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NetVault Plug-in for FileSystem 12.0 - ユーザー・ガイド

前書き プラグインのインストール プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア トラブルシューティング

プラグインの設定

デフォルト設定の構成

1
バックアップ・ジョブ・ウィザードを開始して、[セレクション]リストの隣りにある[新規作成]をクリックします。NetVault Backupサーバーまたはクライアント・ノードを開きます。[File System]を選択して、[設定]をクリックします。
デフォルト設定は、[設定変更]ページからも設定できます。[ナビゲーション]パネルで、[設定変更]をクリックします。[設定]ページで、[サーバー設定]または[クライアント設定]をクリックして、[設定]ページで[プラグイン・オプション]をクリックします。
2
[File System Plugin]で、以下の設定を行います。

ネットワーク共有ノード配下のマップ済みドライブを表示

このチェック・ボックスはデフォルトで選択されています。[ネットワーク・シェア]ノード下にマップ済みネットワーク・ドライブを表示しない場合は、このチェック・ボックスの選択を解除します。

このオプションは、Windowsベースのクライアントにのみ適用されます。

エクスクルージョン・リストの設定

エクスクルージョン・リストは、バックアップまたはリストア・ジョブ実行時に除外するファイルとディレクトリのリストを記載したテキスト・ファイルです。NetVault Backup Plug‑in for FileSystemは、名前ベースおよびパス・ベースのエクスクルージョン・リストをサポートしています。

エクスクルージョン・リストはクライアントに追加され、そのクライアントで実行されるすべてのバックアップ/リストア・ジョブに適用されます。エクスクルージョン・リストについての詳細は、「エクスクルージョン・リスト」を参照してください。

バックアップまたはリストア・ジョブのエクスクルージョン・リストを指定するには、適切なボックスにエクスクルージョン・リストのファイル・パスを入力します。

[バックアップ・エクスクルージョン・リスト - 名前ベース・パターン]:バックアップ・ジョブ用の名前ベースのエクスクルージョン・リスト。
[バックアップ・エクスクルージョン・リスト - パス・ベース・パターン]:バックアップ・ジョブ用のパス・ベースのエクスクルージョン・リスト。
[リストア・エクスクルージョン・リスト - 名前ベース・パターン]:リストア・ジョブ用の名前ベースのエクスクルージョン・リスト。
[リストア・エクスクルージョン・リスト - パス・ベース・パターン]:リストア・ジョブ用のパス・ベースのエクスクルージョン・リスト。

エクスクルージョン・リストを削除するには、対応するボックスの選択を解除します。

Windowsファイル・ショートネームのバックアップ

選択したファイルのショート・ネーム属性をバックアップするには、このチェック・ボックスを選択します。

Windowsファイル・ショートネームのリストア

選択したファイルのショート・ネーム属性をリストアするには、このチェック・ボックスを選択します。

このオプションは、Windowsクライアントにのみ適用されます。このオプションを使用するには、バックアップ時に[Windowsファイル・ショートネームのバックアップ]オプションを選択する必要があります。

ディレクトリおよびエントリ分析用のメモリ・キャッシュ設定

メモリ・キャッシュ設定は、「リストア準備フェーズ」に影響します。このフェーズ中に、プラグインはセーブセットの分析とインデックスの調査を行って、何をリストアする必要があるのかを判断します。この情報により、プラグインは、セーブセットを効率的に読み取って、選択されたエントリのディレクトリ構造をリストアすることができます。プラグインは、セーブセットからターゲット・アイテムを取得して、メモリ内の一時ファイルに格納します。リストが長すぎる(たとえば数百万個のファイルが含まれる場合など)場合、それらのエントリはアイテムの処理時にディスクに移動されます。

各メモリ・キャッシュ・オプションにより、ディスクから読み取れるアイテムの数が常に制御されます。どの時点においても読み取れるエントリの数と、エントリを格納するメモリ容量が増えると、処理速度(したがってリストア速度)が速くなります。

リストアするファイルやディレクトリの数が多い場合(たとえば、100万個を超える場合)またはディレクトリ構造が深い場合は、ディレクトリおよびエントリ用のメモリ・キャッシュを増やすと効果的です。

これらの設定は、実際のデータ転送速度ではなくインデックス・ファイルへのアクセスを向上させるためのものです。メモリ設定はクライアント個別で、以下のものが含まれています。

[リストア対象ディレクトリ分析用メモリ・キャッシュ初期サイズ]:リストア対象のディレクトリを分析するためにプラグインが使用できる最小のメモリ・キャッシュ。デフォルト値は、1MBです。
[リストア対象ディレクトリ分析用メモリ・キャッシュ最大サイズ]:リストア対象のディレクトリを分析するためにプラグインが使用できる最大のメモリ・キャッシュ。デフォルト値は、10MBです。
[リストア対象エントリ分析用メモリ・キャッシュ初期サイズ]:リストア対象のエントリを分析するためにプラグインが使用できる最小のメモリ・キャッシュ。デフォルト値は、1MBです。
[リストア対象エントリ分析用メモリ・キャッシュ最大サイズ]:リストア対象のエントリを分析するためにプラグインが使用できる最大メモリ・キャッシュ。デフォルト値は、10MBです。

クラスタ・バックアップ・ディレクトリ

Windowsクラスタの設定で、クラスタ・データベースのバックアップ・ファイルを保管する共有ディレクトリを指定します。ディレクトリの指定形式を以下に示します。

\\<machine name>\<share name>

バックアップ後にクラスタバックアップ・ファイルを削除

クラスタ・バックアップが完了すると、プラグインは共有場所にコピーされたクラスタ・データベース・バックアップ・ファイルを削除します。

データベース・バックアップ・ファイルを削除しない場合は、このチェック・ボックスの選択を解除します。

アクセス時間のリセット

デフォルトで、バックアップ中にプラグインは以下の処理を行います。

[アクセス時間のリセット]チェック・ボックスを選択した場合は、以下の処理を行います。

 

Modify Timeを使用した場合、Linux OSでは属性のみが変更されたファイルおよびディレクトリは増分および差分バックアップの対象になりません。属性変更の例:

[アクセス時間のリセット]チェック・ボックスを選択していない場合、上記の変更によりChange Time(inode ctime)が更新され、バックアップに含まれます。

可能であればレジストリのバックアップにVSSを使用

このオプションにより、システム状態バックアップ時にVSSを使ってレジストリをバックアップすることができます。このオプションはデフォルトで選択されています。また、Windows OSでのみサポートされています。このオプションを使用するには、ターゲット・クライアント上にVSSがインストールされており、稼働している必要があります。

このチェック・ボックスの選択を解除した場合、またはクライアント上にVSSがインストールされていない/VSSが動作していない場合、レジストリのバックアップにはWin32 APIが使用されます。

最大ファイルシステム読み込み

一度に読み込める最大データ量を決定します。値はキロバイト単位で指定する必要があります。デフォルト値は、0です。ファイル読み取りの最大値を設定しない場合は、デフォルト値を使用してください。

最大ファイルシステム書き込み

一度に書き込める最大データ量を決定します。値はキロバイト単位で指定する必要があります。デフォルト値は、0です。ファイル書き込みの最大値を設定しない場合は、デフォルト値を使用してください。

3
[OK]または[実行]をクリックして設定を保存します。

エクスクルージョン・リスト

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

エクスクルージョン・リストについて

エクスクルージョン・リストは、ジョブ実行時に除外するファイルとディレクトリのリストを記載したテキスト・ファイルです。このリストは、任意のテキスト・エディタを使って作成することができます。ファイルを作成したら、リストを適用するクライアントにそのファイルを保存します。LinuxおよびUNIXでは、ファイルはマルチバイト・テキスト形式で保存します。Windowsでは、ファイルはUnicodeテキスト形式で保存します。

NetVault Backup Plug‑in for FileSystemは、2つのタイプのエクスクルージョン・リストをサポートしています。

[名前ベースのエクスクルージョン・リスト]:特定の名前パターンに一致するファイルおよびディレクトリを除外する場合に使用します。ディレクトリとその内容を除外するには、Linux/UNIXの場合はスラッシュ文字(/)、Windowsの場合は円記号(\)またはバックスラッシュ文字でパスを終了する必要があります。
[パス・ベースのエクスクルージョン・リスト]:指定されたパス内のファイルとディレクトリを除外する場合に使用します。ディレクトリとその内容を除外するには、Linux/UNIXの場合はスラッシュ文字(/)、Windowsの場合は円記号(\)またはバックスラッシュ文字でパスを終了する必要があります。
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