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SharePlex 11.4 - リファレンス・ガイド

このガイドについて このガイドで使用される表記規則 Oracle用SharePlexコマンド SharePlexパラメーター PostgreSQL用SharePlexコマンド PostgreSQL用SharePlexパラメーター 一般SharePlexユーティリティ Oracleクラウドインフラストラクチャ SharePlex環境変数

構成スクリプト

説明

SharePlexには、Oracleソースオブジェクトを指定する設定ファイルの構築を自動化するための以下のスクリプトが用意されています。

  • config.sql: データベース内のすべてのテーブルと、オプションですべてのシーケンスを設定します。
  • build_config.sql: スキーマ内の複数の、またはすべてのテーブルを構成します。

サポート対象のソースおよびターゲットデータベース

OracleからOracleへ

config.sqlの使用

config.sqlスクリプトを使用すると、データベースの全スキーマのすべてのテーブル、およびオプションで全シーケンスをリストする設定を構築できます。このスクリプトによって、データベース全体を同一のセカンダリデータベースにレプリケートする高可用性レプリケーション戦略やその他のシナリオを確立する際の時間を節約できます。

config.sqlの使用条件
  • ソースとターゲットのテーブル名は同じでなければなりません。

  • このスクリプトでは、SYS、SYSTEM、およびSharePlexスキーマ内のオブジェクトは構成されません。これらのスキーマはシステムやインスタンスに固有であるため、複製することはできません。
  • このスクリプトは、分割レプリケーションをサポートしていません。copy configコマンドを使用して、スクリプトにより構築される設定ファイルをコピーし、edit configコマンドを使用して、分割レプリケーションを使用するテーブルのエントリを追加できます。元のファイルではなく新しい設定ファイルをアクティベーションします。
  • edit configコマンドを使用して、設定が構築された後、必要に応じてその他の変更を加えることができます。

config.sqlを実行するには:

  1. SharePlexの変数データディレクトリのconfigサブディレクトリにディレクトリを変更します。config.sqlスクリプトによって現在の作業ディレクトリに設定が置かれます。SharePlexの設定はconfigサブディレクトリになければなりません。

    cd /vardir/config

  2. SYSTEMとしてSQL*Plusにログオンします。
  3. SharePlexの製品ディレクトリのutilディレクトリからフルパスを使用してconfig.sqlを実行します。

    @ /proddir/util/config.sql

プロンプトに従う際は以下の表を参照してください。

プロンプト 入力内容
Target machine ターゲットマシンの名前例: SystemB
Source database SID ソースプライマリOracleインスタンスのORACLE_SID例: oraAo.キーワードは含めないでください。ORACLE_SIDでは大文字と小文字を区別します。
Target database SID ターゲットデスティネーションOracleインスタンスのORACLE_SID例: oraBo.キーワードは含めないでください。ORACLE_SIDでは大文字と小文字を区別します。
Replicate sequences シーケンスを複製する場合はyを、複製しない場合はnを入力します。
SharePlex oracle username ソースデータベースのSharePlexユーザの名前。このエントリはSharePlexスキーマのレプリケーションを妨げるため、レプリケーションの問題を引き起こすことがあります。有効な名前を指定しないと、スクリプトは失敗します。

注意: SharePlexにより設定に割り当てられる名前はconfig.fileです。スクリプトを再度実行して別の設定ファイルを作成すると、最初のファイルが上書きされます。元のファイルを保存するには、2つ目のファイルを作成する前にファイル名を変更してください。

次の手順:

  • 大文字と小文字を区別するテーブルや所有者がある場合、sp_ctrledit configコマンドで設定ファイルを開き、テキストエディタを使用して、大文字と小文字を区別するテーブル名と所有者名を"scott". "emp"のように二重引用符で囲みます。このスクリプトは、大文字と小文字を区別するためにOracleが必要とする引用符を追加しません。

    sp_ctrl> edit config filename

  • 設定が正しい場所にあることを確認するには、list configコマンドを実行します。設定の名前が表示されない場合は、間違ったディレクトリに作成されています。ファイルを見付けて、変数データディレクトリのconfigサブディレクトリに移動します。

    sp_ctrl> list config

build_config.sqlの使用

build_config.sqlスクリプトを使用すると、スキーマ内の複数またはすべてのテーブルを含む設定を構築できます。これは、設定の各コンポーネントを尋ねるプロンプトがステップごとに表示されるインタラクティブなスクリプトです。各オブジェクトとルーティングの情報を個別に入力する代わりに、ワイルドカードを使用して特定のテーブルを一度に選択したり、スキーマ内のすべてのテーブルを選択したりすることができます。

build_config.sqlの使用条件
  • ソースとターゲットのテーブル名は同じでなければなりません。
  • このスクリプトではシーケンスはサポートされていません。スクリプトが構築する設定をアクティベーションする前に、sp_ctrledit configコマンドを使用して、シーケンスのエントリを追加することができます。
  • このスクリプトは、分割レプリケーションをサポートしていません。copy configコマンドを使用して、スクリプトにより構築される設定をコピーし、edit configコマンドを使用して、分割レプリケーションを使用するテーブルのエントリを追加できます。元の設定ではなく新しい設定をアクティベーションします。
  • このスクリプトでは、SYS、SYSTEM、およびSharePlexスキーマ内のオブジェクトは構成されません。これらのスキーマはシステムやインスタンスに固有であるため、複製することはできません。
  • build_config.sqlを異なるスキーマに対して実行し、テキストエディタを使用してそれらの設定を1つの設定に結合することができます。ファイルの最初の非コメント行であるDatasource:o.SIDの1行を除き、すべてを削除します。configサブディレクトリからファイルを移動しないでください。
  • edit configコマンドを使用して、設定が構築された後、必要に応じてその他の変更を加えることができます。

build_config.sqlを実行するには:

  1. SharePlexの変数データディレクトリのconfigサブディレクトリにディレクトリを変更します。build_config.sqlスクリプトによって現在の作業ディレクトリに設定が置かれます。SharePlexの設定はconfigサブディレクトリになければなりません。

    cd /vardir/config

  2. SYSTEMとしてSQL*Plusにログオンします。
  3. SharePlexの製品ディレクトリのutilディレクトリからフルパスを使用してbuild_config.sqlを実行します。

    @ /proddir/util/build_config.sql

プロンプトに従う際は以下の表を参照してください。

プロンプト 入力内容
Target machine ターゲットマシンの名前例: SystemB
Source database SID ソースプライマリOracleインスタンスのORACLE_SID例: oraAo.キーワードは含めないでください。ORACLE_SIDでは大文字と小文字を区別します。
Target database SID ターゲットデスティネーションOracleインスタンスのORACLE_SID例: oraBo.キーワードは含めないでください。ORACLE_SIDでは大文字と小文字を区別します。
Owner of the source database tables ソーステーブルの所有者。
Owner of the target database tables ターゲットテーブルの所有者。
Table name to include (blank for all)

以下のいずれかを実行します。

  • Enterを押してデフォルトを受け入れます。ソース所有者に属するすべてのテーブルを選択します。
  • ワイルドカード%文字と文字列を入力して、特定のテーブルを選択します例: %e_salary%
  • 個別のテーブル名を入力します。
Name of the output file to create 設定の名前。このスクリプトは、ファイルに.lstという接尾辞を付けます例: Scott_config.lst

次の手順:

  • 大文字と小文字を区別するテーブルや所有者がある場合は、sp_ctrledit configコマンドで設定を開き、テキストエディタを使用して、大文字と小文字を区別するテーブル名と所有者名を"scott". "emp"のように二重引用符で囲みます。このスクリプトは、大文字と小文字を区別するためにOracleが必要とする引用符を追加しません。

    sp_ctrl> edit config filename

  • 設定が正しい場所にあることを確認するには、list configコマンドを実行します。設定の名前が表示されない場合は、間違ったディレクトリに作成されています。ファイルを見付けて、変数データディレクトリのconfigサブディレクトリに移動します。

    sp_ctrl> list config

PostgreSQLの設定スクリプト

説明

SharePlexには、PostgreSQLおよびPostgreSQL Database as a Serviceソースオブジェクトを指定する設定ファイルの構築を自動化するための以下のスクリプトが用意されています。

  • pg_config.sql: データベース内のすべてのテーブルを設定します。
  • pg_build_config.sql: スキーマ内の複数の、またはすべてのテーブルを設定します。

サポート対象のソースおよびターゲットデータベース

PostgreSQLからPostgreSQLへ

pg_config.sqlの使用

pg_config.sqlスクリプトを使用すると、データベースの全スキーマのすべてのテーブル、およびオプションで全シーケンスをリストする設定を構築できます。このスクリプトによって、データベース全体を同一のセカンダリデータベースにレプリケートする高可用性レプリケーション戦略やその他のシナリオを確立する際の時間を節約できます。

pg_config.sqlの使用条件
  • ソースとターゲットのテーブル名は同じでなければなりません。

  • このスクリプトは、分割レプリケーションをサポートしていません。copy configコマンドを使用して、スクリプトにより構築される設定ファイルをコピーし、edit configコマンドを使用して、分割レプリケーションを使用するテーブルのエントリを追加できます。元のファイルではなく新しい設定ファイルをアクティベーションします。
  • edit configコマンドを使用して、設定が構築された後、必要に応じてその他の変更を加えることができます。

pg_config.sqlを実行するには:

  1. SharePlexの変数データディレクトリのconfigサブディレクトリにディレクトリを変更します。pg_config.sqlスクリプトによって現在の作業ディレクトリに設定が置かれます。SharePlexの設定はconfigサブディレクトリになければなりません。

    cd /vardir/config

  2. PostgreSQLにログオンします。
  3. SharePlexの製品ディレクトリのutilディレクトリからフルパスを使用してpg_config.sqlを実行します。

    \i proddir/util/pg_config.sql

プロンプトに従う際は以下の表を参照してください。

プロンプト 入力内容
Target machine ターゲットマシンの名前例: SystemB
Source database name ソースプライマリPostgreSQLインスタンスのデータベース名dbnameAなどr.キーワードは含めないでください。データベース名では大文字と小文字が区別されます。
Target database name ターゲット宛先PostgreSQLインスタンスのデータベース名dbnameBなどr.キーワードは含めないでください。データベース名では大文字と小文字が区別されます。
SharePlex PostgreSQL user nameSharePlex PostgreSQLユーザ名 ソースデータベースのSharePlexユーザの名前。このエントリはSharePlexスキーマのレプリケーションを妨げるため、レプリケーションの問題を引き起こすことがあります。有効な名前を指定しないと、スクリプトは失敗します。

注意: SharePlexにより設定に割り当てられる名前はpg_config.fileです。スクリプトを再度実行して別の設定ファイルを作成すると、最初のファイルが上書きされます。元のファイルを保存するには、2つ目のファイルを作成する前にファイル名を変更してください。

次の手順:

  • 大文字と小文字を区別するテーブルやスキーマがある場合、sp_ctrledit configコマンドで設定ファイルを開き、テキストエディタを使用して、大文字と小文字を区別するテーブル名とスキーマ名を“SCOTT”.“EMP”のように二重引用符で囲みます。このスクリプトは、大文字と小文字を区別するためにPostgreSQLが必要とする引用符を追加しません。

    sp_ctrl> edit config filename

  • 設定が正しい場所にあることを確認するには、list configコマンドを実行します。設定の名前が表示されない場合は、間違ったディレクトリに作成されています。ファイルを見付けて、変数データディレクトリのconfigサブディレクトリに移動します。

    sp_ctrl> list config

pg_build_config.sqlの使用

build_config.sqlスクリプトを使用すると、スキーマ内の複数またはすべてのテーブルを含む設定を構築できます。これは、設定の各コンポーネントを尋ねるプロンプトがステップごとに表示されるインタラクティブなスクリプトです。各オブジェクトとルーティングの情報を個別に入力する代わりに、ワイルドカードを使用して特定のテーブルを一度に選択したり、スキーマ内のすべてのテーブルを選択したりすることができます。

pg_build_config.sqlの使用条件
  • ソースとターゲットのテーブル名は同じでなければなりません。
  • このスクリプトは、分割レプリケーションをサポートしていません。copy configコマンドを使用して、スクリプトにより構築される設定をコピーし、edit configコマンドを使用して、分割レプリケーションを使用するテーブルのエントリを追加できます。元の設定ではなく新しい設定をアクティベーションします。
  • pg_build_config.sqlを異なるスキーマに対して実行し、テキストエディタを使用してそれらの設定を1つの設定に結合することができます。ファイルの最初の非コメント行であるDatasource:r.dbnameの1行を除き、すべてを削除します。configサブディレクトリからファイルを移動しないでください。
  • edit configコマンドを使用して、設定が構築された後、必要に応じてその他の変更を加えることができます。

pg_build_config.sqlを実行するには:

  1. SharePlexの変数データディレクトリのconfigサブディレクトリにディレクトリを変更します。pg_build_config.sqlスクリプトによって現在の作業ディレクトリに設定が置かれます。SharePlexの設定はconfigサブディレクトリになければなりません。

    cd /vardir/config

  2. PostgreSQLにログオンします。
  3. SharePlexの製品ディレクトリのutilディレクトリからフルパスを使用してpg_build_config.sqlを実行します。

    \i proddir/util/pg_build_config.sql

プロンプトに従う際は以下の表を参照してください。

プロンプト 入力内容
Target machine ターゲットマシンの名前例: SystemB
Source database name ソースプライマリPostgreSQLインスタンスのデータベース名dbnameAなどr.キーワードは含めないでください。データベース名では大文字と小文字が区別されます。
Target database name ターゲット宛先PostgreSQLインスタンスのデータベース名dbnameBなどr.キーワードは含めないでください。データベース名では大文字と小文字が区別されます。
Source database schema ソース・データベース・スキーマの名前。
Target database schema ターゲット・データベース・スキーマの名前。
Table name to include (blank for all)

以下のいずれかを実行します。

  • Enterを押してデフォルトを受け入れます。ソース所有者に属するすべてのテーブルを選択します。
  • ワイルドカード%文字と文字列を入力して、特定のテーブルを選択します例: %e_salary%
  • 個別のテーブル名を入力します。
Name of the output file to create 設定の名前。

次の手順:

  • 大文字と小文字を区別するテーブルやスキーマがある場合、sp_ctrledit configコマンドで設定を開き、テキストエディタを使用して、大文字と小文字を区別するテーブル名とスキーマ名を“SCOTT”.“EMP”のように二重引用符で囲みます。このスクリプトは、大文字と小文字を区別するためにPostgreSQLが必要とする引用符を追加しません。

    sp_ctrl> edit config filename

  • 設定が正しい場所にあることを確認するには、list configコマンドを実行します。設定の名前が表示されない場合は、間違ったディレクトリに作成されています。ファイルを見付けて、変数データディレクトリのconfigサブディレクトリに移動します。

    sp_ctrl> list config

cleanup.sql

説明

cleanup.sqlスクリプトを使用して、SHAREPLEX_PARTITIONテーブル再度必要になる可能性のあるパーティションスキームが含まれているを除く、SharePlex内部テーブルをすべて切り捨てます。

注意: cleanup.sqlスクリプトは、SharePlex Oracleユーザ、パスワード、デモオブジェクトをSharePlexテーブルから削除しません。

cleanup.sqlスクリプトは、SharePlex変数データディレクトリ内のレプリケーションデータを維持します。他のユーティリティも関連オプションを提供しています。

  • SharePlexテーブルを切り捨てずに変数データディレクトリをクリーンアップするには、clean_vardir.shを参照してください。
  • 変数データディレクトリをクリーンアップし、SharePlexテーブルを切り捨てるには、ora_cleanspを参照してください。このユーティリティは、SharePlexを完全に初期状態に復元します。

cleanup.sqlを初めて実行する場合は、実行する前にQuestテクニカルサポートにご連絡ください。SharePlexドキュメントの手順でclean_vardir.shの実行が必要とされる場合を除き、本番環境でこのユーティリティを使用することが適切であることはほとんどありません。このユーティリティは設定を非アクティベーションするので、不適切に使用するとレプリケーションの問題が発生し、データを再同期する必要が生じる可能性があります。通常は別の代替手法があります。

サポート対象データベース

Unix上のOracle

cleanup.sqlを実行するには:

  1. SharePlexデータベースユーザとしてOracleにログインします。SharePlexテーブルはそのユーザに属しています。 UnixおよびLinuxでは、sp_copの複数のインスタンスを複数の変数データディレクトリで実行している場合は、SharePlexのOracleユーザがそれぞれに存在します。必ず正しいユーザとしてこのスクリプトを実行してください。

  2. UnixおよびLinuxSharePlex変数データディレクトリを指すようにSP_SYS_VARDIR環境変数を設定します。

    kshシェル:

    export SP_SYS_VARDIR=/full_path_of_variable-data_directory

    cshシェル:

    setenv SP_SYS_VARDIR=/full_path_of_variable-data_directory

  3. SharePlex管理者としてcleanup.sqlを実行します。スクリプトは、SharePlex製品ディレクトリのbinサブディレクトリにあります。以下の構文を使用します。ここで、Oracle_versionは、SharePlexがサポートするOracleバージョンの1つです。

    SQL> @proddir/bin/cleanup.sql

clean_vardir.sh

説明

clean_vardir.shスクリプトを使用して、変数データディレクトリをクリーンアップして初期状態に戻します。

  • clean_vardir.shスクリプトは、SharePlex内部テーブルの内容を保持します。
    • 変数データディレクトリをクリーンアップせずにSharePlexテーブルを切り捨てるには、cleanup.sqlを参照してください。
    • 変数データディレクトリをクリーンアップし、SharePlexテーブルを切り捨てるには、適切なdatabase_cleanspユーティリティdatabaseはデータベースのタイプを参照してください。このユーティリティは、SharePlexを完全に初期状態に復元します。

    重要!clean_vardir.shを初めて実行する場合は、実行する前にQuestテクニカルサポートにご連絡ください。SharePlexドキュメントの手順でclean_vardir.shの実行が必要とされる場合を除き、本番環境でこのユーティリティを使用することが適切であることはほとんどありません。このユーティリティは設定を非アクティベーションするので、不適切に使用するとレプリケーションの問題が発生し、データを再同期する必要が生じる可能性があります。通常は別の代替手法があります。

    このユーティリティの機能

    clean_vardir.shスクリプトは以下を削除します。

    • rimサブディレクトリ内のキューファイル。
    • logサブディレクトリ内のログファイル。イベントログは、clean_vardir.shプロシージャを反映する1つのエントリを保持します。
    • dataサブディレクトリ内のstatusdbファイルの内容。
    • dumpおよびstateサブディレクトリの内容。

    clean_vardir.shスクリプトは、設定ファイル、コンフリクト解決ファイル、ヒントファイル、paramdboramsglistファイルなど、ユーザが作成したファイルを維持します。

    clean_vardir.shスクリプトは、設定を非アクティベーションします。clean_vardir.shを実行した後にレプリケーションを開始するには、設定をアクティベーションする必要があります。

    サポート対象データベース

    UnixおよびLinux上のOracle

    シェル要件

    このユーティリティを使用するには、Kornkshシェルがシステムにインストールされていなければなりません。ユーティリティは処理中にこのシェルを呼び出します。

    clean_vardir.shを実行するには:

    注意: このスクリプトは、UnixおよびLinuxシステムでのみ実行してください。

    1. sp_copを停止します。
    2. SharePlex変数データディレクトリを指すようにSP_SYS_VARDIR環境変数を設定します。SP_SYS_VARDIRが設定されていない場合、clean_vardir.shは、proddir/data/default.yamlファイルに記載されているディレクトリに影響を与えます。ここで、proddirは、SharePlex製品ディレクトリのbinサブディレクトリです。

      kshシェル:

      export SP_SYS_VARDIR=/full_path_of_variable-data_directory

      cshシェル:

      setenv SP_SYS_VARDIR=/full_path_of_variable-data_directory

    3. clean_vardir.shSharePlex管理者として実行します。スクリプトは、SharePlex製品ディレクトリのbinサブディレクトリにあります。以下の構文を使用します。ここで、Oracle_versionは、SharePlexがサポートするOracleバージョンの1つです。

      proddir/bin/clean_vardir.sh Oracle_version

    スクリプトの実行が終了すると、コマンドプロンプトに戻ります。

    注意: スクリプトがsave_SharePlex_versionディレクトリを削除できないというエラーメッセージを生成した場合、そのディレクトリを手動で削除することができます。

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