NetVault Backup のメディアリクエストはジョブ開始直後、セグメント切り替え、メディア切り替えなどの状況で発生し、一定のルールで処理されます。
あるジョブで使用するターゲットドライブは、一つのジョブが終了するまで他のジョブに割り込まれないようにロックをかけ同じドライブを使用する動作となっておりますが、ソースドライブの場合は、メディアリクエストが発生するたびにドライブを解放する動作となっております。
以下のジョブが順次実行されることを想定した例を以下に示します。
ジョブA: Plug-in for Data Copy (ターゲット:ドライブ1、ソース:ドライブ2)
ジョブB: Plug-in for File System (ターゲット:ドライブ1)ジョブC: Plug-in for File System (ターゲット:ドライブ2)<ドライブ1の割り当て>
ジョブA開始(ドライブ確保)
ジョブB開始(メディア待ち)ジョブAメディア切り替え(ドライブロック)
ジョブB保留(メディア待ち)ジョブA終了(ドライブ解放)
ジョブB継続(ドライブ確保)
ジョブB終了(ドライブ解放)<ドライブ2の割り当て>
ジョブA開始(ドライブ確保)
ジョブC開始(メディア待ち)ジョブAメディア切り替え(ドライブ解放)
ジョブC継続(ドライブ確保)ジョブA保留(メディア待ち)
ジョブC終了(ドライブ解放)ジョブA継続(ドライブ確保)
ジョブA終了(ドライブ解放)