これらの手順は、ソースサーバからターゲット・クラウド・データベースに直接レプリケートするためにSharePlexを設定するのに役立ちます。すべてのSharePlexプロセスは、このサーバ上で実行されます。大量のトランザクションが発生する環境では、本番稼働システムに許容できないオーバーヘッドが発生する可能性があります。その場合は、中間サーバを使う必要があります。
以下も参照してください。
PostgreSQLの中間サーバからPaaSクラウドにポストする
クラウドデータベース上のSharePlexのセットアップの概要
すべての手順はソースサーバ上で実行します。
「SharePlexのインストール前のチェックリスト」を完成させます。
SharePlexをインストールします。「PostgreSQLデータベース向けLinux/UnixへのSharePlexのインストール」を参照してください。
pg_setupを実行し、ソースのPostgreSQLデータベースの接続情報を確立します。「PostgreSQLのデータベースセットアップ」を参照してください。
ローカルのODBC.iniまたはODBCINST.iniファイルに、ターゲット・クラウド・データベースを指すエントリを追加します。これにより、ソースサーバからターゲットデータベースにクエリを実行できます。
pg_setupを実行し、ターゲット・クラウド・データベースの接続情報を確立します。サービス作成時に作成されたマスターユーザとしてユーティリティを実行します。このユーザには、必要なDBA権限があります。
SharePlex設定ファイルのルーティングマップに以下を指定します。
ターゲットシステムを指定するソースホスト名
ターゲット・クラウド・データベースのPostgreSQLデータベース名
以下の例では、source1がソースシステムで、postgresqldatabasenameがターゲット・クラウド・データベースのODBCファイルのエイリアスです。
datasource: r.orcldbprim | ||
#source tables | target tables | routing map |
splex.demo_src | splex.demo_dest | source1@r.postgresqldatabasename |
詳細については、『SharePlex管理者ガイド』の「データをレプリケートするためのSharePlexの設定」を参照してください。
以下のすべての手順はソースサーバ上で実行されます。
「SharePlexのインストール前のチェックリスト」を完成させます。
SharePlexをインストールします。「PostgreSQLデータベース向けLinux/UnixへのSharePlex」を参照してください。
ソースデータベースの適切なデータベース・セットアップ・ユーティリティを実行します。以下を参照してください。
ターゲット・クラウド・データベースの適切なODBCクライアントをインストールします。
ターゲット・クラウド・データベースの適切なデータベース・セットアップ・ユーティリティを実行します。「データベース・セットアップ・ユーティリティ」を参照してください。
SharePlex設定ファイルのルーティングマップに以下を指定します。
ターゲットホストとしてのソースサーバの名前
ターゲットデータベースとしてのクラウドデータベースの名前
設定コンポーネントを指定する方法の詳細については、『SharePlex管理ガイド』の「データをレプリケートするためのSharePlexの設定」を参照してください。
これらの手順は、SharePlexのImportおよびPostコンポーネントを実行する中間サーバからターゲット・クラウド・データベースにレプリケートするためにSharePlexを設定するのに役立ちます。
以下も参照してください。
PostgreSQLのソースサーバからPaaSクラウドへのポスト
クラウドデータベースでのSharePlexのセットアップの概要
「SharePlexのインストール前のチェックリスト」を完成させます。
ソースサーバで、ソースデータベース用のSharePlexをインストールします。「PostgreSQLデータベース向けLinux/UnixへのSharePlexのインストール」を参照してください。
ソースサーバで、ソースデータベースの適切なデータベース・セットアップ・ユーティリティを実行します。「PostgreSQLのデータベースセットアップ」を参照してください。
中間サーバに、ターゲット・クラウド・データベースの適切なODBCクライアントをインストールします。
中間サーバに、ターゲット・クラウド・データベース用のSharePlexをインストールします。「PostgreSQLデータベース向けLinux/UnixへのSharePlexのインストール」を参照してください。
中間サーバで、ターゲット・クラウド・データベースの適切なデータベース・セットアップ・ユーティリティを実行します。「データベース・セットアップ・ユーティリティ」を参照してください。
SharePlex設定ファイルのルーティングマップに以下を指定します。
ターゲットホストとしての中間サーバの名前
ターゲットデータベースとしてのクラウドデータベースの名前
MySQLターゲットを使用した以下の例では、intermediary3が中間システム、sptest3がターゲット・クラウド・データベースです。
datasource:r.orcldbprim | ||
#source tables | target tables | routing map |
HR.EMP | "sptest3"."emp" | intermediary3@r.sptest3 |
詳細については、『SharePlex管理者ガイド』の「データをレプリケートするためのSharePlexの設定」を参照してください。
PostgreSQLをリモートキャプチャのソースとして使用するには、SharePlexがインストールされているサーバからデータベースインスタンスにアクセスできなければなりません。
リモートキャプチャ用にSharePlexをセットアップするには:
『SharePlexリファレンスガイド』の「Database Setup Utilities for PostgreSQL」セクションの説明に従って、SharePlexシステムでPG Setupを実行します。
「Is DB hosted over Azure Single Server?(Azure単一サーバでDBはホストされていますか?)」と尋ねられたら、Azure単一サーバはソースとしてサポートされていないため「No(いいえ)」と答えます。
「PostgreSQL Database as a Serviceのデータベースセットアップ」で述べられているように、すべてのセットアップ作業を完了します。
セットアップ完了後、sp_copとsp_ctrlを開始します。
レプリケーションの設定と開始については、『SharePlex管理ガイド』を参照してください。
SharePlexは、CrunchyData高可用性クラスタ環境のセットアップをサポートしています。
以下の設定手順に従います。
CrunchyDataのセットアップドキュメントに従い、CrunchyData高可用性クラスタ環境をセットアップします。
SharePlex 11.1をインストールまたはアップグレードします。
pg_setupユーティリティを実行し、スロット名を入力します。
設定をアクティベーションします。アクティベーションに成功すると、ユーザ入力スロット名がデータベースに作成されます。
フェールオーバーまたはスイッチオーバーシナリオで監視するために、それぞれのCrunchyData設定[YMLまたはYAML]ファイルにスロット名を追加します。
設定の非アクティベーションまたはクリーンアップ[pg_cleansp]ユーティリティを実行して、データベースから専用スロット名を削除します。CrunchyData設定ファイルからSharePlex専用スロット名を削除する必要があります。
CrunchyData設定ファイルからSharePlex専用スロット名を削除します。
CrunchyData設定コマンドの例: patronictl -c /etc/patroni/crunchy-demo.yml edit-config
注意: それぞれのCrunchyData設定にSharePlex専用スロット名を追加する必要があります。
制限事項: SharePlexは、クラウドサービス上でPostgreSQLデータベースを使用したPostgreSQL論理レプリケーションを内部で使用しています。スタンバイサーバへのフェールオーバーが発生した場合、論理レプリケーションスロットは、クラウド・データベース・サービス上でスタンバイサーバにコピーされません。したがってSharePlexは、クラウド・データベース・サービスで論理スロットの再作成とメンテナンスを処理しません。これは、RDS PostgreSQLのAWS Multi-AZクラスタのセットアップとAurora PostgreSQLデータベースに適用されます。
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