アップグレードしない場合の対処として、この記事の添付ファイルセクションにあるhotfixが提供されています。
メモ: このhotfixの適用では SMAのリブートは発生しません(再起動不要)
1. 添付ファイルセクションから k1_hotfix_k1-35436_20240326.kbin をダウンロードします。
2. SMA 管理者コンソールへ ローカルビルトイン管理者ユーザー(admin)でログインし、左ペインから 設定 | アプライアンスの更新 へ移動します。(組織機能が有効なSMAの場合システムへ切り替えてからメニューを移動してください)
3 - 手動アップデート のファイル選択ボタンをクリックしてダイアログウインドウにて先ほどダウンロードしたkbinファイルを選択します。
4 - 手動アップデート の右端の 更新 ボタンをクリックします。
期待通り適用されたかを確認するには更新ログ(設定| ログ にて"更新"を選択)の表示にて K1-35436 の出力を確認します。また表示するログを"Exim メインログ”に切り替えることでも確認できます。このhotfix実行後"removed by root"というメッセージが残るはずです。
ベストプラクティスアプローチとしては、サーバローカルでのメール受信の機能を使用しない場合に 設定 |コントロールパネル| ネットワーク設定 にて 画面下部の 'SMTP ローカルサーバ(受信)を有効にする' のチェックボックスがオフに設定して Exchange Serverなどを経由して電子メールを受信できるようすることです。また、'SMTP リモートサーバ(送信リレー)を有効にする'のチェックボックスが有効になっている場合には、認証情報が設定されていることも確認してください。(認証情報を入力しないことで生じる)匿名接続はメールのループやメール送信失敗を起こす傾向があります。