NetVault 12.1 - 管理ガイド


	メモ：必ず、ターゲット・マシンにインストールされているオペレーティング・システムに対応するパッケージを選択してください。一度に配備できるオペレーティング・システムは1タイプのみです（すべてのWindowsターゲット・マシン、またはすべてのLinuxターゲット・マシンなど）。

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NetVault Backupプラグインのパッケージを追加するには、［NetVaultプラグイン・パッケージの追加］をクリックします。

［展開するパッケージの選択］ダイアログ・ボックスで、使用する「.npk」バイナリ・ファイルに対応するチェック・ボックスを選択し、［OK］をクリックします。

［次へ］をクリックします。

［NetVaultソフトウェアをインストールするマシン］ページで、［マシンを選択］をクリックし、展開ターゲットを追加する方法を選択します。

方法

説明

FQDN または IP

展開ターゲットを手動で追加するには、この方法を選択します。

［マシンの詳細］タブで、以下の詳細を指定します。

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［FQDN/IPアドレス］：クライアントのFQDNまたはIPアドレスを指定します。

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［ユーザー名］：マシンへのログインに使用するユーザー・アカウントを指定します。

ユーザー名は、以下の形式で指定する必要があります。

– または –

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［パスワード］：ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。

また、このユーザー名のパスワードをNetVault Backupに記憶する場合は、オプションで［パスワードを保存する］を選択します。

メモ：保存される認証情報は、その情報を保存したユーザーにしか表示されません。他のユーザーには表示されません。

［次へ］をクリックします。

メモ：［ユーザー名］オプションを設定する場合、以下の点に注意してください。

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リモート・マシンがActive Directoryドメインのメンバーである場合、マシンのローカルのAdministratorsグループのドメイン・アカウントを使用します。

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リモートのWindowsマシンがワークグループに属している場合、ビルトインのAdministratorアカウントを使用します。

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リモートのマシンがLinuxベースの場合は、sudo権限を持つドメイン・アカウントのみがプッシュ・インストールを実行できます。

ビルトインのAdministratorが無効になっている場合は、以下の手順でアカウントを有効にし、そのアカウントにパスワードを設定することができます。

管理権限でコマンド・プロンプトを開始します。

ビルトインAdministratorアカウントを有効にするには、次のコマンドを入力します。

net user administrator /active:yes

Enterキーを押します。

ローカル・セキュリティ・ポリシー・エディタを開くには、secpol.mscを実行します。

［セキュリティの設定］>［ローカル・ポリシー］>［セキュリティ・オプション］に移動します。

［ユーザー・アカウント制御：ビルトイン Administrator アカウントのための管理者承認モードを使用する］設定が無効になっていることを確認します。

ビルトインAdministratorアカウントのパスワードを設定し、マシンを再起動します。

リモートのWindowsマシンがワークグループに属している場合、管理権限を持つローカルのアカウントを使用することもできます。ただし、ローカルの管理者アカウントを使用するには、［ユーザー・アカウント制御：管理者承認モードですべての管理者を実行する］設定を無効にする必要があります。セキュリティ上の理由により、この設定を無効にすることはお勧めできません。ビルトインAdministratorアカウントを使用する方法をお勧めします。

Active Directory から

Active Directoryドメインからマシンを選択するには、この方法を選択します。

［AD の詳細］タブで、以下の詳細を指定します。

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［ADサーバー・アドレス］： Active Directoryサーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。

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［ユーザー名］：すべてのターゲットWindowsマシンのローカルのAdministratorsグループのドメイン・アカウントを指定します。

Linuxマシンにプッシュする場合は、すべてのLinuxベースのターゲット・マシンで、ドメイン・アカウントにsudo権限を設定しておく必要があります。

ユーザー名は、以下の形式で指定する必要があります。

– または –

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［パスワード］：ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。

また、このユーザー名のパスワードをNetVault Backupに記憶する場合は、オプションで［パスワードを保存する］を選択します。

メモ：保存される認証情報は、その情報を保存したユーザーにしか表示されません。他のユーザーには表示されません。

［接続］をクリックします。

Active Directoryオブジェクトのリストから、ターゲット・マシンを選択して、［次へ］をクリックします。

ファイルから

ファイルからターゲット・リストをインポートするには、この方法を選択します。

［ファイルからのマシンの追加］ダイアログ・ボックスで、［ファイルの選択］をクリックします。参照ウィンドウでファイルを選択したら、［OK］をクリックしてファイルをアップロードします。

ファイル形式についての詳細は、「展開ターゲットを指定するファイル形式」を参照してください。

利用可能なパラメータを設定します。


	メモ：［インストール設定］、［クライアント設定］、および［ファイアウォールの設定］は、初めてマシンをクライアントとして追加する場合にみ有効になります。すでにサーバーに追加されているマシンの場合、これらの設定は使用されません。

オプション

説明

インストール設定

［インストール設定］タブで、以下の詳細を指定します。

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マシン名：マシンのNetVault Backup名を入力します。

NetVault Backupマシン名には、最大63文字を使用できます。マシン名が63文字を超える場合、NetVault Backupサービスの開始に失敗することがあります。 NetVault Backupマシン名には、大文字（A–Z）、小文字（a–z）、数字（0–9）、ハイフン（-）、およびアンダースコア（_）を含められます。 NetVault Backup名についての詳細は、『Quest NetVault Backupインストレーション・ガイド』を参照してください。

フィールドを空白のままにすると、NetVault Backupはホスト名を使用します。

Active Directoryドメインから複数のクライアントが選択されると、ラベルが［マシン名のプレフィックス］に変わります。指定したマシン名はベース名として使用され、クライアント名の割り当て時にNetVault Backupによって「_n」がベース名に追加されます。たとえば、マシン名がWinClientの場合、クライアントにWinClient_1、WinClient_2、...WinClient_nという名前が割り当てられます。フィールドを空白のままにすると、NetVault Backupはホスト名を使用します。

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マシンのパスワード： NetVault Backupマシンのパスワードを入力します。

マシン・パスワードには、最大100文字を使用することができます。以下の文字を使用することはできません。

\およびスペース

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インストール・フォルダ：インストール・パスを指定します。

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インストール言語：ご自分のNetVault Backupインストールに対応する言語を選択します。

［次へ］をクリックします。

クライアント設定

［クライアント設定］タブで、以下の詳細を指定します。

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クライアント詳細：クライアントの説明を入力します。

クライアントの詳細を設定しておくと、クライアントの場所やマシンの役割をすぐに確認できます。

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クライアント・グループ： 1つ以上のクライアント・グループにクライアントを追加するには、対応するチェック・ボックスを選択します。

すべてのクライアントを含めるように設定されているクライアント・グループがデフォルトで選択されています。これらの選択は変更できません。

［次へ］をクリックします。

ファイアウォールの設定

クライアントがファイアウォール外のネットワーク上に存在している場合は、［ファイアウォールの設定］タブの［クライアントはファイアウォールの外側に存在］チェック・ボックスを選択し、TCP/IPポートを指定します。これらの設定についての詳細は、「ファイアウォール設定」を参照してください。

クライアント詳細を保存するには、［OK］をクリックします。

いずれかのクライアントにアップグレード・インストールを実行する場合、［既存のNetVaultクライアント・インストールのアップグレードを許可］チェック・ボックスを選択します。

タスクを実行する前に、以下の操作を実行します。

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［検証］をクリックして、クライアントへの接続を確認します。エラーが報告されたら、［編集］をクリックし、該当のインストール・パラメータを変更します。

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ユーザー定義のタスク名を割り当てる場合、［タスク名］ボックスに名前を入力します。

タスクを実行するには、［ソフトウェアのインストール/クライアントの追加］をクリックします。

［展開タスク・ステータス］ページからタスクの進行状況やステータスを監視できます。詳細は、「展開タスクの監視」を参照してください。


	メモ：インストーラによって、システム一時ディレクトリにログ・ファイルが生成されます（システム・アカウントのTEMP環境変数によって、このディレクトリの場所が決まります。このパスは通常、%windir%\Tempに設定されています）。ログ・ファイルの名前は次のとおりです。このファイルには、netvault_{GUID}_install.logのような名前が付けられます。ここでの{GUID}は、各インストールに固有です（たとえば、netvault_274bffb2-a3c1-457e-7f5e-221bf60a7689_install.logなど）。

展開ターゲットを指定するファイル形式

メモ：入力ファイルを作成する際、以下の点に注意してください。

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入力ファイルのファイル名の拡張子には「.txt」または「.csv」を使用します。

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最初の行で、フィールド名を指定します。フィールドを区切るには、セミコロン（「;」）を使用します。

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後続の行では、フィールドの値を指定します。 1行に1つのマシンのフィールド値を指定します。フィールド値を区切るには、セミコロン（「;」）を使用します。

入力ファイルでは、以下のフィールドを指定できます。

ターゲット・マシンのFQDNまたはIPアドレスを指定します（NetVault Backupサーバーは、このアドレスのマシンに接続できる必要があります）。

targettype

マシン・タイプを指定します。現在、固定文字列「machine」のみを使用できます。

targetusername

マシンへのログオンに使用するユーザー・アカウントを指定します。

ユーザー名は以下の形式で指定します。

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ドメイン・アカウント：

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リモート・マシンに対してローカルなユーザー・アカウント：

targetuserpassword

ユーザー・アカウントのパスワードを指定します。

nvlanguage

NetVault Backupのインストール言語を指定します。この設定は、新しいクライアントのインストールでのみ使用されます。

nvmachname

マシンのNetVault Backup名を指定します。

メモ：必ず、各クライアントに一意の名前を割り当てます。重複する名前を指定すると、クライアントの追加中に既存のクライアント詳細が上書きされます。

nvmachpassword

NetVault Backupマシンのパスワードを指定します。

パスワードには、最大100文字を使用することができます。以下の文字を使用することはできません。

\およびスペース

NetVault Backupパスワードは、クライアントの追加やクライアントへのアクセスに使用されます。

nvinstallfolder

NetVault Backupのインストール先フォルダを指定します。この設定は、新しいクライアントのインストールでのみ使用されます。

nvclientgroup

クライアントを追加するクライアント・グループを指定します。カンマ（「,」）を区切り文字とすることで、複数のグループを指定することができます。

nvdesc

クライアントの説明を入力します。

outsidefirewall

クライアントがファイアウォールの外側にある場合、このオプションを「true」に設定し、ファイアウォール経由での通信に使用するポートを指定します。ファイアウォール・ポートの設定についての詳細は、「ファイアウォール設定」を参照してください。

deviceslistenports

デバイス要求を待ち受けるためのポート。

devicesconnectports

プラグインが、リモート・ストレージ・デバイスに接続するために使用するポート。

msgchannellistenports

データ転送時にメッセージを受信するためのポート。

msgchannelconnectports

データ転送時にメッセージを送信するためのポート。

ndmplistenports

NDMPムーバとして動作するNetVault Backupデバイスの待ち受け用ポート。

ndmpconnectports

NDMPメッセージ送信用ポート（NDMPコントロール・チャネル）。

intermachineconnectports

NetVault Backupクライアントを追加するとき、および追加後のクライアントの可用性を確認するとき、初期通信（ブロードキャスト・チャネル）の確立に使用するポート。

入力ファイルの例

target;targettype;targetusername;targetuserpassword;nvlanguage;nvmachname;nvmachpassword;nvinstallfolder;nvclientgroup;nvdesc;outsidefirewall;deviceslistenports;devicesconnectports;msgchannellistenports;msgchannelconnectports;ndmplistenports;ndmpconnectports;intermachineconnectports

10.11.12.3;machine;testdomain\administrator;UserPwd;English;Client‑A;nvpassword1;C:\Software; ClientGroup-2,default;NetVault Backup Client-A;true;5000-5300;5000-5300;5000-5300;5000-5300;5000-5300;5000-5300;5000-5300

10.11.12.4;machine;testpc1\administrator;MyPassword;English;Client‑B;nvpassword2;C:\Software;default;NetVault Backup Client-B;true;5000-5300;5000-5300;5000-5300;5000-5300;5000-5300;5000-5300;5000-5300

10.10.25.225;machine;testpc2\administrator;MyPassword;English;Client‑C;nvpassword3;C:\Software;default;NetVault Backup Client-C;false;;;;;;;

展開タスクの監視

［展開タスク・ステータス］ページから展開タスクのステータスや進行状況を監視できます。このページには、現在のタスクや完了したタスクのサマリが棒グラフの形式で表示されます。また、個々のマシンの進行状況情報も表示されます。

展開タスク・ステータスを表示するには：

［ナビゲーション］パネルで、［展開タスク・ステータス］をクリックします。

［展開タスク・ステータス］ページでは、以下の詳細情報を参照できます。

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タスク名：タスクに割り当てられた名前。

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開始時間：開始時間。

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［合計］：クライアントの合計数。

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成功：パッケージのインストールが正常に完了したクライアントの数。

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削除：パッケージのインストールが警告付きで完了したクライアントの数。

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エラー：パッケージのインストールに失敗したクライアントの数。

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更新済み：ステータスの更新日時。

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［ステータス］：タスクの総合的なステータス。


	メモ： NetVault Backup Webアプリケーションでは、テーブルの複数列のソートがサポートされます。詳細は、「NetVault Backup WebUIでのレコードのソート」を参照してください。ページ・サイズ設定やテーブル内のソート順の表示、レコードのエクスポート、テーブル設定の編集を行うには、テーブルの右下隅にあるアイコンをクリックします。詳細は、「NetVault Backup WebUIでのテーブルのカスタマイズ」を参照してください。