起動シーケンスに systemd を使用する Linux OS のサーバ全体の起動時に NetVault Backup 10/11 サーバ/クライアントの起動に失敗することがあります。
NetVault Backup 10/11 サーバの起動時は、NetVault Backup Database として使用する PostgreSQL DB が動作している必要がありますが、環境によってはPostgreSQL DB の起動完了前に起動しようとするため、PostgreSQL DB へのアクセスができずに起動に失敗することがあります。
システム起動時に NetVault Backup の起動に失敗した場合でも、以下のコマンドを実行することにより起動は可能です。
<NetVault インストールディレクトリ>/etc/startup.sh start
また、NetVault Backup 10/11 クライアントの起動時も同様に、システム起動シーケンスの仕組みの違い(SysV init とsystemdの違い)によって起動に失敗することがあります。併せて、NetVault Backup 10/11 クライアントの起動時はネットワークの初期化が完了している必要がありますが、環境によってはネットワークの初期化が完了前に起動すると、NetVault Machine Name等が取得できずクライアントへのアクセスが出来ないことがあります。