この記事ではソフトウェアカタログの一覧にてインストールした覚えのないアイテムが含まれている場合の確認方法を説明します。
【背景】
次のメニューではカタログインベントリの結果を確認することが出来ます。
カタログインベントリでは主に実行ファイル(.exe)の属性情報をヒントにQuest KACEのソフトウェア辞書(カタログ)と突き合わせてソフトウェアがインストールされているかどうかの判定を行います。
ファイルの属性に該当する情報が カタログに存在する場合には 検出済み として分類され、 カタログ上に無ければ カタログ未登録 から確認できます。
エージェントのカタログインベントリはファイルのフルパスを保存しない仕様であるため、ファイルの場所を特定したい場合にはエージェントデバイスのOS上で自分で調べる必要があります。
次の手順でファイル名のファイルのパスおよびファイル情報を出力できます。
1. 検出済みあるいはカタログ未登録のアイテムを開き、アイテムの名前、ファイル名、バージョンなどをメモしておきます。
2. インストール済みのデバイス数をクリックしてどのデバイスで検出されたか調べておきます。
3. そのエージェントデバイスのOSにログオンして、Windowsボタンを右クリックして "Windows PowerShell (管理者) "をクリックします。
次のPowerShellコマンドを実行します。
(Get-ChildItem -Recurse "C:\" -Filter "ファイル名" ).VersionInfo | Format-List
ファイル名には 手順1でメモしたファイル名を指定します。例 arh.exe
ファイルのフルパスとともに、FileDescriptionやCompanyName, FileVersionなどが表示されますのでソフトウェアカタログのアイテムと同じである事を確認できます。