KACE システム管理アプライアンスは、デバイスの管理、アプリケーションの展開、パッチ適用、資産管理、サービスデスクチケット管理などを自動化するための仮想アプライアンスです。

KACEシステム管理アプライアンスの本リリースでは以下の項目に関する機能拡張を含んでいます:

• インフラストラクチャ
• デバイス通信
• サービスデスク

メモ: 新機能、既知の問題、解決済みの問題あるいはインストール手順については詳細を確認するにはリリースノートと管理者ガイドをご参照ください。

バージョン12.0のファイルのダウンロードはこちら  12.0 Downloads.

追加のご質問および支援を必要とする場合、テクニカルサポートへお問い合わせください。

KACE SMA をv11.1からv12.0へアップグレードする手順 (335260)

12.0新機能のビデオ(英語のみ)

• KACE Kontinuing Education (KKE): What's New - SMA 12.0

リリース12.0の機能ハイライト

インフラストラクチャ:

• Azure および AWS S3 ストレージのサポート: Microsoft Azure Blob や Amazon S3 ストレージなど、クラウドベースのオフボードバックアップを使用するようにアプライアンスを設定できるようになりました。利用する場合は、MS Azure または Amazon S3 ストレージのアカウントが必要になります。 オフボードバックアップでAzure Blob StorageおよびAmazon S3を設定する手順 .
• 管理者ユーザーの名前を変更する機能: 環境に複数のアプライアンスが含まれている場合は、定期的な管理変更を簡素化および迅速化して、セキュリティポリシーに準拠できます。デフォルトの管理者アカウントの名前は簡単に変更できますが、管理者アカウントのログイン名とパスワードを変更する場合は注意が必要です。右上隅にあるドロップダウンリストを使用して、システムレベル、組織、およびリンク先アプライアンスの管理者アカウントを切り替える場合、リンクされたすべてのアプライアンスおよび組織で管理者アカウントのログイン名とパスワードが同じである必要があります。 adminユーザーの名前を変更する方法.
• 管理ユーザーのセキュリティ強化: 要に応じて、ローカル管理者アカウントを無効にしたり、名前を変更したりできるようになりました。 12.0 新機能 - インフラストラクチャ: 管理者ユーザーセキュリティの強化.
• システム管理コンソールの LDAP/SAML: LDAP サポートが システム管理コンソール に拡張されました。これにより、ユーザーは LDAP プロファイルを使用して システム管理コンソール にアクセスし、完全な読み取り / 書き込み権限を持つ管理者として各組織の 管理者コンソール にアクセスできます。 12.0 新機能 - インフラストラクチャ: 管理者ユーザーセキュリティの強化 および How to setup LDAP Authentication (日本語説明).
• デフォルト設定パスワードの変更: このリリースから、konfig/konfig や netdiag/netdiag などのデフォルトサービスアカウントのパスワードを簡単に変更できます。デフォルトの構成用ユーザパスワードの変更方法.
• スケーラビリティの強化: アプライアンスでは、デフォルト設定を使用して最大 5 万台のデバイスを管理できるようになりました。
• FreeBSD 12.2: アプライアンスに含まれている FreeBSD はバージョン 12.2 にアップデートされており、多くのセキュリティアドバイザリに対応しています。
• 初期セットアップウィザードの機能強化: 初期セットアップウィザードでは、バックアップからアプライアンスデータを復元し、必要に応じてネットワーク設定を再設定できるようになりました。
• リストアジョブからネットワーク設定を除外する機能: バックアップ、リストア、移行のプロセスは、多くの場合、テストや開発などの複数の環境で実行されます。多くの場合、ターゲットデバイスと宛先デバイスの両方がオンラインのままである必要があります。リストアプロセスにネットワーク設定を除外するオプションが追加され、アプライアンス管理者は選択したデバイスをオンラインのままにすることができます。 バックアップデータの復元作業からネットワーク設定を除外して行う.
• Nutanix のサポート:  アプライアンスを Nutanix でホストできるようになりました。現時点では、FreeBSD 上のゲストツールに対する Nutanix サポートはサポートされていないため、VSS（スナップショット）、セルフサービスリストア、VM モビリティなどの一部の Nutanix 機能は利用できません。Nutanix Setup Guide (PDF p.40)

デバイス通信

• macOS用エージェントのM1 シリーズ CPUへのネイティブ対応: このリリース以降、KACE Agent は Apple Silicon (M1) チップ上でネイティブに実行できます。

サービスデスク

• チケット作成時に推奨されるサポート技術情報記事: サービスデスクチケットを作成すると、チケットに記載されている情報に基づいて提案されたサポート技術情報記事のリストが表示されます。 What's new 12.0 - Knowledge Base articles suggested at ticket creation.
• チケットインポートツール: アプライアンスには、外部システムからチケットをインポートするカスタムマッピング機能が追加され、別のシステムから簡単にチケットを移行できるようになりました。 How to import tickets and comments into a Service Desk queue.