KACE システム導入アプライアンスのホットフィックス - 9.3.311 (4381330)

Quest has released a hotfix for the KACE Systems Deployment Appliance (SDA) that addresses two important items: QuestはKACEシステム導入アプライアンス(SDA)のホットフィックスをリリースしました。このホットフィックスには2つの重要な項目に対処しています。

• 最近の Micorosoft PowerShellの変更への互換性
• Secure Boot証明書の2026年期限切れに備えるための新しい署名済みのiPXEファイルの配布

スムーズな配布の運用の継続と2026年の失敗を避けるため、KACE SDAをお客様に対しこのホットフィックスが推奨されます。 

このホットフィックスで取り組まれた課題

• K2-7888 - PowerShell Compatibility:  最近のMicrosoft PowerShellの更新が適用されたことでSDAによる展開においてSDA組み込みタスクが予期しない失敗を引き起こすようになっていました。 本ホットフィックスは SDAの PowerShell に関するコンポーネントを最新のPowerShellで動作するように更新しました。
  • 問題の状況は多くの場合、Windows11 24H2の2025年9月以降の更新が適用された環境 およびWindows 11 25H2で観測されます。
  • KB記事4380655 で扱っている問題への対処となります。
• K2-7880 - iPXE Secure Boot Preparation: SDAのiPXEブートファイルを署名するために使われている証明書が2026年に期限切れとなります。期限後は Secure Bootが有効なシステムではSDAからのネットワークブートの失敗が起こりえます。本ホットフィックスでは既存のiPXEファイルを更新済みの証明書で新たに署名されたバージョンに置き換えることで2026年のブート失敗のリスクを排除します。
  • この状況の詳細  PXE Boot stuck at "iPXE initializing devices" after BIOS Upgrade (4378222) 
  • Secure Boot 証明書への今後の変更詳細については記事4378222をご参照ください。

インストール手順:

1. KACE SDA Web管理インターフェースへログインします。
2. 設定 | アプライアンスのメンテナンス へ移動します
3. 手動更新 へ移動します。
4. ファイルを選択 を クリックしてダウンロードしたkbinファイルを指定します。
5. サーバの更新 をクリックします。

重要なメモ

• 稼働状況によりますがこの更新プロセスは若干時間がかかる可能性があります。15分程度はお待ちください。
• 開始すると更新ログページ（設定 | アプライアンスログ | [SDAサーバー]アプライアンスアップグレードログ ）へジャンプされます。このページで進行状況を監視できます。
• 完了を確認するには “Completed Hotfix Patch” が目視できる事を確認します。新しいコンポーネントがすべて完全にロードされたかは画面から一旦ログアウトしなおすことを強くお勧めします。（バージョン情報のQuestロゴが変わることで判断できるため）
• このHotfix適用におけるアプライアンスの再起動は不要です。

ホットフィックスはこちらからダウンロードできます。

KACE Systems Deployment Appliance ソフトウェアのダウンロード
Hotfixes: KACE Systems Deployment Appliance Server (SDA 9.3) and Remote Site Appliance (RSA 9.3) Hotfix (9.3.311)