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NetVault Plug-in for SharePoint 12.1 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for SharePoint － はじめに プラグインの構成、インストールおよび削除 プラグインの設定 データのバックアップ データのリストア
SharePointのリストア・プロセスについて SharePointにおけるバックアップのリストア 単一のフル・バックアップ、フル＋差分のシーケンス、または個別のサイト・コレクションのバックアップのリストア その他のリストア手順
一般的なタスク 同一のサーバーまたはファームへのリストア 代替サーバーまたはファームへのリストア
NetVault BackupおよびPlug-in for FileSystemを使用して保護する追加アイテム トラブルシューティング

スケールアウトされたファームへの導入

スケールアウトされたファームへの導入では、SharePoint SQL Serverインスタンス、アプリケーション・サーバー、およびWebサーバーがそれぞれ1台の専用サーバー上に存在します。オプションで、SharePoint管理者は、余分の専用Webサーバーを導入できます。プラグインは単一のWebサーバーまたはアプリケーション・サーバーにインストールされ、このサーバーからすべてのバックアップおよびリストアを実行します。

図3. スケールアウトされたファームへの導入に導入されたプラグイン

スケールアウトされたファームへの導入の前提条件

以下の前提条件を満たしていることを確認します。

•
次の条件でドメイン・ユーザー・アカウントを作成します。
•
SharePointセットアップが実行している各サーバーの管理者グループのメンバーである。
•
次のSQL Serverのセキュリティ・ロールのメンバーである。
•
Logins
•
Securityadmin
•
Dbcreator
•
SharePoint 2013以降では、ドメイン・ユーザー・アカウントに「SP_DATA_ACCESS」ロールがあることを確認します。詳細は、「SharePoint 2013以降に対する「SP_DATA_ACCESS」ロールの割り当て」を参照してください。
•
一時ファイル用のディレクトリを作成します。ここに、SharePoint PowerShell CmdletsまたはSTSADMによって作成された一時的なバックアップ・パッケージが格納されます。
スケールアウトされたファームでは、UNC共有パス（\\machine_name\SPbackup、など）を使用して、SQL Serverデータベースと検索コンポーネントが同じ場所に書き込まれるようにします。このディレクトリは存在し、SharePoint Farm内のすべてのサーバーからアクセスできる必要があります。
さらに、ファイル共有のアクセス許可「変更」および「読み取り」がドメイン・アカウントのユーザーに付与されていることを確認します。
すべてのバックアップは、このディレクトリに、バックアップ・パッケージと呼ばれる情報を格納します。フル・バックアップは、それ以降のすべての差分バックアップのベースになるため、フル・バックアップのバックアップ・パッケージは、差分バックアップを実行するために必要です。このため、Questは、バックアップ・シーケンスのすべてのバックアップで同じディレクトリを使用することをお勧めします。また、Questは、新しいフル・バックアップを実行する前に、このディレクトリをクリーン・アップすることをお勧めします。
 
* 
重要： 関連付けられていないSharePoint Farmは、一時ファイルのディレクトリに同じUNC共有を使用しないでください。使用した場合、SharePoint PowerShell CmdletsまたはSTSADMのバックアップ履歴に無関係なファームのバックアップが含まれ、必要もなく複雑になる可能性があります。
•
Windowsサービスで［SharePoint管理］サービスが起動していることを確認します。このサービスは、スケールアウトされたファームへの導入の場合、デフォルトでは開始されません。

SharePoint 2013以降に対する「SP_DATA_ACCESS」ロールの割り当て

「SP_DATA_ACCESS」データベース・ロールはSharePoint 2013以降のデータベース・アクセスのデフォルト・ロールですが、Questは、ドメイン・ユーザー・アカウントに「SP_DATA_ACCESS」ロールがあることを確認することをお勧めします。

1
SharePoint SQL Serverインスタンスが存在するサーバーで、SQL Server Management Studioを開きます。
2
オブジェクト・エクスプローラで、［セキュリティ］フォルダに移動します。
3
［セキュリティ］フォルダの下の［ログイン］を選択します。
4
ドメイン・ユーザー・アカウントの名前を右クリックし、［プロパティ］を選択します。
5
［ログイン・プロパティ］ダイアログ・ボックスで、［ユーザー・マッピング］を選択します。
6
データベースのリストで、SharePoint設定データベースを選択します。
例：SharePoint_Config
7
［データベース・ロールのメンバーシップ］セクションで、以下のオプションを選択します。
•
Public
•
SharePoint_Shell_Access
•
SPDataAccess
•
WSS_Content_Application_Pools
また、Questは、「db_accessadmin」ロールを選択することをお勧めします。
8
他のSharePoint設定データベースに同じロールのメンバーシップを追加します。これには、次のものが含まれます。
•
SharePoint_AdminContents
•
SharePoint_Config
•
WSS_Content
9
変更を保存するには、［OK］をクリックします。

プラグインのインストールまたはアップグレード

1
［NetVault設定ウィザード］または［クライアント管理］ページにアクセスします。
 
* 
メモ： 選択されたクライアントがすべて同じタイプの場合、設定ウィザードを使用して複数のクライアントに同時にプラグインをインストールできます。複数のクライアントを選択する場合、プラグインのバイナリ・ファイルがターゲット・クライアントのOSとプラットフォームと互換性があることを確認する必要があります。［クライアント管理］ページでは、プラグインをインストールするクライアントを1つのみ選択できます。
•
［NetVault設定ウィザード］ページにアクセスするには：
a
［ナビゲーション］パネルで、［ガイド付き設定］をクリックします。
b
［NetVault設定ウィザード］ページで、［プラグインのインストール］をクリックします。
c
次のページで、利用可能なクライアントを選択します。
•
［クライアント管理］ページにアクセスするには：
a
［ナビゲーション］パネルで、［クライアント管理］をクリックします。
b
［クライアント管理］ページで、SharePoint Serverがあるマシンを選択して、［管理］をクリックします。
c
［クライアント表示］ページで、［プラグインのインストール］ボタン（）をクリックします。
2
［プラグイン・ファイルの選択］をクリックして、プラグインの.npkインストール・ファイルの場所（インストール用CDや、Webサイトからファイルをダウンロードしたディレクトリなど）へ移動します。
インストールCDでは、このソフトウェアのディレクトリ・パスはOSによって異なります。
3
「sps-x-x-x-x-x.npk」というファイル（xxxxxはバージョン番号とプラットフォームを表す）を選択し、［開く］をクリックします。
4
インストールを開始するには、[プラグインのインストール]をクリックします。
プラグインが正常にインストールされると、メッセージが表示されます。
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