言語設定を英語(English)としてNetVault Backup 10.x以降へバージョンアップをすると、一部のNVBUユーザ情報がバージョンアップ先に移行されない (4041596)

言語選択を英語に設定してNetVault Backup 9.x以前から NetVault Backup 10.x以降 へバージョンアップを行うと、一部のNVBUユーザ情報が NetVault Backup 10.x以降へ移行されず、移行されなかったユーザが所有するジョブを実行すると"Owning user does not have EXECUTE_JOB permission"のメッセージを伴ってジョブが実行できなくなります。

発生条件や移行されない対象のNVBUユーザは以下のとおりです。

■発生環境■

NVBUサーバが Linux(Hybrid/Pure64)プラットフォームを使用している

■発生条件■

①    インストール時に言語選択で日本語を選択してインストールしている環境でその後英語に設定変更し、その状況でバージョンアップを実施している

②    インストール時に英語を選択してインストールしているが、一時的に日本語(JapaneseEUC)に切り替えてNVBUユーザを作成し、英語に戻してバージョンアップを実施している

■移行されないNVBUユーザ■

① のケースでは、admin/defaultと日本語を選択している状況で作成された全NVBUユーザ

② のケースでは、日本語に切り替えている際に作成した全NVBUユーザ

全ユーザが移行されない対象となった場合には、admin/default（パスワードなし）のみのNVBUユーザとなります。

※以前のバージョンからの情報は移行されず新規インストールと同じ状況となります

NVBUユーザ情報（ユーザ・プロパティの説明(Description)）に日本語が含まれる状況で、言語選択を英語としてバージョンアップをすると日本語の情報が移行できず、バージョンアップ後の環境へNVBUユーザ情報が移行されません。

NVBUユーザ情報に日本語が含まれるケースとしては、インストール時に日本語を選択している状況と日本語設定でNVBUユーザを作成した状況となります。

バージョンアップ時の言語選択を日本語としてからバージョンアップを実施してください。インストール時の言語選択状況やユーザ作成時の言語選択状況が不明の場合には一時的に日本語設定にしてバージョンアップすることで、回避することが可能です。

既にバージョンアップ済みの環境については、バージョンアップ前に取得したNetVault データベースをリストアするために、旧バージョンを新規インストールして、NetVaultデータベースをリストア後、日本語に言語選択が設定されていることを確認してバージョンアップを行ってください。

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