NetVault Backupシステムを展開する前に、以下のトピックを確認します。
NetVault Backupを展開する最初のステップでは、サーバーおよびクライアント・マシンを識別します。
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NetVault Backupサーバー:このマシンは、NetVault Backupのサーバー・バージョンをホストします。 |
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NetVault Backupクライアント:これらのマシンは、NetVault Backupのクライアント・バージョンをホストし、バックアップおよびリストアの対象となります。 |
NetVault Backupサーバーをインストールするには、Windowsベースのシステムで約200MBのディスク容量、Linuxベースのシステムで約160MBのディスク容量が必要です。
データベース・ディレクトリには、以下のサブディレクトリがあります。
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install:このディレクトリには、サーバーおよびクライアント・マシンにインストールされたNetVault Backupモジュールのリストを含む、modulesファイルがあります。installディレクトリは、サイズの小さいディレクトリです。 |
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bkl:このディレクトリには、NetVault Backup製品のライセンス・キー・ファイルがあります。bklディレクトリは、サイズの小さいディレクトリです。 |
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MediaDatabase:このディレクトリには、メディア・レコードとバックアップ・インデックスが保存されます。MediaDatabaseディレクトリは、NetVault Backupシステムの使用に伴って増加していきます。MediaDatabaseディレクトリに必要となる容量を推定するには、「データベース・サイズの計算」を参照してください。 |
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pgsql:このディレクトリには、バックアップおよびリストアのジョブ・レコードが保存されます。このディレクトリに必要となる容量は、ジョブの内容に応じて変わります。NetVaultデータベースに必要となる容量を計算するときは、このディレクトリ用に、MediaDatabaseサイズの10パーセントを追加することを検討してください。 |
MediaDatabaseに必要となる容量を推定する場合は、以下のことを考慮してください。
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マシン1台当たりのバックアップ対象ファイルとディレクトリの概数:バックアップ対象の各ファイルおよびディレクトリについて、NetVaultデータベースのインデックス・エントリで使用する平均バイト数を求めておく必要があります。この平均値は、「71バイト+ターゲット・ファイル・システムを構成する各ファイルの名前に含まれる平均文字数」という公式に基づいて求めます。 |
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各バックアップで保持する世代数:世代とは、ファイルまたはディレクトリ・バックアップの個別のインスタンスを指します。たとえば、デフォルトのバックアップ設定を使用して同じファイルを7回バックアップした場合、メディア上には7世代分のファイルが保存され、NetVaultデータベース上に7世代分のインデックスが作成されます。 |
この情報に基づき、次の計算式を使用して、MediaDatabaseディレクトリに必要となる容量を計算できます。
インストール時に、NetVault Backupサーバーとクライアント・マシンには、名前とパスワードが割り当てられます。
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NetVault Backupマシン名:NetVault Backupマシン名は、NetVault Backupドメイン内のサーバーおよびクライアント・マシンを識別するために使用されます。 |
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NetVault Backupマシンのパスワード:NetVault Backupマシンのパスワードはクライアントをサーバーに追加する際に使用します。マシン・パスワードには、最大100文字を使用することができます。以下の文字を使用することはできません。\およびスペース |
メモ: GUIモードまたはテキスト・モードでのNetVault Backupのインストール時に、マシン・パスワードまたはPostgreSQLデータベース・スーパーユーザー・パスワードで特殊文字をエスケープしないでください。ただし、nvpasswordまたはnvpgdbpasswdなどのCLIオプションを使用する場合は、CLIが必要なパスワードを適切に受信するように、特殊文字をエスケープします。たとえば、パスワードが<>&#|/"':*.-`()[]{}$@?の場合は、次のように入力します。
Linuxシェルの場合:\<\>\&#\|/\"\':\*.-\`\(\)[]{}\$@?
Windowsコマンド・プロンプトの場合:"<>&#|/""':*.-`()[]{}$@?". |
NetVault Backupサーバー・バージョン11.2以降をインストールする場合は、PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントに関して次のいずれかのオプションを選択できます。
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NetVault BackupでPostgreSQL Linuxユーザーの作成を許可:NetVault BackupによるPostgreSQL Linuxユーザー・アカウントの自動作成を許可するデフォルトのオプションです(デフォルト値:Linuxではnetvault-pgsql)。 |
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Linuxユーザー名:対応するオペレーティング・システム・ガイドを参照して、新しいLinuxユーザー・アカウントを作成します。必ず、指定したPostgreSQL Linuxユーザーをグループ <ユーザー名> に所属させます。Linuxユーザー名と同じ名前のグループを作成し、ユーザーを同じグループに追加します。 |
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インストール手順を開始する前に、以下の必要条件を満たしていることを確認します。
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リリース・ノートと互換性ガイドの確認:インストール手順を開始する前に、リリース・ノートをよく読みます。リリース・ノートには、NetVault Backupのインストールおよび使用についての重要な情報が含まれている場合があります。 |
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NetVault Backupサーバーおよびクライアントのオペレーティング・システム要件の確認:NetVault BackupサーバーはLinuxおよびWindows上にインストールできます。NetVault Backupクライアントは、AIX、FreeBSD、HP-UX、Linux、Mac OS X、Solaris、およびWindows上にインストールできます。 |
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『NetVault Backup Server Sizing Guide』の確認:このガイドには、NetVault Backupサーバーのシステム要件に関する情報が記載されています。このガイドは、https://support.quest.com/ja-jp/technical-documentsからダウンロードできます。 |
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LinuxおよびWindowsでの正しいインストール・パッケージの選択:NetVault Backupでは、LinuxおよびWindowsベースのシステム向けに、個別のクライアント専用およびサーバー専用インストール・パッケージを提供しています。サーバーおよびクライアント・パッケージの両方で、ハイブリッドおよび64-bit専用バージョンを利用できます。 |
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ハイブリッド・サーバーおよびクライアント・パッケージ:ハイブリッド・パッケージは、Pure 64-bit専用の要件を満たしていないユーザーを対象にしています。 |
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Pure 64-bit専用サーバー・パッケージおよびクライアント・パッケージ:Pure 64-bit専用パッケージは、Pure 64-bit専用オペレーティング・システム用です。32-bitコンポーネントを使用できない理由がある場合は(たとえば、32-bitコードを実行しないLinuxディストリビューションを使用している場合)、これらのパッケージを使用します。 |
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netvault-<RYYYYMMMDD>-vx.x.x.x-Server-{LinuxX86Hybrid|WindowsX86Hybrid}:このパッケージを使用して、NetVault Backupサーバーを32-bitまたは64-bitシステムにインストールまたはアップグレードします。 |
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netvault-<RYYYYMMMDD>-vx.x.x.x-Server-{LinuxX86Pure64|WindowsX86Pure64}:このパッケージを使用して、NetVault BackupサーバーをPure 64-bitシステムにインストールまたはアップグレードします。 |
重要: 64-bitのLinuxマシンにNetVault Backupのハイブリッド・パッケージをインストールする前に、必要なすべての32-bitライブラリがシステムにインストールされていることを確認します。要件についての詳細は、「プラットフォーム固有の要件」を参照してください。インストーラが必要なライブラリをシステム上で見つけられない場合、インストール・プロセスはメッセージを表示せずに失敗する場合があります。 |
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OS権限の設定:ユーザーがソフトウェア・コンポーネントをインストールできるように、ターゲット・マシンで適切なOS権限を設定する必要があります。 |
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LinuxおよびUNIXインストーラへの実行可能な権限の設定:LinuxおよびUNIXプラットフォーム上で、インストーラに実行可能な権限を設定します。 |
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LinuxおよびUNIX上でのマルチユーザー・ランレベルの選択:LinuxおよびUNIXプラットフォームでは、マルチユーザー・モードで起動します。 |
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LinuxおよびUNIX上でのユーザー権限(umask)の設定:LinuxおよびUNIXプラットフォームでは、rootユーザーのデフォルトのumask値を変更しないようにしてください。デフォルト値は、022です。umaskに022以外の値を指定した場合(たとえば、077)、プラグインのユーザーがNetVault Backupファイルにアクセスできないと、ジョブが失敗する可能性があります。 |
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SELinux(セキュリティ強化Linux)ポリシーの確認:デフォルトの「ターゲット」ポリシーを使用してSELinuxを有効にしても、NetVault Backupプロセスが原因でアクセス・ベクトル・キャッシュ(AVC)の拒否の問題が発生することはありません。厳密なポリシーまたはカスタム・ポリシーを実装する場合は、NetVault Backupプロセスが制限のないモードで動作できることを確認します。 |
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ウイルス対策ソフトウェアの無効化:NetVault Backupのインストールまたはアップグレードを行う前に、ウイルス対策ソフトウェアを無効にしておくことをお勧めします。ウイルス対策ソフトウェアを無効にしない場合、インストール処理がウイルス対策ソフトウェアと競合して、インストール後に、さまざまなNetVault Backup操作が正しく機能しないことがあります。 |
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TCP/IP接続の確認:NetVault Backupでは、サーバーとクライアント・マシンとの間に良好なTCP/IP接続が必要です。名前解決を使用するには、ホスト名が一意のIPアドレスに解決される必要があります。 |
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ストレージ・デバイス接続の確認:ストレージ・デバイスが正常に接続され、動作していることを確認します。デバイスの接続は、ネイティブのOSツールを使用して、デバイスへの最小限のバックアップ操作を行うと確認できます。 |
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LinuxおよびUNIXでの「ulimit」変数の設定:LinuxおよびUNIXには、各種変数に対するデフォルトのサイズ制限があり、これがNetVault Backupのインストールを阻害する場合があります。たとえば、file size (blocks)およびvirtual memory (kbytes)変数のデフォルト設定はNetVault Backupにとって小さすぎる場合があります。 |
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Linuxベース・マシンでのSCSI Generic(sg)ドライバのロード:Linuxベース・システムでは、NetVault Backupによってsgドライバが使用されて、テープ・デバイスに接続されます。テープ・デバイスをローカルに接続しているマシンでは、sgドライバを手動でロードするか、カーネル設定ファイルを編集してこのドライバをブート時に自動的にロードします。 |
このセクションでは、以下のプラットフォームでの要件を説明します。
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