これらの手順は、ソースサーバからターゲット・クラウド・データベースに直接レプリケートするためにSharePlexを設定するのに役立ちます。すべてのSharePlexプロセスは、このサーバ上で実行されます。大量のトランザクションが発生する環境では、本番稼働システムに許容できないオーバーヘッドが発生する可能性があります。その場合は、中間サーバを使う必要があります。
以下も参照してください。
クラウドデータベース上のSharePlexのセットアップの概要
すべての手順はソースサーバ上で実行します。
「SharePlexのインストール前のチェックリスト」を完成させます。
SharePlexをインストールします。「Oracleデータベース向けLinux/UnixへのSharePlexのインストール」を参照してください。
ora_setupを実行し、ソースのOracleデータベースの接続情報を確立します。「Oracleのデータベースセットアップ」を参照してください。
ローカルのtnsnames.oraファイルに、ターゲット・クラウド・データベースを指すエントリを追加します。これにより、ソースサーバからターゲットデータベースにクエリを実行できます。
ora_setupを実行し、ターゲット・クラウド・データベースの接続情報を確立します。サービス作成時に作成されたマスターユーザとしてユーティリティを実行します。このユーザには、必要なDBA権限があります。
重要:
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SharePlex設定ファイルのルーティングマップに以下を指定します。
ターゲットシステムを指定するソースホスト名
ターゲット・クラウド・データベースのORACLE_SID
以下の例では、source1がソースシステムで、orcldb1がターゲット・クラウドデータベースの tns_aliasです。
datasource:o.orcldbprim | ||
#source tables | target tables | routing map |
splex.demo_src | splex.demo_dest | source1@r.orcldb1 |
詳細については、『SharePlex管理者ガイド』の「データをレプリケートするためのSharePlexの設定」を参照してください。
以下のすべての手順はソースサーバ上で実行されます。
「SharePlexのインストール前のチェックリスト」を完成させます。
SharePlexをインストールします。以下を参照してください。
ソースデータベースの適切なデータベース・セットアップ・ユーティリティを実行します。以下を参照してください。
重要:
|
ターゲット・クラウド・データベースの適切なODBCクライアントをインストールします。
ターゲット・クラウド・データベースの適切なデータベース・セットアップ・ユーティリティを実行します。「データベース・セットアップ・ユーティリティ」を参照してください。
SharePlex設定ファイルのルーティングマップに以下を指定します。
ターゲットホストとしてのソースサーバの名前
ターゲットデータベースとしてのクラウドデータベースの名前
設定コンポーネントを指定する方法の詳細については、『SharePlex管理ガイド』の「データをレプリケートするためのSharePlexの設定」を参照してください。
これらの手順は、SharePlexのImportおよびPostコンポーネントを実行する中間サーバからターゲット・クラウド・データベースにレプリケートするためにSharePlexを設定するのに役立ちます。
以下も参照してください。
クラウドデータベースでのSharePlexのセットアップの概要
「SharePlexのインストール前のチェックリスト」を完成させます。
ソースサーバで、ソースデータベース用のSharePlexをインストールします。「Oracleデータベース向けLinux/UnixへのSharePlexのインストール」を参照してください。
ソースサーバでora_setupを実行し、ソースデータベースの接続情報を確立します。「Oracleのデータベースセットアップ」を参照してください。
重要:
|
中間サーバにOracleバイナリをインストールします。Oracleインスタンスを作成しないでください。
中間サーバで、ローカルのOracleホームを指すエントリをoratabファイルに追加し、ORACLE_SIDのダミーエントリを作成します。スタートアップスクリプトがダミーインスタンスの起動を試みないように、必ずNを指定してください。
orcldb:/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1:N
中間サーバで、ターゲット・クラウド・データベースを指すエントリをtnsnames.oraファイルに追加します。
中間サーバに、ターゲット・クラウド・データベース用のSharePlexをインストールします。ORACLE_SIDの入力を求められたら、ターゲット・クラウド・データベース用に作成したtns_aliasを指定します。「Oracleデータベース向けLinux/UnixへのSharePlexのインストール」を参照してください。
中間サーバでora_setupを実行し、ターゲット・クラウド・データベースの接続情報を確立します。クラウドサービス作成時に作成されたマスターユーザとして実行します。このユーザは、ターゲットデータベースの接続情報を確立するために必要なDBA権限を持っています。
重要:
|
SharePlex設定ファイルのルーティングマップに以下を指定します。
ターゲットホストとしての中間サーバの名前
ターゲット・クラウド・データベースのORACLE_SID
以下の例では、intermediary1が中間サーバで、orcldb1がターゲット・クラウド・データベースのtns_aliasです。
datasource:o.orcldbprim | ||
#source tables | target tables | routing map |
splex.demo_src | splex.demo_dest | intermediary1@o.orcldb1 |
詳細については、『SharePlex管理者ガイド』の「データをレプリケートするためのSharePlexの設定」を参照してください。
「SharePlexのインストール前のチェックリスト」を完成させます。
ソースサーバで、ソースデータベース用のSharePlexをインストールします。「Oracleデータベース向けLinux/UnixへのSharePlexのインストール」を参照してください。
ソースサーバで、ソースデータベースの適切なデータベース・セットアップ・ユーティリティを実行します。「Oracleのデータベースセットアップ」を参照してください。
重要:
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中間サーバに、ターゲット・クラウド・データベースの適切なODBCクライアントをインストールします。
中間サーバに、ターゲット・クラウド・データベース用のSharePlexをインストールします。「Oracleデータベース向けLinux/UnixへのSharePlexのインストール」を参照してください。
中間サーバで、ターゲット・クラウド・データベースの適切なデータベース・セットアップ・ユーティリティを実行します。「データベース・セットアップ・ユーティリティ」を参照してください。
重要:
|
SharePlex設定ファイルのルーティングマップに以下を指定します。
ターゲットホストとしての中間サーバの名前
ターゲットデータベースとしてのクラウドデータベースの名前
MySQLターゲットを使用した以下の例では、intermediary3が中間システム、sptest3がターゲット・クラウド・データベースです。
datasource:o.orcldbprim | ||
#source tables | target tables | routing map |
HR.EMP | "sptest3"."emp" | intermediary3@r.sptest3 |
詳細については、『SharePlex管理者ガイド』の「データをレプリケートするためのSharePlexの設定」を参照してください。
SharePlexは、SharePlexが稼働しているシステムとは別のシステムで稼働しているOracleデータベースからキャプチャすることができます。
このサポートはLinux上で動作するOracleデータベースを対象としています。このサポートは、SharePlexとリモート・キャプチャ・データベースが同じオペレーティングシステムの種類で実行されている場合にのみ適用されます(つまり、SharePlexがLinuxで実行されている場合、リモートデータベースもLinuxで実行されていなければなりません)。
SharePlexは、データベースがASM上で実行されていない限り、RAC上のOracleからのリモートキャプチャをサポートしていません。
注意:
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リモートキャプチャ用にSharePlexを設定するには、以下を行います。
「Oracleのデータベースセットアップ」の指示に従って、SharePlexシステム上でOracle Setupを実行します。
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