バックアップを初期化する前に、プラグインの認証詳細を設定し、バックアップ方法を選択します。
Plug‑in for Exchangeは、Windows認証を使用して必要なセキュリティを実現するとともに、Exchange Serverデータベースに格納されている、取り扱いに注意を要するデータへのアクセスを制御します。Windows認証により、特定のWindowsユーザー・アカウントにログインすることができます。Windowsユーザー・アカウントは、そのアカウントに割り当てられた権限によって、バックアップのみを実行するようにユーザーの権限を制限したり、バックアップおよびリストア両方の実行を許可したりするように設定することができます。
ユーザーがExchangeのバックアップを実行できるようにするためには、使用されているWindowsユーザー・アカウントが以下のいずれかの項目である必要があります。
Exchangeのリストアを実行するために、Windowsユーザー・アカウントはExchangeが実行しているマシン上のAdministratorsグループのメンバーである必要があります。
デフォルトでDomain Administratorアカウントは、Plug‑in for Exchange内で実行するバックアップとリストア手順に必要なすべての権限を持ちます。
プラグインでは、バックアップおよびリストア・ジョブのデフォルト・オプションを設定できます。これらのオプションは、ジョブごとに上書きできます。
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重要: [データベース可用性グループ名]フィールドの名前が、保護するDAGの名前であることを確認します。DAGでは、クラスタ・リソースのクラスタ名がアクセス不能であるかオフラインの場合は、DAG名がプラグインによって取得されず、[データベース可用性グループ名]フィールドがブランクになります。DAGの名前を入力するには、次の手順で説明するように、[DAG名の編集]チェック・ボックスをオンにします。 |
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[DAG名の編集]チェック・ボックスを選択します。 |
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[データベース可用性グループ名]フィールドにDAG名を入力します。 |
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[認証詳細]セクションでは、以下のフィールドが選択できます。 |
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[Exchange管理者のユーザー名]:認証の詳細の確認:Windowsユーザー・アカウント権限で指定された条件に合うローカルまたはドメインWindowsアカウントのいずれかを入力します。[Exchange Server設定]ダイアログ・ボックスが表示されると、[Exchange管理者のユーザー名]フィールドにこのアカウントがデフォルト表示されます。 |
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[パスワード]:上のフィールドで指定したユーザー名に関連するパスワードを入力します。セキュリティのため、このフィールドはデフォルトでブランク表示されます。 |
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[Windowsドメイン]:[Exchange管理者のユーザー名]フィールドにドメイン・アカウントを指定した場合、そのドメインの名前を入力します。ローカルの管理者ユーザー名を指定した場合は、このフィールドをブランクのままにしても構いません。[Exchange Server設定]ダイアログ・ボックスが表示されると、[Windowsドメイン]フィールドにこのドメインがデフォルト表示されます。 |
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[詳細オプション]セクションで、[選択したすべてのアイテムについて不完全なバックアップ]に対するデフォルト・アクションを選択します。 |
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[警告で終了 — 保存セットは保持されます]:ジョブが[バックアップが警告付きで完了]というステータスを返し、正常にバックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。 |
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[警告なしで完了 — 保存セットは保持されました]:ジョブが完了し、[バックアップ完了]というステータスが返されます。エラーはNetVault Backupバイナリ・ログに記録され、[ジョブ・ステータス]ページでは無視されます。バックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。 |
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[失敗 — セーブセットは保持されます]:バックアップ・ジョブから[バックアップ・ジョブ失敗]というステータスが返されますが、正常にバックアップされたアイテムからなるバックアップ・セーブセットが作成されます。 |
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[失敗 — セーブセットは保持されません]:バックアップ・ジョブから[バックアップ・ジョブ失敗]というステータスが返され、バックアップされたオブジェクトのセーブセットは保持されません。選択された一部のオブジェクトが正しくバックアップされた場合も削除されます。 |
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DAGまたはクラスタのノードが更新をプラグイン送信する頻度を指定するには、[進捗情報更新の間隔を監視する(秒単位、0 = 連続)]フィールドに適切な数を入力します。 |
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プラグインに対して、Exchange整合性チェックによる警告を無視するように指示する必要がある場合は、[整合性チェックで操作の結果が返されない場合は警告を無視する(非推奨)]チェック・ボックスを選択します。 |
注意: デフォルトでは、Exchangeデータベースの整合性チェックの結果が返されない場合、プラグインは警告を返します。この問題により、バックアップ・ジョブが「警告付きで終了」になります。Exchange環境の構成が原因で、整合性チェックで結果が返されないことが分かっている場合、このオプションを使用すればプラグインに対して警告を無視するように指示できます。Questでは、このオプションの使用を推奨していません。 |
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設定を保存するには、[OK]をクリックします。 |
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[ナビゲーション]パネルで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックします。 |
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[ジョブ名]に、ジョブの名前を指定します。 |
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[選択]リストの隣にある、[新規作成]をクリックします。 |
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プラグインのリストで[Plug‑in for Exchange]を開いて、Exchange ServerかExchange Virtual Serverの名前までドリル・ダウンし、利用可能なノードを表示させます。 |
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