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SharePlex 11.4 - リファレンス・ガイド

このガイドについて このガイドで使用される表記規則 Oracle用SharePlexコマンド SharePlexパラメーター PostgreSQL用SharePlexコマンド PostgreSQL用SharePlexパラメーター 一般SharePlexユーティリティ Oracleクラウドインフラストラクチャ SharePlex環境変数

PostgreSQLのrepair statusコマンド

repair statusコマンドを使用して、最後に実行されたcompareまたはrepairジョブのステータスを表示します。repair statusコマンドを使用すると、compareジョブやrepairジョブ、またはcompareジョブやrepairジョブの一部に関する詳細なステータスを表示したり、SharePlexに履歴があるすべてのcompareジョブおよびrepairジョブのステータスを表示したりできます。

repair statusコマンドの詳細および使用例については、job statusコマンドを参照してください。

用途

サポート対象のソース: PostgreSQL
サポート対象のターゲット: PostgreSQL
認証レベル: オペレーター2
発行対象: ソースシステム
関連コマンド: compare status、job status

構文

基本コマンド コマンドオプション リモートオプション
repair status

[job_id]

[job_id.table_id]

[all]

[full]

[detail]

[status]

[ on host |

on host:portnumber |

on login/password@host |

on login/password@host:portnumber ]

構文の説明
コンポーネント 説明
job_id

指定されたSharePlex割り当てジョブIDを持つジョブのステータス履歴を表示します。

: sp_ctrl(sysA)> repair status 2828.2

job_id.table_id

指定されたSharePlex割り当てジョブIDとテーブルを持つジョブのステータス履歴を表示します。

: sp_ctrl(sysA)> repair status 2828.HR.SRC_TEST3

all

データベースに履歴があるすべてのジョブの概要行を表示します。

: sp_ctrl(sysA)> repair status all

full

ジョブ内の各オブジェクトのステータスを表示します。デフォルトでは、job statusコマンドは、完了していないオブジェクト、または例外的なステータスで完了したオブジェクトのステータスを表示します。

: sp_ctrl(sysA)> repair status2828 full

detail

報告されたすべてのオブジェクトの詳細情報を表示します。デフォルトでは、job statusコマンドは報告されたすべてのオブジェクトの概要行を表示します。詳細情報は、job_id.table_idオプションで表示されるものと同じであることに注意してください。

: sp_ctrl(sysA)> repair status detail

status

指定されたステータスの過去のジョブのステータス履歴を表示します。

: sp_ctrl(SysA)> repair status “Error”

リモートオプション

これらのオプションにより、リモートマシンにコマンドを発行したり、ログイン名、パスワード、ポート番号、またはそれらの組み合わせを含むコマンドをスクリプト化したりすることができます。

オプション 説明
on host

リモートシステム現在のsp_ctrlセッションが実行されているシステム以外でコマンドを実行します。リモートシステムのログイン認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA

on host:portnumber

リモートログインとポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on SysA:8304

on login/password@host

リモートログイン、パスワード、ホスト名を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例:sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA

on login/password@host:portnumber

リモートログイン、パスワード、ホスト名、ポート番号を指定する必要がある場合は、リモートシステムでコマンドを実行します。使用する場合は、コマンド構文の最後の構成要素でなければなりません。

例: sp_ctrl(sysB)>status on john/spot5489@SysA:8304

PostgreSQLのverify config

PostgreSQLのverify config

verify configコマンドの目的は、アクティベーションとレプリケーションの特定の問題を回避するための予防措置として使用することです。これは、アクティベーションが正常に完了することを確認するためのテストに使用することを意図しています。

verify configコマンドは、テーブルのみを検証します。

このコマンド以下に使用できます。

  • 設定ファイル内のエントリの構文を確認する。
  • SharePlexによるレプリケーションでソースオブジェクトがサポートされていない場合にエラーを報告する。
  • ルートで指定されたホスト名に到達できない場合に報告する。
  • 1つのオブジェクトに重複した指定がある場合に報告する。
  • オブジェクトの指定がスキップされるかどうかと、その理由を報告する。
verify configコマンドがサポートしていないもの

verify configは以下を実行しません。

  • アクティベーション時刻の検証
  • ターゲットオブジェクトまたはターゲットデータベース名の検証
アクティブな設定で追加または変更されたオブジェクトの検証

アクティブな設定に追加するオブジェクトや変更するオブジェクトルーティングの変更などを検証するには、アクティブな設定をコピーして変更し、そのコピーに対してverifyコマンドを実行することをお勧めします。

検証結果の表示

verify configコマンドは、検証が完了するまでsp_ctrlインターフェイスの制御を保持します。

このコマンドは、設定ファイル全体を読み込み、エラーを記録します。

検証の結果はsp_ctrl内の画面に表示されます。詳細な結果を表示するには、以下を実行します。

  • sp_ctrlで、detailオプションを使用してverifyconfigコマンドを発行します。
  • verify configコマンドを発行した後、画面に表示されるパスを使用して結果ファイルに直接移動します。

用途

サポート対象のソース: PostgreSQLオンプレミスAmazon RDS for PostgreSQL、Amazon Aurora for PostgreSQL、Azure Database for PostgreSQL Flexible Server、Google Cloud SQL for PostgreSQL
サポート対象のターゲット: PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Amazon RDS for PostgreSQL、Amazon Aurora for PostgreSQL、Azure Database for PostgreSQL Flexible Server、Google Cloud SQL for PostgreSQL
認証レベル: ビューアー3
発行対象: ソースシステム
関連コマンド: activate config

構文

基本コマンド コマンドオプション
verify config filename detail
サポートされるワイルドカード構文

SharePlexは、テーブル名に対して以下のSQLワイルドカードをサポートしています。

  • パーセント%ワイルドカードで文字列を指定します
  • アンダースコア_ワイルドカードで1文字を指定します。

サポートされているワイルドカード構文の詳細については、ワイルドカードを使用した複数のテーブルの指定を参照してください。

構文の説明
コンポーネント 説明
filename

filenameは、検証する設定の名前です。

detail

このオプションは、より詳細なレベルを画面に表示します。

:

sp_ctrl(sysA)> verify config myconfig detail

この例ではmyconfigファイルが検証され、その結果がより詳細なレベルで表示されます。

PostgreSQLのview partitions

view partitionsコマンドを使用して、水平分割レプリケーション設定内の1つのパーティションスキームまたはすべてのパーティションスキームの行パーティションを表示します。

水平分割レプリケーションの設定方法の詳細については、『SharePlex管理ガイド』を参照してください。

用途

サポート対象のソース:

PostgreSQLオンプレミスAmazon RDS for PostgreSQL、Amazon Aurora for PostgreSQL、Azure Database for PostgreSQL Flexible Server、Google Cloud SQL for PostgreSQL

サポート対象のターゲット: PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Amazon RDS for PostgreSQL、Amazon Aurora for PostgreSQL、Azure Database for PostgreSQL Flexible Server、Google Cloud SQL for PostgreSQL
発行場所: ソースシステム
関連コマンド: add partitiondrop partitiondrop partition schememodify partition

構文

基本コマンド

view partitions for {scheme_name | all}

構文の説明
コンポーネント 説明
scheme_name 指定されたパーティションスキームの行パーティションを表示します。
all

すべての行パーティションを、パーティションスキームの名前に従ってグループ化して表示します。

sp_ctrl> view partitions for scheme1

sp_ctrl> view partitions all

PostgreSQLのshow capture

Captureプロセスの統計情報を表示するには、show captureコマンドを使用します。

基本コマンド

基本的なshow captureコマンドは、データソース、プロセスが実行中か停止中、その他の基本情報など、プロセスの概要を示します。

詳細な統計情報

Captureプロセスの詳細な統計情報を表示するには、[detail]オプションを指定したshow captureコマンドを使用します。このオプションは、プロセスのパフォーマンスを評価し、チューニングパラメーターを調整する必要があるかどうかを決定し、問題やボトルネックを検出するのに役立つ詳細な統計情報を表示します。

PostgreSQL Captureの詳細な統計情報
統計情報 説明
Hostホスト ローカルマシンの名前ソースシステム
System timeシステム時刻 システムクロックによる現在の時刻。
Sourceソース ソースPostgreSQLデータベースの名前。
Statusステータス

Captureプロセスのステータス実行中または停止中

Since開始時刻 Captureが開始された時刻。
PostgreSQL current WAL LSNPostgreSQLの現在のWAL LSN PostgreSQLが書き込んでいるWALファイルログのLSNログシーケンス番号
Capture current WAL LSNCaptureの現在のWAL LSN

Captureが読み込んでいるWALファイルログのLSNログシーケンス番号

この値は、データがレプリケートされたテーブルからのものかどうかに関係なく、Captureが読み込んだ最新のLSN値を示す必要があります。アイドル状態の場合、PostgreSQLの現在のWAL LSNと一致する必要があります。

Last WAL file record processed最後に処理されたWALファイルレコード Captureが処理中のレコード、またはCaptureが現在データをレプリケートしていない場合は最後に処理されたレコード。
Capture stateCaptureの状態

プロセスが実行するレプリケーション作業に関連したプロセスの状態: 以下のいずれかになります。

  • WAITING待機中: CaptureはWAL送信者からのレコードを待っています。
  • PROCESSING処理中: CaptureはレプリケーションのためにWALファイルのログレコードを処理しています。
  • STOPPED BY ERRORエラーにより停止: Captureがエラーにより停止し、イベントログにエラーが記録されています。
Activation IDアクティベーションID 設定のアクティベーションの内部識別番号です。関連するプロセスとキューを識別します。この値は、アクティベーション直後の、DMLレプリケーションが開始される前に表示される必要があります。
Error countエラー数 Captureの開始後、PostgreSQLのエラーによりスキップされたレコードの数。スキップされたレコードのデータはターゲットデータベースに反映されません。
Operations capturedキャプチャされたオペレーション数 開始後に、Captureがレプリケーション用に正常に処理したDML操作の数。
Transactions capturedキャプチャされたトランザクション数 開始後に、Captureがオペレーションを正常にレプリケートしたコミット済みPostgreSQLトランザクションの数。
Concurrent sessions同時セッション数 同時に処理されているPostgreSQLセッションの数。
HWM concurrent sessionsHWM同時セッション数 Capture開始後の同時PostgreSQLセッションの最大数。
Checkpoints performed実行されたチェックポイント数 Capture開始後のCaptureの状態を保存するチェックポイントの数。頻繁にチェックポイントを実行すると、システムにさらなるオーバーヘッドが発生しますが、チェックポイントの頻度が低いと、SharePlexでのシステムやインスタンスの障害からのリカバリが遅くなります。デフォルトでは、Captureは40,000件のメッセージごと、または120秒ごとにチェックポイントを実行しますが、SP_OCT_CHECKPOINT_FREQパラメーターおよびSP_OCT_CHECKPOINT_TIMEパラメーターを使用して調整できます。
Total operations processed処理されたオペレーションの総数 レプリケーション用にキャプチャされたレコードや、設定に含まれていないオブジェクトのレコードレプリケートされたレコードとレプリケート対象外のレコードの両方など、 Captureが開始後に処理したすべてのPostgreSQL操作とSharePlex内部操作の数。
Total transactions completed完了したトランザクションの総数

レプリケーション用にキャプチャされたトランザクションや、レプリケーション設定に含まれていないオブジェクトのトランザクションレプリケートされたトランザクションとレプリケート対象外のトランザクションの両方など、 Captureが開始後に処理したコミット済みPostgreSQLトランザクションの数。

Total Kbytes read読み取られたキロバイト総数 Captureが開始後に処理したデータのキロバイト単位のサイズ。
XLOG records in progress処理中のXLOGレコード数 Captureが処理中のレコードの数。
XLOG records processed処理したXLOGレコード数 処理したXLOGレコードの総数。
XLOG records ignored無視したXLOGレコード数 設定内のオブジェクトに関連付けられていないためにCaptureが無視したレコードの数。
Replicationレプリケーション レプリケーションの種類物理または論理
Capture current TIMELINE_IDCaptureの現在のTIMELINE_ID 現在のタイムラインIDを表示物理レプリケーションにのみ適用

 

PostgreSQL Captureのサンプル統計情報の例を以下に示します。

用途

サポート対象のソース:

PostgreSQLオンプレミスAmazon RDS for PostgreSQL、Amazon Aurora for PostgreSQL、Azure Database for PostgreSQL Flexible Server、Google Cloud SQL for PostgreSQL

サポート対象のターゲット: PostgreSQL、Oracle、SQL Server、Kafka、Amazon RDS for PostgreSQL、Amazon Aurora for PostgreSQL、Azure Database for PostgreSQL Flexible Server、Google Cloud SQL for PostgreSQL
発行対象: ソースシステムおよびターゲットシステム
関連コマンド: show post

構文

基本コマンド コマンドオプション
show capture

[detail] [fordatasource]

構文の説明
コンポーネント 説明
show capture
  • Captureプロセスの状態とキャプチャされた操作の概要を表示します。
  • detail

    Captureのパフォーマンスを調整したり、問題を診断したりするのに役立つ詳細な統計情報が表示されます。

    : sp_ctrl(sysA)> show capture detail

    for datasource

    このオプションは、特定のデータソースのCapture統計情報のみを表示します。

    datasourceは、r.databaseで表されます。ここで、databaseはdbnameです。

    : sp_ctrl(sysA)> show capture for r.dbname

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