インストールタスク実行時にタスクエンジンがリターンコードのエラー2など(0以外)を通知してタスク実行が中断します。
コマンドラインは正しく動作していることは確認できていますがどのように対処すればよいでしょうか。
コマンドラインは正しく実行されていてもコマンドの戻り値が0以外となっていることが原因です。
リターンコードがなんらかの問題を意味しているときにはその原因を解決するようにしてください。
問題のないリターンコードであることがわかっている場合、タスクのExpected Return Code欄にその値を設定しておくことで成功と見なすことができます。(v8.2以上 )
あるいは、成功時にタスクに指定したコマンドラインが0を返すようにするため、そのコマンドラインの起動とリターンコードのハンドリングを行う batファイルあるいはVBScriptを作成します。
そのバッチファイル/VBSと対象のコマンドを同梱したzipファイルを作成してタスクに登録します
例 : 以下のタスクのコマンドライン 「appinstaller.exe /VERYSILENT」 は正しく操作を完了したときでもリターンコードが0にならず2を返すとします。
・ポストインストールタスク
タイプ: アプリケーション
実行時環境: Windows
添付ファイル: appinstaller.exe
パラメータ: appinstaller.exe /VERYSILENT
1. コマンドの起動とリターンコードのハンドリングを行う batファイルを作成します。
--- appinst.bat ---
start /wait appinstaller.exe /VERYSILENT if %ERRORLEVEL% equ 0 exit /b 0 if %ERRORLEVEL% equ 2 exit /b 0 exit /b %ERRORLEVEL%
2.このファイルとappinstaller.exe を纏めて任意名のzipファイルを作成します(例:appinst.zip)。
ZIPファイルの構造として、中に同名のフォルダが作成されないように気をつけてください。
appinst.bat と appinstaller.exe を選択して 右クリック -> 送る -> 圧縮(ZIP形式)フォルダー などで作成するとよいと思います。
3. ポストインストールタスクを編集します。
タイプ: アプリケーション
実行時環境: Windows
添付ファイル: appinst.zip (中身appinstaller.exe と appinst.bat ) をアップロード
パラメータ: appinst.bat
タスク実行時には appinst.zipが自動的に解凍され、その場所をカレントディレクトリとしてパラメータに記述されたコマンドラインが実行されます。
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