Client Drop File Size Filter(クライアントドロップファイルサイズフィルタ)は \\k1sma\clientdrop にコピー(配置)されたファイルにたいして、指定した値(例 2GB)より大きなサイズのファイルのみを表示するために利用されます。
フィルタでの指定サイズより大きなファイルが \\k1sma\clientdrop 直下に配置されると、ソフトウェア詳細の 「クライアントドロップファルのアップロードと関連付け」からそのファイルを選択できるようになります。
このフィルタ設定は次の箇所で確認できます。
組織機能が有効なアプライアンスの場合 )
システムに切り換えて 組織 | 組織 | 選択した組織の詳細 の "クライアントドロップサイズ"
組織機能が無効なアプライアンスの場合 )
各組織から 設定 | コントロールパネル | 一般設定 の "クライアントドロップファイルサイズフィルタ"
この機能を用いて大きなファイルをソフトウェアアイテムの関連ファイルとしてアップロードするための手順を示します。
・システム全体の SMA Samba共有が有効であること
システムに切り換えて)
設定 | コントロールパネル | セキュリティ設定 | Samba にて "組織のファイル共有を有効にする" が有効になっていること。
・利用する組織での SMA Samba共有が有効であること
各組織から) 設定 | コントロールパネル | 一般設定 | SAMBA共有設定 にて "ファイル共有を有効にする" が有効になっていること。
組織機能が無効なアプライアンスの場合 )
・アプライアンスの SMA Samba共有が有効であること
設定 | コントロールパネル | セキュリティ設定 | Samba にて "ファイル共有を有効にする" が有効になっていること。
1.ファイルシステムナビゲータ(Windows Explorerなど)で、SMA 上のクライアントドロップの場所に移動します。
組織機能が有効なアプライアンスの場合にはclientdrop_2, clientdrop_3など組織IDに応じたフォルダを使用する場合があります。
2. 認証情報を要求された場合は、クライアントドロップの場所のログイン資格情報を指定します。
ユーザー名: \admin (先頭に\をつけることでドメイン・ワークステーション名の入力を回避 )
パスワード: パスワードはWebコンソールとは同一とは限りません。
ユーザー名は 組織機能が有効なアプライアンスの場合にはadmin_2, admin_3など組織IDに応じたユーザーを使用する場合があります。
パスワードは 設定 | コントロールパネル | 一般設定 | SAMBA共有設定 から 変更可能です。
3. 関連付けしたいファイルをクライアントドロップの場所にコピーします。
アプライアンス上で組織コンポーネントが有効化されている場合は、ファイルを選択する組織のクライアントドロップの場所にファイルをコピーします。
使用できるファイルは次のとおりです。
ファイルの大きさが Client Drop File Size Filter(クライアントドロップファイルサイズフィルタ) で設定されたサイズよりも大きい必要があります(あるいはクライアントドロップサイズの設定を小さくする) 。
ZIPファイルなども可能です(拡張子は任意)。
フィルタ指定より大きなサイズのファイルは場合、ソフトウェア詳細を開いた際に ClientDropの配置したファイルが表示され選択できるようになります。
アプライアンス上で組織コンポーネントが有効化されている場合は、選択した組織のみがファイルを使用できます。
複数の組織がファイルを使用できるようにするには、組織ごとにファイルをクライアントドロップの場所にコピーします。
■ アプライアンスバックアップファイルのアップロード:
ソフトウェアへのファイル関連付け作業とは関係ありませんが、ClientDrop の場所にコピーされたアプライアンスバックアップファイルは、
自動的に復元用に識別され、5 分以内に バックアップ設定 ページで選択できるようになります。
これはFTPやHTTPを介さずに復旧目的でバックアップファイルのアップロードを行うための仕組みです。
4. ソフトウェア詳細から登録します。
割り当てたいソフトウェアの詳細を開き、「クライアントドロップファイルのアップロードと関連付け」から先ほど配置したファイルを選択します。
保存するとソフトウェアに関連付けられたアイテムとして登録され、ClientDrop上からは削除されます。