KACE システム導入アプライアンス(SDA) の Driver Feed は Dell Enterprise ClientモデルおよびHP、LENOVOモデルに対しそれらベンダーの提供するドライバーをSDA上にダウンロードし、OSイメージ展開時に注入できるようにします。
実施前に SDAが必要とするURLへ直接あるいはHTTP Proxyを介して接続できるようにする必要があります。
メモ: バージョン9.0以上ではドライバフィードのパッケージついてはDell, HP, Lenovoのサイトから取得するためそれぞれのURLへのアクセスも必要です。
KACE SDA バージョン9.0 新機能: Dell 用ドライバフィードがDell Driver Pack Catalog を参照するようになりました (4326981)
KACE SDA バージョン9.0 新機能: HPおよびLENOVOデバイス用ドライバーフィードはそれぞれのドライバパックカタログを使用します。 (4318878)
デバイスへの展開実行時にドライバーフィードからドライバーが注入されるには次の条件を満たす必要があります。
(1) SDA上でドライバフィード使用の設定が有効であること(ライブラリ|ドライバフィード|アクションの選択|ドライバフィード設定の管理)
(2) (システムイメージのみ)展開オプションにて 「ドライバフィード使用(sysprepベースのイメージでのみ)」 が有効であること
(3) (システムイメージのみ)イメージはsysprepが実行された状態でキャプチャされていること
(4) 対象のパスにドライバーファイルが配置されていること
スクリプト形式のインストール においては(1),(4)を満たせば展開時に自動で注入が行われます。
この条件を満たす場合に、パーティションにOSファイルがコピーされた後で、タスクエンジン(展開時のプロセス)はインストールすべきドライバーがあるパスを特定し、infファイルに対してdism.exe /Add-Driverを行います。
この時のログは
[WinDrive]:\ProgramData\Quest\KACE\Logs\driver_feed_injection.log (9.0+)
[WinDrive]:\Windows\dism.log (8.2まで)
に記録されます。
■ ダウンロード済みDell ドライバパッケージのカスタマイズと更新について
パッケージをダウンロードしたモデル・OSのドライバーについて、KACE SDAでは個別のファイルの情報は管理していません。
KACE SDAは特定モデル・OS向けのリリースIDのOS展開用ドライバパックのファイルをダウンロードしたことを把握しています。
その中の特定のドライバを差し替えたい場合やドライバフィードにまだ登録されていない新しいバージョンのOS展開用ドライバパックを利用したい場合には、(知識があれば) \\k2sda\drivers_postinstall\windows\OSVer\OSArch\REL\MANF\SYSTEMID 内に 配置されているドライバーのフォルダを差し替えることも行えます。
「更新済みドライバの自動ダウンロード」( ライブラリ |ドライバフィード| アクション>ドライバフィードを管理します...|ドライバフィードの設定 )の項目が有効にされていると、ドライバフィードカタログに新しいドライバパックのバージョンが登録された際に、ダウンロード済みのドライバについて、その新しい版を自動的にダウンロードして置き換えます。その際の置き換えは既存のフォルダパス内を削除して再配置が行われるため、ドライバーパス内のファイルを個別にカスタマイズしていた場合にはその内容が失われます。ご注意ください。
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