NetVault 12.1 - 管理ガイド

表128. メディア要求重み付けの設定
設定	説明
ローカル・デバイスの重み付け	デフォルトで、ローカル・デバイスのメディア要求重み付けは「32」に設定されています。この設定を変更するには、新たな値を入力または選択します。 2～32の範囲の任意の値を設定することができます。
RASデバイスの重み付け	デフォルトで、RASデバイスのメディア要求重み付けは「16」に設定されています。この設定を変更するには、新たな値を入力または選択します。 2～32の範囲の任意の値を設定することができます。
非NDMPデバイスの重み付け	デフォルトで、非NDMPデバイスのメディア要求重み付けは「8」に設定されています。デフォルトの設定を変更するには、新たな値を入力または選択します。 2～32の範囲の任意の値を設定することができます。
ロード済みメディアの重み付け	デフォルトで、メディアがロードされたデバイスのメディア要求重み付けは「4」に設定されています。デフォルトの設定を変更するには、新たな値を入力または選択します。 2～32の範囲の任意の値を設定することができます。
ロード済み空メディアの重み付け	デフォルトで、空メディアがロードされたデバイスのメディア要求重み付けは「2」に設定されています。デフォルトの設定を変更するには、新たな値を入力または選択します。 2～32の範囲の任意の値を設定することができます。

デフォルトで、メディア・マネージャはローカル・デバイスを優先します。ジョブで他のいずれかの適切なデバイスを使用するには、そのデバイスのメディア要求に高い値の重み付けを設定することができます。たとえば、ジョブの検証フェーズでバックアップに使用されたのと同じNDMPデバイスを使用するようにするために、［ロード済みメディアの重み付け］オプションにより大きな値を設定することができます。デフォルトのメディア要求重み付けを使用すると、メディア・マネージャは、必要なメディアがNDMPデバイスにロードされる場合でも、ローカル・デバイスを優先します。

新しい設定を保存してダイアログ・ボックスを閉じるには、［実行］をクリックします。

バックアップ・リタイア・スキャンのデフォルト間隔の設定

時間ベースのリタイアでは、時間コンポーネント（HH:MM）は実際のリタイア時間を表してはいません。このコンポーネントは、バックアップのリタイア期限のみを表しています。実際のリタイア時間は、メディア・マネージャがメディア・データベースをスキャンして、リタイアする必要があるバックアップを特定するまでの間隔により決まります。デフォルトのスキャン間隔は60分です。そのため、リタイア時間が10:20に設定されている場合、実際のリタイア時間は11:00となります。

バックアップ・リタイア・スキャンのデフォルト間隔は、mediamgr.cfgファイルで変更できます。

バックアップ・リタイア・スキャンのデフォルト間隔を設定するには：

mediamgr.cfgファイルをテキスト・エディタで開きます。このファイルは、NetVault Backupインストール・ディレクトリの下にあるconfigディレクトリにあります。

以下の行を追加します。

[Defaults:Retirement Check Granularity in Mins]

Value = <Minutes>

デフォルトでは、mediamgr.cfgファイルに[Defaults:Retirement Check Granularity in Mins]セクションは含まれていません。デフォルトの間隔を変更するには、このセクションを追加して間隔を指定する必要があります。セクションを追加しない場合は、デフォルトの間隔（60分）が使用されます。

たとえば、スキャン間隔を30分に設定するには、以下の行を追加します。

[Defaults:Retirement Check Granularity in Mins]

Value = 30


	メモ：この値を0に設定すると、セーブセットは、詳細設定セットまたは［有効期限の変更］ダイアログ・ボックスで指定した時間に基づいてリタイアされます。