KACE システム導入アプライアンス(SDA)では OSの展開時(システムイメージ および スクリプト形式のインストールによる展開)に、SDAサーバー上に配置済みの展開対象のOSおよび機種向けのドライバーを注入することができます。
展開実行時にドライバフィードからドライバーが注入されるには次の条件を満たす必要があります。
これらの条件を満たす場合に、ストレージのボリュームにWindowsイメージが展開された後で、SDAタスクエンジン(展開プロセス)はSDA上にあるインストールすべきドライバーのパスを機種とOSから特定し、infファイルに基づいて dism.exe /Add-Driver を行います。
1. SDA上でドライバフィード使用の設定が有効であること
ライブラリ|ドライバフィード|アクションの選択|ドライバフィード 設定を管理します を選択して、"ドライバフィードを有効にする" にチェックが入った状態にして保存して更新を取得します。
カタログが取得されます。
2. 対象のパスにドライバーファイルが(収集またはダウンロードされて)配置されていること
Driver Feedを有効にしてDell ビジネスクラス向けモデルの最新のドライバーを取り込む (4272730)
KACE SDA バージョン9.0 新機能: HPおよびLENOVOデバイス用ドライバーフィードはそれぞれのドライバパックカタログを使用します。 (4318878)
3.(システムイメージのみ)イメージはsysprepが実行された状態でキャプチャされていること
イメージは事前にsysprepが実行された状態でキャプチャされている必要があります。
v6.0以上でキャプチャされていればシステムイメージ詳細にて「Sysprepされました」の項目から判断できます。
Sysprep済みのイメージをキャプチャするにはこちらの記事を参考にしてください。
Windows 10 イメージの作成・展開の例 (4261222)
4.(システムイメージのみ)展開オプションにて 「ドライバフィード使用(sysprepベースのイメージでのみ)」 が有効であること
この状態でイメージ展開を実施するとドライバーが注入され、最初の起動時にドライバー依存デバイスが利用可能になります。
この時のログは
[WinDrive]:\ProgramData\Quest\KACE\Logs\driver_feed_injection.log (9.0+)
[WinDrive]:\Windows\dism.log (8.2まで)
に記録されます。
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