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NetVault Plug-in for MySQL 11.1 - ユーザー・ガイド

Dell™ NetVault™ Backup Plug-in for MySQL - はじめに プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア MySQLレプリケーションの使用 フェイルオーバー・クラスタ環境でのプラグインの使用 トラブルシューティング

データのバックアップ

仮想クライアントで使用するように設定したPlug‑in for MySQLによるバックアップは、比較的簡単です。[NetVault Backup選択]ページでPlug‑in for MySQLノードを開き、バックアップ対象にするMySQLサーバー仮想サーバー(またはそれに含まれるアイテム)を選択します。

実際には、このページに表示されるインスタンス名は、インストール・プロセスで仮想クライアントとして設定したMySQLクラスタ化サービスです(「仮想クライアントの作成」を参照してください)。このノードでほかのMySQLクラスタ化サービスが稼動している場合、これらのインスタンスもPlug‑in for MySQLノード内に表示されます。このような他のインスタンスのデータをバックアップ対象として選択しないよう注意してください。

注意: データのバックアップまたはリストアを実行する際は、ノードの1つからではなく、仮想クライアントを使用してプロセスを実行します。ノードを展開して階層をドリル・ダウンしていくと、MySQLクラスタ化サービスが表示され、ノードがアクティブかどうかによって、さらにアイテムをドリル・ダウンして選択することができます。ログ情報を管理する目的で、システムがこのインスタンスを使用している可能性があるため、このレベルではいかなる処理も実行しないでください。

データのリストア

仮想クライアントへのデータのリストアは、従来のNetVault Backupクライアントに対してリストアを実行する場合と同様の方法で行います。Plug‑in for MySQLを使用したリストアに使用可能なすべてのオプションは、フェイルオーバー・クラスタ環境でも使用できます。また、データも同様の方法で選択します。両者の唯一の違いは、[リストア・ジョブ作成 — セーブセットの選択]ページで、リストア可能な仮想クライアントのバックアップが、バックアップ中に使用していた特定のNetVault Backupクライアントまたはノードではなく、仮想クライアント名の下に表示される点です。リストア・ジョブを開始すると、NetVault Backupはすべてのメンバー・クライアントと通信し、フェイルオーバー・クラスタを管理しているマシンを特定し、このマシンをリストア対象として指定します。

さらに、NetVault Backup仮想クライアントを、非クラスタ化(スタンドアロン)NetVault Backupクライアントへリストアすることもできます。

記載されているすべてのリストア実行手順は、仮想クライアントのリカバリでも使用できます。NetVault Backup仮想クライアントのリストア手順について詳しくは、「データのリストア」トピックを参照してください。NetVault Backup仮想クライアントをNetVault Backupスタンドアローンのクライアントにリストアするには、「異なるMySQLサーバへのリストア」セクションで説明している手順に従います。

トラブルシューティング

このトピックでは一般的なエラーとその解決方法について説明します。この表に記載されていないエラーが発生した場合は、NetVault BackupログからMySQLエラー番号を取得し、MySQLのドキュメンテーションで関連するトラブルの解決手段を参照してください。

NetVault Backup 10.xサービス(netvault-pgsql)がWindowsで
開始しない
®

Windowsイベント・ビューアに以下のメッセージが表示されているかどうかを確認します。PDT FATAL: lock file “postmaster.pid” already exists(PDT FATAL:ロック・ファイル「postmaster.pid」はすでに存在しています)

NetVault Backup 10.xはPostgreSQLデータベースを使用しています。PostgreSQLデータベースが開始しない場合、NetVault Backupを開始することはできません。この問題に対処するには、ログで参照されている場所にある「postmaster.pid」を削除して、NetVault Backupサーバーを再起動します。詳しくはhttps://support.quest.com/netvault-backup/kb/122475を参照してください。

これらのメッセージは、選択されたデータのバックアップは完了したものの、NetVault Backupによってジョブのインデックス情報がデータベースに適切に追加されなかったことを示します。このインデックス情報が追加されていないと、データは正しくリストアされません。

方法1:

NetVault Backup WebUIの[デバイス管理]ページに移動して、ジョブが対象とするメディアのスキャンを実行します。NetVault Backupでは、バックアップ・ジョブのインデックス情報はNetVaultデータベースとバックアップ対象メディアの双方に保存されます。このスキャンを実行することで、インデックス情報が、NetVaultデータベースに書き込まれます。情報が追加されたことを確認するには、[リストア・ジョブ作成 — セーブセットの選択]ページを開いて対象のジョブを見つけます。ジョブが参照でき、リストア・ジョブも設定できる場合には、スキャン処理によってこの問題は解決されました。

方法2:

方法1が失敗した場合は、バックアップ・ジョブを再実行します。

バックアップがレプリケーション・エラーを伴って失敗しました。

バックアップが「レプリケーション・スレーブ・サーバの開始に失敗しました」に類似したメッセージを伴って失敗する場合、[MySQLレプリケーションを可能にする]チェックボックスは選択したが、レプリケーションを設定していない可能性を示します。この問題を修正するには、[設定]ダイアログ・ボックスの[MySQLレプリケーションを可能にする]チェック・ボックスをクリアするか、レプリケーションを設定してからバックアップ・ジョブを再実行する必要があります。設定の更新について詳しくは、プラグインの設定を、レプリケーションについて詳しくは、MySQLレプリケーションの使用を参照してください。

関連ドキュメント

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