この問題が引き起こされる背景としていくつかの原因が考えられます:
シナリオ 1: 展開先のターゲットシステムでポストインストールタスクが完了している場合、タスクエンジンがSDAサーバーにステータスを報告できていません。
- ネットワークドライバーの不足
- そのOS・機種で必要なドライバーが正しく展開されているかどうか (KB 126947 を参照)
- アンチウイルス/セキュリティ ソフトウェアからの干渉
- システムドライブ下のKACEフォルダをホワイトリストに登録
- イメージにはアンチウイルスを含めず、代わりにポストインストールタスクかSMAを介したインストールを行うようにする。( ベストプラクティス 121734 )
- アンチウイルス/セキュリティ ソフトウェアのインストールをポストインストールタスクで行う場合、タスクの最後の方に配置して、次の起動まではアンチウイルスは無効にしておく
シナリオ 2: いくつかあるいはすべてのポストインストールタスクがターゲットシステム上で完了していない、しかしログオン画面が表示されている
- 応答ファイルが機能していない
- そのイメージは応答ファイルでsysprepされている必要があります。また応答ファイルでは自動ログオンのパラメータが有効であることを確かめてください。sysprepは 手動でも 、Sysprep Creator ユーティリティでも行えます。
- 応答ファイルに自動ログオンが構成されていない場合
- 既存の応答ファイルがある場合、手動で追加します。 あるいは Sysprep Creator を使って新規に作成します。
- 新規に作成した応答ファイルか修正を済ませたものを使って sysprep を行います。
- 自動ログオンカウントが展開内の再起動回数にたいして十分でない場合
シナリオ 3: 完了しているポストインストールは無いにもかかわらずシステムはデスクトップを表示している
- OEMライセンスを検知してタスクエンジンが動いていない
- アンチウイルス/セキュリティソフトウェアからの干渉
シナリオ 4: システムが以下のいずれかの組み合わせにより ブートせずWindowsが上がらない
- ブートファイルがない (e.g. ブートパーティションがキャプチャおよび展開されていない)
- UEFIかつ「UEFI パーティションの作成」/「UEFI パーティションの適用」タスクを使用する場合, CとSは両方ともイメージとして再キャプチャしてください
- レガシーBIOSの場合、 ベストプラクティス の方法に沿ってシングルパーティションのイメージを作成してください。あるいは この記事に説明されるように必要なパーティションをキャプチャしてください。( KB 147906 を参照)
- v6.1以上ではレガシー、UEFIいずれの場合も Cのみキャプチャし「[ディスク] BIOS/UEFI パーティションの作成」「[ディスク] BIOS/UEFI パーティションの適用」を使用することをお勧めします。
- 必要とされるドライバが展開時に注入されていない
- イメージ内で既存のドライバが競合している
- マスターイメージにはできるだけドライバーを少なくインストールするようにします。 (ベストプラクティスでは 仮想マシンを使うことを提案しています)