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NetVault Plug-in for VMware 13.1.2 - ユーザー・ガイド

NetVault Plug-in  for  VMware - はじめに プラグインのインストール プラグインの設定 バックアップ戦略の策定 イメージ・レベル・バックアップ方式の使用 ファイル・レベル・バックアップ方式の使用 イメージ・レベルのバックアップのリストア ファイル・レベルのバックアップのリストア トラブルシューティング
一般的なエラー
NetVaultサービスでWindowsの開始が失敗する マシンの再起動後にNetVaultサービスの開始が失敗する LinuxでNetVaultサービスは始まるが、すぐに停止する プラグインのLinux Hybridバージョンが64ビットOSで実行されない バックアップ中にクラッシュが発生する CBTを使用したイメージ・レベルのバックアップが失敗する 複数のバックアップが同じデータストアにアクセスすると、SAN転送がエラーを報告する RHEL 7およびRHEL 6でのデフォルトのSCSIコントローラ・タイプ ファイル・レベルのバックアップでは、リパース・ポイントのデータをバックアップできない SAN転送使用時にリストア・ジョブが失敗する リストアジョブで、サーバインベントリまたは代替スタンドアロン ESXi Server に仮想マシンを追加できない イメージ・レベルのバックアップをリストアすると、ディスク・タイプが必ずシック・プロビジョニングのEager Zeroedになってしまう vSphere FTで保護されている仮想マシンのバックアップ・ジョブが断続的に失敗する RDM ディスクが VMDK ファイルにリストアされる イメージレベルのバックアップを統合できない Linux でファイルサイズが 50 MB を超えるとリストアジョブが失敗する Web サービスプロセスで、サーバが使用できないことを示すメッセージが表示される 更新をインストールすると、VMware Vstor2 MntApi ドライバが不整合な状態になる 暗号化されたディスクのバックアップとリストア 同じ UUID を持つクローン仮想マシンのバックアップ vSphere FT で保護されている仮想マシンのバックアップ ストレージアレイで VVol を使用するとエラーが発生する バックアッププロキシが HotAdd 転送モードではなく NBD モードで開かれる
仮想マシンの問題の診断 SOAPメッセージ VDDKログの生成

仮想マシンのアンロック

次の手順を使用して、WebUIから仮想マシンをアンロックすることができます。

1
バックアップジョブウィザードを開始し、[セレクション]リストの横にある[]をクリックします。
4
該当する仮想マシンをクリックして、コンテキスト・メニューから[仮想マシンのアンロック]を選択します。

バックアップ戦略の策定

バックアップ方式とタイプについて

Plug‑in for VMwareは、イメージ・レベルおよびファイル・レベルのバックアップ方式をサポートします。

イメージ・レベルのバックアップはVMwareスナップショット・テクノロジを使って、仮想マシンの特定時点のイメージを提供します。これらのバックアップを使って、次のタイプのリカバリを実行することができます。

イメージ・レベルのバックアップは、LinuxとWindowsベースの仮想マシンでサポートされます。これらのバックアップは、CBT(Changed Block Tracking)の有無にかかわらず実行できます。

CBT(Changed Block Tracking)を仮想マシンで有効にすると、以下のバックアップタイプがサポートされます。

フル・バックアップ:フル・バックアップでは、仮想ドライブ上のすべての割り当て済みセクタをバックアップします。フル・バックアップは完了までに時間がかかり、より多くのバックアップ・メディアを消費します。このバックアップは、将来の増分および差分イメージレベル・バックアップを実行する際の基となります。
差分バックアップ:差分バックアップ・タイプは、最後に実行されたフル・バックアップ以降に更新されたディスク・セクタのみをバックアップします。差分バックアップでは、リストアするセーブセットが2つだけなので、高速にリストアを実施することができます。
[増分バックアップ]:増分バックアップ・タイプは、最後に実行されたフル、差分、または増分バックアップ以降に更新されたディスク・セクタのみをバックアップします。増分バックアップは最低限のストレージ・スペースしか消費せず、処理も高速です。ただし、プラグインがリストアする必要があるセーブセット数によっては、データのリカバリに時間がかかることがあります。
合成フルバックアップ:合成フルバックアップには、前回のバックアップ以降に行われたすべての変更が含まれます。バックアップは、4 時間(デフォルト)または 1 時間間隔で実行できます。最初のフルバックアップと組み合わせると、完全で最新のデータイメージが形成されます。また、合成フルバックアップに含まれるデータ量は少なくなるため、保管場所の使用スペースも節約できます。このバックアップ方式は、QoreStor 7.1.2 以降でのみ使用できます。

CBTを使用しない仮想マシンでは、フル・イメージ・レベルのバックアップのみがサポートされます。

ファイル・レベルのバックアップは、Windowsベースの仮想マシンでのみ利用できます。ファイルレベルのバックアップを使用すると、1つのファイルまたはファイルのセットをリストアできます。このバックアップを使用して、ユーザーの誤操作、データ損傷、あるいはファイルの誤削除によって消失したデータをリカバリできます。

メモ: WindowsバージョンのPlug‑in for VMwareに限り、仮想マシンのファイルレベル・バックアップをサポートしています。

プラグインがマウントできるのは、バックアップ・プロキシで使用しているOSと同じバージョン、またはそれより古いバージョンを使用している仮想マシンのみになります。たとえば、Windows Server 2012のバックアップ・プロキシに配置されたWindows Server 2016の仮想マシンはマウントできません。

ファイル・レベルのバックアップの場合、Plug‑in for VMwareはNetVault Plug-in for FileSystem(Plug-in for FileSystem)を使用します。

Plug‑in for VMwareは、以下のタイプのファイル・レベル・バックアップをサポートしています。

フル・バックアップ:選択されたファイルおよびフォルダをすべてバックアップします。フル・バックアップは完了までに時間がかかり、より多くのバックアップ・メディアを消費します。ただしリストアは、単一のセーブセットしか必要ないため、より高速に実行することができます。フル・バックアップは、後続の増分および差分バックアップを実行する際の基となります。
差分バックアップ:前回のフル・バックアップ以降に新たに作成されたファイルや、変更のあったファイルをバックアップします。差分バックアップでは、リストアするセーブセットが2つだけなので、高速にリストアを実施することができます。ただし、これらのバックアップはより多くのストレージ・スペースを消費し、増分バックアップよりも時間がかかります。差分バックアップは、同じタイプの前のバックアップでバックアップされたデータを複製します。
増分バックアップ:前回のフル・バックアップまたは増分バックアップ以降に新たに作成されたファイルや、変更のあったファイルをバックアップします。増分バックアップは最低限のストレージ・スペースしか消費せず、処理も高速です。ただし、プラグインがリストアする必要があるセーブセット数によっては、データのリカバリに時間がかかることがあります。

さまざまなディスク・タイプのバックアップ・データおよびリストア・データ

Plug‑in for VMwareには、以下のCBT対応バックアップおよびリストア・データが含まれます。

シン

(必要なスペースが割り当てられ、必要に応じてゼロ・アウトされます)

使用済みディスク・セクタのみをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

使用済みセクタのみをリストア。

使用済みディスク・セクタのみをリストア。各セクタは1回のみリストアされます。

Zeroedシック

(すべてのスペースは作成時に割り当てられ、未使用部分は初回書き込み時にゼロ・アウトされます)

使用済みディスク・セクタのみをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

使用済みセクタのみをリストア。

使用済みディスク・セクタのみをリストア。各セクタは1回のみリストアされます。

Eager Zeroedシック

(すべてのスペースは作成時に割り当てられ、ゼロ・アウトされます)

すべてのディスク・セクタをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

ディスク全体をリストア。

ディスク全体をリストア。各セクタは1回のみリストアされます。

仮想互換性RDM(Raw Device Mapping)

すべてのディスク・セクタをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

ディスク全体をリストア。

ディスク全体をリストア。各セクタは1回のみリストアされます。

ネットワーク・ファイル・システム(NFS)

すべてのディスク・セクタをバックアップ。

更新されたディスク・セクタのみをバックアップ。

ディスク全体をリストア。

ディスク全体をリストア。各セクタは1回のみリストアされます。

また、CBTに対応していないバックアップをリストアする場合、すべてのブロックがリストアされて割り当てられます。このため、ディスクがCBTに対応していないバックアップからリストアされると、後続のCBT対応フル・バックアップではディスク全体がバックアップされることに注意してください。

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