Captureプロセスの統計情報を表示するには、show captureコマンドを使用します。
基本的なshow captureコマンドは、データソース、プロセスが実行中か停止中、その他の基本情報など、プロセスの概要を示します。
Captureプロセスの詳細な統計情報を表示するには、[detail]オプションを指定したshow captureコマンドを使用します。このオプションは、プロセスのパフォーマンスを評価し、チューニングパラメーターを調整する必要があるかどうかを決定し、問題やボトルネックを検出するのに役立つ詳細な統計情報を表示します。
統計情報 | 説明 |
---|---|
Host(ホスト) | ローカルマシンの名前(ソースシステム) |
System time(システム時刻) | システムクロックによる現在の時刻。 |
Source(ソース) | ソースOracleインスタンスの名前。 |
Status(ステータス) |
Captureプロセスのステータス(実行中または停止中)。 |
Since(開始時刻) | Captureが開始された時刻。 |
Oracle current redo log(Oracleの現在のREDOログ) | Oracleが書き込むREDOログのシーケンス番号。 |
Capture current redo log(Captureの現在のREDOログ) | Captureが読み込んでいるREDOログのシーケンス番号。 |
Capture log offset(Captureのログオフセット) | Captureが処理するレコードのREDOログ内の場所。 |
Last redo record processed(最後に処理されたREDOレコード) | Captureが処理中のレコード、またはCaptureが現在データをレプリケートしていない場合は最後に処理されたレコード。 |
Capture state(Captureの状態) |
実行するレプリケーション作業に関連するプロセスの状態 以下のいずれかが該当します。
|
Activation ID(アクティベーションID) | 設定のアクティベーションの内部識別番号です。関連するプロセスとキューを識別します。 |
Error count(エラー数) | Captureの開始後、Oracleのエラーによりスキップされたレコードの数。スキップされたレコードのデータはターゲットデータベースに反映されません。 |
Operations captured(キャプチャされたオペレーション数) | 開始後に、Captureがレプリケーション用に正常に処理したREDOレコードの数。 |
Transactions captured(キャプチャされたトランザクション数) | 開始後に、Captureがオペレーションを正常にレプリケートしたコミット済みOracleトランザクションの数。 |
Concurrent sessions(同時セッション数) | 同時に処理されているOracleセッションの数。 |
HWM concurrent sessions(HWM同時セッション数) | Capture開始後の同時Oracleセッションの最大数。 |
Checkpoints performed(実行されたチェックポイント数) | Capture開始後のCaptureの状態を保存するチェックポイントの数。頻繁にチェックポイントを実行すると、システムにさらなるオーバーヘッドが発生しますが、チェックポイントの頻度が低いと、SharePlexでのシステムやインスタンスの障害からのリカバリが遅くなります。デフォルトでは、Captureは2,000件のメッセージごとにチェックポイントを実行しますが、SP_OCT_CHECKPOINT_FREQパラメーターで調整できます。 |
Total operations processed(処理されたオペレーションの総数) | レプリケーション用にキャプチャされたレコードや、設定に含まれていないオブジェクトのレコードなど、 Captureが開始後に処理したすべてのOracleオペレーションとSharePlex内部オペレーションの数。 |
Total transactions completed(完了したトランザクションの総数) |
レプリケーション用にキャプチャされたトランザクションや、レプリケーション設定に含まれていないオブジェクトのトランザクションなど、 Captureが開始後に処理したコミット済みOracleトランザクションの数。 |
Total Kbytes read(読み取られたキロバイト総数) | Captureが開始後に処理したデータのキロバイト単位のサイズ。 |
Redo records in progress(処理中のREDOレコード数) | Captureが処理中のレコードの数。 |
Redo records processed(処理されたREDOレコード数) | 処理されたREDOレコードの総数。 |
Redo records ignored(無視されたREDOレコード数) | 設定内のオブジェクトに関連付けられていないためにCaptureが無視したレコードの数。 |
Redo records - last HRID(REDOレコード - 最後のHRID) | Captureが最後に処理した連鎖行の先頭行ID値。 |
注意: RACシステム用のshow capture detail出力は、ここで説明されているものとは若干異なります。情報は基本的に同じですが、必然的に表現が異なります。
サポート対象のソース: | Oracle |
サポート対象のターゲット: | すべて |
認証レベル: | ビューアー(3) |
発行対象: | ソースシステム |
関連コマンド: | show export、show import、show post、show read |
基本コマンド | コマンドオプション | リモートオプション |
---|---|---|
show capture |
[detail] [for datasource] |
[ on host | on host:portnumber | on login/password@host | on login/password@host:portnumber ] |
コンポーネント | 説明 |
---|---|
show capture |
|
detail |
Captureのパフォーマンスを調整したり、問題を診断したりするのに役立つ詳細な統計情報が表示されます。 例: sp_ctrl(sysA)> show capture detail |
for datasource |
このオプションは、特定のデータソースのCapture統計情報のみを表示します。 datasourceはo.SIDと表します。ここで、SIDはORACLE_SIDです。 例: sp_ctrl(sysA)> show capture for o.oraA |
これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
on host |
リモートシステム(現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外)でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA |
on host:portnumber |
リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304 |
on login/password@host |
リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA |
on login/password@host:portnumber |
リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304 |
アクティブな設定の統計情報を表示するには、show configコマンドを使用します。
例:
sp_ctrl (irvspxu14:8567)> show config
Materialized Views Replicating:
“SCOTT”.”V5_ROWID”
Tables Replicating with Key:
“SCOTT”.”S1TEST2” KEY: KC
“SCOTT”.”S2TEST2” KEY: KC
“SCOTT”.”T1TEST2” KEY: KC
“SCOTT”.”T2TEST2” KEY: KC
Tables Replicating with no Key:
“TED”.”DEMO_SRC”
“TED”.”DEMO_DEST”
“SCOTT”.”FOOS”
filename : allscott
Datasource : o.ora920
Activated : 29-Jan-09 10:11:41
Actid : 1810
Total Objects : 160
Total Objects Replicating : 160
Total Objects Not Replicating : 0
View config summary in /splex/rr/svn/var92/log/ora920_config_log
以下はCaptureが起動する前にこのコマンドを実行すると表示されます。
sp_ctrl (irvspxu14:8567)> show config
Capture is not yet replicating the most recent activation
Re-issue this command when capture’s replication is current
Show Configは以下の統計情報を提供します。
Activated(アクティベーション日時): 設定がアクティベーションされた日時。
設定のオブジェクトの詳細については、SID_config_logを参照してください。ここで、SIDはインスタンスのORACLE_SIDです。SharePlexはアクティベーションの結果とエラーメッセージを、SharePlex変数データディレクトリのlogサブディレクトリにあるこのファイルに出力します。
ログファイルの例を以下に示します。
File Name :wild
Datasource :ora920
Activated :29-Jan-09 10:11:41
Actid :1810
Total Objects :9
Total Objects Replicating :9
Total Objects Not Replicating :0
Objects Replicating:
"SCOTT"."SRC_TEST1"
"SCOTT"."SRC_TEST2"
"SCOTT"."SS2_TEST1"
"SCOTT"."SRC_TEST3"
"SCOTT"."SRC_TEST4"
"SCOTT"."SS2_TEST2"
"SCOTT"."SRC_TEST5"
"SCOTT"."SRC_TEST6"
"SCOTT"."SS2_TEST3"
Objects Not Replicating:
注意: 統計情報の表示には数秒またはそれ以上かかる場合があります。
サポート対象のソース: | Oracle |
サポート対象のターゲット: | すべて |
認証レベル: | ビューアー(3) |
発行対象: | ソースシステム |
関連コマンド: | activate config、view config、verify config |
基本コマンド | リモートオプション |
---|---|
show config filename |
[ on host | on host:portnumber | on login/password@host | on login/password@host:portnumber ] |
コンポーネント | 説明 |
---|---|
filename |
統計情報を表示する設定の名前。設定名では大文字と小文字が区別されます。 例: sp_ctrl(sysA)> show config sales |
これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
on host |
リモートシステム(現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外)でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA |
on host:portnumber |
リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304 |
on login/password@host |
リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA |
on login/password@host:portnumber |
リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304 |
SharePlexで使用されているAES暗号化キーを表示するには、show encryption keyコマンドを使用します。SharePlex暗号化の詳細については、『SharePlex管理ガイド』を参照してください。
サポート対象のソース: | Oracle |
サポート対象のターゲット: | すべて |
認証レベル: | オペレーター(2) |
発行場所: | ソースシステム |
関連コマンド: | create encryption key、set encryption key、reset encryption key |
基本コマンド | リモートオプション |
---|---|
show encryption key |
[ on host | on host:portnumber | on login/password@host | on login/password@host:portnumber ] |
これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
on host |
リモートシステム(現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外)でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA |
on host:portnumber |
リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304 |
on login/password@host |
リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA |
on login/password@host:portnumber |
リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304 |
Exportプロセスに関する統計情報を表示するには、show exportコマンドを使用します。このコマンドは、ローカルマシン上のすべてのExportプロセスによってターゲットシステムに送信されたメッセージ数のレコードと、Exportのパフォーマンスに関するオプションの統計情報を保持します。Exportが停止し、再び開始されるたびに、メッセージのカウントがやり直されます。
注意: 通常の場合、メッセージはほぼSQL操作に対応しますが、LONG列やLOB列に対する1つの操作に対して複数のメッセージが存在することもあります。また、配列挿入の多数の操作に対して1つのレコードしか存在しないこともあります。また、メッセージはSharePlexの内部操作に対応する場合もあります。
サポート対象のソース: | Oracle |
サポート対象のターゲット: | すべて |
認証レベル: | ビューアー(3) |
発行対象: | ソースシステム |
関連コマンド: | show capture、show import、show post、show read |
基本コマンド | コマンドオプション | リモートオプション |
---|---|---|
show export |
[detail] [queue queuename] |
[ on host | on host:portnumber | on login/password@host | on login/password@host:portnumber ] |
コンポーネント |
説明 |
---|---|
queue queuename | 出力を特定の名前付きExportキューに制限します。 |
detail |
以下の統計情報を表示します。
|
これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
on host |
リモートシステム(現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外)でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA |
on host:portnumber |
リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304 |
on login/password@host |
リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA |
on login/password@host:portnumber |
リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。 例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304 |
Host : abcl23 Queue : abcl23 Kbytes Target Status Exported Since Total Backlog ---------- --------------- ------------ ------------------ ---------- ---------- abcl23.abc Running 1063 18-Aug-14 17:05:29 1082 0 Since activated Transmission rate : 5 Kb/sec Highest transmission rate : 10 Kb/sec Mon Aug 18 14:45:49 2014 Average packet size : 680 bytes Average send time : 68 microseconds Since export started Transmission rate : 4 Kb/sec Highest transmission rate : 2 Kb/sec Mon Aug 18 17:07:18 2014 Average packet size : 615 bytes Average send time : 16 microseconds During the last 27 seconds: Transmission rate : 25 Kb/sec Average packet size : 678 bytes Number of packets : 1081 Average send time : 19 microseconds Largest deviation from average : 6002 microseconds Send times deviating by more than %23 : %0.9
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