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このトピックの詳細については、[トレーニングコースへのリンク]を参照してください。KACE-SMA Course 2 Installing the KACE SMA Agent-Web-based Training
注:このコースは英語でのみ提供されています
現在ではGPO Provisioning Toolsを使うことでインストールGPOの手動での作成は必須ではなくなりました(新規インストールのみ)。
詳細は ナレッジベース記事 133776 をご参照ください。
エージェントのアップグレード(上書きインストール)については引き続き本記事の手順でGPOを作成してください。
GroupPolicyを使用することでKACE SMAエージェントのインストールが行えます。
グループポリシー自体はKACEの機能ではございませんので設定についての詳細はシステム管理者の方へご相談いただきますようお願いいたします。
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KACE エージェントインストーラーの入手
次の記事をご参照ください。適切なトークンが組み込まれたエージェントインストーラーを取得する
SMA Client Samba共有を使用する場合、以下の手順で入手します。
1-1. エクスプローラで以下のパスへアクセスします。
\\お使いのSMAのアドレス\client\agent_provisioning\windows_platform
1-2. Windows向けエージェントインストーラーを作業PCのローカルにダウンロードします。
1-3. インストーラーのファイル名にアンダースコアをつけてSMAのホスト名(ネットワーク設定 の Webサーバ名 の値)を追加します。
例: ampagent-VERSION-x86_k1hostname.example.com.msi
v11.0以上のバージョンではSMAホスト名の後ろにさらに+で繋いでトークンをつけるようにします
例: ampagent-VERSION11-x86_k1hostname.example.com+IL-qbBwkOOwc6dyj-rxVdjXgY4Ve4YBbjHfpeEPiBykjuFFwZn84-Ww.msi -
インストーラーの修正
インストーラーファイルを日本語環境でインストールできるように修正します。
2-1. setlang.vbsのダウンロード
本記事の末尾にある添付ファイル(MSI Settings VBS)のリンクをクリックして、VBSファイル(setlang.vbs)をダウンロードします
2-2. スクリプトの移動
setlang.vbsをエージェントのインストーラーファイルと同じ場所に移動します。
2-4. スクリプトの実行
コマンドプロンプトを起動して setlang.vbsとmsiが保存されている場所に移動し、以下のコマンドラインを実行します。
cscript setlang.vbs ampagent-10.2.108-x86_hostname.example.com.msi 1041
11.0以上
cscript setlang.vbs ampagent-11.0.121-x86_hostname.example.com+トークン文字列.msi 1041
- 配布ポイントの作成
前工程で修正したエージェントのインストーラーをネットワーク内のファイル共有サーバーに配置します。
3-1.ファイル共有の準備
公開サーバー上に共有フォルダを作成し、誰でも(Everyone)アクセスできるようにアクセス権を設定しておきます。
例: \\fileserver.company.com\share1\
3-2. インストーラーファイルの配置
ファイル名を変更したインストーラーを共有フォルダにコピーします。
ampagent-10.2.108-x86_hostname.example.com.msi
ampagent-11.0.121-x86_hostname.example.com+トークン文字列.msi
注意:
ターゲットコンピュータからEveryoneユーザでアクセス可能な共有が使えることをご確認ください。
たとえばエージェントインストーラーのmsiファイルをNETLOGON共有に配置することは意図しておりません。
そのような共有の利用は将来のエージェントアップグレードにおいて失敗の原因となる可能性があります。
エージェントインストーラーを配置する配布共有の場所は永続的にアクセス可能であるべきです。
MSIインストーラーではソフトウェアのインストールおよびアンインストールのためにそのインストーラーファイル(MSI)にアクセスできる必要があります。
もし共有にアクセスできないとmsiexecはアンインストールが行えない可能性があります。 -
グループポリシーの作成
4-1.サーバーコンピュータへ管理者としてログオンします。
4-2.グループポリシー管理エディタの起動
スタート->管理ツール→「グループポリシーの管理」をクリック。 「グループポリシーの管理」画面が起動します。
4-3. グループポリシーオブジェクトの表示
フォレスト-ドメイン-<ドメイン名>の下にある「グループポリシーオブジェクト」を表示します。
4-4. GPOの新規作成
「グループポリシーオブジェクト」を右クリックして「新規」を選択します。
名前:任意KACE_Agent_installなど
ソーススターターGPO:(なし)
OKを押します
4-5. 新規GPOの表示
新しいグループポリシーオブジェクト「KACE_Agent_install」が作成されます。
4-6. GPOの編集
「グループポリシーオブジェクト」ツリーの中の「KACE_Agent_install」を右クリックして編集を選択します。
このGPOのグループポリシー管理エディタが開きます。
4-7. パッケージファイルの選択
[コンピュータの構成]-[ポリシー]-[ソフトウェアの設定]の「ソフトウェアのインストール」を右クリックし
新規作成-パッケージを選択します。
4-8.インストーラーをコピーした公開サーバーの共有フォルダを開き、 インストーラーを選択し「開く」をクリックします。
\\fileserver.company.com\share1\ampagent-10.2.108-x86_hostname.example.com.msi
注意:ファイル共有の場所が、GPOエディタを起動しているマシンのローカルにあったとしても必ずファイル共有をUNCパスで指定するようにしてください。
( たとえば、C:\data\share1\から辿って msiファイルを選択するのは間違い )
4-9. ファイル割り当ての確認
「ソフトウェアの展開」ダイアログが表示されますので、「割り当て」が選択されていることを確認し、 OKボタンをクリックします。
4-10. フィルタの指定
グループポリシーオブジェクト「KACE_Agent_install」の実行対象を指定します。
左ペインで「KACE_Agent_install」を選択して右ペインのセキュリティフィルターの処理を確認します。 必要なフィルタを設定します。
4-11. GPOの割り当て先の指定
GPOを配置する先のドメイン・OUを指定します。
この例ではOU等を指定せずにフォレスト-ドメイン-<ドメイン名>―直下に配置するとします。
ドメイン名を右クリックして「既存のGPOのリンク」を選択します。
GPOの選択にて 配置するグループポリシーオブジェクトとしてKACE_Agent_installを選択し、OKを押します。
注意:ドメイン直下などに配置すると、GPOのデフォルトではスコープのセキュリティフィルタにAuthenticated Usersが設定されており、割り当てられたコンテナ/OU内の全ユーザーに対してGPOが適用される場合があります。
意図しないデバイスへの配布を避けたり、適用対象を絞る場合は、スコープからAuthenticated Usersを削除し、必要なユーザーまたはコンピュータを追加するなど対処が必要なことがあります。詳細についてはシステム管理担当者にご相談ください。
4-12.割り当ての確認
リンクされたグループポリシーオブジェクトがドメイン直下に配置されます。
GPOの状態が有効であることを確認します。
左側ペインでフォレスト-ドメイン-<ドメイン名>が選択された状態であれば、 右側ペインKACE_Agent_installが一覧に出ています。
有効となっていれば配置された状態になっています。
4-13.実行
この状態で、4-11で指定された適用対象に対して、コンピュータを再起動するとコンピュータの起動時に KACE_Agent_installが適用されます。
少なくともドメイン内のネットワークで2回程度再起動するまでお待ちください。