ora_cleanspユーティリティは現在の複製状況を削除して有効なコンフィグを無効化します。
この記事ではora_cleanspの実行手順を説明します。
注意: この手順を実施することでレプリケーションが停止します。 再開するにはデータベースを再同期しコンフィグをを再度アクティブにしてください。
注意: 複製ができなくなった関係するすべてのシステム(例:ソース、ターゲット)で作業する準備ができるまでは ora_cleanspを実行しないでください。 (片方が稼働している間にora_cleanspは実行しない。ソース・ターゲット両方SharePlexが停止した状態で行う)
2. ターゲットでSharePlexをシャットダウン(cop停止)
sp_ctrl> shutdown
(Windows:SPUTILsを使用可能)
Unix/Linuxの場合)
ora_cleansp database_name/shareplex_username/password
Unix/Linux (v9.2 以前)
ora_cleansp shareplex_username/password
C:\> ora_cleansp.exe database_name/sharePlex_username/password@tnsalias -r2400
ora_cleanspユーティリティは 現在の複製状況を削除し、コンフィグの非活性化まで行います。複製を初期状態まで回復するために2段階の作業が行われます。すなわち SharePlexDBユーザーが使用するテーブルのTruncate実施 と SharePlex vardirディレクトリ内のキューの削除 が行われます。ただしユーザーが作成するコンフィグファイル(VARDIR/config/)およびVARDIR/data/のconflict_resolution.* 、transformation.* , hints.* , paramdbパラメータファイル, oramsglistなど)は保持されます。
ora_cleanspは 1システムに複数のSharePlexサービスが構成されている環境であっても指定されたポート番号/vardirからなる組み合わせのSharePlexサービスに対してのみに作用します。
Reference Guide - How ora_cleansp works
手順3.と同様に実施します。
5. ソースでSharePlexを起動
cop起動(Windows:SPUTILsから起動)
6. ターゲットでSharePlexを起動
7. 複製を再開
ソースでora_cleansp実施(手順3.)後は実施前にActiveだったコンフィグは無効になっています。
ソースとなるシステムでコンフィグを再度有効化作業と必要なテーブルをrepair作業を行い、レプリケーションを再開します。