Notes Domino のリソースデータベース "resources.nsf" は、MNE で移行します。
リソースデータベースはメールデータベースとしてそのまま移行することはできず、作成されているリソースごとに、Exchange のリソースメールボックスに移行することになります。
そのため、SSDM では移行できません。
"Export Directory" を行うと、会議室など Notes Domino のリソースは、"Object Type" が "Resource" となっています。
また、既定で "All Resources" というコレクションが作成されます。
すべてのリソースの移行を一度に行う場合は、"All Resources" コレクションに対して、Migration (Migrate User Data 等) を実施します。
このとき、ユーザーのメールボックスの移行と同様、"Export Directory" の結果をカスタマイズ、インポートしてから、"Migrate User Data" ウイザードで移行を行うことができます。
※Notes Domino リソースに指定する移行先アドレスは Exchange のリソースメールボックスのアドレスである必要があります。
なお、Notes Domino のリソースの予約は、ユーザーが Notes Client から、会議のリソースとして指定する以外に、 "resources.nsf" データベースに直接書き込むことでも作成できます。
このように直接作成した予約を移行するには、"Migrate User Data" を実施する際、INI ファイルに以下の設定を追加します。
場所: [Notes] セクション
MigrateDBDirectReservations=1
これにより、Resource.nsf 内に直接書き込まれた予約を、Exchange 上の対応リソースメールボックスに移行できます。