NetVault 11.4.5 - リファレンス・ガイド

--host：Quest NetVault SmartDiskがインストールされているホストのDNS名またはIPアドレスを指定します。このオプションは、デバイスがNetVault Backupサーバーに配備されている場合でも設定する必要があります。NetVaultサーバーがホスト名を解決できない場合、デバイスは追加されません。

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--force：デバイスが同名の別のQuest NetVault Backupサーバーにすでに追加されている場合でも、NetVault SmartDiskを追加します。このオプションは、ディザスタ・リカバリを実行してNetVault Backupサーバーを再構築した場合に役立ちます。

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--port：Quest NetVault SmartDiskインスタンスとの通信用ポートを指定します。このオプションは、デバイスがデフォルト以外のポートを使用するよう設定されている場合のみ指定します。

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--server：デバイスを追加するNetVault Backupサーバーの名前を指定します。このコマンドをサーバー上で実行する場合、このオプションは必要ありません。

--remove

Quest NetVault SmartDiskを削除します。-removeオプションは、以下のオプションと組み合わせて使用します。

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--device：NetVault WebUI、CLI、およびレポートに表示されるQuest NetVault SmartDiskの名前を指定します。

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--force：デバイスにアクセスできないか、その他のエラーが原因で削除操作がブロックされる場合でも、Quest NetVault SmartDiskを削除します。

--list

NetVault Backupサーバーに追加されているすべてのQuest NetVault SmartDiskインスタンスのマシン名を一覧表示します。

メディア固有ユーティリティ

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nvsyncronizesilomedia

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CLIコマンドでメディアを識別するには、バーコード、メディア・ラベル、ライブラリ内でのスロット位置を使用できます。

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メディア・ラベルにスペースが含まれている場合は、二重引用符（""）で囲みます。

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オペレーティング・システムによっては、メディアのラベルに含まれる特殊文字がサポートされていないことがあります。

: ! @ # $ % ^ & * ( ) > < \ [ ] { } “ ”

このため、これらの文字をラベルに含むメディアを呼び出すためにCLI コマンドを発行すると、エラー・メッセージが表示され、コマンドが失敗することがあります。上記の特殊文字を含むメディア・ラベルは、WebUIでしか管理できません。

nvblankmedia

説明

メディアをブランクにします。

構文

nvblankmedia [-servername <Server Name>] [-libraryname <Library Name>]
-barcode <Barcode> | -medialabel <Media Label> |
-slotspec <Library Name::Slot Number> [-drivename <Standalone Drive Name>] [-wait]

オプション

表33. nvblankmedia
オプション	説明
-servername	ジョブを管理するNetVault Backupサーバー名を指定します。このオプションは、リモート・サーバーがジョブを管理する場合に必要になります。ジョブを管理するのがローカル・サーバーの場合は、このオプションを省略できます。サーバー名では、大文字と小文字を区別します。
-libraryname	ターゲット・メディア・アイテムを含むライブラリの名前を指定します。
-barcode	ターゲット・メディア・アイテムのバーコードを指定します。
-medialabel	ターゲット・メディア・アイテムのラベルを指定します。このオプションは、メディア・ラベルで検索する場合のみ使用します。メディア・ラベルにスペースが含まれている場合は、二重引用符（""）で囲みます。例：“Full DB Backups” メディア・ラベルが、すべての使用可能なデバイス内のメディア中で一意でない場合は、このオプションを、‑librarynameまたは-drivenameオプションと組み合わせて使用します。
-slotspec	ターゲット・メディア・アイテムが存在するライブラリの名前とスロット番号を指定します。この2つの値は、二重コロン区切り文字（::）を使用して区切る必要があります。このオプションは、ライブラリ・スロットで検索する場合のみ使用します。
-drivename	ターゲット・メディア・アイテムを含むドライブの名前を指定します。このオプションは、ドライブにすでにターゲット・メディアがロードされている場合は無視されます。間違ったドライブを指定しても、当該メディア・アイテムはブランクになります。
-wait	タスクが完了するまで待機します。

注意

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ブランク処理により、テープからNetVault Backupヘッダが削除され、メディア・ラベルとグループ関連付けも削除されます。ブランク処理されたテープは、NetVault Backupが以降のバックアップを格納するために使用できるようになります。

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ブランク処理を実行すると、そのテープ上に存在するバックアップ・データは削除または消去されます。テープに格納されているデータを意図的に破棄する必要がある場合は、NetVault Backupでそのテープをブランク処理してから、専用のツールを使用してデータを確実に削除します。

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ブランク処理を実行すると、選択したテープ上に保管されているバックアップのインデックスがNetVaultデータベースから削除されます。

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指定したライブラリとメディアのペアが間違っていると、次のエラー・メッセージが表示されます。

Blank request failed! - 'Unable to identify media'

例

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クライアント「NVCLIENT1」にローカルに接続されているライブラリ「NV_Library_Large」のスロット21にあるメディアをブランクにします。

nvblankmedia -servername NVCLIENT1 -slotspec 21::“NV_Library_Large”

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クライアント「NVCLIENT2」に接続されているライブラリ「Lib-2」の「DB-Backup」というラベルの付いたメディアをブランクにします。

nvblankmedia -libraryname "NVCLIENT2: Lib-2" -medialabel "DB-Backup"

nvbulkblankmedia

説明

指定したライブラリの1つ以上のメディア・アイテムをブランクにします。

構文

nvbulkblankmedia -libraryname <Library Name> -medialabel <Media Label>
[-allmedia] ‑password <Password> [-wait]

オプション

表34. nvbulkblankmedia
オプション	説明
-libraryname	ターゲット・メディア・アイテムを含むライブラリの名前を指定します。
-barcode	ターゲット・メディア・アイテムのバーコードを指定します。
-medialabel	ターゲット・メディア・アイテムのラベルを指定します。このオプションでは、任意の長さの文字列を表すワイルド・カード文字""を使用できます。メディア・ラベルに""文字が含まれている場合は、バックスラッシュ文字（\）を使用して""をエスケープします。たとえば、「mediastar」というラベルの付いたメディア・アイテムを空にするには、‑medialabelオプションを次のように指定します。 -medialabel “media\*star
-allmedia	指定したライブラリのすべてのメディア・アイテムをブランクにします。
-password	NetVault Backupサーバーのパスワードを指定します。 NetVault Backupサーバーにパスワードが設定されていない場合は、システムのroot または管理者パスワードを指定します。
-wait	タスクが完了するまで待機します。