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NetVault Plug-in for VMware 12.3.2 - ユーザー・ガイド

NetVault Backup Plug-in for VMware - はじめに プラグインのインストール プラグインの設定 バックアップ戦略の策定 イメージ・レベル・バックアップ方式の使用 ファイル・レベル・バックアップ方式の使用 イメージ・レベルのバックアップのリストア ファイル・レベルのバックアップのリストア トラブルシューティング
一般的なエラー
NetVault BackupサービスでWindowsの開始が失敗する マシンの再起動後にNetVault Backupサービスの開始が失敗する LinuxでNetVault Backupサービスは始まるが、すぐに停止する プラグインのLinux Hybridバージョンが64ビットOSで実行されない バックアップ中にクラッシュが発生する CBTを使用したイメージ・レベルのバックアップが失敗する 複数のバックアップが同じデータストアにアクセスすると、SAN転送がエラーを報告する RHEL 7およびRHEL 6でのデフォルトのSCSIコントローラ・タイプ ファイル・レベルのバックアップでは、リパース・ポイントのデータをバックアップできない SAN転送使用時にリストア・ジョブが失敗する リストア・ジョブが仮想マシンのサーバー・インベントリまたは代替のスタンドアロンESXi Serverへの追加に失敗する イメージ・レベルのバックアップをリストアすると、ディスク・タイプが必ずシック・プロビジョニングのEager Zeroedになってしまう vSphere FTで保護されている仮想マシンのバックアップ・ジョブが断続的に失敗する RDMディスクがVMDKファイルにリストアされる イメージ・レベルのバックアップを統合できない ファイル・サイズが50MBを超えると、Linuxでリストア・ジョブが失敗する Webサービスのプロセスで、サーバーが使用できないことを示すメッセージが表示される 更新をインストールすると、VMware Vstor2 MntApiドライバが不整合な状態になる 暗号化されたディスクのバックアップおよびリストア 同じUUIDを持つクローンの仮想マシンのバックアップ vSphere FTで保護されている仮想マシンのバックアップ ストレージ・アレイを搭載したVVolsを使用中にエラーが発生する バックアップ・プロキシがHotAdd転送モードではなくNBDモードで開く
仮想マシンの問題の診断 SOAPメッセージ VDDKログの生成

サポートされている転送モード

Plug‑in for VMwareでは、仮想マシン・ディスクにアクセスする方法として以下をサポートしています。

SAN転送モードを使用するには、物理マシン上にプラグインがインストールされている必要があります。

SAN転送モードでは、ファイバ・チャネルSAN、iSCSI SAN、またはシリアル接続SCSI(SAS)ストレージ・デバイスに格納された仮想マシン・ディスクがサポートされます。このモードを使用すると、バックアップを物理NetVault Backupクライアントに肩代わりさせることができます。

SAN経由のリストア時には、仮想マシンでCBTを無効にします。

HotAdd転送モードを使用するには、仮想マシン上にプラグインがインストールされている必要があります。

HotAddの方法では、ターゲット仮想マシンのリンクされたクローンを作成し、仮想ドライブをバックアップ・プロキシに接続します。これにより、ディスクをローカルで読み取ることができます。ただし、これらの操作によりESXiホストにある程度のオーバーヘッドが発生するため、HotAddモードは、SANモードほど効率的ではありません。

HotAddモードは、すべてのタイプのストレージ・デバイスをサポートしています。このモードでは、SAN LUNをNetVault Backupクライアントに公開する必要はありません。

LANモードを使用するには、物理マシン上または仮想マシン上にプラグインをインストールできます。

LANモードでは、仮想ドライブへのアクセスにNBDまたはNBDSSLプロトコルを使用します。ESXi Serverホストはストレージ・デバイスからデータを読み取り、読み取ったデータをネットワーク・チャンネル経由でプラグインに送信します。NBD転送モードは非暗号化データの転送を行います。このモードは、ESXi ServerおよびPlug‑in for VMwareがセキュアな分離ネットワーク上にある場合に使用できます。NBDでは、NBDSSLより高速なデータ転送が可能になり、ESXi Serverとバックアップ・プロキシが必要とするリソースを低減することができます。NBDSSL転送モードはSSLを使用して、TCP接続を介して送信されるすべてのデータを暗号化するため、機密データの保護に使用できます。

LAN転送モードは、すべてのタイプのストレージ・デバイスをサポートしています。ESXi Serverがローカルのストレージ・デバイスまたはNASを使用して、自身の仮想マシン・ディスクを保存している場合は、LAN転送モードを使用できます。

セキュアな通信チャネル(NBDSSL)を使用するため、仮想化環境ではSSL証明書認証を有効にします。

デフォルト設定の構成

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[ナビゲーション]パネルで、[バックアップ・ジョブ作成]をクリックして、次に[セレクション]リストの隣りにあるをクリックします。
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[VMwareプラグイン]をクリックして、コンテキスト・メニューから[設定]を選択します。
メモ: デフォルト設定は、[設定変更]ページからも設定できます。
1
[ナビゲーション]パネルで、[設定変更]をクリックします。
プラグインがNetVault Backupクライアントにインストールされている場合は、[クライアント設定]をクリックし、クライアントの表からクライアントを選択して、[次へ]をクリックします。
3
[プラグイン][プラグイン・オプション]をクリックします。
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[Plug‑in for VMwareで、以下の設定を行います。

プライマリ転送モード

仮想マシン・ディスクへのアクセスに使用する転送モードを選択します。サポートされているモードは次のとおりです。

転送モードについての詳細は、「サポートされている転送モード」を参照してください。

最適な転送モードを自動的に使用するには、[Auto]を選択します。プラグインを新規インストールすると、[Auto]転送モードがデフォルトで選択されます。

フォールバック転送モード

[フォールバック転送モード]リストで、プライマリ転送モードが失敗した場合に使用する転送モードを選択します。使用できるオプションは、[nbd][nbdssl]、および[none]です。適切な選択肢がない場合は、[none]を選択します。

プラグインを新規インストールすると、[フォールバック転送モード]にはデフォルトで[nbd]が選択されます。

アップグレード・インストールを実行すると、アップグレード前のモードが[san]または[hotadd]に設定されていた場合、フォールバック転送モードが[nbdssl]に設定されます。

デフォルト・インベントリ・ビュー

Plug‑in for VMwareには、[NetVault Backupセレクション]ページでVMwareインベントリ・オブジェクトを参照するための、2種類のビュー・タイプが用意されています。

ホストおよびクラスタ]:[ホストおよびクラスタ]ビューは、Plug‑in for VMwareのデフォルトのインベントリ・ビューです。
この[ホストおよびクラスタ]ビューは、ホスト、クラスタ、およびその子オブジェクトを階層表示します。vCenter Serverが管理するクラスタ設定では、クラスタ・ノード下に仮想マシンが表示されます。スタンドアローンのESXi Server設定では、各ホストの下に仮想マシンが表示されます。
[Hosts and Clusters]ビューでは、vCenter Server上で作成されたフォルダは表示されません。
[仮想マシンおよびテンプレート]:[仮想マシンおよびテンプレート]ビューでは、インベントリ内のすべての仮想マシンおよびテンプレートがフラットに表示されます(仮想マシンは、データセンターおよびフォルダごとにグループ化されます)。
メモ: 2つのビュー間を切り替えるには、[NetVault Backupセレクション]ページでESXiまたはvCenter Serverを選択して、コンテキスト・メニューから[インベントリ・ビューの切り替え]を選択します。このオプションは、サーバー・ノードがオープン状態の場合に限り利用可能です。

進捗統計情報の更新間隔(秒)

この設定により、プラグインが[ジョブ監視]ページの進捗統計情報を更新する間隔が決定されます。このオプションのデフォルト値は10秒間に設定されています。進捗更新間隔のデフォルト値を変更するには、新しい値を入力または選択します。この進捗間隔は秒単位で設定します。

読み取りブロック・サイズ

この設定には、操作あたりの読み取り/書き込みの対象となるディスク・セクタの数を指定します。デフォルト値は65536セクタ(1セクタ=512バイト、65536セクタ=32 MiB)です。読み取り/書き込み操作のブロック・サイズに大きな値を設定すると、バックアップのパフォーマンスを高めることができます。

仮想マシン・ロッキングの有効化

バックアップ・ジョブまたはリストア・ジョブの実行中に仮想マシンを(例:Storage vMotion)移行すると、ジョブが失敗することがあります。また、データストア上に親のない仮想ドライブが作成されることもあります。

このオプションを使用すると、バックアップまたはリストア操作中の、Storage vMotionに対する仮想マシンのロックを有効にできます。ジョブ開始前に仮想マシンがロックされ、ジョブ完了後にロックが解除されます。

このチェック・ボックスはデフォルトで選択されています。

ロックを試みる

このオプションは、Storage vMotionに対する仮想マシンのロックを試行する最大回数を指定します。

このオプションのデフォルト値は10です。

ロックせずに続行

デフォルトでは、Storage vMotionに対して仮想マシンをロックできない場合、仮想マシンのバックアップは失敗します。

このチェック・ボックスを選択するとプラグインは、ロック取得の試行が失敗した後も、仮想マシンをバックアップしようと試行を続けます。

作業ディレクトリ

作業ディレクトリは、以下の目的で使用します。

Plug‑in for VMware 1.xで作成したレガシー・バックアップ・セーブセットのリストア中に、一時的にデータを保管

作業ディレクトリのデフォルト・パスは、Windowsでは<NetVault Backup home>\tmp、Linuxでは<NetVault Backup home>/tmpです。作業ディレクトリを変更するには、フル・パスを指定します。存在しないパスを指定すると、プラグインによってNetVault Backupマシン上にそのパスが自動的に作成されます。

ファイル・レベルのインデックス作成

ファイル・レベルのインデックスを作成すると、イメージ・レベルでの仮想マシンのフル・バックアップ、増分バックアップ、および差分バックアップから、個別のファイルやディレクトリをリストアすることができます。デフォルトでファイル・レベルのインデックス作成を使用する場合は、このオプションを選択します。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。

ファイルレベル・インデックス作成機能は、以下のシステムを使用するボリュームに対して利用可能です。

LinuxおよびUNIX:EXT2、EXT3、EXT4、XFS v2、XFS v3

本プラグインは、Linuxベース・システム上のLVM(Logical Volume Manager)およびWindowsベース・システム上のLDM(Logical Disk Manager)が管理するボリュームを、シングルまたは複数システムにまたがったディスクとしてサポートしますが、

ファイルレベル・インデックス作成は、バックアップ・サイズに影響を与えることはありませんが、ただし、バックアップのインデックス・サイズおよびバックアップの合計時間が増えるため、デフォルトではこのオプションが無効になっています。ファイルレベル・インデックス作成実行にかかる時間は、ファイル数、ボリューム上のファイルの断片化率、ネットワーク・トラフィック、およびESXi ServerまたはvCenter Serverにかかる負荷などのさまざまな要因により異なります。

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設定を保存するには、[OK]または[適用]をクリックします。

仮想マシンのCBTの有効化または無効化

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

CBTについて

VMware Changed Block Tracking(CBT)機能により、仮想マシンは更新されたディスク・セクタを追跡することができます。仮想マシンでCBTを有効にすると、バックアップ用のスナップショットが生成されたときに、各ディスクに「更新ID」が割り当てられます。この「更新ID」により、特定時点での仮想ドライブの状態を識別することができます。後続のスナップショットでは、最後のスナップショット以降に更新されたブロックのみがキャプチャされます。

CBTには次のような利点があります。

CBTは、仮想ハードウェア7以降を使用する仮想マシンでのみサポートされています。物理互換RDM仮想ドライブ、仮想互換RDM(独立ディスク)、または共有の仮想SCSIバスに接続されている仮想ドライブを使用する仮想マシンでは、CBTはサポートされていません。

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