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SharePlex 11.4 - リファレンス・ガイド

このガイドについて このガイドで使用される表記規則 Oracle用SharePlexコマンド SharePlexパラメーター PostgreSQL用SharePlexコマンド PostgreSQL用SharePlexパラメーター 一般SharePlexユーティリティ Oracleクラウドインフラストラクチャ SharePlex環境変数

Logパラメーター

これらのパラメーターは、SharePlexログのプロパティを制御するために使用されます。

SP_SLG_LOG_MAXSIZE

このパラメーターは、SharePlexのイベントおよびトレースログのサイズを制御します。

ファイルが最大サイズに達すると、ログに応じて以下のようになります。

  • イベントログの名前がevent_log_nnはファイルシーケンスでの次の番号に変更され、アクティブなイベントログとして新しいファイルが作成されます。例えば、最初のイベントログが最大サイズに達すると、event_log_0000000001に名前が変更され、その後、新しいファイルがアクティブログとして開かれます。そのファイルが最大サイズに達すると、event_log_0000000002に名前が変更され、その後も同様になります。
  • トレースログは切り捨てられます。このログに書き込む前に、SharePlexはそのサイズをチェックします。サイズがこのパラメーターの値より大きい場合、SharePlexはファイルを切り捨ててから書き込みます。

このパラメーターを大きくする前に、新しいファイルサイズを収容できる十分なディスク容量があることを確認してください。

 

デフォルト: 500 MB

有効な値の範囲: 1~2048 MB1 MBきざみ

有効になるタイミング: SharePlexの再開時

SNMPパラメーター

これらのパラメーターは、SharePlex SNMPサポートのプロパティを制御するために使用されます。

SP_SLG_SNMP_ACTIVE

このパラメーターは、SNMPサポートを有効または無効にするフラグです。

SharePlexは、SharePlexのレプリケーションでサポートされるすべてのUnixおよびLinuxプラットフォームでSNMPSimple Network Management Protocolエージェントをサポートします。

注意: SharePlexは、SNMPのエージェントのみをサポートします。SNMPトラップのみを送信し、トラップを傍受するためのSNMPシグナルデーモンSNMPマネージャSharePlex ありません。SNMP信号を管理するネットワーク管理ステーションNMSがある場合のみ、SharePlexのSNMP機能を使用してください。SharePlex SNMPエージェントはsnmptrapという名前で、SharePlexと共にSharePlexの製品ディレクトリのbinサブディレクトリにインストールされます。このプログラムは実行しないでください。

 

デフォルト: 0オフ

有効な値の範囲: 0または1オン

有効になるタイミング: SharePlexの再開時

SNMPエージェントパラメーター

以下のパラメーターは、NMSと通信するようにSNMPエージェントを設定します。SP_SLG_SNMP_ACTIVEパラメーターが有効になっている場合、各パラメーターには値が必要です。

パラメーター
SP_SLG_SNMP_HOST トラップの送信先のシステムホストの名前
SP_SLG_SNMP_COMMUNITY コミュニティのセキュリティ文字列
SP_SLG_SNMP_MJR_ERRNUM トラップで使用される重大なエラーの番号
SP_SLG_SNMP_MNR_ERRNUM トラップで使用される重大ではないエラー番号

カスタムMIBパラメーター

以下のパラメーターは、カスタムMIBに必要な情報を指定します。

パラメーター
SP_SLG_SNMP_ENTERPRISE_OID トラップと共に送信するエンタープライズオブジェクト識別子。デフォルトは1.3.6.1.4.1.3.1.1です。
SP_SLG_SNMP_TRAP_OID トラップにバインドされるカスタムオブジェクト識別子。デフォルトは1.3.6.1.2.1.1.0です。
SP_SLG_SNMP_TRAP_PROGRAM トラッププログラムの名前。デフォルトはiwsnmptrapです。

SNMPトラップパラメーター

以下のパラメーターは、特定のレプリケーションイベントに関するトラップを送信するようにSNMPエージェントを設定します。イベントのメッセージまたはエラーテキストはトラップに含まれます。これは、イベントログに表示されるのと同じエラーです。

イベントのSNMPトラップを有効にするには、対応するパラメーターを値1に設定します。デフォルトでは、すべてのトラップは無効になっていますパラメーター値は0

パラメーター SharePlex のイベント
SP_SLG_SNMP_INT_ERROR SharePlex ロジックエラーとプロセスを終了させるエラー
SP_SLG_SNMP_SYS_ERROR SharePlexで発生したシステム関連のエラー
SP_SLG_SNMP_ERROR SharePlexのその他のエラー
SP_SLG_SNMP_OUT_OF_SYNC レプリケーションが同期していない
SP_SLG_SNMP_STARTUP SharePlex の起動
SP_SLG_SNMP_SHUTDOWN SharePlex のシャットダウン
SP_SLG_SNMP_LAUNCH SharePlexプロセスの開始
SP_SLG_SNMP_EXIT SharePlexプロセスの停止

Systemパラメーター

これらのパラメーターは、システム関連のSharePlexプロパティを制御します。

SP_SYS_HOST_NAME

このパラメーターは、クラスタや代替ネットワークインターフェイスを持つシステムなど、複数のノードで1つのSharePlex変数データディレクトリを共有する環境で使用します。これは、いずれかのプロセスが名前検索を発行したときに、SharePlexに正しい論理ホスト名グローバル・クラスタ・パッケージ名を提供して、ローカルシステム名に置き換えます。このパラメーターで設定された名前により、SharePlexはフェールオーバー中に適切に移行できます。

  • 設定をアクティベーションする前に、プライマリノードとすべてのセカンダリアダプティブノードにSP_SYS_HOST_NAMEを設定し、フェールオーバーするパッケージに設定します。
  • UnixおよびLinuxシステムでは、このパラメーターを.profilesファイルに設定します。
  • UnixおよびLinuxシステムでは、共有変数データディレクトリのsp_ctrlを通してこのパラメーターを設定します。sp_ctrlを通してSP_SYS_HOST_NAMEを設定すると、フェールオーバーの一部である変数データディレクトリに永続的に設定され、レプリケーションを開始する準備ができたときに、sp_copの開始前にパッケージ名がエクスポートされるようになります。
  • SP_SYS_HOST_NAMEは、クラスタ内のマシンにのみ設定します。

クラスタ化されたマシンに影響を与えるシステムからsp_ctrlコマンドを発行する場合は、[onhost]オプションのホストとしてSP_SYS_HOST_NAMEで設定した名前を使用するか、hostコマンドを使用してsp_ctrlのデフォルトとして設定します。

クラスタ化されたシステムでSharePlexを設定する方法の詳細については、『SharePlexインストールおよびセットアップガイド』を参照してください。

 

デフォルト: なし

有効な値の範囲: パッケージ名の文字列

有効になるタイミング: SharePlexの再開時

 

SP_SYS_IN_SYNC

このパラメーターは、NULL値が許容されるキー列を持つテーブルをSharePlexがレプリケートする方法を制御します。

  • このパラメーターがデフォルトの0オフに設定されている場合、SharePlexは、列のいずれかにNULLが含まれているかどうかに関係なく、キーを使用してターゲットシステムで行を見つけます。このため、行のキーにNULLが含まれている場合、UPDATEおよびDELETEで非同期状態になる可能性があります。行の一意性は保証されず、SharePlexがターゲットシステムで間違った行を変更する可能性があります。
  • このパラメーターを1オンに設定すると、SharePlexは行のキーにNULLがない場合のみ、そのキーを使用します。キーにNULL値が含まれている場合、SharePlexは行のすべての列をシミュレートされたキーとして使用し、正しいターゲット行を確実に見つられるようにします。

NULLが宣言されていてもアプリケーションのキーにNULLが含まれないことが分かっている場合は、このパラメーターをオフにしてください。オンにすると、使用する追加ロジックによってオーバーヘッドが増加するからです。このパラメーターは、設定をアクティベーションする前に、ソースシステムで設定してください。

 

デフォルト: 0オフ

有効な値の範囲: 0または1フラグ

有効になるタイミング: CaptureとReadの再開時

SP_SYS_JOB_HISTORY_RETENTION

このパラメーターは、job statusコマンドやreportコマンドで表示するために、過去のcomparecompare usingrepaircopy、またはappendジョブに関する情報を何日間保持するかを定義します。

 

デフォルト: 90日

有効な値の範囲: 0または任意の正の整数

有効になるタイミング: 即時

SP_SYS_JOB_HISTORY_SIZE

このパラメーターは、SharePlex変数データディレクトリのdataサブディレクトリに存在するジョブ・ステータス・データベースのサイズを制御します。指定された値によって、データベースに許容される最大サイズキロバイトKB単位が決まります。データベースのサイズが指定された値を超えると、エントリは古いものから順に削除されます。デフォルト値は0で、無制限を指定します。

 

デフォルト: 0無制限

有効な値の範囲: 0または任意の正の整数

有効になるタイミング: 即時

 

SP_SYS_SUSPEND_ON_ERROR

このパラメーターは、システムエラーまたはSharePlex内部エラーが発生したときに、CaptureプロセスまたはPostプロセスを停止するかどうかを制御します。デフォルトの1は、エラー発生時にプロセスを停止させます。0を設定すると、プロセスは続行されますが、イベントログにメッセージが生成されます。

重要: Captureを長時間停止すると、Oracleとのペースが崩れ、REDOログがラップする可能性があります。その場合、Captureはアーカイブログを読み込みますが、アーカイブログが利用できなくなった場合は、データを再同期する必要があります。

 

デフォルト: 1エラー時に停止

有効な値の範囲: 0または1フラグ

有効になるタイミング: 即時

SP_SYS_TARGET_COMPATIBILITY

このパラメーターは、SharePlexの異なるバージョン間の互換性を維持し、スムーズな移行とアップグレードを可能にします。SharePlexは新しいユーザ要件を満たすために進化し続けているため、新しいバージョンで追加された特徴や機能が、必ずしも以前のバージョンと互換性があるとは限りません。このパラメーターは、ソースシステムのSharePlexの上位バージョンからターゲットシステムの下位バージョンへのレプリケーションを可能にします。

デフォルトでは、このパラメーターはインストールされているSharePlexソフトウェアのバージョンに設定されています。

  • ソースシステムの上位バージョンからターゲットの下位バージョンのSharePlexにレプリケートする場合、このパラメーターをターゲットのSharePlexのバージョンに最も近い値に設定します。例えば、SharePlexのバージョンがソースで8.6.3、ターゲットで8.6.2の場合、このパラメーターを8.6.2に設定します。
  • 同一のバージョン間でレプリケートする場合、両方のシステムでこのパラメーターをデフォルトのままにしておきます。

 

デフォルト: インストールされているSharePlexソフトウェアのバージョン

有効な値の範囲: 6.0.0から最新バージョンまでのSharePlexリリースバージョンで、コンマ区切りの数値を3つまで指定できます例: 8.6.3

有効になるタイミング: Captureの再開時

 

SP_SYS_VAR_FULL

このパラメーターは、SharePlex変数データディレクトリがインストールされているディスクの使用可能な領域のしきい値を設定します。これにより、キューが使用可能なディスク容量を超えないようにできます。Capture、Read、Importで処理中の操作によって、使用可能なディスク容量がこのパラメーターに設定された値を下回ると、プロセスが停止します。使用可能なディスク容量がSP_SYS_VAR_OKパラメーターで設定されたしきい値に達すると、処理が再開されます。

 

デフォルト: 30 MB

有効な値の範囲: SP_SYS_VAR_OKの値より大きい任意の正の整数

有効になるタイミング: 即時

SP_SYS_VAR_OK

このパラメーターは、SP_SYS_VAR_FULLの値に達したために停止したCapture、Read 、またはImportの処理を再開できる使用可能なディスク容量を設定します。

 

デフォルト: 50 MB

有効な値の範囲: 任意の正の整数

有効になるタイミング: 即時

Compare/Repairパラメーター

これらのパラメーターは、SharePlexcompareコマンドのプロパティを制御します。

SP_DEQ_IGNORE_ORACLE_ERROR_NUM

このパラメーターでは、無視するOracleエラー番号を指定することができます。指定されたエラー番号は500回まで無視されます。このパラメーターは主にデバッグ用で、repairrepair1オプションと併用してはなりません。

 

デフォルト: 0なし

有効な値の範囲: 任意の有効なOracleエラー番号1406など

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_IP_MAPPING

このパラメーターは、ソースシステムとターゲットシステム間でネットワークアドレス変換NATが実装されている場合に、IPアドレスをマッピングします。NATが実装されている場合、ソースマシンのターゲットIPアドレス192.168.32.10などとターゲットマシンのIPアドレス213.18.123.103などが異なることがあり、その結果、compareおよびrepairコマンドの発行時に混乱を招くことがあります。ターゲットマシンでSP_DEQ_IP_MAPPINGパラメーターを設定すると、IPアドレス192.168.32.10はIPアドレス213.18.123.103と等価とみなされるため、Postがcompareメッセージを処理し、compare sp_declt クライアントプロセスがCompareプロセスを終了することができます。

ターゲットシステム上でSP_DEQ_IP_MAPPINGパラメーターを以下の例のように設定します。

sp_ctrl> set param SP_DEQ_IP_MAPPING "192.168.32.10:213.18.123.103"

注意: ソースマシンとターゲットマシンには適切なIPアドレスを使用します。上記のIPアドレスは一例です。

さらに、SP_DEQ_IP_MAPPINGパラメーターでは、以下の例のように、カンマで区切った複数のマッピングを使用することができます。

sp_ctrl> set param SP_DEQ_IP_MAPPING "192.168.32.10:213.18.123.103,10.2.3.4:50.64.70.88"

 

デフォルト: なし

有効な値の範囲: カンマで区切られた1つ以上の有効なIPアドレス

有効になるタイミング: 次のcompareコマンド発行時

 

SP_DEQ_LOG_FILESIZE

このパラメーターは、compareサーバとcompareクライアントが生成するSQLログファイルのサイズを制御します。

 

デフォルト: 50 MB

有効な値の範囲: 0を超える任意の値

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_MALLOC

このパラメーターはフェッチのバッチサイズを制御します。バッチサイズは、SharePlexがcompareのために一度に選択する行数を制御します。バッチサイズが大きいほど処理速度は向上しますが、より多くのメモリを必要とします。この値は、使用するcompareスレッドの数で等分され、次に、すべての列のサイズを足した値に基づいてバッチサイズが再計算されます。

 

デフォルト: 500MB

有効な値の範囲: 50~32,767MB

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_PARALLELISM

このパラメーターは、select文のDegree of Parallelismのヒントを管理します。

SP_DEQ_PARRALLISMがゼロに設定されている場合、並列ヒントは使用されません。ユーザがコマンドラインから提供したヒントの方が優先されます。

 

デフォルト: 2

有効な値の範囲: 0~500

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_PARTIAL_REPAIR_CLR_OOS

このパラメーターを使用すると、WHERE句やOracleの[サブ]パーティション名で指定された行のサブセット水平分割レプリケーションを含むなど、テーブルの行のサブセットのみのcompare・repair後に、repairプロセスでそのテーブルのstatusdbから非同期メッセージを消去できるようになります。

重要! このパラメーターはターゲットシステムで設定します。ソースシステムには何の影響もありません。

このパラメーターは以下のように機能します。

  • 値0無効、デフォルト: 行のサブセットがcompareされ、repairされた後、非同期メッセージがstatusdbに保持されます。このメッセージは、選択基準に適合しなかった非同期行が存在する可能性があることをユーザに認識させるために保持されます。
  • 値1有効: 行のサブセットがcompareされ、repairされた後、非同期メッセージはクリアされます。このパラメーターは、サブセット内の行だけがテーブル内で同期していないことが分かっている場合にのみ有効にします。

注意: テーブル内の非同期行がすべてrepairされていることを確認するには、テーブル全体に対してcompareとrepairを実行してください。

 

デフォルト: 0無効

有効な値の範囲: 0または1フラグ

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_PART_TABLE_UPDATE

このパラメーターは、repair usingコマンドとrepairコマンドをOracleパーティション化ターゲットテーブルに対して発行した場合の動作に影響します。

  • このパラメーターをデフォルトの0に設定すると、パーティション化OracleターゲットテーブルはINSERTとDELETEのみを使用してrepairされます。UPDATEによって行がパーティションを変更したときに、行の移動がテーブルで有効になっていない場合に発生するエラーを防ぐために、UPDATEを必要とするrepairはDELETEに変換され、その後にINSERTが続きます。
  • このパラメーターを1に設定すると、パーティション化Oracleテーブルは、INSERT、UPDATE、およびDELETEを適切に使用してrepairされます。このモードは、UPDATEによってターゲットテーブルのパーティションが変更されないことがわかっている場合、またはターゲットテーブルで行の移動が有効になっている場合にのみ使用してください。

このパラメーターはターゲットシステムで設定します。

 

デフォルト: 0UPDATEでrepairしない

有効な値の範囲: 0または1フラグ

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_READ_BUFFER_SIZE

このパラメーターは、compare/repair操作中のLOB列とLONG列にのみ適用されます。これらの列がcompare/repairされる際に、取得されたLOBまたはLONGデータを保持するバッファのサイズを調整します。パラメーターの値は、使用可能なシステムメモリとデータサイズに基づいて調整しなければなりません。

 

デフォルト: 1 MB

有効な値の範囲: 1~100の任意の整数単位はMB

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_ROW_LOCK_THRESHOLD

このパラメーターは、repair実行時にrepairプロセスがターゲットテーブル全体をロックするか、非同期行のみをロックするかを制御します。非同期行の数が指定された値より少ない場合、非同期行のみがrepairのためにロックされます。これにより、Postプロセスはテーブルの他の行へのポストを続けることができます。ソーステーブル上の非同期行の数がこの値より少ない場合、それらの行はロックされ、そうでない場合は、読み取り値の一貫性を確保するためにテーブルに対する短時間のロックが行われます。

 

デフォルト: 1,000の非同期行

有効な値の範囲: 任意の正の整数

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_SKIP_LOB

このパラメーターは、compare/repair処理にLOBが含まれるかどうかを決定します。

  • このパラメーターをデフォルトの0に設定すると、処理時のcompareプロセスにLOBが含まれます。
  • このパラメーターを1に設定すると、LOB以外の列のみがcompareされ、repairされます。一度挿入されたLOBが変更されない場合、このパラメーターを1に設定することで、処理を高速化することができます。

このパラメーターはソースシステムで設定します。

 

デフォルト: 0

有効な値の範囲: 0または1フラグ

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_THREADS

このパラメーターは、ソースシステム上でcompareコマンドが使用する処理スレッド数を制御します。各スレッドは、ターゲットマシン上にsp_decltプロセスを作成します。

デフォルトの2スレッドはUPマシンに最適なスレッド数であることが証明されていますが、最大15スレッドでパフォーマンスが向上する可能性があります。スレッドの数が多すぎると、特に大きなテーブルを同時にcompareすることになった場合に利点が減少します。

スレッド数の値は、compareするテーブルの数とは無関係で、SharePlexは、compareするテーブルの数を超えるスレッドを生成することはありません。マシンにプロセッサーが1つしかない場合は、このパラメーターを1に設定します。システムのプロセッサ数を超える値に設定しないでください。

 

デフォルト: 2スレッド

有効な値の範囲: 1~15

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_TIMEOUT

このパラメーターは、compareコマンドとrepairコマンドの接続タイムアウトを制御します。sp_desvrプロセスは、ターゲットシステム上のsp_decltプロセス複数可をインスタンス化するためにレプリケーションキューに依存しているため、キュー内のそれまでのメッセージがすべて処理されるまでsp_decltプロセスを開始できません。このパラメーターで指定されたタイムアウトよりも遅延が長い場合、sp_desvrは終了し、エラーを返します。キューが30分以上滞留していることが分かっている場合は、必要に応じてこのパラメーターを大きくすることができます。

 

デフォルト: 1,800秒30分

有効な値の範囲: 121秒以上

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

SP_DEQ_USE_SP_CKSUM

このパラメーターは、compareの際にOracle ora_hash()を使用するかどうかを決定します。

  • このパラメーターをデフォルト値の0に設定すると、Oracle ora_hash()が使用されます。
  • このパラメーターを1に設定すると、SharePlexの内部チェックサム方式が使用されます。

 

デフォルト: 0

有効な値の範囲: 0または1

有効になるタイミング: 次のcompareで即時利用可能

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