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NetVault Plug-in for Exchange 11.3 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for Exchange - はじめに Exchangeデータ保護戦略の定義 Exchange Serverシステム構築計画 プラグインのインストールと削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア
リストアとリカバリの概要 プラグインを使用したデータのリストア 高度なリストア手順の使用
トラブルシューティング

システム構築の概要

Microsoftでは、以下を含む単一サーバーまたは高可用性環境におけるExchange Mailbox Serverのシステム構築をサポートします。

上記それぞれの環境にPlug‑in for Exchangeシステムを構築する手順はほぼ同様です。これはPlug‑in for ExchangeがExchange Serverメールボックス・データベースをホストするサーバーにインストールされるからです。以下のトピックでは、Exchange Mailbox ServerのタイプごとにPlug‑in for Exchangeシステム構築の詳細を説明します。

スタンドアロン・システム構築

スタンドアロン・システム構築には、単一のExchange Mailbox Serverが存在します。Plug‑in for Exchangeが、Exchange Mailbox Serverとして指定されたサーバーにインストールされ、このサーバーですべてのバックアップおよびリストアを実行しているとします。このタイプのシステムでは、LCRのような高可用性ソリューションは構築されていません。

Exchange Mailbox ServerにNetVault Backupサーバーをインストールすることができる場合、Questでは、これら2つのエンティティは別のマシンを使用することをお勧めします。

重要: 環境(NetVault BackupサーバーとExchange Serverのマシンを個別に用意するか、両方を1つのマシンで設定するか)に関係なく、Plug‑in for Exchangeは、Exchange Serverメールボックス・データベースが存在するホストにインストールする必要があります。本書の例の画像および手順では、この2台のマシン環境が設定されていて、事前要件をすべて満たしていることを前提としています。

高可用性システム構築

高可用性システム構築には以下が含まれます。

Plug‑in for Exchangeに必要なライセンス:Plug‑in for Exchange Standard EditionクラスタまたはPlug‑in for Exchange Enterprise Editionクラスタがサポートされていること

Exchange 2010のシングル・ロケーションDAG内では、シングルActive Directoryサイトに複数のExchange Mailbox Serverが存在し、それらは同一データ・センター内に物理的に位置します。DAGは複数のメールボックス・サーバーにまたがって作成されると同時に、そのデータベース・コピーも複数のメールボックス・サーバーに拡散しています。シングル・ロケーションDAGでは、各Exchange Mailbox Server上にPlug‑in for ExchangeをインストールしたNetVault Backup仮想クライアントを作成します。

DAG環境用のバックアップ・プロセスでは、Plug‑in for Exchangeを使用してデータベースのすべてのアクティブ・コピー、または実行可能なデータベース・コピーのいずれかを選択することができます。後者を選び、かつ複数のコピーが存在する場合、ライセンス認証に最も低い値が設定されたコピーが選択されます。後者を選び、かつデータベース・コピーがひとつも利用可能でない場合、アクティブなデータベースが選択されます。ライセンス認証の設定数について詳しくは、http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd979802.aspxの「メールボックス・データベース・コピー」を参照してください。

Local Continuous Replication(LCR、ローカル連続レプリケーション)

サポートされているバックアップ方式:ESE(アクティブ・コピーのみ)およびVSS(アクティブまたはパッシブ・コピー)

LCRは、単一Exchange Mailbox Serverソリューションで、ビルトインの非同期ログ転送テクノロジーを使用して、2番目のディスク・セットにストレージ・グループのコピーを作成、管理します。この2番目のセットは、プロダクション・ストレージ・グループとして同一サーバーに接続されています。LCRにはログ転送、ログ再生、およびデータのセカンダリ・コピーへのマニュアル・スイッチが用意されています。詳しくは、http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb125195.aspxの「Exchange 2007、ローカル連続レプリケーション」を参照してください。

あるLCRシステム構築では、Plug‑in for Exchangeは単一Exchange Mailbox Serverにインストールされています。

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