DRシリーズ製品を御利用で以下の状況が発生した際に、弊社ライセンス・ポータルからDR製品のライセンスを取得する必要があります。
・DRシリーズで拡張シェルフを購入
・DR4300eを購入
・DR2000vを購入
製品ご利用開始前にDROSのF/Wバージョンを確認いただき以下に該当していない場合には、本ナレッジベースの内容をご確認いただき対応を行っていただく必要があります。
・ DROS 4.x 以降
・DROS 3.2.0802.3 (DR4000/DR4100/DR6000/DR2000V) または DROS 3.2.6602.2 (DR4300/DR4300e/DR6300)
Case#1 – DR4300eを購入した場合
全てのDR4300eには少なくとも4.5TBの内部容量ライセンスが含まれていますが、工場出荷時にはライセンスが登録されていません。メンテナンス・モードで起動した後に弊社ライセンス・ポータルより発行したライセンスを適用してください。
Case#2 – DR6300 または DR4300 を購入した場合
DR4300およびDR6300 は標準で内部容量ライセンスが無い状況でも御利用が可能です。このため、オペレーション・モードでの起動が可能です。ただしDR2000vや拡張シェルフを購入いただいている場合には、弊社ライセンス・ポータルより発行したライセンスの適用が必要となります。
Case#3 – 拡張シェルフまたはDR2000vを購入した場合
既に使用されているDRシリーズ(DR6300,DR6000,DR4100など)に拡張シェルフを追加するケースやDR2000vを購入いただいた場合には、弊社ライセンス・ポータルより発行したライセンスの適用が必要です。
ライセンスのインストール手順:
#1 –弊社ライセンス・ポータルから購入した製品のライセンスを取得します。
DR4300e,4.5TBの追加容量ライセンス、またはMD拡張シェルフを購入の場合には、各製品のサービスタグを登録する必要があります。
ライセンス・ポータル・サイト
https://support.quest.com/my-account/licensing
注)DR4300e,4.5TBの追加容量ライセンス,またはDR2000vを購入いただいた場合には、登録時に電子メールで送付されている弊社製品のライセンス番号が必要となります。こちらのメールが到着していない場合には https://support.quest.com/contact-us/licensingをご確認ください。
#2 – DROSを新しいライセンス形式をサポートするバージョンにアップグレード(バージョンアップ)します。
(手順)
1) 弊社WEBサイト内、DR製品サポート・ポータル(https://support.quest.com/DR-Series)を開きます。
2) 画面の左側のメニューにある”ソフトウェアのダウンロード”を選択します。
3) 御利用の製品をプルダウン・メニューから選択します。
a) - DR6000,DR4100またはDR4000の場合
パッチ 3.2.0.3(3.2.0802.3)または4.x以降のビルド/パッチ番号をダウンロードしてインストールをしてください。
b) – DR6300,DR4300またはDR4300eの場合
パッチDROS 3.2.6.2(3.2.6602.2)または4.x以降のビルド/パッチ番号をダウンロードしてください。
※既に御利用環境が上記DROSバージョンとなっている場合には、バージョンアップは不要です。
DROSパッチのバージョンアップ手順:
#1 - DRシリーズのWEBUIから “Support” を選択し “Software Upgrade”をクリックします。”Software Upgrade”ページが表示されます。
#2 – “Upgrade file from local disk” にダウンロードしているDROSパッチのファイル・パスを入力します。
#3 – #2で選択したファイルを”Open”します。
#4 – “Start”を押してバージョンアップを開始します。
本バージョンアップを開始するとナビゲーション・パネルに”Support”ページと”Software Upgrade”オプションのみが表示されます。ソフトウェアのバージョンアップを実行した管理者はバージョンアップに関する情報が表示される”Software Info”のパネルが表示されます。
DRシリーズのバージョンアップ操作は最終的に以下の3つの結果となります。
- バージョンアップは正常に完了しました。再起動は不要です。
- バージョンアップは正常に完了しましたが、再起動する必要があります。(”Reboot”ボタンを押して再起動してください)
- バージョンアップが失敗しました
※本バージョンアップが失敗した場合には、システムを再起動して再度WEBUI経由で再試行や別のDROSパッチを適用することも可能です。WEBUI経由でもバージョンアップに失敗する場合には、DRシリーズの CLI “system –show”コマンドにて現在のシステム状態を確認することができます。また、CLIを使用してのバージョンアップも可能です。双方の操作が失敗した場合やCLIによるバージョンアップについては、「DRシリーズ システム・コマンドライン・リファレンス・ガイド」をご確認ください。
注意:
DRシリーズでは、WinSCPを使用したバージョンアップ・イメージと診断ファイルをコピーすることのみがサポートされています。これ以外の用途でのファイルのコピーや削除についてはサポートされていません。こちらの用途でファイルをコピーする際には、ファイル・プロトコル・モードをSCP(セキュア・コピー)モードに設定されている必要があります。また、他のSCPツールの御利用の可能ですが、WinSCPと同様にバージョンアップ・イメージと診断ファイルのコピーのみがサポートとなります。
DR4x00/DR6x00シリーズに関する詳細については以下の Administrator Guideの内容もご確認ください。
DR4300e Administrator Guide
https://support.quest.com/ja-jp/dr-series/dr4300/technical-documents
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