以下のトピックには、CLIベースのバックアップの実行に関する情報が記載されています。
このトピックでは、RMANコマンドを使用して「USERS」テーブルスペースをフル・バックアップする方法を示します。
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プロンプトで、以下のようにrunブロックを生成します。 |
「format」節は、バックアップ・ピースまたは作成されるイメージ・コピーのファイル名を作成するためのパターンを指定します。本プラグインでは、format節で変数として使用できる追加パラメータが用意されています。以下の3つの変数を使用することで、バックアップ・ジョブの3つのパラメータを指定できます。
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format節はrunブロック内で使用され、構文のbackupコマンドの直後に記述します。「%d_%u_%p_%c」変数の前には追加のコロンを必ず含める必要があります。また、「%d_%u_%p_%c」変数は非常に重要です。通常、Oracleは一意の文字列を生成し、ユーザーはこれを使用して、NetVault Backupメディア・マネージャ内で個別のバックアップ・セグメントを識別できることがその理由です。
この節では、指定された順序で特定の変数が記述されます(たとえば、変数_1、変数_2、および変数_3)。各変数は、以下の表で示すように、NetVault BackupおよびRMANの特定の値に対応します。コマンドの各変数は、コロン(:)で区切って入力し、「%d_%u_%p_%c」変数の前のコロンも含める必要があります。
NetVault Backupサーバー名:バックアップ・ジョブの実行元であるNetVault BackupサーバーのNetVault Backupマシン名。この値は必須です。 | |||||||||
ターゲット・セット名:特定のデバイスをバックアップ対象にするには、Oracle RMANバックアップ用に作成されたターゲット・セットを指定します。NetVault Backupのデフォルト設定である任意のデバイスを使用する場合は、このオプションをそのままにします。このオプションは、[設定]ダイアログ・ボックスで指定されたCLIバックアップ・ターゲット・セットより優先されます。ターゲット・セットについて詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』のセレクション・セットの説明を参照してください。 | |||||||||
詳細設定セット名:Oracle RMANバックアップで使用するために作成された詳細設定セットを指定します。NetVault Backupのデフォルトの詳細設定を使用する場合は、このオプションをそのままにします。このオプションは、[設定]ダイアログ・ボックスで指定された[CLIバックアップ詳細設定セット]より優先されます。 [CLIバックアップ詳細設定セット]オプションを設定する場合、[詳細設定]タブの[バックアップ寿命]フィールドで[フル・バックアップ]ではなく、[期間指定日/週/年]オプションを指定する必要があります。CLIベースのRMANバックアップでは、フル・バックアップ用の世代管理はサポートされていないため、[フル・バックアップ]が指定されている場合、バックアップが予期せず期限切れになる可能性があります。詳細設定オプションについて詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』のセレクション・セットの説明を参照してください。 | |||||||||
メモ: または「%d_%s_%t」、あるいは一意の識別子を生成する別のキーワードの組み合わせを使用することもできます。formatSpecサブ節で使用できる代替変数については、Oracleのドキュメントを参照してください。 |
このトピックで説明するパラメータを「send」または「PARMS」のいずれかのコマンドで使用して、コマンド・ラインから実行するバックアップ・ジョブに対してNetVault Backupオプションを設定します。このトピックでは、「send」および「PARMS」節の動作について説明します。
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「send」節:「send」節で指定されたパラメータは特定のジョブに適用されます。 |
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「PARMS」節:「PARMS」節で指定されたパラメータは、Oracleインスタンスから実行されるすべてのジョブに適用されます。 |
以下の表で、「send」節と「PARMS」節で使用可能な変数を説明します。
send 'NETVAULTCLIPASSWORD=<パスワード>';
PARMS="ENV=(NETVAULTCLIACCOUNT=default, NETVAULTCLIPASSWORD=<パスワード>)";
メモ: NETVAULTCLIPASSWORD変数の使用は、セキュリティ・リスクを伴います。「NetVault Backup「nvpluginaccess」ユーティリティの実行」で説明しているnvpluginaccessユーティリティを使用することをお勧めします。NETVAULTCLIPASSWORD変数が実装されている場合、NetVault Backupのパスワードがプレーン・テキストで表示されます。 | |||||||||
この変数を使用して、Oracle RMAN CLIバックアップで使用するために作成した詳細設定オプション・セットのテンプレートを指定し、バックアップ中に特定のNetVault Backup詳細設定オプション・セットをターゲットにします。このパラメータは、[設定]ダイアログ・ボックスで指定された[CLIバックアップ詳細設定セット]より優先されます。 詳細設定オプションについて詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』のセレクション・セットの説明を参照してください。 | |||||||||
この変数を使用して、ジョブに対するメディアが他に存在しない場合に、任意のブランク・メディアに自動的にラベルを付けて使用します。以下の値を指定できます。
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この変数を使用して、ターゲット・メディア上でのバックアップの有効期間を制御します。以下の値を指定できます。 中括弧内のパラメータは省略可能です。Countとともにfullを指定すると、保存されるバックアップの世代数が指定されます。このパラメータはデフォルトです。つまり、countとともに何も指定しない場合、バックアップの有効期間にわたりバックアップのバージョン数が指定されます。Days、weeks、またはyearsは、それぞれバックアップが削除されるまでに保存される日数、週数、または年数を指定します。 | |||||||||
この変数を「PARMS」節に使用してOracleインスタンス全体に対するデフォルトNetVault Backupサーバーを確立します。 | |||||||||
この変数を使用して、特定のメディア・グループをそのグループ・ラベルに基づいて選択します。この変数は、「NV_TARGET_MEDIA」変数とともに使用する必要があります。それ以外の場合は、無効になります。 | |||||||||
この変数を使用して、ジョブにタイトルを指定します。Questでは、この変数は、ジョブ単位ごとに「send」コマンドとのみ使用することをお勧めします。これは、「PARMS」節とともに適用した場合に、後続のすべてのジョブにこのジョブ・タイトルが指定されることを回避するためです。 | |||||||||
この変数を使用して、特定のメディアをそのメディア・ラベルに基づいて選択します。この変数は、「NV_TARGET_MEDIA」変数とともに使用する必要があります。それ以外の場合は、無効になります。 | |||||||||
この変数を使用して、バックアップ・データをネットワーク上に転送する前に圧縮します。これは、[詳細設定]タブの[ネットワーク圧縮]オプションと類似した機能です。以下の値を指定できます。
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この変数は「PARMS」節と併用して、バックアップが実行されたNetVault Backupクライアント・マシン名のマシン名を確立します。 PARMS="ENV=(NV_ORIGINAL_NV_CLIENT= <nvクライアント・マシン名>)" | |||||||||
この変数を使用してバックアップ・ジョブの完了後にスクリプトを実行します。実行するスクリプトは、Oracleデータベース・サーバーの「...\netvault\scripts」サブディレクトリに保存する必要があります。「...」は、NetVault Backupのインストール場所へのフル・パスです。 | |||||||||
この変数を使用してバックアップ・ジョブの実行前にスクリプトを実行します。実行するスクリプトは、Oracleデータベース・サーバーの「...\netvault\scripts」サブディレクトリに保存する必要があります。「...」は、NetVault Backupのインストール場所へのフル・パスです。 | |||||||||
この変数を使用して、runブロックで「PARMS」節を使用した後にOracle環境をリセットします。 | |||||||||
この変数を使用して、特定のメディアを再利用可能として設定します。以下の値を指定できます。
この値をNeverに設定すると、再利用可能なメディアはバックアップで使用されません。このパラメータの値をAnyに設定すると、事前に再利用可能として指定されたメディアがバックアップで使用されます。With same group label as the target mediaに設定すると、指定したグループ・ラベルを含み、事前に再利用可能として指定されたメディアがバックアップで使用されます。 | |||||||||
メモ: この変数を使用するには、[リストア・オプション]タブの[復元のコピー元]オプションで作成したリストア・デバイス・ソース・セットを指定します。このとき、NetVault Backupバックアップ・ターゲット・セットは使用しないよう注意してください。これは、NetVault Backupバックアップ・ターゲット・セットがバックアップ中に指定したターゲット・デバイスによって使用されるためです。NetVault Backupリストア・デバイス・ソース・セットは、リストア中にソース・デバイスとデバイス・オプションのセットを指定するために使用されます。
この変数は、RMAN CLI内で「send」または「PARMS」節を使用して設定します。
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スケジュール・セットついて詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』を参照してください。 | |||||||||
この変数を使用して、ターゲット・デバイス内のメディアを設定します。以下の値を指定できます。
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この変数を使用して、作成されたTarget Setを指定します。これは、バックアップ中に特定のNetVault Backupデバイスを対象とするOracle RMAN CLIバックアップに使用されます。NetVault Backupのデフォルト設定である任意のデバイスを使用する場合は、このオプションをそのままにします。このパラメータは、[設定]ダイアログ・ボックスで指定されたCLIバックアップ・ターゲット・セットより優先されます。 ターゲット・セットについて詳しくは、『Quest NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』のセレクション・セットの説明を参照してください。 | |||||||||
この変数を使用してバックアップ・ジョブの完了を確認します。以下の値を指定できます。
Trueを設定した場合、データ転送が確認され、NetVault Backupジョブ・ログに「Backup job has verified successfully.(バックアップ・ジョブの検証に成功しました。)」というジョブ・メッセージが追加されます。 |
「PARMS」節を使用した後に、以下のいずれかの構文を使用してRMAN環境をリセットします。
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