vx.x.x.x-client-MacOSX.dmg.

NetVaultは、英語、簡体字中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語でインストールできます。インストーラは、システムの言語を自動的に検出してデフォルトの言語として使用します。サポートされていない言語を使用しているシステムでは、インストーラはデフォルトで英語を使用します。

NetVaultインストーラは、グラフィカル・モード、テキスト・モード、または無人モードで実行できます。
これらのモードは、新規インストールとアップグレード・インストールの両方で使用できます。このセク
ションでは、使用可能なインストール・モードの概要について説明します。

グラフィカル・モードを使用すると、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスからソフトウェアを対話形式でインストールできます。このモードは、グラフィカル環境を提供するサポートされているすべてのオペレーティング・システムで使用できます。グラフィカル・モードを使用するには、LinuxおよびWindowsベースのシステム上にGTKパッケージまたはX Window Systemライブラリが必要です。インストール・モードが指定されていない場合、インストーラは自動的にグラフィカル・モードで実行されます。

テキスト・モードを使用すると、テキスト・ベースのユーザー・インターフェイスからソフトウェアを対話形式でインストールできます。このモードは、Windowsを除くサポートされているすべてのオペレーティング・システムで使用できます。グラフィカル環境を提供しないシステムでは、インストール・モードが指定されていない場合、インストーラは自動的にテキスト・モードで実行されます。

無人モードを使用すると、最小限のユーザー操作で、またはユーザー操作なしで、自動インストールを実行できます。このモードはすべてのオペレーティング・システム上でサポートされています。無人インストールを実行するときには、コマンド・ラインまたはオプション・ファイル内でインストール・オプションを指定できます。

NetVaultインストーラを実行するときに、--modeオプションを使用してインストール・モードを指定することができます。インストーラはデフォルトのモードを自動的に使用するため、通常は、このオプションを使用する必要はありません。何らかの理由で、デフォルトのモードを初期化できない場合、インストーラは、代替のGUIまたはテキスト・モード(使用可能な場合)の使用を試みます。たとえば、Linux上でGTKライブラリが使用できない場合、デフォルトのgtkモードを初期化できません。そのような場合、インストーラはxwindowモードの使用を試行し、X Serverが見つからない場合は、デフォルトでテキスト・モードを使用します。

サポートされているインストール・モードを以下の表に示します。

Linux

Mac OS X

Windows

UNIX

グラフィカル環境がないOS

無人モードでインストーラを実行するには、--modeオプションを使用する必要があります。インストーラはこのモードに自動的に切り替わりません。--modeオプションは、GUIをサポートしているマシン上でテキスト・モードでインストーラを実行する場合(LinuxまたはUNIXベースのシステムでリモート・インストールを実行する場合など)にも必要です

インストーラによって、システム一時ディレクトリにログ・ファイルが生成されますこのファイルには、netvault_{GUID}_install.logのような名前が付けられます。ここでの{GUID}は、各インストールに
固有です(たとえば、netvault_274bffb2-a3c1-457e-7f5e-221bf60a7689_install.logなど)。

何らかの理由でインストールが失敗した場合は、ログ・ファイルで問題の詳細を調べることができます。

インストールまたはアップグレードが正常に完了した場合、インストーラは通常のログ・ファイルを生成しないことがあります。代わりに、bitrock_installer.logまたはbitrock_installer_nnn.logという名前の中間ログ・ファイルをシステムの一時ディレクトリに残すことがあります。

プッシュ・インストール方式では、1つまたは複数のソフトウェア・パッケージをリモート・マシンにインストールできます。この方法を使用して、NetVaultクライアントとプラグインを複数のマシンにインストールできます。NetVault WebUIからプッシュ・インストールを実行できます。プッシュ・インストールは、WindowsからWindows、WindowsからLinux、LinuxからLinux、およびLinuxからWindowsへのシナリオで使用できます。この方式についての詳細は、『Quest NetVaultアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

GUIモードでのNetVaultのインストール

GUIモードでのNetVaultのインストール

グラフィカル・モードは、グラフィカル環境を提供するサポートされているすべてのオペレーティング・システムで使用できます。このモードを使用するには、LinuxおよびWindowsベースのシステム上にGTKパッケージまたはX Window Systemライブラリが必要です。

グラフィカル・モードでNetVaultサーバーまたはクライアントをインストールするには:

インストールが完了したら、[Finder]ウィンドウで仮想ドライブ・アイコンの横にある[イジェクト]アイコンをクリックして、ディスク・イメージをマウント解除することができます。または、デスクトップの仮想ドライブアイコンをクリックし、CMD + Eキーを押します。

3
[言語選択]ダイアログ・ボックスで、NetVaultのインストールで使用する言語を選択します。
[OK]をクリックします。
4
5
NetVaultサーバーのセットアップ・タイプを選択します。
標準:このオプションでは、NetVaultサーバーをスタンドアロン・モードで使用できます。
マネージド・サービス・プロバイダ:このオプションでは、NetVaultサーバーを使用して、
バックアップをクライアントまたは顧客へのサービスとして提供します。
図2. NetVault サーバのセットアップタイプ
6
[使用許諾契約書]ダイアログ・ボックスで、すべての規約に同意する場合は[同意します]をクリックします。
[次へ]をクリックして作業を継続します。
7
[インストール・ディレクトリ]ダイアログ・ボックスで、インストール・パスを指定します。
NetVaultのデフォルトのインストール・パスは次のとおりです。
Linux:/usr/netvault
Solaris:/opt/netvault
Windows:C:\Program Files\Quest\NetVault or C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault
デフォルトのパスを使用する場合は、[次へ]をクリックします。
場所を変更する場合は、新しいパスを入力して[次へ]をクリックします。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。[参照]をクリックし、エクスプローラ・ウィンドウでターゲット・ディレクトリを選択することもできます。
[はい]オプションを選択してから[次へ]をクリックして続行します。
8
[マシン名]ダイアログ・ボックスで、NetVaultサーバーの一意の名前を指定します。
[次へ]をクリックします。
デフォルトでNetVaultはOSが割り当てたマシン名を使用します。マシン名についての詳細は、「NetVaultの名前とパスワードの決定」を参照してください。
9
[マシンのパスワード]ダイアログ・ボックスで、NetVaultマシンのパスワードを指定します。
マシンのパスワードは、NetVaultクライアントをサーバーに追加する際に使用します。インストール時にパスワードを設定しない場合、NetVaultはシステムのrootまたは管理者パスワードを使用します。
パスワードについての詳細は、「NetVaultの名前とパスワードの決定」を参照してください。
[パスワードの再入力]ボックスで、確認用にパスワードを再度入力します。[次へ]をクリックします。
10
NetVaultサーバーをインストールするときには、次にNetVaultデータベース・ディレクトリ]ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスは、クライアントのインストールの際には表示されません。
図7. NetVaultデータベース・ディレクトリ]ダイアログ・ボックス
[データベース・ディレクトリ]ダイアログ・ボックスで、NetVaultデータベースのインストール・
パスを指定します。
NetVaultデータベースのデフォルトのパスは次のとおりです。
Linux:/usr/netvault/db
Windows:C:\Program Files\Quest\NetVault\db または C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault\db
場所を変更する場合は、新しいパスを入力して[次へ]をクリックします。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。[参照]をクリックし、エクスプローラ・ウィンドウでターゲット・ディレクトリを選択することもできます。
11
LinuxにNetVaultサーバーをインストールしている場合は、次に、PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントに関するダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスは、クライアントのインストール時には表示されません。NetVault PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントについての詳細は、「NetVault PostgreSQL Linuxユーザー・ アカウントの決定」を参照してください。
NetVaultで PostgreSQL Linuxユーザーの作成を許可:デフォルトでは、このオプションは選択されていません。
Linuxユーザー名:既存のLinuxユーザー・アカウントを使用する場合は、このオプションを選択します。
[次へ]をクリックして作業を継続します。
12
NetVaultサーバーをインストールするときには、次にデータベース・スーパーユーザーのパスワードのダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスは、クライアントのインストールの際には表示されません。
[パスワード]ボックスで、PostgreSQLデータベース・スーパー・ユーザーのパスワードを指定します。
[パスワードの再入力]ボックスで、確認用にパスワードを再度入力します。
13
[インストールの準備完了]ダイアログ・ボックスで、インストール・パラメータを確認し、
[次へ]をクリックしてインストールを開始します。
15
マシンにソフトウェアが正常にインストールされた後に、セットアップ完了ダイアログ・ボックスが表示されます。[完了]をクリックしてこのダイアログ・ボックスを閉じ、インストーラを終了します。

テキスト・モードでのNetVaultのインストール

テキスト・モードでのNetVaultのインストール

テキスト・モードは、Windowsを除くサポートされているすべてのオペレーティング・システムで使用で
きます。

テキスト・モードでNetVaultサーバーまたはクライアントをインストールするには:
./<インストール・ファイルの名前> --mode text
メモ:  
"/Volumes/NetVault/<インストーラの名前>.app/Contents/MacOS/installbuilder.sh" --mode text
リモートターミナル(SSHまたはtelnet)からMac OS X上でインストーラを実行する場合は、--mode textオプションの使用が必要になることがあります。このオプションを使用しないと、インストーラが完全なグラフィック・モードで実行され、コンソールに何も出力が表示されない場合があります。
Linux IA(Itanium)上でNetVaultをインストールすると、インストーラが「unaligned access」警告メッセージを表示します。ただし、インストールは正常に完了します。
prctl --unaligned=silent ./<インストールファイルの名前> --mode text
ご自分のNetVaultインストールに対応する言語を選択します。英語を選択するには、1またはEnter
を押します。別の言語を選択する場合は、対応するキーを押します。
4
次に[使用許諾契約書]画面が次に表示されます。Enterキーを押して、契約書を読みます。
5
Please specify the directory where NetVault will be installed.
NetVaultのデフォルトのインストール・パスは次のとおりです。
Linux:/usr/netvault
Solaris:/opt/netvault
場所を変更する場合は、新しいパスを入力してEnterキーを押します。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。
y」を押して、続行します。
6
Please choose the NetVault name for this machine.
Note: the NetVault machine name can contain a maximum of 63 characters including uppercase letters (A-Z), lowercase letters (a-z), numbers (0-9), hyphens ("-"), underscores ("_"), and periods (".").
Machine Name [<OSで割り当てたマシン名>]:
デフォルトでNetVaultはOSが割り当てたマシン名を使用します。デフォルト名を選択する場合は、Enterキーを押します。
別の名前を割り当てる場合は、名前を入力してEnterキーを押します。マシン名についての詳細は、「NetVaultの名前とパスワードの決定」を参照してください。
7
Please enter the NetVault password for this machine.
NetVaultマシンのパスワードを指定して、Enterキーを押します。
マシンのパスワードは、NetVaultクライアントをサーバーに追加する際に使用します。インストール時にパスワードを設定しない場合、NetVaultはシステムのrootまたは管理者パスワードを使用します。
パスワードについての詳細は、「NetVaultの名前とパスワードの決定」を参照してください。
8
NetVaultサーバーをインストールする場合、データベース・ディレクトリを指定するように要求されます。この手順はクライアントのインストールにはありません。
NetVault Database Directory
Please specify the directory where NetVault database will be stored.
NetVaultデータベースのデフォルトのインストール・パスは/usr/netvault/dbです。
場所を変更する場合は、新しいパスを入力してEnterキーを押します。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。
y」を押して、続行します。
9
LinuxにNetVaultサーバーをインストールする場合は、PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントのオプションを指定します。NetVault PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントについての詳細は、「NetVault PostgreSQL Linuxユーザー・ アカウントの決定」を参照してください。
[1] Allow NetVault to create PostgreSQL Linux user
Linuxユーザー名を指定して、Enterキーを押します。
10
NetVaultサーバーをインストールするときには、データベース・スーパーユーザーのパスワードを指定するように要求されます。この手順はクライアントのインストールにはありません。PostgreSQLデータベース・スーパー・ユーザーのパスワードを指定する方法についての詳細は、「NetVaultの名前とパスワードの決定」を参照してください。
Please enter the NetVault PostgreSQL database superuser password.
11
[インストールの準備完了]画面で、インストール・パラメータを確認し、Enterキーを押してインストールを開始します。
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