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NetVault 11.4.5 - 管理ガイド

前書き はじめに クライアントの設定
NetVault Backupクライアントについて WebUIからのソフトウェアのインストール(プッシュ・インストール) クライアントの追加 クライアントの管理 クライアント・グループの管理
ストレージ・デバイスの設定 データのバックアップ ポリシーの管理 データのリストア ジョブの管理 ログの監視 ストレージ・デバイスの管理
デバイス・アクティビティの監視 テーブル・ビューでのディスク・ベースのストレージ・デバイスの管理 ツリー・ビューでのディスク・ベースのストレージ・デバイスの管理 テーブル・ビューでのテープ・ライブラリの管理 ツリー・ビューでのテープ・ライブラリの管理 テーブル・ビューでのテープ・ドライブの管理 ツリー・ビューでのテープ・ドライブの管理 共有デバイスの追加
ストレージ・メディアの管理 ユーザー・アカウントの管理 イベントと設定通知の監視 NetVault Backupでのレポーティング クライアント・クラスタの使用 NetVault Backupのデフォルトの設定
デフォルトの設定について 暗号化の設定 プラグイン・オプションの設定 ポスト・スクリプトのデフォルトの設定 検証プラグインのデフォルトの設定 展開マネージャの設定 ジョブ・マネージャの設定 ログ・デーモンの設定 メディア・マネージャの設定 ネットワーク・マネージャの設定 プロセス・マネージャの設定 RASデバイスの設定 スケジュール・マネージャの設定 Webサービスの設定 オーディタ・デーモンの設定 ファイアウォールの設定 一般設定 セキュリティの設定 NetVault Timeの同期 一般通知方法のデフォルト設定 レポーティング・ユーティリティの設定 固有のVSSプロバイダを使用するNetVault Backup設定 Txtconfigを使用するデフォルトの設定
診断トレース 診断データの管理 deviceconfigユーティリティの使用 NetVault Backupプロセス 環境変数 NetVault Backupが使用するネットワーク・ポート トラブルシューティング

NetVault SmartDiskについて

NetVault SmartDiskは、ディスク・ベースのストレージを提供し、オプションでデータの重複排除機能も用意されています。

NetVault SmartDiskは、バイトレベルの可変ブロックに基づくソフトウェア重複排除機能を使用して、同じストレージ領域に最大12倍のデータを圧縮して格納し、ストレージ・フットプリントを92%削減します。NetVault SmartDiskは、NetVault Backupとは別個にインストールされライセンスされます。

NetVault SmartDiskインスタンスは、1つまたは複数のストレージ・プールと、バックアップおよび重複排除の操作を実行するプロセス・セットで構成されています。ストレージ・プールは1つ以上のファイル・システム・ボリュームで構成され、ファイル・システム・パスを追加することで簡単に拡張することができます。インスタンスは異機種混在プラットフォームからのデータ・ストリームを受信できます。

重複排除が有効(デフォルト・モード)なNetVault SmartDiskインスタンスを専用のNetVault SmartDiskサーバーまたはNetVault Backupクライアントにインストールすることができます(重複排除が有効な場合は、NetVault SmartDiskをNetVault Backupサーバーにインストールすることはできません)。重複排除が無効な場合は、NetVault Backupサーバーをホスト・マシンとして選択することもできます。

NetVault SmartDiskのインストールと設定についての詳細は、『Quest NetVault SmartDiskインストレーション・ガイド』および『Quest NetVault SmartDiskアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

NetVault SmartDiskの追加

バックアップおよびリストア用にNetVault SmartDiskを使用するには、まずNetVault Backupサーバーにデバイスを追加する必要があります。設定ウィザードを使って、このデバイスを追加、設定することができます。

1
[ナビゲーション]パネルで、[ガイド付き設定]をクリックして、次に[NetVault設定ウィザード]ページで[ストレージ・デバイス追加]をクリックします。
[ナビゲーション]パネルで[デバイス管理]をクリックして、[デバイスの追加]をクリックします。
2
[ストレージ・デバイス追加]ページで[NetVault SmartDisk]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。
3
[NetVault SmartDiskインスタンスの追加]ページで、以下の詳細を指定します。

ネットワーク名/
IPアドレス

NetVault SmartDiskをインストールするホストの、完全修飾ドメイン名(FQDN)またはIPアドレスを入力します。この情報は、NetVault Backupサーバー上にデバイスを配備する場合でも入力する必要があります。

サーバーがホスト名を解決できない場合、デバイスの追加は失敗します。

ネットワーク・ポート

この設定のデフォルト値は、0です。デバイスがデフォルトのポートで待ち受けている場合、値を変更しないよう注意する必要があります。

デフォルト・ポート以外のポートで待ち受けるデバイスの場合は、percolator.cfgファイルの「Network Settings:Remote Listen Port」で設定されているポート番号を入力します。NetVault SmartDiskのデフォルト以外のポートの設定についての詳細は、『Quest NetVault SmartDiskアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

強制追加

デバイスがすでに他のNetVault Backupサーバーに同じ名前で追加されている場合は、[強制追加]チェック・ボックスを選択します。このオプションは、ディザスタ・リカバリを実行してNetVault Backupサーバーを再構築した場合に役立ちます。

WebDAV資格情報の設定

データへの不正アクセスを防止するため、NetVault SmartDiskのサーバー要求に対してWebDAV認証を設定することができます。NetVault SmartDiskでは、WebDAVによるダイジェスト・アクセス認証を使用します。NetVault SmartDiskサーバーの認証の設定についての詳細は、『Quest NetVault SmartDiskアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。

NetVault SmartDisk上でWebDAV認証が有効になっている場合、このチェック・ボックスを選択して以下の情報を指定します。

[ユーザー名]:NetVault SmartDiskサーバーに設定されているユーザー・アカウントを指定します。
[パスワード]:ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。
[パスワードの確認]:確認のためにパスワードを再入力します。
4
[次へ]をクリックしてデバイスを追加します。

EMC Data Domainシステム

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

EMC Data Domainシステムについて

EMC Data Domainシステムは、ストレージ要件を10~30倍も減らすインライン重複排除機能を持つ、ディスク・ベースのストレージを提供しています。

NetVault Backupは、EMC DD Boost™ソフトウェアを使ったData Domainシステムのシームレスな統合手段を提供しており、バックアップ・ウィンドウを最小限に抑えて最適化されたディスク・ベースのバックアップを実行しながら、ストレージ/ネットワーク帯域幅の要件を減らすことができます。

DD Boostソフトウェアには、2つのコンポーネントが含まれています。

DD Boostライブラリ:このコンポーネントはNetVault Backupサーバー上で動作し、Data Domainシステム上で動作するDD Boostサーバーと通信するためのインターフェイスを提供しています。
DD Boostサーバー:このコンポーネントはData Domainシステム上で動作します。

DD Boostは、以下の機能を提供しています。

分散セグメント処理:DD Boostは、バックアップ・クライアントまたはバックアップ・サーバーの重複排除処理の一部の負荷を軽減し、このクライアントまたはサーバーは一意のデータ・セグメントのみをData Domainシステムに送信することができます。
高度な負荷分散とリンク・フェイルオーバー:この機能により、複数のEthernetリンクを単一のグループにまとめ、バックアップ・アプリケーションに単一のインターフェイスを登録することができます。Data Domainシステムは、複数インターフェイス上のバックアップ/リストア・ジョブの負荷を自動的に分散し、グループ内のいずれかのインターフェイスが停止した場合には、利用可能な他のインターフェイスにジョブを割り当てます。
ファイルのレプリケーション:ファイル・レベルのレプリケーションにより、複数のDD Boost対応Data Domainシステム間で重複排除されたデータを直接転送し、これにより、WANの必要帯域幅を最大99パーセント減らすことができます。Data Domainシステムは、バックアップ・サーバー上のリソースを何も使用せずに、複製コピーを作成および転送します。
関連ドキュメント

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