ドライバフィードによる「ドライバのコピー」のタスクの失敗はデバイスから取得されたモデル名・OS情報で構成されるパスが見つからないことで発生します。
(現行: v9.3+)
目的のモデルのPCをKBEで起動します。
1. コンピュータをKBEで起動し KBEホーム画面 にて [Recovery] をクリックします。
2. [Command Prompt] コマンドプロンプトからrun_copy_drivers_debug.bat を実行します。
X:\Windows\System32\> Y: カレントドライブを切り替え
Y:\> cd Y:\drivers_postinstall\feed_tools\ フォルダ移動
Y:\drivers_postinstall\feed_tools\> run_copy_drivers_debug.bat
あるいは[Driver Feed Debug]メニューをクリックします。
3. Expected feed pathというタイトルのポップアップが起動しますので画面を記録してください。
4. OKを押すと Dism Injection Command というタイトルのポップアップが表示されます。画面を記録してください。OKを押すと閉じます。
"Expected Feed Path" では drivers_postinstall共有フォルダ内のOSName\OSVer\OSArch\{wfu|any}\Manf\SystemId\ の有無が確認され Not Installed か Installedが判定されます。
drivers_postinstall フォルダの配置状況に基づくこのデバイスへのドライバの注入元フォルダを確認できます。
"Dism Injection Command"の内容は、実際の展開時にドライバコピーのタスクがこのようなコマンドを実行しうる、という確認のためのものです。今実際に実行しているわけではありません。
■展開済みマシンがある場合、Windows起動状態で以下のファイルの有無の確認および(あれば)取得してください。
C:\ProgramData\Quest\KACE\Logs\driver_feed_injection.log
・WindowsOS上で実行する方法
配置済みドライバーの有無チェックは行いませんが、Windows上から実行することもできます。
(v9.2まで)
「ドライバのコピー」タスクのエラーが生じたら画面に表示されるメニューにて「コマンドライン」を起動して次のコマンドを投入します。
X:\Windows\System32\> Y:
Y:\> cd Y:\drivers_postinstall\feed_tools\
Y:\drivers_postinstall\feed_tools\> cscript copy_drivers_debug.vbs
copy_drivers_debug.vbs自体はドライバの注入は行わず、「ドライバのコピー」タスクが想定するドライバー格納パスの確認と、ドライバ注入に使用するコマンドラインの表示のみを行います。
実際に出力されるdismのコマンドラインを叩いてみて成功するかどうかもご確認ください。
dismコマンドが指定フォルダを正しく使用できれば、指定フォルダ以下のinfを探してドライバが注入されます。
コマンドが成功したらコマンドプロンプトを閉じてタスクとしての 「ドライバーのコピー」をスキップするために「タスク実行の再開」を選択して進めてください。
BIOS情報から得られるメーカー名およびモデル名がどのパスを検索するのかを調査するには ナレッジベース記事 4268456 のリンクを参照してください。
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