NetVault 12.3 - アドミニストレーターズ・ガイドマネージド・サービス・プロバイダ向け

ポリシーを管理するためのロールベースのアクセス

表55. ポリシー管理 - ロールベースのアクセス
ポリシー・アクション	MSP管理者	テナント管理者	テナント・ユーザー
ポリシー管理	X	X
ポリシー管理 - 追加	X	X
ポリシー管理 - 休止	X	X
ポリシー管理 - 削除	X	X
ポリシー管理 - ステータスの表示	X	X
ポリシー管理 - ジョブの編集	X	X
ポリシー管理 - クライアントの編集	X	X
ポリシー管理 - イベントの編集	X	X

ポリシーの作成

ポリシーを使って、1つまたは複数の類似クライアントを対象にした、1つまたは複数のジョブを実行することができます。ポリシー・ベースのバックアップは［ポリシー管理］ページから作成して実行できます。

ポリシーを作成するには：

［ナビゲーション］パネルで、［ポリシー管理］をクリックした後、［追加］をクリックして、［ポリシーの編集］ページを開きます。

［ポリシー名］に、ポリシーの名前を入力します。

ポリシー・ジョブを追加するには、［ジョブの追加］をクリックします。

［リストア・ジョブの作成］ページで、以下の設定を行います。

表56. ポリシー・ジョブ定義
オプション	説明
ジョブ名	ジョブ名を入力します。ジョブの進行やデータのリストア状態を監視する際に識別しやすい、分かりやすい名前を割り当てます。ジョブ名には英数字と英数字以外の文字を使用できますが、非ラテン語系の文字を含めることはできません。また、長さ制限はありません。ただし、すべてのプラットフォームで、40文字以内にすることをお勧めします。
セレクション	既存のバックアップ・セレクション・セットを選択するか、または［新規作成］をクリックして、バックアップするアイテムを選択します。セレクション・ツリーはプラグインに固有です。バックアップするデータのタイプによって異なります。バックアップ用データの選択についての詳細は、該当するプラグインのユーザーズ・ガイドを参照してください。
プラグイン・オプション	既存のバックアップ・オプション・セットを選択するか、または［新規作成］をクリックして、使用するオプションを設定します。バックアップ・オプションはプラグインに固有です。オプションは、バックアップするデータのタイプによって異なります。これらのオプションについての詳細は、該当するプラグインのユーザーズ・ガイドを参照してください。
スケジュール	既存のスケジュール・セットを選択するか、または［新規作成］をクリックして、スケジュール・タイプとスケジュール方式を設定します。詳細は、「スケジュール・セットの作成」を参照してください。デフォルトでは事前定義されたセット「即時」が選択されています。ジョブを即時実行する場合は、このセットを使用します。
ソース・ストレージ	既存のソース・セットを選択するか、［新規作成］をクリックして、ジョブのソース・デバイス・オプションを設定します。詳細は、「バックアップ・ジョブのソース・セットの作成」を参照してください。このオプションは、Plug-in for ConsolidationおよびPlug-in for Data Copyジョブでのみ使用可能です。
ターゲット・ストレージ	既存のターゲット・セットを選択するか、または［新規作成］をクリックして、ジョブのターゲット・デバイスとメディア・オプションを設定します。詳細は、「ターゲット・セットの作成」を参照してください。デフォルトでは、事前定義されたセット「デフォルトのバックアップ・ターゲット・オプション」が選択されています。
詳細設定	既存のバックアップ詳細設定セットを選択するか、または［新規作成］をクリックして、使用するオプションを設定します。詳細は、「バックアップ詳細設定セットの作成」を参照してください。デフォルトでは事前定義されたセット「デフォルトの詳細設定」が選択されています。

［保存］をクリックしてジョブ定義を保存します。

［ポリシーの編集］ページの表には、以下の情報が表示されます。

•

アクティブ：デフォルトでは、チェック・ボックスが選択されています。ポリシー・ジョブは、保存され、ポリシーに送信されます。ポリシー・ジョブをスケジューリングせずに保存するには、このチェック・ボックスを選択解除します。

•

ジョブ名：ジョブの名前。

•

セレクション・セット：バックアップ・セレクション・セット。

•

プラグイン：ジョブの実行に使用しているプラグイン名。

•

次回実行時間：次のインスタンスの実行予定日時。スケジュールされていないポリシー・ジョブの場合は、［実行しない］。このフィールドでは、ポリシーが保存された後でのみ情報が表示されます。

さらにジョブを追加するには、Step 3を繰り返します。

［クライアント追加］をクリックします。

1つ以上のクライアント/クライアント・グループにポリシーを適用するには、以下の操作を実行します。

表57. バックアップ・ポリシー用クライアントおよびクライアント・グループの選択
オプション	説明
クライアントの追加またはクライアント・グループの追加	［使用可能］テーブルで、追加するクライアントおよびクライアント・グループを選択して、［追加］をクリックします。連続した項目を選択するには、Shiftキーを押しながらクリックします。連続しない複数の項目を選択するには、Ctrlキーを押しながらクリックします。選択した項目が、［選択済み］テーブルに移動されます。メモ：クライアントが現在オンラインかオフラインかを示すクライアント・ステータス・アイコンが表示されます。選択したクライアントがオンラインの場合のみ、ポリシー・ジョブが成功します。クライアント・ステータス・アイコンについて詳しくは、表16を参照してください。
クライアントの削除またはクライアント・グループの削除	［選択済み］テーブルで、削除するクライアントおよびクライアント・グループを選択して、［削除］をクリックします。選択した項目が、［選択済み］テーブルに移動されます。

ポリシーの警告および失敗のイベントを設定せずにポリシー定義を保存する場合は［ポリシーの保存］をクリックし、それ以外の場合は［イベントの追加］をクリックします。

NetVault Backupでは、バックアップ・ポリシーの作成時に、1つまたは複数のポリシー・ジョブが警告を伴って完了したか、または失敗した場合に発生するユーザー定義のイベントを設定できます。

ポリシーの完了ステータスについて通知する場合に、これらのオプションを使用できます。


	メモ： NetVault Backupには、システム内の有意な事象に対応して発生する事前定義のイベントがいくつか用意されています。詳細は、「NetVault Backupのイベントについて」および「イベント・タイプ」を参照してください。また、個々のバックアップ・ジョブ、リストア・ジョブ、レポート・ジョブ、およびログ・メッセージに対してユーザー定義のイベントを発生させることもできます。NetVault Backup内で事前定義またはユーザー定義のイベントが発生したときには、さまざまな通知方法を使用して通知を受け取ることができます。

ポリシーのユーザー定義イベントを上げるには、以下の設定を行います。ユーザー定義イベントを作成した後は、任意のポリシーについてそのイベントを上げることができます。NetVault Backupは、これらのイベントをイベント・クラスPolicy — User definedに追加します。

表58. バックアップ・ポリシーのユーザー定義イベント
オプション	説明
ポリシーで警告が発生したらイベントを上げる	1つまたは複数のポリシー・ジョブが警告付きで完了した場合に発生させるイベントを入力または選択します。
ポリシーでエラーが発生したらイベントを上げる	1つまたは複数のポリシー・ジョブが失敗した場合に発生させるイベントを入力または選択します。

イベント発生時に通知を受信するには、そのイベントの通知方法を設定します。

［ポリシーの保存］をクリックしてポリシー定義を保存します。

既存のバックアップ・ポリシーの表示

［ポリシー管理］ページで、既存のポリシーに関する情報を参照できます。ページには、ステータス、ポリシー名、アクティブなジョブの数、状態、合計クライアント数、スケジュール済みジョブ、ジョブ・ステータス、および合計ジョブ数が表示されます。

既存のバックアップ・ポリシーを表示するには：

［ナビゲーション］パネルで、［ポリシー管理］をクリックします。

［ポリシー管理］ページに［使用可能なポリシー］テーブルが表示されます。

•

［ステータス］：ポリシーのステータスは、以下のアイコンで表示されます。アイコンをクリックすると、［ジョブ・ステータス］ページが表示され、対応するポリシーのすべてのジョブのジョブ・アクティビティ・テーブルが示されます。

表59. ポリシー・ステータス・アイコン
アイコン	説明
	対応するポリシーが正常に完了しました。すべてのジョブが正常に終了したことを示します。
	対応するポリシーが警告とともに完了しました。1つまたは複数のジョブの完了時に警告が表示されたことを示します。
	対応するポリシーが失敗しました。1つまたは複数のジョブが失敗したことを示します。

•

［ポリシー名］：バックアップ・ポリシーの名前が表示されます。

•

［アクティブ・ジョブ数］：ポリシーの現在アクティブなジョブの数が表示されます。ポリシーのすべてのアクティブ・ジョブのジョブ名とジョブIDをプレビューするには、ポインタをカウントの上に移動します。

•

［状態］：ポリシーの状態が表示されます。ポリシーの状態は、アクティブ、休眠、休止中、または休止です。

•

［合計クライアント数］：ポリシー内のクライアントの合計数が表示されます。クライアント名をプレビューするには、ポインタをカウントの上に移動します。

•

［スケジュール済みジョブ］：ポリシー内のスケジュール済みジョブの合計数が表示されます。ポリシーのすべてのスケジュール済みジョブのジョブ名とジョブIDをプレビューするには、ポインタをカウントの上に移動します。

•

［ジョブ・ステータス］：ポリシー・ジョブの最後の終了ステータスは、以下のアイコンで表示されます。対応するアイコンをクリックすると、［ジョブ・ステータス］ページが表示され、「完了」、「警告付きで完了」、または「失敗」したすべてのポリシー・ジョブのジョブ・アクティビティ・テーブルが示されます。

表60. ポリシー・ジョブのステータス・アイコンとカウント
アイコン	説明
	対応するポリシー・ジョブが正常に完了しました。アイコンの下のカウントは、健全なポリシー・ジョブの数を表します。ポリシーのすべての「完了」したジョブのジョブ名とジョブIDをプレビューするには、ポインタをカウントの上に移動します。
	対応するポリシー・ジョブが警告とともに完了しました。アイコンの下のカウントは、完了した警告付きポリシー・ジョブの数を表します。ポリシーのすべての「警告付きで完了」したジョブのジョブ名とジョブIDをプレビューするには、ポインタをカウントの上に移動します。
	対応するポリシー・ジョブが失敗しました。アイコンの下のカウントは、失敗ポリシー・ジョブの数を表します。ポリシーのすべての「失敗」したジョブのジョブ名とジョブIDをプレビューするには、ポインタをカウントの上に移動します。

•

［合計ジョブ数］：ポリシー内のジョブの合計数が表示されます。ポリシーのすべてのジョブのジョブ名とジョブIDをプレビューするには、ポインタをカウントの上に移動します。

デフォルトでは、テーブルはポリシー名でソートされています。

必要に応じて、1つまたは複数の列でテーブルをソートできます。詳細は、「NetVault Backup WebUIでのレコードのソート」を参照してください。

フィルタ・オプションの設定（［ポリシー管理］ページのテーブル・フィルタ・オプションについて詳しくは、表11を参照してください）、ページ・サイズ設定、列のソート順、およびテーブルに適用されているフィルタの表示、レコードのエクスポート、またはテーブル設定の編集を行うには、テーブルの右下隅にあるアイコンをクリックします。

詳細は、「NetVault Backup WebUIでのテーブルのカスタマイズ」を参照してください。

［検索］オプションを使用して、テーブル・データをフィルタし、列の値に指定した文字列を含むエントリをすばやく見つけることができます。また、検索フィルタ文字列にはワイルドカード（?または*）を含めることもできます。

ポリシー・ジョブのジョブ・ステータスの表示

［ポリシー管理］ページですべてのポリシー・ジョブのジョブ・ステータスを参照できます。

ポリシー内のポリシー・ジョブのジョブ・アクティビティを表示するには：

［ナビゲーション］パネルで、［ポリシー管理］をクリックします。

［利用可能なポリシー］テーブルで、ポリシー・ジョブのステータスを表示するポリシーを選択し、［ステータスの表示］をクリックします。

［ジョブ・ステータス］ページに［すべてのポリシー・ジョブ］のジョブ・アクティビティ・テーブルが表示されます。

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