Plug‑in for DB2 では、以下のバックアップ・モードを使用できます。
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オフライン・バックアップ:オフライン・バックアップには、データベースへの排他的接続が必要です。このタイプのバックアップが進行中の場合、ユーザーやアプリケーションはデータベースに接続することはできません。 |
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オンライン・バックアップ:オンライン・バックアップ方法では、バックアップが進行中でもユーザーやアプリケーションはデータベースへのアクセスや、データの読み書きが可能です。オンライン・バックアップを実行するには、データベースがアーカイブ・ログ用に設定されている必要があります。詳しくは、データベースのアーカイブ・ログ有効化を参照してください。オンライン・バックアップ中は、すべてのデータベース・トランザクションがログに記録されます。バックアップが完了すると、データベース・マネージャがアクティブ・ログを閉じてアーカイブします。オンライン・バックアップのリストア実行後は、データベースを一貫した状態までリカバリするため、ログをロール・フォワードする必要があります。 |
Plug‑in for DB2 では、以下のバックアップ・タイプを使用できます。
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フル・バックアップ:フル・バックアップには、指定したデータベースまたはテーブルスペース内のすべてのデータが含まれます。フル・バックアップは、以降の増分バックアップやデルタ・バックアップの基盤としての役割を果たします。 |
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[増分バックアップ]:増分バックアップには、最後のフル・バックアップ以降の新規または変更されたすべてのデータが含まれます。増分バックアップでは、前の増分またはデルタ・バックアップでバックアップされているデータも繰り返しバックアップされます。これらのバックアップは、非累積バックアップとも呼ばれます。 |
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デルタ・バックアップ:デルタ・バックアップ(または増分デルタ・バックアップ)には、指定したテーブルスペースの最後のフル、増分またはデルタ・バックアップ以降の新規または変更されたすべてのデータが含まれます。デルタ・バックアップは、最小限のストレージ容量を消費するだけでなく、実行もより高速です。これらのバックアップは、非累積バックアップとも呼ばれます。 |
使用を考慮するいくつかのバックアップ・シーケンスのガイドラインを、以下のリストに示します。
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フル・バックアップのみ:要件で前日までのデータ保護が保証されている場合、フル・バックアップを毎日実行すれば十分です。問題が発生した場合、プラグインで実行する必要があるのは、1つのセーブセットのリストアだけです。 |
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フル・バックアップとアーカイブ・ログ・バックアップ:要件で現在時刻までのデータ保護が保証されているが、リカバリに時間がかかってもさほど問題ではない場合、フル・バックアップとアーカイブ・ログ・バックアップを実行すれば十分です。たとえば、フル・バックアップが毎週日曜日に実行可能で、アーカイブ・ログ・バックアップが月曜日から土曜日まで毎日実行可能であるとします。 |
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フル・バックアップと増分バックアップ+アーカイブ・ログ・バックアップ:要件で現在時刻までのデータ保護が保証されているが、できる限り早くリカバリを完了する必要がある場合、フル・バックアップと増分バックアップとアーカイブ・ログ・バックアップを組み合わせて実行するともっとも効果的です。たとえば、フル・バックアップは毎週日曜日に、増分バックアップは月曜日から土曜日まで、かつアーカイブ・ログが5-6時間おきに実行可能であるとします。各増分バックアップには、最後のフル・バックアップ以降に行われたすべての変更が含まれます。また、アーカイブ・ログ・バックアップには最後の増分バックアップ以降のトランザクション・ログが含まれます。 |
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フル・バックアップとデルタ・バックアップとアーカイブ・ログ・バックアップ:要件で現時点までのデータ保護が保証されているが、できる限り早くバックアップを完了する必要がある場合、フル・バックアップとデルタ・バックアップとアーカイブ・ログ・バックアップの実行が最も理想的な戦略です。たとえば、フル・バックアップが毎週日曜日、デルタ・バックアップが月曜日から土曜日、アーカイブ・ログ・バックアップのバックアップが5-6時間ごとに実行可能であるとします。各デルタ・バックアップには、最後のフルまたはデルタ・バックアップ以降に行われたすべての変更が含まれます。また、アーカイブ・ログ・バックアップには、最後のデルタ・バックアップ以降のトランザクション・ログが含まれます。 |
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