本記事ではソフトウェアインストーラー(分類属性: フルソフトウェア/機能パック のパッチ)を展開する際の注意点と推奨事項を説明します。
分類属性に "フルソフトウェア"または"機能パック" がセットされているパッチアイテムは、 前提となるソフトウェアがインストールされてなくても展開が可能となるアイテムです。
これらのアイテムは 基本的に サブスクリプション設定 にて分類属性: "フルソフトウェア"および"機能パック"が有効になっている場合には使用可能で新規ソフトウェア配布を行うインストーラーになりえてしまうため扱いには有効時には注意が必要です。
絞り込みが不十分なパッチラベルでパッチタスクのスケジュールの実行を行うと管理者が意図しないプログラムのインストールが発生してしまう可能性があります。
パッチによる更新では 既存のアプリケーションの更新 に限定するのであれば、マイナーアップデートにとどめることが推奨され、また、基本的に管理の側面から 必要かどうかわからないソフトウェアのインストールを自動化することは好ましくありません。
管理の側面からは 必要かどうかわからないソフトウェアのインストールを自動化することは好ましくありません。パッチ更新では 既存のアプリケーションのマイナーアップデートを行うにとどめてそれ以上の作業は別の機能で変更をかけるべきです。
そのため、フルソフトウェア系のパッチは基本的には展開対象として除外しておき、配布によるソフトウェアのインストールが必要となった場合には、 管理対象インストール (4257165) や Kスクリプト をご利用いただくことを推奨いたします。
[分類][次の値ではない][フルソフトウェア] および
[分類][次の値ではない][機能パック]
更新だけを含むラベルの作成については以下の文書のサンプルをご参考ください。
SMA v10.0以上でのパッチスマートラベル と作成例 (310473)
パッチサブスクリプション設定については以下の文書をご参考ください。
パッチ管理機能のサブスクリプション設定およびダウンロードの設定について (147829)