このナレッジベース記事では、SCN を指定した reconcile コマンドがハングする場合の対処方法を説明します。
reconcile コマンドで SCN を指定した場合、指定した SCN を超えたキュー・メッセージを確認するまでreconcile コマンドは処理中の状態となります。
例えば、以下のようなコマンドを実行した場合、SCN 333790524 を超えたメッセージが届くまでreconcile コマンドは終了しません。
実行例
ターゲット側
sp_ctrl > reconcile queue mypostqname for o.srctns-o.orcl scn 333790524
キューにメッセージが無い場合は、ソース側で flush コマンドを実行することで、ダミーのキュー・メッセージが送信されますので、flushメッセージを reconcile が処理することでターゲット側で帰ってこなかったコマンドが終了します。
ソース側にて
sp_ctrl> flush o.SID
( SID部分はソース側での ora_setup時のOracle Database への接続名。SIDやTNSエイリアス。sp_ctrl> show configなどで確認 )