Teams チャットのアーカイブを作成する際の考慮点 (4378266)

この技術情報では、複数の Teams チャットのアーカイブ (HTML) ファイルを作成するジョブに関して特に注意すべき事項をまとめました。

1. アーカイブの作成は1回のみ
2. Team Chat License はアーカイブ作成のみに利用可能
3. [Rear chive and overwrite any previously archived chat file in the target tenant.] オプションは以前に作成したアーカイブの再生成オプションで、期限を変更してアーカイブを作成する機能ではない
4. Delta Migration が遅い

1 についてはアーカイブを作成する際にはこの仕様に留意し、アーカイブを作成する期間を考慮してください。

2 の仕様のため、アーカイブを作成しない [rear chive and overwrite any previously archived chat file in the target tenant.] オプションと [Use additional Team Chats licenses for faster archiving] とは排他選択になります。[Use additional Team Chats licenses for faster archiving] オプションを選択してオプションライセンス利用されるユーザーは、一度もアーカイブを作成していないユーザーのみとなります。

3 のオプションはアーカイブの再生成です。Delta Migration タスクでこのオプションを選択して異なる期間のアーカイブを作成することは出来ません。１の制限を考慮し、アーカイブを作成する際にアーカイブ期間を考慮ください。

4 Microsoft APIの制限により、新しいメッセージと新しいチャットを検出するために、再移行の間にすべてのユーザーに対して検出タスクが自動的に実行されます。そのため、少人数でもすべてのユーザーに対して検出タスクが実行されるため、遅くなる場合があります。少人数ユーザーを対象とした再移行をお勧めしません。

これらについては ユーザーガイド や Strategy and Best Practices for Migrating OneDrive SharePoint and Teams Content の Chat Migration に記載がありますので、そちらもご参照ください。