パッチスケジュールが実行されるとパッチ詳細およびデバイス詳細の導入ステータス表にその結果が反映されます。
| パッチ名 | 検出ステータス | 検出日 | デプロイのステータス | 展開の終了コード | 展開日 | 展開の試行回数 |
| 項目 | 値のサンプル | 説明 |
|---|---|---|
| パッチ名 | Security Update for ... | パッチカタログのパッチ詳細へのリンク |
| 検出ステータス | パッチ未適用、 パッチが適用されました | "未適用状態で適用が可能" あるいは "適用済み"かどうかを示す。 |
| 検出日 | YYYY/MM/DD hh:mm:00 | 最後に検出が行われた日時 |
| デプロイのステータス | 正常終了 エラー 空 | 展開タスクが行ったインストールのステータス。空でなければ少なくとも配ろうとしたことが確認できます。 |
| 展開の終了コード | [10進],[16進]のリターンコード 0, 0x0 や 3010, 0xBC2 など | KacePatchモジュールが返す 8XXX のリターンコードの説明については次の記事を参照してください。 A List of Failed Error Codes For Patching (Detection or Deployment Phase) (4209270) |
| 展開日 | 0000-00-00 00:00, YYYY-MM-DD hh:mm:00 | 展開が最後に行われた日時です。 0000-00-00ではない場合、少なくとも一度はKACE SMAで展開を試みたことがある事を意味します。 |
| 展開の試行回数 | 0, n | そのデバイスにおいて特定のパッチの展開を何度試みたかを示します。 この数がパッチスケジュールの「最大試行回数」に達しているとパッチスケジュールを実行しても展開タスクは行われません。 |
ロールバックについては展開と同じ挙動であるため省略します。
あるパッチが適用済みかどうかは「検出ステータス」が「パッチが適用されました」(PATCHED)であることをご確認ください。
検出ステータスの更新はパッチ展開タスク後にも実行されます。これを検証(Verification)プロセスと呼びます。この情報を集めている間スケジュールは「確認しています」というフェーズになります。
再起動が必要パッチの検証プロセスはパッチスケジュールの指示によるシステム再起動後に実行されます。
検証プロセスを行わなかった場合等、検出日時が展開日時より古い場合には再度検出スケジュールを行って最新の検出結果にしてください。
レポート内 で検出ステータスは "PATCHED", "NOTPACHED" と表示されます。
パッチスケジュール一覧( セキュリティ | パッチ管理 | スケジュール:「見つからないパッチの検出、展開、ロールバック」)におけるスケジュールの完了欄(下のイメージ内の赤枠)はパッチスケジュールのタスク実行が完了したデバイス数を意味しており、必ずしもそのデバイスでの”パッチインストールの成功" を表してはいないことにご注意ください。パッチが適用済みかどうかは導入ステータス表の検出ステータス 列で "パッチが適用されました"(Patched) となっているかどうかで判断します。

(以前のリリースでは「完了」欄には「成功」という名称がついていました)
個別のパッチスケジュールの概要ページでは実行実績のあるスケジュールの直近(最後の)の実行後の結果を確認できます。
マシン別一覧でのデバイス毎のステータス要約では 各パッチ結果の数(画像内青枠の箇所)とそれぞれのパッチ導入状態(黄色枠)を一覧できます。

ご注意いただきたい点は 青の枠の数字と黄色枠内の個数は必ずしも一致しないということです。青い枠内の結果はこのスケジュールで実行したときの結果を表示しており個別パッチの内容と紐づいた保持はされていません(デバイスとスケジュールの間のみの関係)。 黄色枠の箇所はデバイスとパッチの間の関係に基づいて表示します。
つまり、パッチカタログの更新や他のパッチスケジュールがパッチ結果を変更することでデバイスーパッチ間の情報が変更されるため、黄色枠の結果も変わりえます。この時、青色枠の個数との齟齬が生じます。あくまでも青枠は直近の実行時の結果を示しているものとお考えください。