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タイトル
「重複排除がボリュームで有効にされました。マウント操作を実行できません。」にてマウント処理が失敗する -
説明
重複排除機能が有効化されているWindows OSマシンを保護する時、以下の警告メッセージが表示されます。
保護しようとしているボリュームではWindows重複排除がオンになっているため、データへのアクセスに問題が生じる可能性があります。
また保護とバックアップが完了した後、そのマシンのリカバリポイントをCoreコンソール上でマウントしようとすると、以下のエラーで失敗することがあります。
Replay.Common.Contracts.VirtualDiskDriver.Exceptions.DeduplicationIsNotSupportedException depth 0: 重複排除がボリューム「x:\」で有効にされました。次のいずれかの理由で、マウント操作を実行できません。
- 現在の OS は重複排除をサポートしていません- 重複排除は Windows Server 2012 R2 のソースで有効にされていますが、現在の環境では Windows Server 2012 が使用されています -
原因
このエラーは、以下の理由のいずれかにて発生します。・CoreマシンがWindows重複排除をサポートするオペレーティングシステム上で実行されているが、重複排除の役割がインストールされていない。・CoreマシンがWindows Server 2012(無印)上で実行されているが、保護対象マシンがWindows Server 2012 R2以降のバージョンで動作している。・CoreマシンがWindows Server 2008 R2のようにWindows重複排除をサポートしないオペレーティングシステム上で実行されている。・CoreマシンがWindows Server 2012R2上で実行されているが、マウントするリカバリポイントが、重複排除の役割がインストールされ保護対象ボリューム上で有効化されたWindows Server 2016以降のバージョンより取得されている。 -
対策
重複排除機能がインストール、有効化されたボリュームに対し取得したリカバリポイントをマウントする場合、以下の要件を満たす必要があります。
・マウント先となるWindows OSについて、重複排除機能がインストールされている。
・マウント先となるWindows OSについて、リカバリポイントを取得した保護対象マシンよりバージョン、もしくはエディションが上位である。
具体的には、発生要因により以下の対処を行います。
対処策1Coreマシン側で重複排除機能が有効化されていない場合CoreマシンがWindows Server 2012 R2以降のバージョンで動作していれば、重複排除機能をWindows OSの[役割と追加]よりインストールします。システム再起動が発生する場合、Coreサービスを事前に停止しておきます。
注意事項
Windows Server 2012(無印)は重複排除機能をサポートします。しかしながら、重複排除機能を有効化した他のWindows Server 2012(無印)上でしかリストアができません。
対処策2a
Agentマシン側でLMUを実行する。Local Mount Utility (LMU) を重複排除機能が有効化されたAgentマシン側にインストールします。LMUを用い、リストアを行います。もしくは先のエラーにてリカバリポイントのマウントが失敗する保護対象マシンと同一以上のバージョンのWindows OSにて重複排除機能をWindows OSの[役割と追加]よりインストールします。システム再起動が発生する場合、Coreサービスを事前に停止しておきます。この環境上でLMUを用い、リストアを行います。
対処策2b
Coreの動作するオペレーティングシステムをアップグレードする重複排除機能をサポートするバージョンへオペレーティングシステムをアップグレードします。アップグレード後、重複排除機能をWindows OSの[役割と追加]よりインストールします。システム再起動が発生する場合、Coreサービスを事前に停止しておきます。
注意事項
DL Appliance 上でCoreが動作する場合、アップグレードやリビルドができません。