サポートと今すぐチャット
サポートとのチャット

NetVault 12.2 - インストール・ガイド

前書き NetVault Backupシステム構築例 インストール前要件の確認 NetVault Backupのインストール インストール後要件の確認 NetVault Backupのアップグレード NetVault Backupのライセンス NetVault Backupの削除 トラブルシューティング

GUIモードでのNetVault Backupのインストール

グラフィカル・モードは、グラフィカル環境を提供するサポートされているすべてのオペレーティング・システムで使用できます。このモードを使用するには、LinuxおよびWindowsベースのシステム上にGTKパッケージまたはX Window Systemライブラリが必要です。

グラフィカル・モードでNetVault Backupサーバーまたはクライアントをインストールするには：
1
管理者またはrootレベルのアクセス権でシステムにログオンし、インストール・ファイルが置かれているディレクトリに移動します。
2
インストール・ファイルをダブルクリックします。
 
* 
メモ： Mac OS Xでは、インストーラはディスク・イメージ（.dmg）ファイルとしてパッケージ化されます。インストーラを実行する前に、インストール・ファイルをダブルクリックしてディスク・イメージをマウントする必要があります。イメージがマウントされたら、コントロールをダブルクリックまたは押して、デスクトップ上のインストーラ・アイコンをクリックし、インストーラを起動します。

インストールが完了したら、［Finder］ウィンドウで仮想ドライブ・アイコンの横にある［イジェクト］アイコンをクリックして、ディスク・イメージをマウント解除することができます。または、デスクトップの仮想ドライブアイコンをクリックし、CMD + Eキーを押します。

3
［言語選択］ダイアログ・ボックスで、NetVault Backupのインストールで使用する言語を選択します。
利用可能なオプションを以下に示します。
•
英語
•
簡体中国語
•
フランス語
•
ドイツ語
•
日本語
•
韓国語
デフォルトでは英語が選択されています。
［OK］をクリックします。
4
［ようこそ］ダイアログ・ボックスで注意事項を確認し、［次へ］をクリックして続行します。
図2. ［ようこそ］ダイアログ・ボックス
5
NetVault Backupサーバーのセットアップ・タイプを選択します。
•
標準：このオプションでは、NetVault Backupサーバーをスタンドアロン・モードで使用できます。
•
マネージド・サービス・プロバイダ：このオプションでは、NetVault Backupサーバーを使用して、バックアップをクライアントまたは顧客へのサービスとして提供します。
 
* 
メモ： マネージド・サービス・プロバイダのオプションは、Windows Server pure 64-bitバージョンでサポートされています。
図3. NetVault Backupサーバーのセットアップ・タイプ
6
［使用許諾契約書］ダイアログ・ボックスで、すべての規約に同意する場合は［同意します］をクリックします。
図4. ［使用許諾契約書］ダイアログ・ボックス
 
* 
メモ： インストールを続行する前に、使用許諾契約を完全に読んで内容を確認します。
［次へ］をクリックして作業を継続します。
7
［インストール・ディレクトリ］ダイアログ・ボックスで、インストール・パスを指定します。
図5. ［インストール・ディレクトリ］ダイアログ・ボックス
NetVault Backupのデフォルトのインストール・パスは次のとおりです。
•
Linux：/usr/netvault
•
Solaris：/opt/netvault
•
Windows：C:\Program Files\Quest\NetVault Backup or C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault Backup
デフォルトのパスを使用する場合は、［次へ］をクリックします。
場所を変更する場合は、新しいパスを入力して［次へ］をクリックします。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。［参照］をクリックし、エクスプローラ・ウィンドウでターゲット・ディレクトリを選択することもできます。
インストール・ディレクトリにファイルまたはディレクトリが含まれている場合は、次の警告が表示されます。
The directory you have selected is not empty.If you continue the installation, everything in the directory will be deleted.Is it OK to install into this directory and delete the existing contents?
［はい］オプションを選択してから［次へ］をクリックして続行します。
8
［マシン名］ダイアログ・ボックスで、NetVault Backupサーバーの一意の名前を指定します。［次へ］をクリックします。
図6. ［マシン名］ダイアログ・ボックス
デフォルトでNetVault BackupはOSが割り当てたマシン名を使用します。マシン名についての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。
9
［マシンのパスワード］ダイアログ・ボックスで、NetVault Backupマシンのパスワードを指定します。
図7. ［マシンのパスワード］ダイアログ・ボックス
マシンのパスワードは、NetVault Backupクライアントをサーバーに追加する際に使用します。インストール時にパスワードを設定しない場合、NetVault Backupはシステムのrootまたは管理者パスワードを使用します。パスワードについての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。
［パスワードの再入力］ボックスで、確認用にパスワードを再度入力します。［次へ］をクリックします。
10
NetVault Backupサーバーをインストールするときには、次に［NetVault Backupデータベース・ディレクトリ］ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスは、クライアントのインストールの際には表示されません。
図8. ［NetVault Backupデータベース・ディレクトリ］ダイアログ・ボックス
［データベース・ディレクトリ］ダイアログ・ボックスで、NetVaultデータベースのインストール・パスを指定します。
NetVaultデータベースのデフォルトのパスは次のとおりです。
•
Linux：/usr/netvault/db
•
Windows：C:\Program Files\Quest\NetVault Backup\db or C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault Backup\db
デフォルトのインストール・パスを使用する場合は、［次へ］をクリックします。
場所を変更する場合は、新しいパスを入力して［次へ］をクリックします。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。［参照］をクリックし、エクスプローラ・ウィンドウでターゲット・ディレクトリを選択することもできます。
データベース・ディレクトリにファイルまたはディレクトリが含まれている場合は、次の警告が表示されます。
The directory you have selected is not empty.If you continue the installation, everything in the directory will be deleted.Is it OK to install into this directory and delete the existing contents?
11
LinuxにNetVault Backupサーバーをインストールしている場合は、次に、PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントに関するダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスは、クライアントのインストール時には表示されません。NetVault Backup PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントについての詳細は、「NetVault Backup PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントの決定」を参照してください。
PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントのオプションを選択します。
•
NetVault Backupで PostgreSQL Linuxユーザーの作成を許可：デフォルトでは、このオプションは選択されていません。
•
Linuxユーザー名：既存のLinuxユーザー・アカウントを使用する場合は、このオプションを選択します。
– または –
新しいLinuxユーザー・アカウントを作成する場合は、対応するオペレーティング・システム・ガイドを参照してください。
［次へ］をクリックして作業を継続します。
12
NetVault Backupサーバーをインストールするときには、次にデータベース・スーパーユーザーのパスワードのダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスは、クライアントのインストールの際には表示されません。
図9. ［PostgreSQLデータベースのスーパーユーザー・パスワード］ダイアログ・ボックス
［パスワード］ボックスで、PostgreSQLデータベース・スーパー・ユーザーのパスワードを指定します。
［パスワードの再入力］ボックスで、確認用にパスワードを再度入力します。
PostgreSQLデータベース・スーパー・ユーザーのパスワードを指定する方法についての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。
13
［インストールの準備完了］ダイアログ・ボックスで、インストール・パラメータを確認し、［次へ］をクリックしてインストールを開始します。
いずれかのインストール・パラメータを変更する場合は、［戻る］をクリックします。
14
インストーラがソフトウェアのインストールを開始します。インストールの進行に伴い、［インストール］ダイアログ・ボックスの進捗状況バーが更新されます。
15
マシンにソフトウェアが正常にインストールされた後に、セットアップ完了ダイアログ・ボックスが表示されます。［完了］をクリックしてこのダイアログ・ボックスを閉じ、インストーラを終了します。

テキスト・モードでのNetVault Backupのインストール

テキスト・モードは、Windowsを除くサポートされているすべてのオペレーティング・システムで使用できます。

 
* 
メモ： インストールが開始される前に、Ctrl + Cキーを押すと、いつでもテキスト・モードのセットアップを終了できます。
テキスト・モードでNetVault Backupサーバーまたはクライアントをインストールするには：
1
rootレベルのアクセスでシステムにログオンします。ターミナル・セッションを開始し、インストール・ファイルが保管されているディレクトリに移動します。
2
インストーラを起動するには、次のコマンドを入力します。
./<インストール・ファイルの名前> --mode text
 
* 
メモ：  
•
Mac OS Xでは、インストーラはディスク・イメージ（.dmg）ファイルとしてパッケージ化されます。インストーラを実行する前に、次のコマンドを実行してディスク・イメージをマウントする必要があります。
hdiutil attach path/to/NVBU_Installer_Name.dmg
イメージがマウントされた後で、次のコマンドを実行してインストーラを起動することができます。
"/Volumes/NetVault Backup/<インストーラの名前>.app/Contents/MacOS/installbuilder.sh" --mode text
インストールが完了したら、次のコマンドを実行してディスク・イメージをマウント解除することができます。
hdiutil detach /dev/diskWithInstallerImage
リモートターミナル（SSHまたはtelnet）からMac OS X上でインストーラを実行する場合は、--mode textオプションの使用が必要になることがあります。このオプションを使用しないと、インストーラが完全なグラフィック・モードで実行され、コンソールに何も出力が表示されない場合があります。
•
Linux IA（Itanium）上でNetVault Backupをインストールすると、インストーラが「unaligned access」警告メッセージを表示します。ただし、インストールは正常に完了します。
警告メッセージの例：
unaligned access to 0x6000000005642f7c, ip=0x2000000004dbe520
これらの警告メッセージを抑制するには、以下のコマンドを実行して、インストーラを起動します。
prctl --unaligned=silent ./<installation file name> --mode text
指示に従ってインストール手順を完了します。
3
Language Selection
Please select the installation language
[1] English
[2] Simplified Chinese
[3] French
[4] German
[5] Japanese
[6] Korean
Please choose an option [1]:
ご自分のNetVault Backupインストールに対応する言語を選択します。英語を選択するには、1またはEnterを押します。別の言語を選択する場合は、対応するキーを押します。
4
次に［使用許諾契約書］画面が次に表示されます。Enterキーを押して、契約書を読みます。
使用許諾契約に同意して続行する場合は、yを押します。
 
* 
メモ： インストールを続行する前に、使用許諾契約を完全に読んで内容を確認します。
5
Please specify the directory where NetVault Backup will be installed.
Installation Directory [/usr/netvault]:
NetVault Backupのデフォルトのインストール・パスは次のとおりです。
•
Linux：/usr/netvault
•
Solaris：/opt/netvault
デフォルトのパスを使用する場合は、Enterキーを押します。
場所を変更する場合は、新しいパスを入力してEnterキーを押します。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。
インストール・ディレクトリにファイルまたはディレクトリが含まれている場合は、次の警告が表示されます。
The directory ‘/usr/software/netvault’ already exists.All contents of this directory will be destroyed.Are you sure you want to continue? (y n) [n]
「y」を押して、続行します。
6
Please choose the NetVault Backup name for this machine.
Note: the NetVault Backup machine name can contain a maximum of 63 characters including uppercase letters (A-Z), lowercase letters (a-z), numbers (0-9), hyphens ("-"), underscores ("_"), and periods (“.”).
Machine Name [<OSで割り当てたマシン名>]:
デフォルトでNetVault BackupはOSが割り当てたマシン名を使用します。デフォルト名を選択する場合は、Enterキーを押します。
別の名前を割り当てる場合は、名前を入力してEnterキーを押します。マシン名についての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。
7
Please enter the NetVault Backup password for this machine.
Note: password may not exceed 100 characters or contain the following special symbols: \ and spaces.
［パスワード］：
NetVault Backupマシンのパスワードを指定して、Enterキーを押します。
マシンのパスワードは、NetVault Backupクライアントをサーバーに追加する際に使用します。インストール時にパスワードを設定しない場合、NetVault Backupはシステムのrootまたは管理者パスワードを使用します。パスワードについての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。
Retype password:
確認のためにパスワードをもう一度入力し、Enterキーを押します。
8
NetVault Backupサーバーをインストールする場合、データベース・ディレクトリを指定するように要求されます。この手順はクライアントのインストールにはありません。
NetVault Backup Database Directory
Please specify the directory where NetVault Backup database will be stored.
The database may grow to a large size.
Database Directory [/usr/netvault/db]:
NetVaultデータベースのデフォルトのインストール・パスは/usr/netvault/dbです。
デフォルトのパスを使用する場合は、Enterキーを押します。
場所を変更する場合は、新しいパスを入力してEnterキーを押します。指定したパスが存在しない場合、インストール時にパスが自動的に作成されます。
データベース・ディレクトリにファイルまたはディレクトリが含まれている場合は、次の警告が表示されます。
The directory ‘/usr/software/netvaultdb’ already exists.All contents of this directory will be destroyed.Are you sure you want to continue? (y n) [n]
「y」を押して、続行します。
9
LinuxにNetVault Backupサーバーをインストールする場合は、PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントのオプションを指定します。NetVault Backup PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントについての詳細は、「NetVault Backup PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントの決定」を参照してください。
Specify option for PostgreSQL Linux user account
[1] Allow NetVault Backup to create PostgreSQL Linux user
[2] Linux user name
Please choose an option [1]:
デフォルト・オプションを選択する場合は、Enterキーを押します。
既存のLinuxユーザー・アカウントを使用する場合は、「2」を入力します。新しいLinuxユーザー・アカウントを作成する場合は、対応するオペレーティング・システム・ガイドを参照してください。
Linux user name [netvault-pgsql]:
Linuxユーザー名を指定して、Enterキーを押します。
10
NetVault Backupサーバーをインストールするときには、データベース・スーパーユーザーのパスワードを指定するように要求されます。この手順はクライアントのインストールにはありません。PostgreSQLデータベース・スーパー・ユーザーのパスワードを指定する方法についての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。
Please enter the NetVault Backup PostgreSQL database superuser password.
Note: password may not exceed 100 characters or contain the following special symbols: \ and spaces.
［パスワード］：
PostgreSQLデータベースのスーパー・ユーザーのパスワードを指定して、Enterキーを押します。
Retype password:
確認のためにパスワードをもう一度入力し、Enterキーを押します。
11
［インストールの準備完了］画面で、インストール・パラメータを確認し、Enterキーを押してインストールを開始します。
12
インストーラがソフトウェアのインストールを開始します。インストールの進行に伴い、ターミナル・ウィンドウに進行状況情報が表示されます。
13
マシンにソフトウェアが正常にインストールされた後に、セットアップ完了メッセージが表示されます。

無人モードでのNetVault Backupのインストール

無人モードはすべてのオペレーティング・システム上でサポートされています。無人インストールを実行するときには、コマンド・ラインまたはオプション・ファイル内でインストール・オプションを指定できます。

オプション・ファイルとは、インストール・プロセス中に提示される質問に対する回答を記述したテキスト・ファイルです。各回答はオプション・ファイルで識別される変数の値として保存されています。オプション・ファイルは任意のディレクトリに保存し、有効な任意のファイル名を付けることができます。

インストーラは、省略されているオプションにはデフォルト値を使用します（デフォルト値がないPostgreSQLデータベース・スーパーユーザーのパスワードを除きます）。

無人またはサイレント・モードでNetVault Backupサーバーまたはクライアントをインストールするには：
1
管理者またはrootレベルのアクセス権でシステムにログオンします。
2
コマンド・プロンプト・ウィンドウまたはターミナル・セッションを開始し、インストール・ファイルが保管されているディレクトリに移動します。
3
以下のコマンドを入力します。
LinuxおよびUNIXベースのシステム：
 
* 
メモ： Linux IA（Itanium）上でNetVault Backupをインストールすると、インストーラが「unaligned access」警告メッセージを表示します。ただし、インストールは正常に完了します。

警告メッセージの例：

unaligned access to 0x6000000005642f7c, ip=0x2000000004dbe520

これらの警告メッセージを抑制するには、以下のコマンドを実行して、インストーラを起動します。

prctl --unaligned=silent ./<インストール・ファイルの名前> --mode unattended <オプション>

– または –

prctl --unaligned=silent ./<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --optionfile <ファイル名>

./<インストール・ファイルの名前> --mode unattended <オプション>
– または –
./<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --optionfile <ファイル名>
Windowsベース・システム：
<インストール・ファイルの名前> -mode unattended <パラメータ・リスト>
– または –
<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --optionfile <ファイル名>

コマンド・ラインまたはオプション・ファイル内で次のパラメータを指定することができます。

 
* 
メモ： インストール・オプションのヘルプを参照するには、次のように--helpオプションを指定してインストーラを実行します。

LinuxおよびUNIX：./<インストール・ファイルの名前> --help

Windows：<インストール・ファイルの名前> --help

 
表4. インストール・オプション
オプション
説明

--unattendedmodeui
<操作レベル>

無人インストールの操作レベルを指定します。

次の値を指定できます。

•
none：これは、無人インストールのデフォルトのモードです。このモードでは、インストーラはメッセージや進行状況情報を表示しません。
•
minimal：このモードでは、メッセージは表示されませんが、ポップアップ・ウィンドウに進行状況情報が表示されます。
•
minimalWithDialogs：このモードでは、いくつかメッセージが表示され、ポップアップ・ウィンドウに進行状況情報が表示されます。

--optionfile <ファイル名>

オプション・ファイルの名前を指定します。ファイルが現在のディレクトリにない場合は、フルパスを指定します。

--installer-language <NetVault Backup言語>

NetVault Backupインストールに使用する言語を指定します。次の言語がサポートされます。

•
en：英語
•
zh_CN：簡体中国語
•
fr：フランス語
•
de：ドイツ語
•
ja：日本語
•
ko：韓国語

デフォルトは英語（en）です。

--setup-type <セットアップ・タイプ>

NetVault Backup サーバーのセットアップ・タイプを指定します。セットアップ・タイプは次のとおりです。

•
標準：デフォルトのオプションです。NetVault Backupサーバーをスタンドアロン・モードで使用することができます。
•
MSP：このオプションを使用すると NetVault Backupサーバーを使用して、クライアントまた顧客へのサービスとしてバックアップを提供できます。マネージド・サービス・プロバイダ（MSP）のオプションは、Windows Server pure 64-bitバージョンでサポートされています。

--prefix <インストール・ディレクトリ>

NetVault Backupのインストール・パスを指定します。パスにスペースが含まれている場合は、二重引用符（""）で囲みます。

デフォルトのパスは次のとおりです。

•
Linux：/usr/netvault
•
Windows：“C:\Program Files\Quest\NetVault Backup” or “C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault Backup”

--logical-name <NetVault Backupマシン名>

NetVault Backupマシン名を指定します。

デフォルトでNetVault BackupはOSが割り当てたマシン名を使用します。マシン名についての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。

--password <パスワード>

NetVault Backupマシンのパスワードを指定します。

マシンのパスワードは、NetVault Backupクライアントをサーバーに追加する際に使用します。パスワードには、最大100文字を使用することができます。以下の文字を使用することはできません。

\およびスペース

パスワードについての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。

インストール時にパスワードを設定しない場合、NetVault Backupはシステムのrootまたは管理者パスワードを使用します。

--db-dir <NetVaultデータベース・インストール>

NetVaultデータベースのインストール・パスを指定します。NetVault Backupサーバーのインストールの場合にのみ、このパラメータを指定できます。

パスにスペースが含まれている場合は、二重引用符（""）で囲みます。

NetVaultデータベースのデフォルトのパスは次のとおりです。

•
Linux：/usr/netvault/db
•
Windows：“C:\Program Files\Quest\NetVault Backup\db” or “C:\Program Files (x86)\Quest\NetVault Backup\db”

--pg-linuxuser-option <pg-linuxuser-option>

PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントのオプションを指定します。NetVault Backup PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントについての詳細は、「NetVault Backup PostgreSQL Linuxユーザー・アカウントの決定」を参照してください。ここで入力しない場合は、デフォルトのオプションが選択されます。

デフォルト： auto

使用可能：auto custom

--pg-linuxuser-name <pg-linuxuser-name>

「--pg-linuxuser-option」がcustomに設定されている場合のみ必須です。

デフォルト：netvault-pgsql

--pg-su-passwd <パスワード>

PostgreSQLデータベース・スーパーユーザーのパスワードを指定します。NetVault Backupサーバーのインストールの場合にのみ、このパラメータを指定できます。

パスワードには、最大100文字を使用することができます。以下の文字を使用することはできません。

\およびスペース

PostgreSQLデータベース・スーパー・ユーザーのパスワードを指定する方法についての詳細は、「NetVault Backupの名前とパスワードの決定」を参照してください。

 
* 
メモ： 無人インストールを実行するときには、インストーラの戻りコードを確認して、インストールが正常に完了したかどうかを確認できます。戻りコードが0の場合、インストールが成功したことを示します。0以外の値は、インストールが失敗したことを示します。その場合は、インストールトール・ログで問題の詳細を調べることができます。
例

このセクションでは、NetVault Backupインストーラを無人モードで使用する例をいくつか紹介します。

サーバーのインストール
•
すべてのオプションでデフォルト値を使用してNetVault Backupサーバーの無人インストールを実行するには、次のコマンドを使用します。
Linuxベース・システム：
./<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --pg-su-passwd MyDbPassword
Windowsベース・システム：
<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --pg-su-passwd MyDbPassword
•
WindowsベースのNetVault Backupサーバーのカスタマイズした名前とインストール・ディレクトリを指定するには、次のコマンドを使用します。
<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --prefix "D:\NetVault Backup"--logical‑name TestServer --pg-su-passwd MyDbPassword
•
日本語バージョンのNetVault BackupサーバーをLinuxベースのシステムにインストールするには、次のコマンドを使用します。
./<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --installer-language ja
--pg-su-passwd MyDbPassword
•
MSPをWindowsベース（Pure 64-bitバージョン）NetVault Backupサーバーのセットアップ・タイプとして選択するには、次のコマンドを使用します。
<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --setup-type msp --pg-su-passwd MyDbPassword
クライアントのインストール
•
すべてのオプションでデフォルト値を使用してNetVault Backupクライアントの無人インストールを実行するには、次のコマンドを使用します。
Linuxベース・システム：
./<インストール・ファイルの名前> --mode unattended
Windowsベース・システム：
<インストール・ファイルの名前> --mode unattended
•
WindowsベースのNetVault Backupクライアントのカスタマイズした名前とインストール・ディレクトリを指定するには、次のコマンドを使用します。
<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --prefix "D:\NetVault Backup"--logical‑name Client-A
•
日本語バージョンのNetVault BackupクライアントをLinuxベースのシステムにインストールするには、次のコマンドを使用します。
./<インストール・ファイルの名前> --mode unattended --installer-language ja
サンプル・オプション・ファイル

このセクションでは、サンプル・オプション・ファイルを示します。

サーバーのインストール
•
次のファイルは、英語バージョンのNetVault BackupをLinuxベースのシステムにインストールするためのすべてのオプションを指定します。
prefix=/usr/NetVault Backup
logical-name=TestServer
password=MyPassword
db-dir=/usr/TstDir/Db
pg-su-passwd=MyDbPassword
•
次のファイルは、WindowsベースのNetVault Backupサーバーのカスタマイズした名前とインストール・ディレクトリを指定します。
prefix=D:\NetVault Backup
logical-name=TestServer
db-dir=D:\TstDir\Db
pg-su-passwd=MyDbPassword
•
次のファイルは、日本語バージョンのNetVault BackupサーバーをLinuxベースのシステムにインストールするためのオプションを指定します。
installer-language=ja
pg-su-passwd=MyDbPassword
クライアントのインストール
•
次のファイルは、英語バージョンのNetVault BackupクライアントをLinuxベースのシステムにインストールするためのすべてのオプションを指定します。
prefix=/usr/NetVault Backup
logical-name=Client-A
password=MyPassword
•
次のファイルは、WindowsベースのNetVault Backupクライアントのカスタマイズした名前とインストール・ディレクトリを指定します。
prefix=D:\NetVault Backup
logical-name=Client-A
•
次のファイルは、日本語バージョンのNetVault BackupクライアントをLinuxベースのシステムにインストールするためのオプションを指定します。
installer-language=ja

グループ・ポリシーによるWindowsへのNetVault Backupクライアントのインストール

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

•
グループ・ポリシーによるソフトウェア・パッケージのインストール
•
ソフトウェア・パッケージのアップグレード
•
ソフトウェア・パッケージの削除
グループ・ポリシーによるソフトウェア・パッケージのインストール

Active Directory（AD）ドメインでは、グループ・ポリシー・オブジェクト（GPO）を作成して、ドメイン内の複数のマシンにNetVault Backupクライアント・ソフトウェアをインストールできます。

グループ・ポリシー・オブジェクトを使ってNetVault Backupクライアントをインストールするには：
1
ステップ1：Windowsドメインをセットアップします。
a
マシンをWindowsドメイン・コントローラとしてセットアップします。
b
ドメインにすべてのクライアントを追加します。
Windowsドメインのセットアップについての詳細は、関連するWindowsのドキュメントを参照してください。
2
ステップ2：NetVault Backupインストール・ファイルを共有フォルダにコピーします。
a
ドメイン・コントローラに管理者としてログインし、ドメイン内のすべてのマシンにアクセスできる共有フォルダを作成します。
b
インストール・ファイルを共有ディレクトリにコピーします。
3
ステップ3：グループ・ポリシー・オブジェクトを作成します。
a
［スタート］をクリックして、［管理ツール］の［グループ・ポリシーの管理］をクリックします。
b
ドメインを右クリックして、［このドメインに GPO を作成し、このコンテナにリンクする］をクリックします。
c
新しいポリシーの名前を入力し（たとえば、NetVault Backup）、［OK］をクリックします。
d
［グループ・ポリシー管理コンソール］の左パネルで、適用するノードを開き、GPOを選択します。右パネルで、［セキュリティフィルタ処理］セクションに移動します。
e
デフォルトでは、ポリシーはクライアント・マシンに適用されません。マシンを追加するには、［追加］をクリックします。表示されたダイアログ・ボックスで、［オブジェクトの種類］をクリックして、［コンピュータ］を選択します（まだ選択されていない場合）。
f
NetVault Backupをインストールするマシンを選択します。［OK］をクリックします。
4
ステップ4：パッケージを割り当てます。
a
［グループ・ポリシー管理コンソール］で、ポリシーを選択して、［編集］をクリックします。［コンピュータの構成］で［ソフトウェアの設定］を展開します。
b
［ソフトウェア・インストール］を右クリックして、［新規作成］の［パッケージ］をクリックします。［開く］ダイアログ・ボックスで、共有インストーラ・パッケージのフルUNCパス（たとえば、\\<ファイル・サーバー>\<共有>\<インストール・ファイル名>）を入力し、［開く］をクリックします。
 
* 
メモ： UNCパスを使用していることを確認します。［参照］ボタンを使用して共有の場所にアクセスしないでください。
c
［ソフトウェアの展開］ダイアログ・ボックスで、［割り当て済み］オプションが選択されたままにして、［OK］をクリックします。
［グループ・ポリシー管理エディタ］の右側のパネルに、NetVault Backupインストール・パッケージが表示されます。
d
［グループ・ポリシー管理エディタ］および［グループ・ポリシー管理コンソール］を閉じます。
e
マシンを再起動すると、選択したクライアントにNetVault Backupが自動的にインストールされます。
ソフトウェア・パッケージのアップグレード
NetVault Backupソフトウェア・パッケージをアップグレードするには：
1
［スタート］をクリックして、［管理ツール］の［グループ・ポリシーの管理］をクリックします。
2
パッケージの展開に使用したグループ・ポリシー・オブジェクトを選択し、［編集］をクリックします。
3
［グループ・ポリシー管理エディタ］で［ソフトウェアの設定］を展開します。
4
［アプリケーションの管理］ノードを開きます。
5
［グループ・ポリシー管理エディタ］の右側のパネルで、NetVault Backupエントリを右クリックして、［すべてのタスク］の［アプリケーションの再展開］をクリックします。
6
確認ダイアログ・ボックスで、［はい］をクリックします。
7
［グループ・ポリシー管理エディタ］および［グループ・ポリシー管理コンソール］を閉じます。
ソフトウェア・パッケージの削除
割り当てられているソフトウェア・パッケージを削除するには：
1
［スタート］をクリックして、［管理ツール］の［グループ・ポリシーの管理］をクリックします。
2
パッケージの展開に使用したグループ・ポリシー・オブジェクトを選択し、［編集］をクリックします。
3
［グループ・ポリシー管理エディタ］で［ソフトウェアの設定］を展開します。
4
［アプリケーションの管理］ノードを開きます。
5
［グループ・ポリシー管理エディタ］の右側のパネルで、NetVault Backupエントリを右クリックして、［すべてのタスク］の［削除］をクリックします。
6
以下のいずれかを実行します。
•
［直ちに、ソフトウェアをユーザーとコンピュータからアンインストールする］をクリックして、次に［OK］をクリックします。
•
［ユーザーにソフトウェアの使用は許可するが、新しいインストールは許可しない］をクリックして、次に［OK］をクリックします。
7
［グループ・ポリシー管理エディタ］および［グループ・ポリシー管理コンソール］を閉じます。
関連ドキュメント

The document was helpful.

評価を選択

I easily found the information I needed.

評価を選択